「ママチャリを乗りやすくしてしまおう」の第一章。
家においてあるくたびれたシティサイクルチャリンコたちに今一度あの戦いの場に戻ってきてもらおうではないか。ママチャリ自転車ダイエットや、サイクリングに使用するための初期カスタム改造を施して。
サイクリングを楽しむのにスポーツ自転車は必須ではない。
しかし「ママチャリ」や「通学自転車」や「ホームセンター1万円内チャリ」の、
そのままの姿ではダメである。
これはとても疲れるし楽しくはない。
それは姿勢のために。
少ない費用でも楽しめるサイクリングや、我が「ニートダイエット」におけるようなカロリー消費運動に使用するには、そのためのカスタムが必要である。
「サドル上げたりライトつけたりするだけ」
というお手軽な
「自転車を楽しむための初歩的ママチャリカスタム」
いま、
ママチャリが、通学用自転車が、買い物シティサイクルが、
改造で変わりだす……!!!!
※快適カスタムなら「前カゴ」や「後ろカゴ」の交換もおすすめ
ママチャリ飛翔伝その①「15km前後をとりあえず快適に走ろう」
サドルシートを上げて乗りやすさを向上。
こうしてライディングポジションを変えることに繋がるわけである。
↓こうじゃないのだ。
↓こうなのだ。
これだけで効率が3倍は上がるのだ。(体感)
これで「ニートがいきなり日本ダービーを観に往復400kmを達成できる」くらいに、「長距離も乗れてしまうママチャリ」になるのである。
「体重分散で疲労軽減」&「足を伸ばして漕ぎやすさをアップ」できる!
こうして体重のかかる位置を分散させる
「グラビティ・シフト(体重分散移動)」
で疲れにくくし、
なおかつ足を伸ばせるスペースを手に入れることで効率的にペダルを漕いで推進力を向上する
「ベスト・ストライド(脚力解放姿勢)」
を実現するのだ。
わかりましたかこのやろめが。気をつけろよまったく。組織に気づかれたらどうするんだまったくもう。
以下やり方。
「自転車のシートポストの交換」のやり方、
及び「クランプの交換」のやり方。
(内径)自転車のシートポスト穴の内経を測って交換しよう。
【使うアイテム】メジャーや物差し
(このタイプのメジャーはネットで服を買うときなどにサイズを測る際にも使えるぞ)
マイ自転車のシートポストを外し、
「その穴の直径を測る。」
シートポストをいれる穴の幅をメジャーか何かの物差しで測る。
「穴の内側の長さを測る。」
穴に入れるわけだから。棒を。棒が入るところの場所を確認するわけだから。
シートポストのはなしだから。
そうして出てきた数字に近い新シートポストを導入する。
「長く」「自分のチャリに合う」ものを探そう。
使用アイテム「ロックブロスのスポーツサドル用ロングシートポスト350mm/経27.2mm」
同タイプのスポーツ系ポスト・「シートポスト 350㎜ 超軽量 高剛性 Φ27.2 30.9 31.6 Aluminum 6061-T6 スポーツタイプ シリコン製 シートポストリング SET (Φ30.9 ブラック)」
「27,2mm」が「シートポスト内経」
「350mm」が「シートポストの長さ」
ちなみに私はこいつを使った。オサレアイテムが豊富なロックブロス製品。
「27,2mm」というのが私のマイチャリであるアルサスの「シートポスト内経」になる。「350mm」というのがこの「シートポストの長さ」になる。
シートポスト経は自転車それぞれにあるかとは思うが、シートポストの長さはこの300mm以上を推奨。
長くていい。350mmしか知らないけど。
※スポーツタイプのサドル用だとは思うけど、無理やりブリジストンなどのシティサイクルシートに使っている。推奨はできないけどはまるちゃあはまるという実例。
ブリジストンなどのママチャリサドルシートには無理やりハマる感じ。
自分のチャリはこういった普通に最初からついてきた純正サドル。
しかし上で紹介しているシートポストでは完全にハマるわけではない。
多少はいびつになってしまう。
そんなもんをオススメしているわけですよええ信用に関わりますよええ。
しかし自分は特に問題は起こっていない。
がっちり六角レンチで締めてやれば不安定になることもないし、強い衝撃が続いてずれるようなことがあればまた締め直してやればいい。という感じで使用している。
不安な場合は、「シートポストとシート」などと検索をかければ櫓型とかどうとかと詳しいお話は出てくる。
自分はとりあえず実体験談しか話せないのでこういうお話になっている。
基本的にはこういったフツーの棒みたいなシートポストが合うのだ。
内径27.2用/長さ300mm
内径25.4用/長さ350mm
シティサイクル用サドルには基本的にこういうモノが合うのだ。
こういうものが最初は付いていたのだし。短かったから変えただけで。元々付いていたあれは200mmも無かったような。300mm以上は欲しい。
サイズを探しやすいTIOGA(タイオガ)の300mm
以下のサイト様で取り付け方が参照できる。
最大級の長さ!プロ(PRO) LTシートポスト
軽いし長いし高価いし。最強シートポストではなかろうか。
(外径)ついでにクランプも交換することも。
クランプとはシートポストを締める物である。
これで長さを調節してロックしておくのだ。しかし家にあるような錆びついた化石シティ自転車はクランプがイカれていやがることもあるだろう。
使用アイテム「六角タイプのカラークランプ」
対応シートポスト27,2mm(外経31,8mm)
ちなみに私はこいつを使用。
説明欄に「対応シートポスト27,2mm」とあるから。
先ほど測ったシートポスト内径と合わせる必要がある。
商品説明欄に「対応シートポスト」とあるのでそこをチェックすると書かれていることもあるからわかりやすい。
クランプ自体はシートポストをいれる穴の「外径」を測る。
商品名には経31,8mmとあるがこれはシートポスト穴の外径(シートポスト穴の厚みを足した全体の数値)。
このクランプは六角レンチで開け締めするタイプ。
そんなに出先でシートの長さを変えることもないのでこのタイプにしている。サドルだけ抜き取るイタズラなども考慮して。
※セットで持っていると他の用途にも使いやすい六角レンチたち
内径と外径
シートポストを入れるためには穴の内径(内幅)を測り、
クランプをはめるためには穴の外径(外幅)を測る。
言い換えれば、
シートポストは入れるところを測り、
クランプは嵌めるところを測る。
それだけ!
