- チェーンの洗浄と注油
- タイヤの空気圧調整 「空気を入れよう!」
- ブレーキの整備と調整 「片効きを直そう!」
- サドルやハンドルなどのパーツ位置調整 「向きを整えよう!」
- 変速機の調整
- 各所の「ネジ」や「ナット」などをチェック 「ちゃんと締めよう!」
- クリーンアップメンテナンス(潤滑スプレーやグリスアップなど)
車やバイクと比べてコスパ良すぎる自転車のメンテナンス
とりあえず
『ここだけメンテナンスしておけば快適に乗れる』
のが自転車だと思います。
※実体験備忘録ですから情報の更新は絶えず行われます
対象自転車は、ママチャリ(通勤通学シティサイクル)、クロスバイク、マウンテンバイク(MTB)、ミニベロ(折りたたみ自転車)、ロードバイク、電動自転車など基本的に「全自転車共通」項目のみ!
自転車の「日用整備」とやりかた
タイヤの空気圧調整
- タイヤの側面表記で「空気圧を確認」する(大体のママチャリ系タイヤなら約3.5気圧/350kPa/350barあたり)
- でも英式バルブでは空気圧は測れないので困ったところ
- だから基本はそのまま適度に空気を入れて終了
基本にして奥義なのはタイヤの空気を適正に入れること。
基本的に空気圧が低めというか少なくなってくる(抜ける?)ので、これを適正値にまで入れていこう。いちおう数値上での管理もできるけど、基本的には「そこそこパンパンに入れておく(タイヤを指で押して軽く押し込める程度の空きは必要)」という感じなのは周知でしょう。
※しかし現実には「空気の最大容量」というものがあり、それを越えて空気を入れるとそのまま破裂パンクするから気をつけましょう!入れすぎてはいけません!なのに英式バルブでは空気圧が計れません!
それだから米式バルブや仏式バルブのチューブに交換することをおすすめしますけどね
自転車の空気を入れる手順
タイヤの側面表記で「空気圧を確認」する
※【空気圧表記について】…大体のママチャリ系タイヤなら3.5気圧/約350kPa(キロパスカル)/約350bar(バール)になるかと思う。(5気圧をこえるママチャリタイヤも存在はする)この場合は3気圧程度をいれたいところだが、そもそもママチャリでよく使われる英式バルブチューブの場合では気圧を測ることができない。
でも英式バルブでは空気圧は測れないので困ったところ
だから基本はそのまま「適度に空気を入れて」終了
※ゆえにママチャリ系統シティサイクルや安いミニベロなどの場合は「そこそこパンパンに入れておく(タイヤを軽く押してすこし押し込める程度)」という民間尺度が用いられていることは言うまでもない。(それだから米式バルブや仏式バルブのチューブに交換することをおすすめするけどね)
ママチャリ乗りたちの民間尺度バンザイ!
「英式バルブ」の空気の入れかた
キャップ外す
そのまま空気入れで挟めばOK
(パンクなどでチューブ抜くときは色々分解する)
バルブを開ける
虫ゴムピンを抜く
根本のナットを外す
部品が多い英式バルブ
※【英式バルブ】…ママチャリやシティサイクル自転車の王道。殆どはこのバルブが使用される。だが虫ゴムが存在するなどいろいろと邪魔くさい構造になっていて実は面倒なバルブだったりする。(チューブ交換する際など)空気圧も正確に測れないというし。(ミニベロなどの折りたたみ自転車にも多いでしょう)
なんで英式バルブが標準なんだろ?(真顔)
「米式バルブ」の空気の入れかた
キャップを外す
そのまま空気入れを差し込めばOK
(チューブもそのまま抜ける)
※【米式バルブ】…主にマウンテンバイク(MTB)で使われるバルブ。キャップを開ければすぐに空気入れも空気抜きも可能な簡便さにハマること間違いなし。オートバイなどでも使用される使いやすさの化身。みんな米式バルブになればいいのに。(空気入れの口を深く挿しすぎると入れにくいので適度に差し込もう)
個人的に米式バルブが好き(最近)
「仏式バルブ」の空気の入れかた
キャップを外す
バルブコアを回して開ける
空気入れを差し込めばOK
終わったらバルブコアを締める
(チューブ抜くときは根本ナットを回して外す)
※【仏式バルブ】…自転車の本場、欧州はフランスの名を関したヨーロピアン規格でロードバイクの基本規格。その系譜でもあるクロスバイクにおいても使われるし、その影響力からかママチャリやマウンテンバイク用のチューブでも仏式バルブは存在する。でも基本は主に高気圧タイヤのためのバルブなのかね。(樹脂プラキャップが少し脆いのでアルミ製に換装すると良いね)
高速タイヤにはやっぱりヨーロピアン仕様!
