主に、
「子供用の自転車」
に関するパーツ交換や整備、
改造カスタム情報のまとめ。
子供たちの成長率のスピード感から「ノー手入れ状態で廃車になることが多い」と思いますけど!(小声)
子ども用自転車とは?
ジュニアマウンテンバイクとジュニアママチャリ(子供用自転車)
- 24インチ(122cm ~ 145cmくらい / 7歳~)
- 22インチ(116cm ~ 139cmくらい / 6歳~11歳)
- 20インチ(110cm ~ 133cmくらい / 5歳~9歳)
おおよそ小学生用(?)
※この記事の対象車種
男の子用のジュニアマウンテンバイクと、女の子用のジュニアママチャリが存在している
キッズサイクル(幼児用自転車)
- 18インチ(106cm ~ 123cmくらい/4歳~8歳)
- 16インチ(101cm ~ 117cmくらい/3歳~6歳)
- 14インチ(96cm ~ 112cmくらい/3歳~5歳)
幼稚園児用(?)
※この記事の対象車種
補助輪付いてるね
(おまけ)子供自転車のサイズの選び方は?
車体しだい、身長しだい
大手のブリジストンによれば以上のように身長とサイズ訳のデータが存在するようです。すなわち「その子の身長次第(年齢しだい)」みたいなことで。子供によって成長の度合いも違うから身体の大きさも違うし。
そういうことでよろしくお願いします
子ども用自転車の整備とパーツ交換(一覧)
よくある整備
- 空気入れの正しいやり方(英式バルブだと空気圧適正に測れないので、米式変換アダプタ推奨)
- チェーンの整備(脱輪、オイル差し、洗浄、新品交換など)
- ブレーキの整備(調整や、錆びついたワイヤーやレバーの新品交換)
- 変速関係の整備(調整や、錆びついたワイヤーやレバーの新品交換)
- パンク修理
- タイヤやチューブの交換
- ライトの交換(付属のダイナモランプより、LEDライトやハブダイナモが良いけれど)
- 補助輪の着脱(チャリ練習用途)
- ペダルの交換は鬼固いので非推奨!(チャリ練習用途)
(子供自転車のよくある整備)
全パーツの目次
- 足回り(補助輪、ホイール、タイヤ、チューブ) / 補助輪、パンク修理、リムテープなど
- ブレーキ(制動系) / ケーブル、レバー、ユニットなど
- トランスミッション(変速系) / スプロケ、前後シフター、前後ディレイラーなど
- ドライブトレイン(駆動系) / チェーン、クランク、ペダル、BBなど
- シート(座席系) / サドル、シートポスト、クランプなど
- ハンドル(操縦系) / グリップ、ハンドルバー、ステム、ヘッドパーツなど
- ライト(電灯系) / 前照灯(LEDライト、ハブダイナモ)、安全灯(テールライト)など
- オプションパーツ(便利系) / 前カゴ、後ろカゴ、泥除け、スタンドなど
子供自転車のパーツ整備全般
※自転車の整備全般に使う工具や潤滑スプレーのまとめ
足回り
- 補助輪の着脱
- パンク修理
- ホイール(車輪)
- タイヤとチューブ
- リムテープ
補助輪の着脱
※保護キャップ外すと六角ナットで付いてるだけなので、スパナやモンキーを使うのみ。(モンキーレンチのほうが汎用性あるからオススメだけど)保護キャップ外すのにペンチみたいな物がある方がベンリだと思うけどレンチで引っ掛けても取れるし手でもフツーに取れるね。
※幼児用のキッズサイクル(18インチ以下)では「補助輪」が付いている。自転車にバランスを取って乗れるようになれば不要。自転車に乗る訓練の際にも補助輪を付けたり外したりしてサポートすることになるかと思う。
※「ペダルを外して乗るだけの練習」なども推奨されるが、「子供自転車のペダルは鬼固い」ので非推奨。
自転車に乗る訓練では、「何よりもバランスをとることが大事」なのであります。その際に自分が姪っ子にチャリ活させた際に有効だった手法をご紹介。
①「大人が乗ってバランスを取り、子供が立ちこぎする」とか、
②「チャリに乗ってゆるーい坂を降りるだけ(ペダル漕がない)」というのが効果的だったよ。
ご参考までに
パンク修理
※子供自転車の場合にはパンク修理のみで済ませることが多いでしょう。(期間短いからタイヤやチューブ交換することもないと思われます。18インチ以下キッズサイクルなどは特に。)
ホイール(車輪)
一般的な子供自転車なら、ハブナット式(ママチャリ系)
高級子供自転車なら、クイックリリースなど?(スポーツバイク系)
規格情報(子供自転車のホイールはどれ?)
