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【ステム交換と種類の選び方】クロスバイクやロードバイクやMTBなど自転車のアヘッドステムを交換して角度調整可能な可変アヘッド化したりする方法ガイド

2019年6月24日

自転車ステムの交換と選び方ガイド(クロスバイクやロードバイクやマウンテンバイクやミニベロなど)

アヘッドステムの交換方法へ

ステムの種類やサイズの選びかた(角度や長さや種類など)

 

クロスバイクロードバイクMTBに使われる、

アヘッドステム

交換カスタマイズ。

※もちろんマウンテンバイクミニベロ(折りたたみ自転車)などの自転車も含まれる

※ママチャリなどのシティサイクルはスレッドステムなので規格違い(古いMTBも含まれる場合がある)

ステムとはハンドルバーを掴むハンドルポストみたいなもの!

 

自転車のステムを交換するメリットとは如何に。そんな感じの微妙なパーツことステム。いやクロスバイクやロードバイクに乗りたての人達はそんな感じではなかろうか。我々本場のママチャリ乗り(?)たちからすると「ステム」という単語に行き着くまでに数ヶ月を要するわけだしね。いまだにハンドルポストとの認識も抜けられないわけだしね。

 

角度を上げ下げしたり、

位置を上げ下げしたり、

長くしたり短くしたりして、

 

ポジションの上下調整が可能!

※つまりステムの調整で姿勢を変えることができる(他の部品でも変えられるけど)

それがステム交換の最たるメリットか

 

 

使うステムの種類と工具と選び方

基礎情報

その他のステム情報

日用乗りならアジャスタブルステムを推奨

 

自転車ステムの種類(大きく2つの違い)

もちろんクロスバイクロードバイクアヘッドステム

 

ノーマルステム(スレッドステム、クイルステム、ハンドルポスト)

シティサイクルのスレッドステム(ハンドルポスト)

主にママチャリに使われている

※シティサイクル・軽快車・通学用自転車・婦人用買い物自転車など

※一部、古いマウンテンバイク(MTB)や安いミニベロ(折りたたみ自転車)なども

※そもそもステムという呼称が認知されていない層なので一般に「ハンドルポスト」とも呼ぶだろう

 

別名、ウス付き。

 

スレッドステムのウス
※スレッドステムは「ウス」が特徴

 

ママチャリや古いマウンテンバイクや一部の折りたたみ自転車などで使われていそうなノーマルステム。ステム支柱の下部に「ウス」が付いており、これがフォークコラム内で押し広がることで固定される仕組みをもつ。(よく「抜けない」と言われる所以はこれ)外し方に少々手間がいるのはママチャリパーツの特徴だけど。

※ゆえに取り外す際はステム引き上げボルトなどにハンマーなどで衝撃を与えて固定を解除する方法が取られる事が多い。(臼がコラム内部に残っても同じスレッドステムなら使えるけど)

※そしてこの臼付きスレッドステムにはアヘッドステム化することが可能なステムアダプターなど多くの互換製品がある。

一般的なシティサイクルならこのスレッドステム(ウス付きポスト)

 

アヘッドステム

アヘッドステムは前に突き出している

主にクロスバイクマウンテンバイクロードバイクに使われている

※つまりスポーツ自転車の主流

※アヘッドステムの特徴としては「前に突き出た形状」という点と「着脱が簡便」という点がある

 

すごく簡単なやつ。

 

アヘッドステムとは「着脱がラク」なステムのことでもある

スポーツ自転車に使われているパーツ全般に言えることだけど、とにかく取り扱いがクイック式。簡便に着脱できるから手を入れやすくてカスタマイズもしやすいのが特徴。クロスバイクはもちろんロードバイクやミニベロやMTBでもこのアヘッドステムが付いていることが多いだろう。

アヘッドステムとはまた「前に突き出た」ステムのことでもある

※アヘッドステムとは「前方に長く突き出たようになっているステム」でもある。つまりスポーティーな前傾姿勢が取りやすい。

とにかくクロスバイクやロードバイクならアヘッドステム!

 

サイズや経の測り方と種類

  • コラム口経
  • ハンドル口経
  • ステム長
  • ステム角度

コラム経/フォーク経/ステム経

コラムとは「柱」の意味だとか
コラムとは「柱」の意味だとか

※自転車の前脚であるフォークから上に突き出たコラムに収める数値

25.4mm(1)

※古いロードバイクに多いサイズ(?)