「チューブ交換」や「タイヤなど足回り全般」の取り扱いガイド
「空気入れ」の取り扱いガイド
「パンク修理」のやり方ガイド
ブレーキの整備と調整
- とにかく「片効き」の解消
- ブレーキシューの位置調整
- 後輪ブレーキの引き代調整(ママチャリ系統)
ブレーキの調整、これもやっておきたい。
それにしても自転車ブレーキ永遠の病である「片効き」状態。これはほんとによくある不備で、通販購入に限らずホームセンターで買ってもこのまま送り出してくるからね。いやほんとに。実体験済みですから。そんなに難しい整備ではないはずなんだけど、面倒なのかなんなのかブレーキ片効きのまま送り出してくる自転車業界ってなんなのか。それ以外では付随して変な位置にあるブレーキシューもベストポジショニングさせておきたいところ。
※ブレーキの調整は特に難しくはないにも関わらず、これをやるのとやらないとでは自転車運用の気持ちよさに雲泥の差が広がってしまう。かならず調整整備しておきましょう。
ブレーキの善し悪しがわかるのは大人の特権です
ブレーキの「片効き」を解消するやり方
ミニベロ(折りたたみ自転車)の場合のブレーキは、「ママチャリ系のキャリパーブレーキ(前)」「バンドやサーボなどのドラムブレーキ系(後)」と「クロスバイクやマウンテンバイク系のVブレーキ」の2種類が使われる。各自対応しよう。
ママチャリ系のキャリパーブレーキなら
※「ホームセンターで買ったばかり」だったり「ネット通販で買ったミニベロやクロスバイク」などは8割の確率で片効きしてるんじゃないかという自転車界の常識というか伝統工芸。
ママチャリや通勤通学用シティサイクルや子供用自転車や折りたたみ自転車などの前ブレーキによる片効き解消
クロスバイクやMTBのVブレーキなら
※アーレンキー(六角レンチ)とプラスドライバーがあれば全て調整可能。(最近はネット通販で安いクロスバイクやMTBやミニベロを買う層が増えているけど、わりとVブレーキ使われている事が多いからね)
クロスバイクやマウンテンバイク(子供用含む)やミニベロで使われるVブレーキの片効き解消
ブレーキシューの位置調整をするやり方
※シューの位置はナットの締めがゆるい状態で強く使っていてもズレることがあるけど、整備や調整の仕組み自体はママチャリでもクロスバイクでもロードバイクでも同じである。
全自転車共通項目
バンドブレーキの引き代調整
サーボブレーキ
ローラーブレーキ
ママチャリに使われている後輪ブレーキワイヤーの交換&調整方法
※【基本調整】…各種後輪ブレーキあるけれど、ワイヤーを引いてブレーキを掛ける仕組みは同じ。(メカニカル/機械式とよぶ)ワイヤーをロックしているナットを外し、引き代を調整すればとにかくOK。
※【補助調整】…その手前にある(アウターケーブルが差し込まれる箇所)ブレーキのアジャストボルト(調整ネジ)でも簡単補正は可能。
ママチャリか安いミニベロか電動自転車などで使われている後輪ブレーキ
ママチャリ系ブレーキの取り扱い情報ガイド
前ブレーキ編
後ろブレーキ編
ドラムブレーキ各種(バンド/サーボ/メタル)
ローラーブレーキ
ワイヤーケーブル編
スポーツ規格のブレーキ取り扱い情報ガイド
Vブレーキ編(前後)
サドルやハンドルなどのパーツ位置調整
- ハンドルバーの位置を中央に
- ステムのセンター出し
- サドルの上下角度
- シートポストの上下やセンター出し
パーツの位置を微調整。
特にハンドルやサドルやシートポストなど。勿論、ネジさえちゃんと締まって固定されていれば身の危険が迫る程ではないかもしれないけど、(それでも適正位置で固定されていなければ緩みやすくなったりはすると思うけど)ちゃんとしたポジションに位置していないとそもそも乗りづらいし漕ぎづらいわけだからそれは。
まあアーレンキー(六角レンチ)1本あれば済んでしまうほどお手軽整備ですが!
