ママチャリを子ども運搬バスに。
普通の自転車に「子供乗せ」を「あと付け」する方法。その選び方。前乗せ用は4歳まで。後ろ乗せ用は6歳まで乗せられるね。だいたい。
近くの公園に。保育園の送り迎えに。
日々のライフスタイルに果てしのないパワーを生み出すママチャリのチャイルドシート改造。快適というレベルでは済まされない。必須装備として国から助成金が出ていいレベルのカスタマイズ。
※【安全確認は最高レベルで行おう】…その他のママチャリ改造とは一線を隔す「子ども乗せ」カスタム。やはり子供の命を乗せるわけだから、適用&推奨条件を守り、点検し、安全走行を徹底しよう。
国から助成金が出ていいレベルで便利すぎる「子供乗せシート」
ママチャリ用の子供乗せ
「後付け適合条件」など
おすすめ子供乗せと選び方
防護アイテム
着脱式の子ども乗せを推奨!
「あと付け」の適合自転車
- ハンドルは「普通のママチャリ系セミアップハンドル」
- リアキャリア荷台は「クラス25~27」
- スタンドは「両立スタンド」
手持ちのママチャリに子供乗せを「後付け」する際の条件
普通のママチャリ系ハンドル
手前に上曲がったフツーのハンドル
通常のママチャリ系シティサイクル(軽快車・婦人車)なら、そのままのハンドルでOK。まっすぐのハンドルバーなどに改造しているなら戻そう。
経は22.2ミリが通常
これまたママチャリ系シティサイクルのハンドルの太さはこの値なので気にすることもないでしょう。
普通のママチャリならハンドルはそのままで良さそうですね(通学用などのまっすぐ系ハンドルならセミアップに交換)
頑丈なリアキャリア荷台
リアキャリア(後ろの荷台)に関しては、高確率で改造が必要。カスタムというのか交換というのか。解法なものではなく普通に可能。最初から付いているリアキャリアはクラス18(耐荷重量18キロ)などのものなので(書いてあるから確認しよう)、これをクラス27(耐荷重量27キロ)の頑丈なヘビー級荷台に交換。自分でもできるし、不安なら自転車屋さんやホームセンターにてに相談。
※リアキャリアの形状にも条件があり、「はしご型」と呼ばれるようなフレーム本数が少ない荷台はNGとのこと。(直付け、着脱台座ともに)一般的なママチャリなら問題ないけど、少しオシャレな折りたたみ自転車や小径車にはありそうなので注意。その場合はどっちにしろリアキャリア交換してしまうべし。
とにかくクラス27の荷台に交換しとこう(そもそも荷台がないなら取り付けましょう)(前乗せだけなら荷台要らないけどね)
がっちりワイドな両立スタンド
自転車を自立させるスタンドは、ママチャリ系の婦人車デザインならほぼ全て「両立スタンド」だけど、よりしっかりしたモデルへの交換を推奨したい。絶対にソッチのほうが安定するし安全。これも自分で改造できるが、やはり心配なら自転車屋さんやホームセンターにて相談。
カスタムアップは本気で推奨!
子供2人乗せ基準?
「幼児2人同乗基準適合車」
※子供2人乗せ(及び搭乗者入れて3人乗り)するには、こうした適合車種のマークがないとダメなのだとか(?)法的にどこまで確実に駄目で罰せられるのかということはちょっとよくわからない(陳謝)調べてみる。
※ただ、いずれにせよ電動アシストなどがない自転車での二人乗せはおすすめできない(重いから初動のパワー不足になりやすい)
「子供を二人同時に乗せるためには適合車じゃないとダメ」ということ!(だからあと付けで前後に取り付けて二人乗せ及び三人乗りは事実上できないね)
おすすめの前乗せ(フロント用)
前はいつからいつまで乗れるのか?(4歳まで)
- 【対象年齢】1歳以上(12ヶ月)~4歳未満(48ヶ月)※推奨は2歳以上から
- 【適用体重】15kg未満
- 【適用身長】1メートル未満(100cm)
- 【対応車種】24~27型のシティ車(婦人車・軽快車)
- 【ハンドル経】φ22.2mm(通常ママチャリ規格)
参考・「(フロント/前乗せ)自転車用チャイルドシート」OGK技研(公式)
※4歳未満なら4歳にならないくらい。4歳以下なら4歳含む。
これが「まえ乗せフロントチャイルドシート」の基準(製品ごとに誤差はあるものの基準値はそう変わらない)
定番品 ※今回使用品
OGK 「フロント子供のせ」(FBC-003S2)
参考・「チャイルドシート(FBC-003S2)」OGK技研(公式)
「あと付け」の前用子供乗せならこれが定番品!