28.6mm(1-1/8)

※クロスバイクやマウンテンバイクやロードバイクにも多い一般的なサイズ(オーバーサイズ?)

この28.6mmサイズが一番多いかと

31.8mm(1-1/4)

※MTBに多いのかな?タフサイズ?

38.1mm(1.5)

※こちらも超本格型のMTBにのみにありそう

 

ハンドル経/バークランプ経

ハンドルクランプ
とにかくバーを掴む箇所がバークランプ経

※自転車を操作するハンドルバーを掴む箇所の数値のこと(ハンドルの根本の箇所だけの数値)

25.4mm

「JIS規格」とよばれるバー規格(掴む箇所だけ)

最も一般的でクロスバイクにもロードバイクにも使われるのではなかろうか

26.0mm

「イタリアン」と呼ばれるハンドルバーの太さ(掴む箇所だけ)

あまり見ないけど本場ヨーロピアンブランド自転車などに使われていそう

31.8mm

「オーバーサイズ」とされるハンドルバーの太さ(掴む箇所だけ)

MTBに多いのではなかろうか!

 

 

ここから以下は、

「ステム交換の効果」といえる要素。

つまりここを変更すればステム交換の効果が出る!

 

ステム長(突き出し)

アヘッドステムの突き出し長さ
90mmくらいが普通かな

90mm100mmなど

※前方への長さ(長いほど手が伸びる、姿勢が前に突き出る)で、短いショートステムなどもある(姿勢が上がりやすいためかマウンテンバイク用が多い)

 

ステムが長いほうがより前傾姿勢を取りやすいかね。自分はウデが長いから何にせよ長めの突き出しが合ってると思うけど。逆にステムが短いほうが姿勢を起こしやすく、街乗りなどの視認性や操作性は上がるというところかな。

※もちろん自転車のポジション調整はステムだけで行うわけではないので、別のパーツでやれるなら気にすることではないけど一応そういう特性があるということで

意識的に伸ばしたり短くしたりしたいなら確認したい!

 

ステム角度(アングル)

【ステムの逆付け(天地返し)】…角度を逆転させるための逆付け図(隙間空く)
【ステムの逆付け(天地返し)】…角度を逆転させるための逆付け図(隙間空くのはダメでしょう)

17°など

※高いほどハンドル位置が上にライズアップして姿勢が上がり、低いほどポジションが下る(17°が最も水平になり、簡単に言うと10°や6°など数値が少なくなるに連れて位置が上がるし、35°など数値が多くなるに連れて位置が下がる)

※また、逆付けすると数値がひっくり返って使えることを「天地返し」とか言うらしいけど、隙間空くステムの場合はやらないほうが良いでしょうね強度的に。逆さにしても形状が変わらないようなステムでないと。古いマウンテンバイクの初期ステムだとダメなのかも(?)

参考・「ステムの角度の話」ysroad.co.jp さま

参考・「ステム長とアングル(角度)の影響/ロードバイクポジション調整」えふえふぶろぐ さま

 

ステム向きの角度が高いとやはり姿勢を起こしやすく、街乗りを快適にラクに乗るのには適するかと。逆にステムの角度が低いと姿勢が下がるわけで、さらなる前傾姿勢になってケイリン的なスプリンター状態。

※ステムを逆に付ける「天地返し」をすれば角度の数値は逆になるメリットが有るということでいろいろ試されているとかどうとか天地返し言いたいだけでは?

意識的にポジション上げたり下げたりしたいなら確認しましょう!

両翼式・記事内フライングニートマンズキャノン(鶴翼の陣)

 

おすすめのアヘッドステム

シマノPROのステム
https://www.pro-bikegear.com/global/ja-jp/road/stems

参考・「ロードステム」シマノPRO公式 

参考・「MTBステム」シマノPRO公式 

やっぱり「シマノプロ(PRO)」のステム

プロ(PRO) LTステム 31.8mm/100mm/+-17度 ブラック

プロ(PRO) LTステム 31.8mm/100mm/+-17度 ブラック

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  • コラム経 /28.6mm(1-1/8)
  • ハンドル経 /31.8mm
  • 突き出し長さ /60mm~120mmまで各種
  • 角度 /6°(上向き)、17°(水平)

参考・「LT ステム/製品情報」シマノプロ公式 

 

アヘッドステムの標準品といえばこれ。

 

それがシマノのPROブランドからリリースされている高品質パーツとしてのステム。もちろんいろんな製品があるから好きなデザインの物を選べばよいのだけどまあまあとにかくPROが標準ということで。

※あとは各自各種の数値を合わせて選びましょうあたりまえだけど!