ハンドルバーの位置を中央にする
ハンドルバーは中央部だけ太い。(ステムのバークランプで掴む箇所)基本的にはこの箇所だけを掴むように位置させれば中央位置ポジションということになる。まあみればわかりますね。ただネット通販で買うと微妙にずれている事がありそうなので一応調整整備と言うならそんな点も気をつけてみましょうということであります。
※【危険性】…コレがズレていると「掴みが甘くなってハンドルの固定がズレて外れてしまいやすくなる」だなんていうことが起きやすいかもしれない。きつく締めておけば良さそうかもしれないけど、「正しい掴み方をしていない状態でトルクかけると壊れやすさが生じる」かもしれないし。(これらは全てのパーツ固定に共通する危険性でもある)
とにかく「かもしれない整備」です
ステムのセンター出し
ステム(ママチャリならハンドルポストとも)の向きが真っ直ぐじゃないとハンドル操作も危ういからセンター出し。クロスバイクなどのアヘッドステムでもシティサイクル系のスレッドステムでも「固定ボルト」を開ければ動くようになっている。
※【危険性】…コレがズレているとそもそも真っすぐ漕げないだろうし、ステアリング(操縦)しにくいでしょう。ハンドル切る感覚がおかしくなるかもしれない。つまり平衡感覚が狂うかもしれないというわけでございます。
とにかく「かもしれない整備」です(繰り返し)
サドルの上下角度
サドル角度の基本は「平面フラット」だと思われる。もちろん人やその自転車のハンドルとシートポストの位置関係から、少し上向きにしたり下向きにしたりする効果はあるだろうけど、基本は平面にしておくのが大事だと思いますよ。(取り扱いに関しては一応ママチャリとクロスバイクなどで異なっているけど、微妙な違いしかないのがサドル)
※【危険性】…コレに関しては危険というより「乗りやすさ」に関わる項目かと。調整できる以上はそれぞれのおケツ事情やライディング姿勢によるベストポジション等があるのではないかと推察されるが、あくまでも「基本はフラット」であります。
これは「ことなかれ整備」です(?)
シートポストの上下やセンター出し
シートポストの向きでサドルの向きも変わるので、ちゃんとセンター出しをして真っすぐ位置させたいところ。そして上下の高さに関しては「自転車の乗り方を決定づけてしまう」ほどの効果がある。高めにすると足を伸ばしやすくて漕ぎやすいけど(フィットネス走行なら楽しい)、信号などで足がつかないから安定度には欠ける(買い物用途だけなら)、など各自自転車の使い方に合わせて調整を)
※【危険性】…シートポストの「最低挿入ライン」を越えて浅く入れていると(つまりギリギリまで高くしようとすると)いろいろぶっ壊れる危険しかない。これは当たり前。サドルの向きはポストの向きに連動するのでちゃんと正面に向けよう。
「かもしれない」というより絶対調整です
ハンドルの交換や取り扱い情報ガイド
サドルの交換や取り扱い情報ガイド
シートポストの交換や取り扱い情報ガイド
変速機の調整と整備
※変速調整はそこまで簡便でもないので以下の専用記事で解説ガイド
- 全てのギアが使えるように変速調整する
- 潤滑スプレーの塗布など
全てのギアが使えるように調整する(念押し)
やっぱりなんだかんだで自転車の変速機能は助かります。信号明けの立ち上がりや坂道では低速軽ギア比でスイスイいけるし、速度が乗ってきたら高速重ギア比でブイブイ飛ばす(歩道に退避しての走行時には中間ギア比で適正速度による安全運転徐行です)
※しかしこの変速機能、ママチャリ系のシティサイクルでよく使われる内装変速機ならとくに問題が起きることはないけど、クロスバイクやマウンテンバイクやミニベロやロードバイクで使われる外装変速機となると少々トラブルが多い。とくに「変速機能がすべて使えない」整備状態になることもしばしば。
外装変速の調整こそスポーツチャリ整備の花型メンテナンス
変速機の調整方法
※8速以上の段数を持つクロスバイクやマウンテンバイクやロードバイクの変速整備にはアーレンキーのみあればOK。(あと後輪を浮かせるスタンドか、センターレッグスタンド)
※6速のママチャリやミニベロ(折りたたみ自転車)などだとプラスドライバーが必要になるでしょう。
チャリの変速調整こそメンテナンスの奥義!