ヘッドレスト
OGK技研「頭もたれ付き」(FBC-015DX)
※「頭乗せヘッドレスト」があるので寝れる!「5点式シートベルト」でホールド力アップ!「足乗せステップの長さ調整可」なので快適性能アップ!(足が長いとか身長高い子供には必須といえる?)
最高性能品
OGK技研「ヘッドレスト付コンフォート前子供のせ」(FBC-011DX3)
※上のヘッドレスト版に加えて「横スペースにワイドなつくり」でさらに快適性アップ(?)通常ヘッドレスト版と値段がそう違わないのでこっちがほしい(個人的)
(フロント子供乗せ各種の選び方は後述)
以下、後ろ乗せ
おすすめの後ろ乗せ(リア用の後部座席)
後ろはいつからいつまで乗れるのか?(6歳まで)
- 【対象年齢】1歳以上(12ヶ月)~6歳未満(72ヶ月)※推奨は2歳以上から
- 【適用体重】体重21kg(25荷台)~22kg(27荷台)以下
- 【適用身長】1メートル15センチ以下(115cm)
- 【対応車種】22~27型のシティ車(婦人車・軽快車)
- 【追記条件】両立スタンド、ドレスガード付き自転車のみ
これが「うしろ乗せリアチャイルドシート」の基準(製品ごとに誤差はあるものの基準値はそう変わらない)
最安品
OGK「後ろ子供のせ」(RBC-009S3)
※寝れないタイプ
ヘッドレスト
定番型
OGK 「ヘッドレスト付デラックス後ろ子供のせ」(RBC-007DX3)
※「頭乗せヘッドレスト」があるので寝れる!「5点式シートベルト」でホールド力アップ!「足乗せステップの長さ調整可」なので快適性能アップ!(足が長いとか身長高い子供には必須といえる?)
新型
OGK 「ヘッドレスト付カジュアルうしろ子供のせ」(RBC-015DX)
※デザインが異なる(?)
最高性能品
OGK技研「安全安心機能を極めたグランディア」(RBC-017DX)
※とにかくあらゆる点がプレミアム仕様。見た目とかではなく機能的に。「とくにベルト周り」が取り回しやすい機能満載。防護力も高い。
(リア子供乗せ各種の選び方は後述)
以下、
おすすめの選び方
子供乗せの選び方
「ちょっとそこまで」なら最安定番品
寝れないけど、お手軽なライトモデル
最もお安いのでお手頃品。しかし、背面(せなか)を倒せるようなサイズではないので、長時間(30分以上とか?)の運行には向いていないでしょう。ベルトもそこまでビッチリしないので、子供が寝ると一気に不安定に。テンション高めの子供と「近くの公園に軽く遊びに行く」とか「短距離の幼稚園に送り迎え」というなら問題は感じないけどね。つまり起きてる状態。移動というよりアトラクション感覚用品。
※「あと付けの前乗せ」としてはこれが基本になるけど
半径1キロちょっと圏内かな。体感で。
「子供が寝る」ならヘッドレスト
実質的なスタンダードモデル
「背中を倒せるスペース」が追加されるだけで快適性能がグーンと向上。新幹線やバスのリクライニングを思い見れば分かりやすいですね。「子供が寝てもブランブランとヘッドバンキングしない」姿勢に観衆も鎮化し操縦者も安心。メインとなるリア(後ろ乗せ)としては定番仕様でしょう。加えて「リアの場合は6歳(約20キロほど)くらいまで使用できる」ので投資効果は高い。
※【前乗せは注意】…しかし普通の座高のママチャリに「後付け」するなら「視界がやや遮られる(?)」可能性が出てくるので採用は慎重に。ゆえに子供乗せ専用のママチャリの場合は車体が低く設計されてるんだよね。(重心を低くすることによる安定化が主目的だけど)「コンフォート前子供のせ(OGK)」は上下サイズに融通効くので見れるだろうけど。あとで前に子供乗せた状態の画像出しておくからご参考に。まあ大丈夫だとは確認できたけど、サドルの位置や座高の高さなどでいろいろ変わる場合もあるから。
※【身長の高さ】…やはり足が長いとか身長が高い子供の場合には必須仕様だと思うけど、そもそも体型が大きいと体重などの適用制限あるのでどうなんだろ(?)身長制限もあるし(?)足の長さにはステップの調節機能が意味あるだろう。座高が高いという場合にも考える余地がある。しかし「身長が高い子用」はないかな。制限があるから。110ミリメートルまでとか。つまり1メートル10センチまで。
あと付け品なら「後ろ乗せをヘッドレスト仕様」が推奨レベル!