- ハブナット式(基本的にはみんなこれ)
- クイックリリース式(高級子供自転車ならあるかも)
キッズバイクの車輪は殆どハブナット式である!
※子供自転車の車輪を着脱しようという場合、基本はママチャリと同じ方式が使われているので着脱方法もママチャリと同じになる。(しかし稀にスポーツバイクと同じようなクイックリリースなどが使われている場合もあるけど、殆どないと言える)
たまにブリジストンが気まぐれでリリースする高級ジュニアバイクとかあるからね
タイヤとチューブ
女の子用チャリに多い?(ママチャリ系の英国WO規格)
タイヤの表記例「22×1 3/8」(インチ×インチ分数)
※対応チューブの表記もタイヤの表記に準ずる物を選ぼう(22×1 3/8ならそれ対応)
24×1 3/8(WO)
チューブ(24/WO)・「パナレーサー(Panaracer) サイクルブチルチューブ [W/O 24×1・3/8] 英式 0TW24-83E-C」
22×1 3/8(WO)
22インチ自転車タイヤ 2本セット【タイヤ・チューブ・リムバンド各2セット】COMPASS P1013 22×1 3/8 W/O ブラック ママチャリ向け
チューブ(22/WO)・「パナレーサー(Panaracer) チューブパナレーサW/O 22×1 3/8 PNARACER」
20×1 3/8(WO)
20インチ自転車タイヤ 2本セット【タイヤ・チューブ・リムバンド各×2】20インチの折りたたみ自転車・小径車・ミニベロ向けタイヤ COMPASS P1157 20×1 3/8 チューブセット
チューブ(20/WO)・「パナレーサー(Panaracer) チューブパナレーサW/O 20×1 3/8 PNARACER」
男の子用チャリに多い?(MTB系の米国HE規格)
タイヤの表記例「24×1.75」(インチ×インチ小数点)
※対応チューブの表記もタイヤの表記に準ずる物を選ぼう(24×1.75なら24×1.50~2.10など対応幅が存在するのでそれに収まればOK)
24×1.75(HE)
※2本フルセット
チューブ(24/HE)・「パナレーサー(Panaracer) 日本製 チューブ [H/E 24x1.75~2.00] 英式バルブ 0TH24-E-NP」
22×1.75(HE)
※2本フルセット
チューブ(22/HE)・「パナレーサー(Panaracer) 日本製 チューブ [22 x 1.75~2.00] 英式バルブ 0TH22-E-NP」
20×1.75(HE)
※2本フルセット
チューブ(20/HE)・「パナレーサー(Panaracer) 日本製 チューブ [H/E 20x1.50~1.75] 英式バルブ 0TH20-15E-NP」
太いチューブ(20/HE)・「SCHWALBE(シュワルベ) 【正規品】20×1.50/2.40用チューブ 米式 40㎜バルブ 7AV」
適正な空気入れ
※子供自転車の場合はほぼ全て「英式バルブ」なので、空気圧のチェックはできないね。
米式変換アダプタ(空気圧チェック×虫ゴム不要)
※米式バルブに変換するアダプタも売っているので、チューブ替えなくとも「空気圧測れる」状態に。ついでに厄介な「虫ゴムまで不要」なので一石二鳥。
※英式バルブはクリップみたいな挟む備品が使用され、それを外すと米式バルブ対応使用できる(専用アダプタをバルブの方に付けると仏式にも対応する)
※空気入れの方にエアゲージがないならこれ。
いつもの空気入れのクリップ外せば米式バルブも使えるよ
リムテープ
ママチャリ用のリムテープシールを推奨
※子供自転車の場合には、「ママチャリ用のリムテープシール」の方が対応させやすいでしょう。(ほぼリムテープ交換とかしないと思うけれど)
規格情報(子供自転車のタイヤやチューブはどれ?)
- 女の子用チャリに多い?(ママチャリ系の英国WO規格)
- 男の子用チャリに多い?(MTB系の米国HE規格)
キッズサイクルのタイヤ規格には2種類ある!
※子供自転車のタイヤやチューブを交換しようとするなら、規格を合わせることが大事。「タイヤ側面にある表記から、その自転車がどんな規格を使うのか判断できる」ので確認しよう。(車輪の企画によって使えるタイヤやチューブの規格が決まってくるのだね)
この2つの規格はシティサイクル界の2大派閥なので要チェックやで!
