「わかり易すぎ」なママチャリ快適化方法。
ママチャリ自転車のシートポスト、サドル、クランプの「交換知識」「アイテムの選定」「やり方」などなどをオールインワンパックでご紹介。
すべてがわかり易すぎて「世界平和を願う余裕も生まれる」というもの。貴方の貴重なお休みの時間を邪魔しません。
と、御託はこれくらいにし、とっととさっさと貴重なお時間を取らないようにご説明に入らせていただきますかな。
そうしてくれよベニーボーイ
【準備】シートポストの穴を測ろう
メジャーやノギスで(測れればなんでも良い)
※ノギスが一番確実。その他の用途にも活躍できるので家庭に1つあって損はなし。
※このタイプのメジャーはネットで服を買うときなどにサイズを測る際にも使えるから家庭に1つあって損はなし。
内径と外径
「シートポスト」を入れるためには「穴の内径(内幅)」を測る。
「クランプ」をはめるためには「穴の外径(外幅)」を測る。
言い換えれば、
シートポストは「入れるところ」を測り、
クランプは「嵌めるところ」を測る。
それだけ!
※数値は大体で良い。あとはそれに一番近い数値のアイテムをつかうというだけ。
シートポストの長さ
やっぱり長いモノがよし。300mm~350mm推奨。
なんでもね。そうでしょ。ね。標準搭載棒は200mmくらいだね。
参考
m(_ _)m
【用意】交換に使うアイテム
使う工具
ホーザン(HOZAN) アーレンキー キーレンチ 六角レンチセット 9本セット 収納ホルダー付 対辺サイズ:1.5/2/2.5/3/4/5/6/8/10 W-96
※工具は六角レンチとスパナがあればだいたいOK。家にあれば大体はそれで合うだろうし、無ければこの2つセットがおすすめ。これで自転車メンテは済んでしまうくらいに万能だ。
シートポスト
※ポストだけ交換する記事↑
数値の見かた例
- 「27.2mm」が「シートポスト内経」
- 「350mm」が「シートポストの長さ」
おすすめ万能ポスト
内径(25.4 27.2 28.6 30.4 30.9 31.6mm)/ 長さ350㎜
UPANBIKE マウンテンバイク ロードバイク 35cmシートポストφ25.4 27.2 28.6 30.4 30.9 31.6mm(27.2mm)
ロゴがマシなタイプ(今は同じ)・「UPANBIKE マウンテンバイク ロードバイク 35cmシートポストφ25.4 27.2 28.6 30.4 30.8 31.6mm」
- 内径 25.4/27.2/28.6/30.4/30.8/30.9/31.6㎜
- 長さ 350㎜
などの勢揃いラインナップ!
以下、
その他各種シートポスト
「シルバーカラーが良い!」というならこれ!
内径27.2㎜ / 長さ350㎜
kalloy(カロイ) アルミシートピラー 自転車 シートポスト シルバー 長さ:350mm オフセット:25mm 重量:290g
内径25.4㎜ / 長さ350㎜
kalloy(カロイ) アルミシートピラー 自転車 シートポスト シルバー 長さ:350mm オフセット:25mm 重量:290g
「ド定番の最安級ベストセラーシートポスト」が良いならこれ!
(内径25.4㎜しかないのが口惜しい)
内径25.4㎜ / 長さ350㎜
GIZA PRODUCTS(ギザプロダクツ) SP-102 シートポスト ポスト径:φ25.4mm ポスト長:350mm ブラック SPT06300
シルバーカラー・「GIZA PRODUCTS(ギザプロダクツ) SP-102 シートポスト ポスト径:φ25.4mm ポスト長:350mm CP SPT06301」
内径25.4㎜ / 長さ300㎜
シルバーカラー・「キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) オッフル シートポストΦ25.4×300mm CP Y-2182」
「300mmくらいでちょうどいい」という場合はこれ!
(長すぎると自転車によっては「入りきらない」という場合も出てくる。そんな時は300mmくらいで様子見だ。)
内径27.2㎜ / 長さ300㎜
シルバーカラーTIOGA(タイオガ) AL2000 ポスト径:φ27.2mm ポスト長:300mm シルバー内径25.4㎜ / 長さ300㎜
シルバーカラーキャプテンスタッグ オッフル シートポストΦ25.4×300mm CP Y-2182
長さ400mmを誇るロングシートポスト!