「毎日のストレスフリー」ならそれ以上
安全性と使いやすさを重視したハイスペックモデル
これまでの種類を前後で実際に使ってみて感じたのは、「下位モデルはベルトの機能性が低い」こと。2点式のベルトは「とりあえずある程度」だし、5点式のベルトは安全性は上がってるんだろうけど、やや面倒な仕様だし、ベルト素材のサイズ調整も面倒。伸び縮みしないから。その点、最高品は「ラクな仕様」なのだとか。公式情報をみる限り。実際に使ってるわけじゃないので確約的にはなんとも言えないけど。とくに後部座席のグランディアは2倍ほどの値付けだが、たしかに頼もしいかも。見た目とかじゃなくちゃんと機能アップしてるなら。
※【前用はコンフォートまで】…あくまで注目のベルト調整機能があるのは「グランディア(OGK)」であって、コンフォートモデルではない点に注意。コンフォートとは快適の意味。あくまで座席快適性が向上しているのみ。ママパパたちのベルト装着業務が快適化するわけではない。
どうせ毎日使うなら、良い投資だとは思います
一つ買うなら「後ろ乗せ(ヘッドレスト)」がオススメ(?)
※これは「ヘッドレスト型のコンフォートバージョン(快適化)」であり、「最高品のベルト機能」まではなし(そしてこの形だと公式のレインカバーが合いにくいとかの情報があるので注意?現段階では?日が経てば揃っていく?)ちなみに画像で使用してるのは別物ね。前乗せだからね。定番品のやつね。
子供が成長することを考えれば当然の選択(?)
前述したように、後ろ子供乗せの場合は6歳(約20キロ)まで使用可能。前は4歳まで。子供が成長することを考えれば当然の選択。仕様はヘッドレスト版にすると子供が寝やすいく使いやすい。そしてこれまた前述したとおり、「あと付けするならヘッドレスト品は後ろ乗せ推奨」というわけだしね。 前だと搭乗者の視界が遮られる率が少々高い。(漕ぎやすくするためにサドルを少々上げると思うけど、このために足が地面に強く着かない状態だと困るし、その関係で視界が見えないというのも困るので、すべての条件を満たせる場合には前乗りヘッドレストでも大丈夫でしょうとしか言えない)あと後ろ乗せは「中敷きを倒すとちょっとした後ろカゴ機能」もあるよ。公式機能で。
※【安定感は前のほうがあるけど】…たしかに後ろは振れやすい。前のほうが安定はするね。乗り手としては。しかしそこは慣れだし、急なハンドル操作などしなければダイジョーブ。それよりも上記の利点のほうが大きい。
※【6歳なら自転車乗れる?】…この年齢まで来るとキッズ自転車に乗れるというツッコミも。確かに。しかしこの年齢こそは個人差あるので乗れない子も多いし。「だから練習するんだよっ」てことでもあるけど。まあまあそこら辺は各自ご家庭の裁量でね。でも単純にアトラクションとして後ろ座席乗りたがるけどね。そういう遊び用具にはなる。
※「コンフォート前子供のせ(OGK)」は上下サイズに融通効くので視界開くだろうけど。
前後どちらにせよ「急なハンドル操作はしない」ように慣れましょう!
以下、
『着脱』したいなら。
着脱式ヘッドレスト ※今回使用品
OGK技研「着脱ヘッドレスト付うしろ子供のせ」(RBC-009DXF3-B2)
※これはフリーキャリー台座付き
参考・「フリーキャリーシステム(RBC-009DXF3)」OGK技研(公式)
「買い物かご」などと使い分けたいならこれしかない!