潤滑スプレー整備
関連記事・「自転車の整備に使う潤滑スプレーやグリスなどのおすすめ品まとめ」
※この有名な「呉(くれ)556」シリーズ(個人的にはDXを愛用)を吹いておけば万能な整備になる。その効果は実体験としても認めていて、特に冬場なんかだとこれ吹くだけで変速がスムーズになるのがはっきり分かる。(ただスプレー剤は揮発性が高いのでそこまで長続きしない。乾くから。)
実際はシリコンスプレーでもなんでもスベればよいけどね!
ママチャリなど内装変速機の調整
※ママチャリテクノロジーの結晶とも言えるパーツの一つこそ「内装変速機」だから基本は整備とか必要ない。(内装3速が最も多く、高級車や電動自転車なら内装5速もあり、更にスポーツモデルなら内装8速なども)しかしワイヤーが錆びてきてなんやかんやとクタクタになってくると(?)変速が効かないこともあり、微調整の余地がでてくる。が、内装機の場合はワイヤーにしろシフターにしろ交換してしまうほうがてっとり早い修理整備になるだろう。
ママチャリや通勤通学用シティサイクルや電動自転車(買い物タイプ・スポーツタイプ共に)などで使われる高度な内装変速機はそこまでメンテ要らないけれど
外装変速機(リアディレイラー)の取り扱い情報ガイド
スプロケットの取り扱い情報ガイド
「外装6速」の取り扱い情報ガイド
「内装3速」の取り扱い情報ガイド
1枚のギアスプロケットを交換するやり方ガイド
各所の「ネジ」や「ナット」などをチェック
- 車輪のハブナットなどの締め具合いを確認する(最重要)
- ハンドルのクランプボルトの締め具合いを確認する
- クランクの締め具合いを確認する
- ペダルの締め具合を確認する
- シートポストクランプの締め具合いを確認する
- (などなどあらゆるネジ類の確認ができればなおよし)
地味だけど意外とデキる危機管理整備でしょう。
やはり地面についているのが2輪のホイールである以上、これに問題があればそのまま生命の危機に直結してしまう重大な案件であります。基本的に自転車の車輪の中央ハブナットには多くのパーツが集約して留められている。それだからこそ、その箇所を一手に固定しているハブナットがちゃんと締められている事が大事。
※ちゃんと締まっていないと「走行中に前かごがガタガタ鳴り出したりする」からそれでわかることもあるけど
※「最重要なのは車輪のハブナット整備確認」だが、ホイールのハブナット以外の箇所にあるネジ(プラスドライバーや六角レンチで開け締めする)も各自で確認できればなお良いでしょう
※【グリスを使って整備するとよりベスト】…ただしあまりにもキツく締め上げると、ネジが割れたり後々に固着して動かせなくなって整備しづらくなってしまう。だからといって「適当な締め具合い」としても人によっては弱すぎていつか走行中にガタガタしてくることもある。(実体験)走行時の負荷のかかり具合も異なるわけだから。(もちろん適正なトルクをかければよいのだけどトルクレンチというものは高価だから)ゆえにグリスを塗布してしっかり締めることが現実的だと思われるね。
ちゃんとグリスまで使って整備すると清々しいのドワーフ症候群というらしい(虚報)
車輪のハブナットなどの締め具合いを確認する
シティサイクルのフロントホイール
シティサイクルのリアホイール
※ママチャリなどの内装3段変速自転車はリアホイール周りがさらにややこしい。(ハブナットもベルクランクカバーに囲われてるのでドライバーで開けてから行う)もちろん構造を覚えてしまえばカンタンなんだけど初見では困るでしょう。外装6速のシティサイクルも多くなってきているけどこれは外側にハブナットがあるから問題なし。
※共通事項として通常はナットを保護する「キャップ」が付いているから取り外して行う。整備のあとはまたつけておこう。地味にサビなどで固着しづらくなると思う。
車輪の中枢であるハブナットを締めるのがとにかく大事!(緩んで外れると車輪が瓦解するから)
以下、
下手に回して緩ませないように注意しよう!