ヘンなものを買いたくないならこれ!

 

いざステムの交換手順へ

 

その他のアヘッドステム

ポジションを簡単に動かしたいなら

ショートステム(短い)

 

「姿勢を起こしやすいポジションになる」メリットがショートステムか。

 

突き出しの長さが短いので「自転車に乗る際の体勢をラクにしたい」なら使えるステムかと。基本的にはマウンテンバイクなどで使われるステムみたいね。MTBが急斜面を駆け上がる姿を想像していただければお分かりの通り、それは体を起こしているだろうし、つまりはそういうことで。

シティサイクル的なステム長と言えるのではなかろうか

 

アジャスタブルステム(上下可動可変式)
プロ(PRO)
お手頃な可変ステム(カロイ)

 

角度の上下が可能な可変ステム。

 

メリットはその名のごとくポジションの上下調整が容易なこと。好きな角度にいつでも変更が可能。デメリットは「強度が弱くなる」という程度で、街乗りには全く問題ないでしょう。(ちゃんとネジ締めれば)あくまで「強くフレームがしなるような乗り方をした場合に(レースなど)、衝撃を受けて沈んでしまうのか跳ね返すような剛性があるのか」というレベルのお話だと思われる。

※自転車の前足であるマウンテンバイク系の前サスフォークと普通のリジッドフォークにおける論争でも見られるようなお話だけど

※なんにせよ「街乗り機」や「練習機」においてポジション探しするにはベンリな可変ステムでしょう

普通のチャリダーなら可変ステムが一番メリットあるのでは?

 

軽量化したいなら

カーボン製ステム(軽量)

一般的なカーボンステム
補強のためのアンカープラグ

参考動画・「ロードバイクのコラムに入っているプレッシャーアンカーの取り扱い」n miya さま

 

炭素繊維でつくられた超軽量ステム。

 

「軽くて強度もある」というミスリル銀のような夢素材ことカーボンファイバー製。自転車の世界では最高級フレームに用いられるんだけど、こういった各部のパーツもカーボン化可能。フレームが高すぎて手が出ないチャリダーたちの鬱憤をお手頃に癒やしてくれるだろう。

※ただしカーボンという材質は「ある程度の強度はある」のだが割れやすい性質もあるので取り扱いには注意されている。(シートポストやステムで使う場合にはプレッシャープラグなどで内側から補強するのが一般的)

※アンカープラグ(プレッシャープラグ)…これはコラム内のボルト穴(スターファングルナット)の代わりに用いるが、ファングルナットを取り外すのは困難なため、新フォークごと交換する必要があるかもしれない(つまり未検証なのであくまでも備忘録の知識としていただきたい)

とにかく軽いカーボンステム(盲信)

 

エアロステム(軽量/空力)

最上級ステムであるシマノPROのエアロステム
お手頃エアロステム(ゴリックス)

 

風を支配するエアロパーツ。

 

それが自転車の最高原理であるエアロダイナミクス(空気力学)。自転車最大の敵だった風を支配下においてしまう人間の科学力とは恐ろしいものがありますね。とにかく空気の流れを利用していくのがエアロパーツの特徴。正直ステム程度の体積でどれだけ効果あるのか不明なのでもはや信仰の部類だと思われるけどとにかくそういうパーツが有るということです。

※さすがに全身エアロフォルムでレースに臨もうという本気のプロたちなら効果あるだろうけど、自転車はほぼほぼ人間の体が風を受けるものなので一般的には無効化に近しいと個人的には思う

一応そんなのもあるよってことです

 

そろそろステムの交換方法へ行きまーす!

 

その他のステム用品

ステムアダプター

トランズエックス JD-ポスト アヘッド変換コラム

トランズエックス JD-ポスト アヘッド変換コラム

1,130円(04/27 03:32時点)
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これはママチャリのノーマルステム「なんちゃってアヘッド化」するための改造用品。

関連記事・「ママチャリやミニベロを可変可動式のアヘッド化する方法」 

アヘッドステムが使えるようにするだけのブツ(つまりクロスバイクなどには関係ない)

 

ステムライザー

 

アヘッドステムをさらに高くして姿勢を上げるためのライズアップパーツ。

※もちろん同ステム標準採用であるクロスバイクやマウンテンバイクやロードバイクのための改造用品

まあ基本的にスポーツ自転車採用のアヘッドステムは低い位置になるからね!