フリーキャリーシステムが便利すぎる
かんたんに着脱できるシステム。
※勝手に外れやすいということではなく。それがOGK技研が誇る最高のMLS(ママチャリ・ライフ・システム)である。
子供運搬バスママチャリに
あるときは「快適な子供乗せ」を搭載したバス型ママチャリに。
買い物トラックママチャリに
あるときは「大容量な後ろの買い物かご」を搭載した買い物ママチャリに。
ペット運搬ドクターママチャリに
またあるときは「ペットキャリー」を搭載したネコバスになってお医者さんへGOできるというわけなのであります。
屋外駐輪場がないお家で便利
さらには悪天候を予見したらばササッと自宅の中に各パーツを収納してしまえる。(屋外駐輪場がないお家で便利)
※盗難に注意(?)
南京錠でロックしないと誰でもカンタンに取り外せるからそこは注意。南京錠などでロックすればその限りにおいては大丈夫だけど。少しは手間ですけど。
※普通のタイプはリアキャリアなどにネジで固定するので外すにはプラスドライバーが必要だが、逆に言うとその程度で外せるんだよね。前乗せ品はフツーに工具無しで着脱できてしまうし。
※【繰り返し】…フリーキャリー台座は南京錠(別売り)でロック可能だからね!
ママチャリ本来の生活性能を極限まで引き出す!
その他のおすすめ防護具
- ヘルメット
- バックミラー
- レインカバー
頭部を守るヘルメット
(子供は日々成長するけどね)
幼児用ヘルメット
(頭囲 46cm~52cm未満)
(頭囲 49cm~54cm未満)
子ども用ヘルメット
(頭囲 52cm~56cm未満)
(頭囲 50cm~54cm未満)
調整できるのでサイズは大体でもよいでしょう!やや大きめ推奨!
超推奨装備品のバックミラー
メカウ (MEACHOW) 自転車 バックミラー 可動式ラウンドガラスミラー type TETRA (シルバーミラー, 右)
※後ろを振り向く動作でバランスを崩すこともあるので、できるだけ運転補助装備はあったほうがよい(というか日々の買い物でも推奨レベルのカスタム装備)
このバックミラーは実体験として超絶オススメ(可動もできるし範囲も強度も十分)
雨風しのぐ子ども用のレインカバー
前のせ用レインカバー
RCF-003
※この記事で紹介している「OGKの前乗せ」に全対応しているレインカバー。型番が「FBC」と付けば対応しているとのこと。
【注意】RCH-003
※このシリーズは型番が「HBC」と付くフロント乗せに対応しているらしいが、そんな型番の製品が見当たらず。この記事でも紹介してないし、公式でも見当たらず。心霊案件。怖い。その他の製品にまったく使えないかは不明。
後ろのせ用レインカバー
RCR-003
※この記事で紹介している「OGKの後ろ乗せ」に全対応しているレインカバー。型番が「RBC」と付けば対応しているとのこと。
【グランディア用?】RCR-007
※画像では最高品モデル「グランディア」で使われているが、汎用品なのかな(?)ただしいずれにしろ「高価」なので、一般的には使いづらいでしょう。
つけっぱなしとかにできるのかな?(まだ使ってないのでこれ以上の情報は控えます)
あとづけ「自転車の子供乗せシート」取り付け手順
「あと付けできる自転車条件」を確認しつつ取り付けていきましょう
「前こども乗せ」の後付け
- 取り付けるハンドルの確認(ハンドルのパーツなども外す)
- 前乗せ用ママチャリチャイルドシートを取り付ける
※取り付けるハンドルの確認
- 普通のママチャリ系セミアップハンドル
- ポスト及びバー経は22.2
ハンドルのパーツなどを外しておく
※ハンドルバーには様々な便利アクセサリが取り付きますが、まさにこの箇所に前乗りシートを取り付けるので、場所を解き放ちましょう
その他の注意点
フレームクリアランス(30センチ)
※ハンドルバーから前輪までの距離スペースが「30センチ(300mm)」以上空いている必要があるとのこと。子供の足が車輪に巻き込まれない位置関係になるように。(ちなみにこの画像の自転車は普通の27インチママチャリ)
ハンドルポストの縦長
※ちょっとみたことないけど、ハンドルポスト(縦軸)の上への突き出しがこのように長いと、前乗りの箇所に当たってしまうので使えないとか。まあ普通のママチャリでは気にしなくて良いでしょう。
ハンドルバーの形状
※どうやら通学用自転車にみられるような「まっすぐ系のハンドル」だとダメみたい。手の位置が上がらなくて走行安定性能が落ちるからかね?フックをかけるスペースが狭いから?子供の足が伸ばせないから?まあつまり普通のママチャリアップハンドルならOK。カマキリハンドルみたいな。
関連記事・「自転車のハンドル知識全般」
普通の婦人用ママチャリなら問題なし!