ブレーキ(制動系)
- ブレーキユニット(前後のブレーキ)
- 手元のブレーキレバー
- ブレーキワイヤーケーブル
ブレーキユニット
フロントブレーキ(前輪/右手側)
キャリパーブレーキ
※子供自転車の前ブレーキは基本的に「キャリパーブレーキ」であります。車輪のフチを挟むリムブレーキ。(ママチャリ系のリムブレーキ)
※「片効き直し」や「シューの交換」や「シングル式からダブル式に交換」するとブレーキ性能グーンと上がるよ。
ディスクブレーキ
※まーだだよ。
リアブレーキ(後輪/左手側)
ドラムブレーキ(バンドブレーキなど)
※子供自転車の後ろブレーキは基本的に「バンドブレーキ」であります。車輪の中心軸と一体化したドラムブレーキ。(ママチャリ系のドラムブレーキ)
※バンドブレーキは経年劣化で音鳴りが激しいので、交換するなら上位互換の「サーボブレーキ」への交換を推奨。
ローラーブレーキ
※とはいえ、もしかしたら準永久機関ともいえる(?)「ローラーブレーキ」を搭載したキッズサイクルも登場するかもしれない。
手元のブレーキレバー
一般的なキッズ自転車のブレーキレバー交換
キャリパーブレーキのブレーキレバー交換
※普通の子供自転車であればママチャリと同じ工程。
スポーツ系キッズサイクルのブレーキレバー交換(稀)
ブレーキワイヤー類(インナーケーブル、アウターケーブル)
一般的なキッズ自転車のワイヤーケーブル交換
キャリパーブレーキとバンドブレーキのワイヤーケーブル交換
※普通の子供自転車であればママチャリと同じ工程。
スポーツ系キッズサイクルのブレーキレバー交換(稀)
規格情報(子供自転車のブレーキはどれ?)
- 前輪はキャリパーブレーキ(ママチャリと同じ、車輪の縁を挟む)
- 後輪はバンドブレーキ(ママチャリと同じ、車輪軸一体型)
- Vブレーキ式?(前足の両側に備え付く)
- ディスクブレーキ式?(車輪軸に円盤がある)
キッズバイクのブレーキは殆どママチャリ式である!
※子供自転車のブレーキ類を整備交換する場合、基本はママチャリと同じ方式が使われているので方法もママチャリと同じになる。(しかし稀にスポーツバイクと同じようなVブレーキやディスクブレーキなどが使われている場合もあるけど、殆どないと言える)
ブレーキの調整整備と交換が一番性能アップにつながるでしょう子供自転車は
トランスミッション(変速系)
- スプロケット(後ろギア)
- 変速機ディレイラー(前後)
- 手元のシフター(前後)
- シフトワイヤーケーブル
スプロケット(変速ギア)
外装変速機(6速)
一般的なこども自転車用
※ボスフリー規格(マルチフリーとも)
※外側から多段変速ギアとディレイラー変速機が丸見えなら「外装6段変速」でしょう。とは言え交換する必要性も殆どないと思うけど、スポークプロテクターが風化してパリパリになったお下がり自転車貰うなら新品に交換しても良いでしょう。
スポーツ系キッズサイクルならあるかも(稀)
※カセットフリー規格(フリーハブとも)
※対象車種(7速以上かつ本格志向のクロスバイク、MTB、ロードバイクなど)
変速なしの1枚ギア
一般的なこども自転車用
※幼児用のキッズサイクル(18インチくらいまでの)ならば、変速機能がない事が多いのでは。その場合にでも1枚のギアを交換することでギア比のカスタムは可能だけど。(大きくするとペダルが軽くなるとかね)でも子供のパワーが足りないなら成長するまで待つ事もできるしあまり効果的ではないかな。
※フロント用はクランクと同じなので次項に譲る
※「クランクアーム(ペダル漕いで回るところ)」と「チェーンホイール(ギア側)」とは「一体化したパーツ」なのである。
後ろの変速機(リアディレイラー)
外装変速機(6速)
一般的なこども自転車用
※外側から多段変速ギアとディレイラー変速機が丸見えなら「外装6段変速」でしょう。見た目も格好良いしよく使われる。そして外装機はもともと壊れやすく(車体が倒れるとぶつかってズレるか壊れるかしやすい)、整備は多くなるかもしれないね。
変速調整(リアディレイラー)
※外装機はもともと壊れやすく(車体が倒れるとぶつかってズレるか壊れるかしやすい)、整備は多くなるかもしれないね。
内装変速機(稀)
まだ見ぬこども自転車用?