※ネジやナットは基本的に「時計回しで締まる(右回しで閉まる)」「反時計回しで緩む(左回しで開く)」ということは覚えておこう。
※一部「逆ネジ」という規格も存在し、これは通常の逆向きになる。右で緩み左で締まるというタイプ。これも留意点。
右か左かしかないけどね!
「ハンドルバー」のクランプボルトの締め具合いを確認する
※【均等にバランスよく締めましょう】…特に2本から4本の六角ボルトネジを締め込むクロスバイクやロードバイクなどでは大事。そして締める際は「1本1本締め切るのではなくて、各本均等に締め込んでいく」事が大事。4本ならX(ばってん)を描くように均等に対角線上に線を描くかのごとくテクニシャン気味にやり通しましょう分かるよね。
知らずに回すと逆に変なことになる
サドルの固定具合いを確認する
※このサドルも体重乗るからゴリゴリとやられている間にいつのまにやら緩んでくる事がある。(クロスバイクやロードバイクでは体重乗せないけど、坂上りなどすると体重乗っちゃうんでズレてくる率高まる)
この前ヒルクライム中にサドルが鎮座不能になったよ!
「クランク」の締め具合いを確認する
前クランク(チェーンホイール)はこうしたボルトで固定されるわけだけど、このまえ自然に外れてきたよ(笑)何台かクランク交換してママチャリ改造車の方は何年も無問題だったけど、マウンテンバイクの方で外れてきた(笑)まあ単純に締め付けが甘かったんだろうけど片ペダルだけ漕いでなんとか帰還した轍を踏まないためにもちゃんとギューーっと締めましょう。
※【グリスアップしてしっかりギューッと締めましょう】…グリスアップしておけばそうそう固着もしないからしっかり締めてOKだし、まあアーレンキーを持っておけば万全なんだけど。
※【整備や改造予定あるなら】…ママチャリなどのクランクではバカ締めされている事が多い箇所だから手を付ける必要はなさそうだけど、通販で買ったミニベロなどを将来的に整備していきたいなら固着しないように最初の時点で外してグリスアップするのも良いかもね。
クランクの締め付けボルトは「35-50 N·m(ニュートンメートル)」で締めるのが適正!(白目)
「ペダル」の締め具合いを確認する
シティサイクル系ならペダルもしっかり締められている箇所だとは思うけど、自分で交換したその後だったりすればどうなっているかわからないものであります。(自分で経験済み)まあペダルが走行中に外れても車道に転がっていくとかするだけなのでいや十分キケンやん。やっぱり。力入れて漕いでるときにいきなりスカッとしたら体重崩したはずみですってんころりんしてしまうとか考えたら恐ろしいのでちゃんと整備しとこ。
※【左側は逆ネジだから注意!】…ペダリングする際に通常のネジ方向だと緩んでしまう可能性を考慮してか、左ペダルは逆ネジが採用されている。だから車体左側のペダルは「時計回しで外れる」事を忘れてはいけません。反時計回しで締まる逆ネジ構造。
自分で一度着脱してると注意!ちゃんと締めましょう!
「シートポストクランプ」の締め具合いを確認する
レバーをクルクル回して開け閉めし、レバーを倒してロックする。その際、クイックレバー式などであれば「適度な手応え」で倒す。「掌底で押し倒して軽く抵抗を感じる」くらい。
まあシートポストは緩んでも下がるだけですが
自転車のクリーンアップメンテナンス
クリーナーなどで清掃
予定
潤滑スプレー整備
- ギアスプロケットに吹く
- インナーワイヤー内部に吹く
- (チェーンにも使える)
- ※ブレーキリムには使わないようにする!
ギアスプロケットに吹く
※とにかく滑る何かを吹いておけばそれだけで変速がスムーズになる。(油とかグリスは重すぎるしゴミを付着させる)
というか防錆スプレーならどこに吹いても良いのでは?
インナーワイヤー内部に吹く
ママチャリ系自転車
クロスバイクやロードバイクなどのスポーツ自転車
※アウターケーブル内部の注油なので専用のワイヤーグリスなどもあるが、こうした潤滑スプレーやシリコンスプレーでもOK。楽だしね。持ちは悪いだろうけど何もしないよりは良いでしょう。
簡素なメカニカル式の命綱であるワイヤーを労りましょう!