信号などでは降りよう。
これでライディングポジションが高くなったかと思うが、地面に足が簡単に着かないようになっているだろう。
ママチャリの真骨頂である「信号待ちの時に乗ったまま待てる&ゴー」ということができなくなる。無理して足をつけようとすると足がつるので辞めよう。
潔く降りよう。
これはしょうがない。
※降りなくてもいいくらいの長さを推奨!!
700Cタイヤ化や日常的なダイエットサイクリングや長距離ツーリングをしてきて現在は考え方が変わっている。やはりママチャリは快適性を損なうべきではなく、中距離走行(15キロ~20キロ)であればそこまでサドルを上げなくとも良いだろうという判断である。足がつくくらいの高さでも通常より高くすることはできのでそれくらいで良いと思われる。というか良い。
シートポスト×サドル×クランプ交換のまとめ記事
LEDライトをつけよう。(安くて必要最低限)
紳士のチャリマナーとして夜のライトは必須である。
世の中なんでかオッサンや爺さんになるほどこういったマナーがまるでなってない。子供の方がマナーがある。ニートよりこういったオッサンになりたくない。
前ライト(フロント)
この2つを使用。(手持ちのLEDライトとしても使用できる)
この組み合わせが安くてオススメ。
※LEDライトのジェントスブランドにはいろいろな種類があるから好きなモノをチョイスすると良いね。明るければ高いし、そうでなければ暗いし、電池式もあればUSB充電式もある。自転車につけるなら電池式のほうが持ちはいいけど明るさは期待しない方がいい。
例えばこのキャットアイ製品はハンドルバーによってうまく固定できないからおすすめしない。安くて長持するのだけどうまいこと固定できないんだよね。キャットアイ製品自体はスグレモノなんだけど。
その点、
上記の組み合わせだとゴム素材がうまいこと柔軟に固定してくれる様になっているので汎用性もありそうだ。
そしてオススメとは、それは良い物というよりは「安くて必要最低限」という意味。
まずこれらのアイテムだと、
「道を照らすほどではない」レベル。
あくまで、
「光を発して他に視認される」レベル。
良いものだと車のライト並みに明るいものがあるけどそれは少し高価いので、ここでは必要最低限のマナーとしてこれを紹介するに止めよう。
とにかく明るい。自分はこいつを充電して使っているぞ。手持ち。
好きなところに向けられるからいろいろと光力指向性。しかしこいつは電力が無くなってきたらきっちり消える。大体4時間ほど。故に使ったら毎日USB充電する日々。毎日にちかく使うものならスマホ感覚の充電である。
後ろライト(リア)
これはいわゆる「コスパ最強アイテム」と言ってよいかと思う。
「反射板なんてあまり効果ないんじゃない?」だって?それは装備の選択を誤っているからだよベニーボーイ。私ならこいつを使う。(使っている)
まず取り付けパターンがいくらかあるので何にでも使えそう。
上向き下向き左向き右向きといろんな体勢で取り付けられるし、バッグの紐につけることさえ可能で、自転車用以外にも使えてしまう。ジョギング時にも付けられそうなくらいだ。付けてないけど。
十分明るいし、点灯パターンも3種類くらいから選べる。
ずっと点いてるパターンもあれば、キラキラさせて点灯するパターンもあるし、チッカチッカする点灯もある。おこのみで。
さらに単4電池2本なので扱いやすい。
こういった小型のアイテムはボタン電池になることもあるが、ボタン電池ってなんかよくわからない。どれを買えばいいのかとか、買いすぎても他の用途がないから困るし、なにより何故か高価い。しかし単4電池ならわかりやすいし他にも使えるので買っておいて安心。
くわえて電池持ちが最強クラス。
(体感)消し忘れて数時間ずっと点いてたことが何回かあったけど全然消えない。2015年初夏に買って2016年春頃ようやく電池変えたってくらい。どれだけ使ってたかはよくわからないんだけど体感的にすごく持っている印象だ。そして無くなってきてもすぐ消えてしまうわけではなくて、力を失いながらも点灯はし続けてくれるというプロシュート兄貴並みの根性も持つ。「勝利は……お前にあるぞ……」みたいに死ぬその時まで絶対にライトを解除したりなんかしねえんだ!!!!