【手順】前乗せ用チャイルドシートを取り付ける
- ※2箇所を取り付けるのみ
- ハンドルポスト用のロックを外す
- ハンドルバー用のフックをかける
- ハンドルポスト側を嵌め、ロックをかける
- 脱落防止のボルトネジを2本挿す
- ※取り付け完了
手順
※2箇所を取り付けるのみ
ハンドルポスト用のロックを外す
※かなり強めに「カチンっ!!!!」と動くので、そこまでちゃんとスライドさせてロックを外そう
ハンドルバー用のフックをかける
ハンドルポスト側を嵌め、ロックをかける
※かなり強めに「カチンっ!!!!」と動くので、そこまでちゃんとスライドさせてロックしよう
脱落防止のボルトネジを2本挿す
こども前乗せの取り付け完了
前用チャイルドシートの取り付けを完了!
フロント用こども乗せは着脱も速い!
「後ろ子ども乗せ」の後付け
- 取り付ける荷台リアキャリアの確認(カゴなどがあれば外す)
- 後ろ乗せ用ママチャリチャイルドシートを取り付ける
※使う工具はプラスドライバーのみ(あと袋や破く用のハサミなど)
※取り付けるリアキャリア荷台の確認
- 普通のリアキャリア荷台形状
- クラス25~27の頑丈なもの(交換方法はこちら)
カゴなどがあれば外す
※もちろん後ろの荷台であるリアキャリアに載せるのだから、このスペースを確保しよう。買い物かごなどが直付けされているならプラスドライバーでネジを開けて取り外す。着脱式のフリーキャリーシステムならカンタン。
クラス25以上の頑丈なリアキャリア
※大体のママチャリだとクラス18(耐荷重量18キロ)以下であることが予想されます。モノに書いてあるから確認しましょう。そうでないならクラス27のリアキャリアへの交換が必須。
後輪ハブナットの状態確認
※後輪のハブナットの締め具合は常に大事な点検ポイント。緩んでいたら危ない。増し締めを意識しよう。後輪は15ミリのスパナ。前輪は14ミリのスパナ。
両立スタンドの状態確認
関連記事・「とてつもない安定感を誇る自転車スタンドに交換してみよう」
※自転車を自立させるスタンドも、後輪のハブナットと同じ箇所で固定されるのでそれは問題ないけど、ワイドスタンドへの交換を推奨したい。しかし、しっかりとした位置で固定しないと逆に危ないからとくに注意しよう。不安ならホームセンターなどで相談。順序よくやれば問題ないけどね。
がっちりワイドスタンドじゃない自転車に子供座席シート取り付けていいのか疑うレベルの安定感
【手順】後ろ乗せ用チャイルドシートを取り付ける
- ※足乗せを組み立ててから、自転車に乗せていく
- まずバラす
- 「足乗せ」を取り付ける(両舷/左右)
- そのチャイルドシートを荷台に乗せて、しっかり固定する
- 「ヘッドレスト」を取り付ける(位置調整)
- ※取り付け完了
手順
※足乗せを組み立ててから、自転車に乗せていく
まずバラす
※前乗せよりパーツや備品点数が多いわけだけど、それに惑わされず順序立てて組み立てればカンタン
「足乗せ」を取り付ける(両舷/左右)
①「ネジ受け台」の挿し方 ※注意
①短ネジの入れ方 ※注意
※ネジがずれやすいので、受台の位置を固定しつつ上手いことネジ入れていこう。ただネジを回せば入るとは思わないこと(笑)微調整が必要。
②「ネジ受け台」の挿し方
②長ネジの入れ方
そのチャイルドシートを荷台に乗せて、しっかり固定する
①組み立てた後ろ乗せ(座席+足乗せ)
※②各自の載せ方
参考・「(着脱式)RBC-009DXF3/取扱説明書」OGK(公式)
参考・「(直付け)RBC-007DX3/取扱説明書」OGK(公式)
③荷台に載せた、後ろ乗せシート
④ロックして固定する(2箇所)
⑤ベルトロックをシートポストにかける
「ヘッドレスト」を取り付ける(位置調整)
※ヘッドレストの上下位置調整は、この固定ネジを取り外して行う。そのままネジダイヤルを緩めても動かないから注意。あくまで固定しているだけ。動かすときは固定ネジを外してから行い、位置が決まったら固定ネジをはめて固定する。
※最高品(グランディアなど)ではもっとラクな調整ができるかも?(未確認)
こども後ろ乗せの取り付け完了
後ろ用チャイルドシートの取り付けを完了!