 

スペーサー

ステムスペーサーリングには種類がある

通常のスペーサー
カーボンのスペーサー

 

各種スペーサーでアヘッドステム位置を上下させて、姿勢の変更が可能。

 

このサイズも28.6mmとか「コラム口径(直径)」にあわせる必要はあるが、「厚み」も各種揃っている。まあ何枚もあれば事足りるだろうけど微調整するには細かい数値が必要になるかもしれないね。

基本的にはフォークコラムの口径値だけ合わせておけばOK!

両翼式・記事内フライングニートマンズキャノン(鶴翼の陣)

 

アヘッドステムの交換方法

  1. ステムの取り外し
  2. ステムの取り付け

とはいえアヘッド式はすこぶる簡便(ママチャリと違って)

※ママチャリ系統のスレッドステムをアヘッド改造したとしても基本構造が変わらないので着脱までもアヘッドみたいに容易になるわけではない(なによりウス機構は残るのだから)

 

アヘッドステムを取り外す

アヘッドステムの取り外し手順
基本的にはそのまま外せるアヘッドステム
  1. ※【事前準備】ワイヤー類を外しておく必要がある場合も?
  2. 固定ボルトを2本抜く(6ミリ六角ボルト)
  3. トップキャップと引き上げボルトを抜く(5ミリ六角ボルト)
  4. アヘッドステムの取り外し完了!

キホンはそのまま固定ネジ類を外していけば外れる

※事前にブレーキやシフターのワイヤーを外しておく?

基本的にはそのまま外せるけど

クロスバイクやロードバイクのアヘッドステムは着脱簡便設計なのでそのまま外せることがキホン。(ママチャリのノーマルステムだとポストが付いていてそれが長いものだからブレーキワイヤーなども外さなくちゃいけない)しかし何かしらの事情などによって外せないときはこちらのステムでもいろいろ対応する必要があるでしょう。(例えばワイヤー類を短くしすぎていて引っ張られるとか各自転車の事情毎にいろいろ異なるのがあるある業界ですし)

ケースバイケースということで!

Vブレーキ/(主にクロスバイクやMTBやミニベロ)
Vブレーキの固定を解除完了
Vブレーキのロックを解除すればOK

Vブレーキの解除

ディスクブレーキ/(主にMTBやロードバイク)
キャリパーブレーキ/(主にロードバイク)
シマノ(SHIMANO) BR-R7000 前後セット デュアルピボットブレーキ IBRR7000A82L ブラック
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キャリパーブレーキの整備/ロードバイク(予定)

どんな類のブレーキであってもワイヤー留め箇所を外すだけだから

 

これでアヘッドステムを外す事前準備は完了。

 

ステムを取り外す(アヘッドステム)

ステムの固定ボルト2本抜く(6ミリ六角ボルト)
固定ボルトを外す(アヘッドステム取り外し)
左右のボルトでステムが固定されている(コラムクランプボルト2本)
固定ボルトを外す②(アヘッドステム取り外し)
六角レンチで2本抜けばOK(反時計回しでゆるむ)

※ここは6ミリのアーレンキーでしょう

トップキャップ引き上げボルトを抜く(5ミリ六角ボルト)
トップキャップを外す(アヘッドステム取り外し)
トップキャップと引き上げボルトでヘッドパーツ全体を統御してる感
引き上げボルトを外す(アヘッドステム取り外し)
引き上げボルトを抜けばステムが取り外せる

※このボルトはフォークコラム内部「アンカー(錨)」の役割をもつ部品にねじ入れられる。(一般的には「スターファングルナット」と呼ばれる。カーボンコラムなどが使われるロードバイクでは「プレッシャープラグ」など高性能なものが使われるし、これはカーボン製品の強度を内側から強める役割も持つらしいのでシートポスト内部にも使えるとか)

※ここは5ミリのアーレンキーでしょう(物によっては違うかも?)

アヘッドステムの取り外し完了
アヘッドステム取り外し完了
上にすぽーーんと外れる

これがアヘッドステムのクイック性能

 

ヘッドパーツの整備もするなら

【グリス整備】フォークコラムにも塗りましょう

ステムを抜いたら割とそのままヘッドパーツも取り外せるので(ワンや下玉押し以外)、綺麗にクリーニングするなりグリスアップするなりしておくのも整備になって良いでしょう。

ヘッドパーツの整備メンテ方法

気分が良い!(難度は低いので推奨)

両翼式・記事内フライングニートマンズキャノン(鶴翼の陣)

 

アヘッドステムを取りつける

アヘッドステムの取り付け手順

  1. ※【ポジション調整】スペーサーでステムの上下位置を変える
  2. ステムを挿入
  3. 固定ボルトを2本締める(6ミリ六角ボルト)
  4. ハンドルバーのとりつけ(6ミリ六角ボルト)
  5. トップキャップと引き上げボルトを締める(5ミリ六角ボルト)
  6. アヘッドステムの取り付け完了!

