以下は「簡易チェック版」
ネットで買った自転車の「初期整備」項目とやり方
対象自転車の車種(すべて)
- ネット買った、安いクロスバイク
- ネットで買った、安いマウンテンバイク
- ネットで買った、安いミニベロ(折りたたみ自転車)
- ネットで買った、安いママチャリ(通勤通学用シティサイクルなど)
- ネットで買った、電動アシスト自転車(Eバイク)
- ネットで買った、安いロードバイク
ネットで買うと安いけどね!
タイヤの空気圧調整
- タイヤの側面から適正空気圧の確認(大体のシティサイクルタイヤは3.5気圧程度)
- ※とはいえ英式バルブでは正確に測って空気を入れることは出来ない
- だから「そこそこパンパンになる程度(指で軽く押して少し凹むていど)」に空気を入れる
※米式バルブや仏式バルブが使われているマウンテンバイクなどであればしっかり空気圧調整できる。そうでないママチャリ系の英式バルブのタイヤだと民間尺度で空気を入れるしかない。(入れすぎて2回破裂した経験が過去にあるけど)
タイヤの空気入れで約50%の乗り心地向上が見込まれます!
ブレーキの調整
片効きの解消
- 片方のアームだけが先に付いてしまう状態を「片効き」と判断
- 工具でワイヤーのロックを開け、左右のアームの位置を調整
- うまいところでビシッと締めて終了
※ミニベロ(折りたたみ自転車)だと、比較的「安いミニベロはママチャリブレーキ」で、「高いミニベロはVブレーキ」ということになっている様子。意外にママチャリ規格よりも自由奔放な小径車の規格たち。
ブレーキの片効き解消でも約50%は乗り心地向上します!
ブレーキシューの位置
ママチャリでもミニベロでもクロスバイクでもMTBでもロードバイクでも共通の微調整!
変速機の調整
※変速調整は最初からやると「スムーズに変速する喜び」が得られないので急ぐ必要はないでしょう。というかちゃんと変速できているなら変にイジってまるで使い物にならなくなってもアレですし。(いってもワイヤーが動くだけの機械式だから全く使えなくなることなんてほぼないのだけど)
多少乗ったあとで調整しても良い箇所でしょう!
サドルやハンドルなどのパーツ位置調整
ハンドルのセンター出し
※折り畳み自転車の場合ステム(ハンドルポスト/支柱)が特殊機構なので、ここらへんで手を入れやすいのはハンドルバーのクランプ箇所。(掴むところをクランプとよぶ)
※クロスバイクやマウンテンバイクやロードバイクや高級ミニベロだと2本から4本の六角ボルトネジで締められているので「均等に締める」点に注意。例えば4本なら1本づつ締め切っていくのではなくてX(ばってん)を描くように均等に少しづつ締めていこう。
ハンドルの操作性に影響するかもしれないでしょう!(かもしれない整備推奨)
毎回必要だろうパーツ調整
シートポストの入れ具合
※サドルのポストを高く上げすぎるとフレームが壊れてしまうから毎回しっかり挿入しよう。最低ラインが書かれたところが埋まるくらいは入れましょう
サドルの向き(センター出し)
※そりゃまっすぐ前を向いていたほうが自然ですから。当たり前なことですが一応念押しをしておきます。
車体を折りたたむたびに行う調整になるかと
各所のネジなどをチェック
- 時計回し(右回し)で締まる
- 反時計回し(左回し)で緩む
- ※逆ネジのパターンではこれが逆になる点に留意しよう
※特に車輪周りのパーツを一手に束ねる「ハブナット(約15ミリ)」がしっかり締まっているか確認したいところ。言っても自転車が地面についているのは2つの車輪のみで、これが外れるとホイールが瓦解するからね。
※【バカ締め固定】…とはいえ基本的には「バカ締め固定」されているのが大量生産自転車たち。(外せないほどキツく締められていることで整備がしづらい使い捨て前提仕様のこと)あまり気にすることもないのやもしれないが、サドルとかはガタガタすることあると思う。車体のネジではないし。
職人顔で初期メンテナンスを終わります!