ママチャリ荷台の“変幻自在性”にセカイが驚倒!
これにて子供座席取り付けのすべてを完了。
ママチャリ子供乗せの使い方(乗り降り)
あと出来るだけロングスカートみたいなひらひらした格好しないようにしましょう!(ペダルなどに引っかかって転倒しやすい)傘をハンドルにぶら下げるのも危ない!(曲がるときにハンドルと車輪に挟まる)
「前乗せチャイルドシート」に子供を乗り降りさせる
乗る時
ヘルメット被せた子供を載せる
※基本中の基本としてヘルメット装着。乗る前に被せよう。(いざ載せようとしたときに事故って転倒することも無きにしもあらず)
シートベルトのバックルを締める
2点シートベルト
※2点式のシートベルトはとにかくそのままバックルを締めるのみ。楽だけど、やや安全性は劣るね。
5点シートベルト
※左2本、右2本、それぞれ合わせて、センターバックルに装着する。ゆえに5点式。やや面倒な形状だけど。
長さ調整も
※長さ調整も可能だけど、そこまで対応力は高くないかな。
足の位置に注意
※足をはさみやすいので注意。子どもが自分で向きを変えるだろうけど、がに股気味に乗ることが多いと思われる。(乗り降りする際に引っ掛けてチャリ転倒しないように注意)ハンドルがまっすぐのタイプだと足が伸びないからNGなんだと思いますね。
降りる時
自転車スタンド(両立ち)を立てる
※まずは自転車を安定停止させる。(この時もガッチリワイドスタンドだと自立させやすい)
ベルトのバックルを外す
あとは降ろすだけ
※足の引っ掛かりに注意
※前乗せの足スペースはやや狭いので、子どもを持ち上げる際に足を引っ掛けてしまうことが予想される。この点に十分気をつけていきたい。
※後ろにも乗せているならとくに注意
※二人乗り適合自転車では子供二人乗せが可能だけど、自転車を倒してしまうと後ろに乗っている子がダメージ受けることになるから要注意
※「前輪ロック」がないので注意!!
※「専用の子供乗せ自転車」にはある機能が備わっている。それは「前輪ロック」だ。つまり前輪が左右に振られない状態の安全ロック機能。だから通常の自転車よりも、さらに子供乗せ装備に対する安定性と安全性が備わっている。しかし普通のママチャリに後乗せするカスタムではこの機能がないので、とくに注意してほしい。
「後ろ乗せチャイルドシート」に子供を乗り降りさせる
乗る時
ヘルメット被せた子供を載せる
(注意点)子供が重いと、そのまま自転車がひっくり返りそうになる!
※「まずは自分が乗り込んで、それから子供に自力で乗り込んでもらう」方が良い場合もあるね。段差などを使ってさ。(適用体重を守っていれば大丈夫だろうけど、一応確認しておきたい重心のチェック。)
シートベルトのバックルを締める
2点シートベルト
5点シートベルト(しっかりしてるが、やや面倒)
※左2本、右2本、それぞれ合わせて、センターバックルに装着する。ゆえに5点式。やや面倒な形状だけど。
最高品のグランディア
※OGK技研が誇る最高クラスの後部座席ブランド「グランディア」ではもっとラクな取り回しっぽい?自動調整的な?(未確認)
長さ調整も
※長さ調整も可能だけど、通常製品クラスだとそこまで対応力はないかな。固定力を高めるためか、ややキツめ仕様なので、6歳位の子供は体をスライドさせて上手いことライディングする感じ。
子供が重いと、そのまま自転車がひっくり返りそうになる!