ステムの位置調整もできる(ポジション調整)

 

スペーサーで上下位置調整(何枚使うか?位置はどうするか?)

ステムの取り付け①/コラムにスペーサーを取り付ける
コラムにスペーサーを取り付けていく

※このスペーサーリングの如何によって、ステム位置のポジションを変更調整することができる。姿勢を上げたり下げたりね。

 

スペーサーを入れる
ステムの位置調整をするスペーサー
ステムの位置調整をするスペーサー

 

ポジションを高くしたいなら下に積む
ステムのスペーサーを1枚つける
1枚目!
ステムのスペーサーを2枚つける
2枚め!
ステムのスペーサーを3枚つける
とどめに厚めの3枚目!(基準)

※【スペーサーをステムの下に増やすほど、位置が上がる】…そのまま見たとおりだがステムの下に積むほどハンドルの位置は上昇し、姿勢を高くできる。少なければ低くなる。

 

ポジションをくしたいなら上に積む
スペーサーをステムの上に入れる画像
https://www.youtube.com/watch?time_continue=94&v=ZJePtFDnWHU

参考動画・「コラムスペーサー交換」ホーザンメカニックアカデミー 

※【スペーサーをステムの上に増やすほど、位置が下がる】…やはりそのままのことでステムの上に積むほどハンドルの位置は下降し、姿勢を低くできる。少なければ高くなる。(とはいえあまり上に積みすぎると強度が取れないので程々に/コラム長に合わせる)

こうしてステム上下のライディングポジションを調整可能なのがアヘッドステムの利点!

 

ステムを挿入

ステム本体の取り付け
ステム本体の取り付け(コラム口径合わせ)

※【コラム口径(フォーク口径/ステム口径)のサイズと合わせる】…このときに関係してくるのがコラム口径の数値ということでね。一般的には28.6mmが多いみたいですな。

これがコラム口径に合わせた数値

 

フォークとの「隙間」をしっかり埋めよう

アヘッドステムとフォークをしっかり固定しよう①

下からガッっ!とフォークを掴み、

アヘッドステムとフォークをしっかり固定しよう②

上からグッっ!とステムを押し込む。

こうしてステムとフォーク(自転車の前足)の間の隙間をしっかりと埋めることでフィットする。意外とこの詰めが甘いためにガチャガチャするってことあると思う。しっかり下と上を合体させて詰め込んでフィットさせよう。

基本的な要点!

 

左右から固定ボルト2本締める(6ミリ六角ボルト)

【グリスアップ整備】ステムの固定ボルトネジ穴2つ
左右の固定ボルト2本でステムを取り付ける(ネジ穴にグリスアップしても可)
六角レンチで締めて固定!(時計回し/右回しでしまる)
六角レンチで締めて固定!(時計回し/右回しでしまる)

※この左右の固定ボルトでステム自体はコラムに取り付く

※ここは6ミリのアーレンキーでしょう

左右均等に少しづつ締めていくのが吉!

 

ここでセンター出し

ステム装着時のセンター出しは重要

ステム装着時の「センター出し」は重要!

その名のごとく真っすぐに位置させるように。タイヤとフレームと一直線に並ぶようにし、左右の固定ボルトを締めて固定していく。左右均等に締めていかないと一方に偏ることもあるから、ある程度締まってからは左右とも均等にジワジワ締めましょう。

アーレンキーはしっかり差し込んでから回そう

あとアーレンキー(六角レンチ)はちゃんと差し入れてから回しましょう。でないとナット穴がナメてしまって回せなくなってしまうぞ。

とにかくキホン調整!