※基本的にはキッズサイクルで内装変速機は見ないけど、これからどうかはわかりません。
前の変速機はナイかな?(稀)
前の変速機(フロントディレイラー)
変速調整(フロントディレイラー)
※こども自転車では、前の変速機能は無いでしょう(これから先は不明)
シフティングレバー(シフターとも)
リアシフター(後ろ変速/右手側)
※こども自転車の場合には、外装6速が通常なので6速用のシフター。
フロントシフター(前変速/左手側)(稀)
※こども自転車では、前の変速機能はないでしょう(これから先は不明)
シフトワイヤー類(インナーケーブル、アウターケーブル)
ドライブトレイン(駆動系)
- チェーン(オイル差しや交換)
- クランク(アーム側・前ギア側)
- BB(ボトムブラケット)
- ペダル
チェーン
注油メンテナンス(オイル差し)
※とにかく万能な潤滑スプレーを吹いておくだけでお手軽メンテが可能。(潤滑&防錆)
チェーン交換
(チェーンカバーのある自転車のチェーン交換)
(チェーンが外れたら)
(コマ足し)
※大径ギアに改造するなどしない限りは、チェーンのコマ足しは必要ないでしょう。ただ、新品チェーンに取替える場合に長尺合わせに切ったりつなげたりは行うかもしれない。とくに「変速のない1速自転車」の場合には。(外装変速機はディレイラーがチェーンの長さを適切に調整してくれるからそこまで必要ないと思うけど)
クランク(前ギア)
※「クランクアーム(ペダル漕いで回るところ)」と「チェーンホイール(ギア側)」から成る、すなわち漕ぐところ。そして「前の変速ギア」でもあるパーツ。
ペダル
※「子供用自転車のペダルは鬼固い」ので、着脱は非推奨です。
BB(ボトムブラケット)
一般的なキッズサイクルのBBなら(ママチャリ系)
※とはいえ、子供自転車のBBを交換する状況ってどんな状況なんだろうか。(お古の自転車のオーバーホールとかだろうけど?)
スポーツ系キッズサイクルのBBなら(稀)
※稀にこうしたタイプもあるかもしれません。(Vブレーキ車種とかクイックリリース車輪使われているとかね)
シート(座席系)
- サドル
- シートポスト
- クランプ
※子供自転車における「足がつかない場合は低くし、成長してきたら上げていく」箇所ですね。
サドル
シートポスト
クランプ
ハンドル(操縦系)
- グリップ
- ハンドルバー
- ステム
- ヘッドパーツ
グリップ
※主に「エルゴグリップ」と「アーレンキーで開け締めできるタイプ」を猛烈推奨。
ハンドルバー
※子供自転車のハンドルバーは、殆どライザーバーに部類される丁度よいバーだと思うので交換メリットはなさそう。
ステム
一般的なキッズサイクルのステムなら(ママチャリ系)
※子供自転車のステムを交換するというのは、転んでハンドルぶつけてその衝撃で破損しちゃったとかかな?
スポーツ系キッズサイクルのステムなら(稀)
※稀にこうしたタイプもあるかもしれません。(Vブレーキ車種とかクイックリリース車輪使われているとかね)
ヘッドパーツ
ライティング(電灯系)
- 前照灯(LEDフラッシュライト、ハブダイナモライト)
- 安全灯(テールライト)
こども自転車のライトは殆ど「ダイナモ式」と呼ばれる「タイヤのパワーを奪い取るライト」である。ウルサイしペダル重くなる。だからあんまり点灯させないのよねあの頃の我々は。
タイヤに寄りかかって盗電するんじゃない!
万能な手持ちLEDフラッシュライト
前後の灯り(おすすめチャリライト)
※「前照灯(メインライト)」と「安全灯(テールライト)」で使える!
※こども自転車のライトは殆ど「ダイナモ式」と呼ばれる「タイヤのパワーを奪い取るライト」である。だからあんまり点灯させないのよねあの頃の我々は。
前照灯(メインライト)
電池式の自転車ライト
オートライト式の自転車ライト(ハブダイナモ発電式)
※カスタマイズ案としても推奨!それが「ハブダイナモ式」のライト。車輪が自動で発電してくれるオートライト車輪がすこぶる便利。(タイヤのパワーを奪わないのでうるさくないし重くならない)
安全灯(テールライト)
オプションパーツ(利便系)
- 前カゴ(フロントバスケット)
- 後ろカゴ(リアバスケット)
- 泥除け(フェンダー)
- 自転車立て(スタンド)
フロントバスケット(前カゴ)
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スタンド(自転車立て)