※「まずは自分が乗り込んで、それから子供に自力で乗り込んでもらう」方が良い場合もあるね。段差などを使ってさ。(適用体重を守っていれば大丈夫だろうけど、一応確認しておきたい重心のチェック。)
降りる時
自転車スタンド(両立ち)を立てる
※まずは自転車を安全に停止させる。
※体重が重い子の場合は注意(20キロ辺り)
※「がっちりワイドスタンド」レベルの装備を使用していても、20キロあたりの子供になると、ややパワーが要る。逆に言えば20キロあたりの子供を乗せる場合には、このように高機能なスタンドを装備していないと使えないと思う。「がっちりワイドスタンド」をとにかく推奨する。
ベルトのバックルを外す
あとは降ろすだけ
※やはり20キロあたりの子供はやや重たいと思うので、それで自転車が倒れないように注意しよう。そこは子供とのコンビネーションで上手いこと乗り降りできるように練習しておくのが吉。少し足乗せに立ってもらうとか。(子供二人乗せ適合自転車にはとくに危険なことにもなるので、とりわけ注意しましょう)
※「前ロック」がないので注意!!
※「専用の子供乗せ自転車」にはある機能が備わっている。それは「前輪ロック」だ。つまり前輪が左右に振られない状態の安全ロック機能。だから通常の自転車よりも、さらに子供乗せ装備に対する安定性と安全性が備わっている。しかし普通のママチャリに後乗せするカスタムではこの機能がないので、とくに注意してほしい。
かの影武者徳川家康も、馬の乗り降りの際を刺客に狙われました(関ヶ原・異聞録)
子供乗せを備え付けて「事故」しないために
「搭乗者(パパママ)」の注意事項
- ロングスカートみたいなひらひらした格好しないようにしましょう!(ペダルなどに引っかかって転倒しやすい)
- 傘をハンドルにぶら下げるのも危ない!(曲がるときにハンドルと車輪に挟まる)
関連記事・「自転車を乗るときに気をつけたい交通ルールと交通事情」
地面に両足がベタ着くことも大事
「適用条件」をまもる
子供のパラメータ
「年齢」を基準とした「体重」や「身長」などはやはり遵守していきましょう。いつからいつまで使えるのかを確認して守るのみ。
自転車のパラメータ
「両立スタンド」の有無、「リアキャリアのクラスや形状」、「ハンドルの形状」、「自転車のサイズ規格」など、公式規定のものを確認し守っていきましょう。
「安全装備」をしっかりかくにん
ヘルメット
万が一の転倒などに備えてかならず頭部を守るヘルメットを着用。それ以外でもヘッドレストに勢いよくぶつかるなども考えられるので、とにかく大事。基本装備。路側の枝などが当たるかもしれないし。
シートベルト
余計な反動を生じさせないためにもベルトでちゃんと固定することは大事。(キツすぎは困るけど)車でもそうだけど、ちょっとのブレで小さい子供はぐわんぐわんと揺さぶられるからね。
「安全操作」と「安全走行」をまもる
しっかり停止して乗り降り
乗り降りのときが意外と危険。「影武者・徳川家康」も、かの関ヶ原において馬の乗降時に狙われたわけですからねまったく気をつけましょう。スタンドを立てて、ちゃんと停止してから乗り降り。持ち上げて降ろすときに子供の足がどこかに引っかかって車体が倒れるようなこともあるから注意。(前後に乗せている場合はとくに危険。まず前から降ろすのがいいかな。そこら辺は確認しつつ安全に行いましょう。通常自転車に子供乗せをあとづけするなら3人乗り出来ないけど。)
※子供が重いと、そのまま自転車がひっくり返りそうになる。「まずは自分が乗り込んで、それから子供に自力で乗り込んでもらう」方が良い場合もあるね。段差などを使ってさ。(適用体重を守っていれば大丈夫だろうけど、一応確認しておきたい重心のチェック。)
ハンドルは動くから注意
あと、前ハンドルと前輪は左右に動くから要注意。これを忘れると、自転車停止時に子供が放り出される悲劇を観ることになるので要注意。(子供乗せ専用自転車は前輪ハンドルロック機能あり)
※ハンドルロックといえば、「傘をハンドルにぶら下げる行為は自殺行為」なのでやめよう。走行中にハンドル切れなくなる。