(チェーンにも使える)
※この「呉556DX」は防錆潤滑スプレーだから万能なんだけど「専用のチェーンルブ」などで注油するより乾きが早いと言える。だからしっかりチェーンの注油をしたいならちゃんとしたチェーンルブなどのオイルでメンテナンスすることが理想。
※【チェーンの注油は特別】…自転車の各部パーツの中でもチェーンだけは特別で、もっとも運動するパーツだから潤滑剤も専用のほうが効果は高いのだという。
でも実際にはこれで十分!(特に日用ママチャリなら)
※ブレーキリムには使わないようにする!
※「リムを挟んで車輪を止める」というリムブレーキの性質上は「スベリ厳禁」ということになる。だからブレーキアームの稼働を良くしようと潤滑スプレー吹く際には気をつけましょう。付いちゃったら拭けば良いんだけど。
絶対にすべってはいけないブレーキ(真顔)
グリスアップ整備
- 各種ハブナットなどに塗る
- 各種ネジ穴に塗る
- ブレーキレバーなどに塗る
- (とにかく金属が合わさるところに塗る)
- ※露出させない!内部のみに塗る!
- ローラーブレーキに注入
各種ハブナットなどに塗る
※【ネジやナットは固着する】…各種ナット類はワッシャーなどを挟んで締められているけど、これが雨に濡れるなどしてサビつき、あるいは熱で固着していくと動かなくなる。そうすると後々の整備もやりづらくなるし、動かす際に部品が欠けたり壊れたりして厄介。
※【グリスアップすると手間が少し増える】…しかしここで気をつけたいのが「締めているナット箇所のグリスアップするならしっかり締めて、なおかつちゃんとアフターケアすること」である。そもそもグリスがないほうが摩擦が生じて締まり具合は良くなると思われるから。つまり固定されやすい。(固着もしやすいけど)だからグリスアップして摩擦をなくすと締りが悪くなりやすい。故に割とそのナット箇所の締め付け具合を確認してやる必要が多くなると思う。というかそうすると安心安全整備。
でもハブナットくらいは適時締め付けておくのが整備メンテナンスというもの!
各種ネジ穴に塗る
ネジだって固着するのでやっておくと気持ち良い
ブレーキレバーなどに塗る
※クロスバイクなどのブレーキレバー箇所だとそうでもないけど、ママチャリ系のブレーキレバーは数点の部品が合わさっているので色々グリスアップし甲斐がある。(でも外に露出させないようにしっかり拭き取ろう)
※ワイヤータイコ格納部へのグリスアップは全自転車共通の推奨ポイントみたい。スキマが埋まってタイコがカチャカチャ動かなくなることで不意に外れることもなくなるとか。
職人顔でグリスメンテしていこう!
(とにかく金属が合わさるところに塗る)
※キホンは「金属が合わさる箇所(内部)」がグリスの戦場。そうして摩擦熱による固着や雨水侵入によるサビつきを抑えてくれる。再度の整備をする際もクルクルとネジが回るしパーツの着脱もスムーズに。
グリスガン買うとやたらめったらグリス塗りたくりたくなるあるある言いたいよー!
※露出させない!内部のみに塗る!
※あくまでもグリスは内部潤滑のみ。重いので汚れを吸い寄せてしまう。あるいは自転車の車体フレームにはいろいろなバンドを取り付けると思うけど(リフレクターとかベルとかライトとかもろもろ)、そういったカスタムパーツが滑ってしまう問題もあるから、余計なグリスは拭き取ること。
※チェーンにグリスは塗らないように。着かないように。やはり重いのでゴミがつきやすく、それがギアを痛める事がある。
拭き取り覚えてやっとグリスマスターです
ローラーブレーキに注入
※ブレーキ機能にスベリは厳禁だったが、ローラーブレーキには専用グリスが存在。(ドラムブレーキ系のメタルリンクブレーキもこのグリスで整備可能)こうしてローラーブレーキはグリス整備ができる稀有な後輪ブレーキとしての地位をもってママチャリ界に君臨している。
ローラーブレーキは半永久機関
サビ取り
とりあえずこんなところでお願いします