(さらにスポーティな姿勢になりたい場合のカスタムアイテムだね)
内径27.2㎜ / 長さ400㎜
内径25.4㎜ / 長さ400㎜
いま一番欲しい!
サスペンション機構搭載!?
内径27.2㎜ / 長さ350㎜
ブラックカラー・「ZOOM Φ 27.2×350mm 調整油圧ショックアブソーバー自転車アルミ合金管 (ブラック, 27.2*350mm)」
内径25.4㎜ / 長さ300㎜
「ケツの守護柱」といったサスペンションポストであろう。
サイズ変換シム
※「シートポストシム」を用いれば「内径サイズのカサ増し」が可能に!
27.0(27.2で使えるだろう)← 25.4
参考・「シートポストシム25.4mmから27.2mmまでのシートポスト、バイクシートチューブスリーブシムアダプターチューブアクセサリーアクセサリー」
28.6←27.2
参考・「Bazooka(バズーカ) シートポストシム 28.6→27.2mm」
27.2←31.6
参考・「Bazooka(バズーカ) シートポストシム 31.6→27.2mm」
クランプ(シートポスト締め)
※クランプだけ交換する記事↑
数値の見かた例
- 対応シートポスト27.2mm(外経31.8mm)
「六角タイプ」のカラークランプ/径31.8mm
代替品の参考1・「GIZA PRODUCTS(ギザプロダクツ) アルミ シートクランプ SPC02201 径 31.8 mm」
代替品の参考2・「シートポスト クランプ 軽量 カラー アルミ 合金 ロードバイク MTB ポストリング 付属 (レッド, 31.8mm)」
名品参考・「プロ(PRO) シートポストクランプアルミ 31.8mm ブラック」
「六角レンチを使わないと回せない」ので「サドル盗難防止」的な役割を果たす。自分はこれを使用。どっちにしろそれほど高さ変更しないから。
六角レンチが必要・「ホーザン(HOZAN) アーレンキー キーレンチ 六角レンチセット 9本セット 収納ホルダー付 対辺サイズ:1.5/2/2.5/3/4/5/6/8/10 W-96」
「クイックタイプ」のカラークランプ
代替品の参考・「Zoom Aluminum Alloy Quick Release Seatpost Clamps (Black, 31.8MM)」
いつでも「すぐにサドル調整」が可能なスタイル。ママチャリなら基本形態ではなかろうか。クルクル回して開け閉めやで。
【名品PROシリーズ】
六角タイプ / 径34.9mm~28.6mm
31.8mm/レッド・「プロ(PRO) シートポストクランプパフォーマンス R20RAC0106 X 31.8mm レッド」
28.6mm/レッド・「プロ(PRO) シートポストクランプパフォーマンス R20RAC0103 X 28.6mm レッド」
31.8mm/ブルー・「プロ(PRO) シートポストクランプパフォーマンス R20RAC0105X 31.8mm ブルー」
28.6mm/ブルー・「プロ(PRO) シートポストクランプパフォーマンス R20RAC0102X 28.6mm ブルー」
31.8mm/グリーン・「プロ(PRO) シートポストクランプパフォーマンス R20RAC0104X 31.8mm グリーン」
28.6mm/グリーン・「プロ(PRO) シートポストクランプパフォーマンス R20RAC0101 X 28.6mm グリーン」
31.8mm/グレー・「プロ(PRO) シートポストクランプパフォーマンス グレー 31.8mm」
28.6mm/グレー・「プロ(PRO) シートポストクランプパフォーマンス グレー 28.6mm」
PROは少し憧れる
サドル
※サドルだけ交換する記事↑
ザ・基本のブリジストン(おすすめ)
優美なブラウンカラー・「BRIDGESTONE(ブリヂストン) ソフトサドル L532BS ブラウン」
キホンにして至上。
この基本サドルで十分な「衝撃緩和」をしてくれる。それでいて「適度な反発性」もあるスタンダードっぷり。つまりはベストセラー。とにかくこれでなにも問題ない。
クロスバイクの日用化にも使える「ケツへの優しさ」
ふかふかサドル版(ブリヂストン)
良さそうな気配はあり。
衝撃吸収クッショニングサドル(非推奨)
さらなるクッションを望むなら賢いチョイスか。
※しかし「雨の日は染み込む」そう。「故の柔らかさ」とも言える。
スーパークッショニングサドル
なんだかよさげ。(テキトー)
※ブリジストンが本気を出して作り上げたモッサリ感爆発するクッションサドル。「ご高齢」の方や「体重オーバーライダー」などに。
※取付時の角度に気をつけよう!