力が入るほど足が着き、できれば軽いギア
一方で、搭乗者である保護者達のライディング姿勢やスタイルも大事。足はちゃんとしっかり地面に付くように。漕ぎやすくするためにある程度サドルを上げているとは思うけど、足はちゃんと付くようにしよう。頻繁に停止することを絶対想定。ただ着くのではなく、力がしっかり入るほど着く必要があるからね。そして、できれば軽いギア仕様だと便利かな。これは内装3段より外装6段の自転車のほうが利点なのかも。(高級車は内装3段が多いが)
※後ろのギアはママチャリだと14Tくらいなんだけどできれば18Tとかにしたい。フルカバータイプだと無理だけど。「子供自転車関係でギア比の改造するなら自転車店に相談を超絶推奨」します。やっぱり安全面から自分だけのことではないし。
急なハンドル操作はしない
基本中の基本。買い物かごに買い物袋を詰めるときと同じだけど、こちらはさらに重要。ある程度はやはり子供の重量が左右にブレるので、ちょっとハンドル切っただけで数倍の反応で回っていく。1のパワーでハンドル操作したつもりが4とか5も動く感覚だから。
急ブレーキや急停止もダメ
ちょっと危なく感じたら減速しながら足を着こう。足を付きながらでもいいけど。ある程度の速度を維持してゆっくりコントロールしていく。とにかくバランスが大事。バランスを保つことだけ考えて操作しよう。
子供がはしゃいでも冷静に対処
基本的に子供はテンション上がって左右にぶんぶん倒れるハングオン動作などをしだすので、それにブチ切れて大声を出すと、逆にびっくりしてさらなる反動力を生みかねない。冷静に対処しましょう。子供はそういうものだとして。乗車より事前に統制し、乗車後も統制し、だんだんと調教していきましょう。
バックミラーを装備
メカウ (MEACHOW) 自転車 バックミラー 可動式ラウンドガラスミラー type TETRA (シルバーミラー, 右)
後ろを振り向く動作でバランスを崩すこともあるので、できるだけ運転補助装備はあったほうがよい(というか日々の買い物でも推奨レベルのカスタム装備)
子供を乗せたまま置いていかない
色んな意味で。勝手に暴れて自転車ごと倒れたり、単純に防犯上危険だったり。常にそばに居ましょう。当たり前だけど。一応。
「定期点検」する
ナットなどのマシ締め確認
後輪ハブナットの増し締め
とくに後輪のハブナットは定期的に締めておきたい。シティサイクルの後輪は15ミリスパナで回す。パワーの入りやすいメガネレンチ(ラチェットレンチ)がおすすめ。
ハンドルナットの増し締め
前乗せはハンドルに取り付くわけなので、ここも点検したい。六角レンチで回せるので締めておく。
各所ロック機能の点検
あとはチャイルドシート自体のロック機能全般をしっかりチェック。緩んでいないか確認。できれば毎回触って点検だけはしておきたいし、定期的にもチェック。
シートベルトのほつれ点検
ベルトの固定が大事なのだから、ここがほつれているなどすると危険。ほつれがあるからと言ってすぐどうにかなるものでもないだろうけど、耐久限界を念頭に入れておきたい。辺に伸びていたらカットするなどして整えつつ、買い替えを検討。(ちなみにシートベルトの寿命は約2年だとか)
タイヤの空気入れ
タイヤもチェック。重い重量でダムダムと走行していれば空気もなくなっていくし、その状態で走ればパンクのリスクも高まる。定期的に空気を入れていこう。
サビや劣化や破損の点検
そして全体の耐久状態チェックも。金属部分が軽く錆びていれば錆取りと防錆。(チャイルドシートの金属箇所は前乗りのハンドルポストロックのみ)サビが強ければ絶対交換。樹脂プラの劣化や破損のチェックで買い替えを検討。なんだかんだでこの総耐久点検がかなり大事でしょう。物自体が壊れたら他をどれだけ注意してもしょうがない。
最高レベルのセキュリティ意識でお願いします(免責)
さあ、
ママチャリに子供を乗せて!
世の保育力不足を補おう!
新型コロナウイルスのムーブメントによって、
無職も戦時保育士として働いております。
庭に掘ったヒマの産物ドラクエビルダーズ式ロケットストーブコンロが火を吹く!