 

ハンドルバーを取り付ける(6ミリ六角ボルト)

※新しいステムならやるでしょう。単にステムの清掃やスペーサーの調整だけならハンドルはそのまま付けていても構わないだろうけど。

 

ハンドルバーをセット
できるだけ中央センター位置になるように
できるだけ中央センター位置になるように(バークランプ経合わせ)
バークランプを嵌める
バークランプの形状はいろいろ
バークランプの形状はいろいろ
クランプ取り付けボルトを締める
ネジは均等に締めていく!(時計回し/右回しでしめる)
ネジは均等に締めていく!(時計回し/右回しでしめる)

※【固定ネジは各本均等に締める】…1本1本締め切っていくのではなく、順々に均等に入れていくとか。1本だけ締め込みすぎるとクランプやハンドルがよじれるのだとか。(例えばこれが4本なら、右下・左上・右上・左下というようにバランスよく順々にバッテン(X)を描くようにして締めていく様子)

※ここは6ミリのアーレンキーでしょう

参考動画・「ステム交換」ホーザンメカニックアカデミー 

ハンドルバーの取り付け完了
ハンドルバーの取り付け完了
バーのセッティングを終了!(中央に位置できるようにしよう)

※【バークランプ口経(ハンドル口経)】……このときに関係してくるのがバークランプ口径の数値ということでね。一般的には25.4mmが多いみたいですな。マウンテンバイク系なら31.8mmかな。

これがハンドル口径に合わせた数値

 

トップキャップ引き上げボルトを締める(5ミリ六角ボルト)

ステムのトップキャップを締める
ステムのトップキャップを被せる!
ステムの引き上げボルトを締める
ステムの引き上げボルトを締める!(時計回し/右回しでしまる)

※これにてコラムとステムを同時に加圧固定するというスポーツ自転車のクイック理念を実現している感じ(?)とにかく効率的な固定方法だと思うね。一点を加圧するだけですべてセッティングできる仕組みの美しさよ。

※ここは5ミリのアーレンキーでしょう

 

コラムとステムの間の「空き」に注意!少し上に空くのがベスト!
※コラムから低すぎても高すぎてもダメ
※コラムから低すぎても高すぎてもダメ(この画はダメ例)
ステムを締めるためのスターファングルナット(アンカーナット)
このくらいの空きコラムの上にあるのがよろしそう

※【適度な上空きがベスト(2,3mm)】…コラムよりステムが出すぎたり、低すぎたりしている状態ではトップキャップはうまく閉まらず正しく固定できない。(強度や剛性を発揮しにくい)だからこそこれこそが「スペーサーを抜くだけでもステムは下がるのにわざわざ上に積む理由」になるらしいね。

参考文献・「ステム三大調整ミス/ヘッドパーツのガタ」ysroad.co.jp さま

参考動画・「ステム交換」ホーザンメカニックアカデミー 

ここが大事な整備ポイントかもね

 

ネジ穴は「スターファングルナット」という

ステムを締めるためのスターファングルナット(アンカーナット)参考・「DIA-COMPE(ダイアコンペ) スターファングルナット 1-1/8インチ

ステムの最後に取り付けるのはトップキャップと同時に締め込む引き上げボルトだが、これはフォークコラム内に圧入されている「スターファングルナット(アンカーナット)」に締め込んでいく様になっている。アンカー(錨)とも。このネジの交換などはできなさそうだが(?)、新しいフロントフォークに取り替える際にはアンカー(錨)の役割を果たすこのような部品を圧入させる必要があるのだとか。

※ただしもっと便利な「プレッシャープラグ(アンカープラグ)」などもある(これはカーボン製品の強度を内側から補強することにも使われるとか)

参考・「DIA-COMPE(ダイアコンペ) プレッシャープラグ ブラック 98PPLUGBK

アンカーとはよく言ったもので

 

そういうことで

 

ステム交換完了
ステム交換完了!(画はトップキャップがうまく加圧できていないので参考にしないように/スペーサー一枚取ったからこんなことに)

 

アヘッドステムの着脱交換を完了。

整備ついでだったので同じものを取り付けました(悲報)

 

↑ヘッドパーツの整備記事

 

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※自分は読み放題のときに「面白さがピークだった」とされる富士山インターハイまでは読んでしまえたけど、時期によって読み放題から外れるので注意。(今は外れてるのかな)

 

ママチャリカスタマイズ/弱虫ペダル
漫画「弱虫ペダル」/渡辺航(著)秋田書店(版)

 

チャリの山登りでは「引き役(風よけ)」が必須のようです。

 

軽めの再読レビュー・「イニシャルDみたいに相当知識があってデフォルメもあまりされないストイックなジャンル別漫画もあるけど、あくまでもドラマ性に特化しとるね」 

地元が山の王国だしクライマーしたくなって10速改造したママチャリで登りまくりました(真顔)

 

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