ちゃんと斜度を付けないとどうにも「角度が上に向きすぎているので乗りづらい姿勢」になる。
こうして角度を取ることもママチャリ快適化につながるのだ。
スポーツ式クッションサドル(非推奨)
※クロスバイクなどのスポーツバイクではおなじみ「スポーツサドル」であるが、フィットネスで使うようなママチャリユーザーには、おケツが痛々しい思いをする羽目に。クロスバイクを買ってみたはいいがやはり、おケツが痛々しい思いをする羽目に。かと言ってママチャリサドルはなんか嫌だ。という場合の妥協点がここに誕生。
ということで、スポーツサドルの場合は「櫓型ポスト」と呼ばれるこのタイプのみ装着可。
(このサドルのレビューをしておくと、メリットは【ハリもあって程よく反発し、なおかつ柔らかい良いサドル】という点。デメリットは【素材的に滑り止めしすぎるのでパンツによっては妙に引っかかる。信号などで乗り降りするときとか。】という点。あとクロス用のスポーツサドル全般にいえることだが、幅が小さいので小尻でもない限り基本はママチャリサドルより疲れるということ。)
こういったママチャリ標準タイプのポストではダメ。
【交換方法】さあ交換していきましょう!
- 「普通のポスト」の場合
- 「おすすめポスト」の場合(やぐら型)
スタンダードポストの場合
こういった「普通の棒ポスト」の形状の場合の交換方法。
「両側のナットを緩め」、「あとはポストを入れ替える」だけ。
たったこれだけの交換。ラクすぎて。
「おすすめ万能シートポスト(やぐら型)」の場合
UPANBIKE マウンテンバイク ロードバイク 35cmシートポストφ25.4 27.2 28.6 30.4 30.9 31.6mm(27.2mm)
ロゴがマシなタイプ・「UPANBIKE マウンテンバイク ロードバイク 35cmシートポストφ25.4 27.2 28.6 30.4 30.8 31.6mm」
こういった「あらゆる種類がラインナップしたポスト」の形状の場合の交換方法。
やぐら型ね
①サドル側をバラす。
②シートポスト側もバラす。
③合うがままに合体させる。
はい完成です。
シャキーーーン
※角度は「傾斜」させよう!
※このほうが「手は添えるだけ」的な名言を体現するポジションを取れる。
ケツは添えるだけ
「乗り心地が良いライン」を見つけよう!
「ここまで入れましょう」という最低ラインはあるが、それ以上を入れるかどうかは身長によって決めよう。当たり前なことだけど。「乗り心地が良いライン」を見つけるという話でさ。「足が軽く付く程度」が街乗りには良いね。
ただ基本は「足がつかない高さにし、信号では乗り降りする」のがスマートなライダーライフ
おまけ「無理くり取り付けたシートポストでも優秀だった件。」
当初は無知だったものだから、
こんな「特殊な棒(ロードやクロスバイクサドル用)」をご購入し、
「ママチャリサドルに無理やり取っ付けていた」のだ。
この無理くり感。
しかし目立った問題もなく無事2周年を迎えている。付けるのに苦労したけど、あとはそれほどのこともなく、ポスト自体はスポーツ式だから軽いし、なんだかんだで手放せなくなってしまった。
ただ、こういった無理な付け方をすると「いつか金属疲労的なことで弾けることもあるかもしれない」という意識だけは常に持っているのだ。
そうしないと乗ってる最中に惨事になるかもしれないからね。うん。「替えろよ」って話なんだろうけどね。うん。
兄弟2代を支えて13年。