さらになんとフロント用(前ライト)も売ってる。
とりあえず自分が使ってないのでなんとも言えないが、完璧だろうね。もうこれじゃん。これでいいじゃん。前も後ろも。
※今は使っているしサイコー
※このフロント用は電池持ちが悪いかもしれない(1回盛大にぶっ飛んで衝撃を受けたのでそれが理由かもしれないので確かな情報ではないことではあるが)
おすすめ自転車ライトのまとめ記事
充電&電池式LEDライト
車輪で発電するオートライト
タイヤの「空気圧」は適正に「できるだけ」入れる。
「タイヤの空気圧」は「タイヤの側面」にこうして記載されているぞ。
ただし!
よくママチャリ自転車を快適にする方法として「空気をパンパンに入れよう」というものがあるけれど、
入れすぎるとパンクする。
パンク修理も参考に「自転車パンク修理方法の半完全マニュアル」こうなったらチューブ交換だけど。
ママチャリ自転車タイヤの平均空気圧は「3気圧」!
参考「シティサイクルタイヤ」パナレーサー公式
「たまに」あるいはブランド物には「高気圧も」ある。
参考「街乗りタイヤ」パナレーサー公式
空気を入れる際、
「5気圧(5kPa=5BAR)」くらいになるとキツくなって必然的に「それ以上を入れる気が起きなくなる」のでそれが「空気パンパン状態」と認識できる。
高気圧タイヤならこれでOK。
だが、
これがママチャリ平均の「3気圧(3kPa=3BAR)」タイヤだと破裂するだろう。
3気圧なんてすぐに入れられてしまうので、普通に成人のパワーで空気を入れていれば5気圧は入る。そして爆裂しちゃうというわけ。
参考「チューブ爆裂しただけの旅と3気圧の衝撃」
正解「できるだけ空気パンパンに」
とはいえ空気圧を高くしたほうが「転がりが良くなり(つまり速く乗りやすくなる)」&「パンクもしにくい(ブツを弾くから)」のである。
しかし入れ過ぎは怖い。
だから使用している「タイヤの最大空気圧を確認」し、「エアゲージの付いた空気入れ」でもって「できるだけパンパンに入れよう」というわけである。
そこで奥さんこちらがオススメ。
超おすすめ「エアゲージ付き空気入れ(対高気圧対応)」
対応バルブ | 充填圧上限(kPa) |
英・米・仏 | 米式・仏式時/約1100kPa 英式時/500kPa |
とりあえず
「エアゲージ付きで空気圧調整がラクラク確実」!
「全バルブ対応」!
※英式バルブ(ママチャリ標準)/仏式バルブ(クロスバイク標準)/米式バルブ(マウンテンバイクに多め)
「すっぱや&対高気圧」!
なのだ。
エアゲージ付き空気入れ説明記事「すっぱや!オートヘッドで楽々な空気入れで安心!」 ママチャリ用の高気圧タイヤ「ママチャリの足回りカスタム」
売れたなこりゃ
売れたか~
ε-(´∀`*)ホッ
空気圧調整のまとめ記事
この装備でもってママチャリの初期戦力は整った。
一応そう言ってよいかと思う。これで気分転換サイクリングなり、「ニートダイエット」で用いるなりに不足なく戦えるだろう。
おさらい
ライドポジション向上
夜道にLEDライトマナー
エアゲージ付き空気入れで安心
パンク修理方法もありますよ奥さんお父さん
前カゴをドデっかくしたいなら
後ろカゴ取付で買い物パワーアップなら
これで「日々を更に快適にし、中距離巡航をこなせるママチャリ」が誕生したわけである。
このカスタムを施した頃の様子(ひきこもりニートがチャリで行く片道200キロの旅)
・【あの頃に戻るまで200キロ】ニートがママチャリを200キロ漕いで日本ダービー観て泣いてきたやつ
※完全長距離です
元はニート向けのものなので「出来るだけ安価に抑えている」けれど、そもそもニートは金がまったくない場合も想定できるのだから「あまり意味がないやもしれない」という気持ちをひねり殺しての記載となった。
サイクリングは多少のお金がかかるということで。
ここから問題となるのが、
天敵である「風」と「坂」なのだ。
それに対抗する装備はまた今度やってみよう。
本気のママチャリ改造カスタムストーリーはこちら。
牛馬が山を駆け抜けるまでの4748日以上