“ママチャリの玉座”であるサドルの新品交換。
自転車も古くなってくれば破棄されるなり新規購入されるなりと移り変わっていきますが、愛用自転車を甦らせるならまずはサドル。修理というのかメンテナンスというのか。とにかくイスを綺麗に交換してあげよう。
特に優美なブラウンカラーはそれだけで一気にオサレ度向上
今回は古くなった買い物自転車の
「サドルだけピンポイント交換」
である。
※シートポストからそれを締めるクランプから一式交換するならこの記事で↓
ママチャリのサドル交換に使うアイテム一覧
※スパナレンチのみ。14ミリ辺りがあればOKかと。
ママチャリのおすすめサドルは1択
ブリヂストンのソフトサドル
スタンダードな黒カラー・「BRIDGESTONE(ブリヂストン) ソフトサドル L532BS ブラック」
完成されたママチャリサドルの絶対王者。
ママチャリのサドル交換といえばこれ。
自転車のサドル交換といえばこれ。
すなわちブリヂストンのソフトサドル。
スプリング内蔵で「反発力の高いクッション性と安定性」という基本低能をしっかり完備し、適度な幅広デザインでもって「多種多様なオケツのサイズをカバーリングする守備範囲の広さ」と万能さ。そしてどのサドルよりもリーズナブルな価格設定。どうだろう。
これ以上なにが要るというのか。
要らない
高クッションだけど雨が染み込むおざなりな裁縫技術サドルにNOと言おう!!
何かの綿やスポンジでも突き詰めて縫っただけのようなサドルの「高クッション!お尻が疲れない!」フレーズに気をつけよう。それは破けるし雨も染み込むぞ。
スポーツサドルはおケツの置き場所に困るぞ!!
狭いし。本来は車体全体の設計構造(ジオメトリー)に比して「ケツは添えるだけ」というスタイルが前提のスポーツサドル。ママチャリの座り方でそんな物を付けてもただ涙目になるだけ。衝撃がオケツを突き抜けて腹を衝ってくるぞ。
それが「買い物自転車である」というのなら!
ママチャリのサドルとは「玉座」であるべき
半径1,2キロの支配者、ママチャリ。
それは“日常生活圏”の支配を意味する数字。重心を低く保って安定感を不動のものとし、あらゆる街ナカ局面においてバツグンの運動性能を叩き出す中心であるところこそ、このママチャリサドルというアイテムなのである。
武田信玄のごとくドッシリと構えて全体の指揮を執るための玉座なのだ。
あなたも武田信玄なのです
その他のブラウンカラーサドル
ふかふかサドル
黒系カラー・「ブリヂストン E322 オオキナふかふかサドル ダークグレー」
一応ふかふかのヤツもある!
通勤通学ママチャリならアリなスポーツサドル
渋いローストコーヒーのようなデザインのイス
鋲が打たれたアメリカンなレトロデザインのイス
関連記事・「シートポストも長く交換するならこの記事でやってる!」
関連記事・「ポストを長くすればスポーツ系のおすすめサドルも使えるでしょう」
ある程度のスピードと距離に用いるというのならばこのようなスポーツ自転車用のサドルもなくはない。ただしその場合はシートポストを上げて体重分散した上でのみ有効。つまり「ケツは添えるだけ」というときに限られる。
とはいえ、選択できるのは良いことや。
売れるのも良いこと
以下、
自転車のサドルを普通のサドルに取り替えるやりかた。
ママチャリサドルのみ交換方法の手順
古いボロサドルの取り外し
まずは巧みなカモフラージュを取っ払おう。
それが危険なことであるほど目を背けてはならないのだ
謎の裂傷というサドル怪奇事件を発見しました。
とっとと交換して封印します。
まるまる取っ払って深入りしてはいけない
あとはナットを回して取り外し
とにかくこれだけ。
反時計回しにナットを緩めて外すだけ。
※大体どのママチャリ自転車も14ミリスパナレンチあたりだと思われる
あとは新品サドルを装着するのみ
新品サドルの取付け
無駄のない完成された新品の美ボディに取り替え。
左右のナットを緩めるだけ
左右のナットを緩めればポストに収められる。
14ミリのスパナレンチで反時計回しに緩ますだけ。
バラす必要はない。
そのままシートポストにスポっと挿入
そのままスポっといきましょう。
通常自転車だとこのように挿し込むタイプ。
※クロスバイクなどに使われているやぐら型タイプだと全部バラしてから組み合わせる必要があるけれど
あとはナットを締めて完了
14ミリのスパナレンチで締めて完了。
※角度や位置調整するからまだ仮止めくらいで
これだけのことで美形ママチャリ化
さいごに微調整
センター出し
まっすぐ前に位置調整。
傾斜を調整
上下に向きすぎないように。
ココらへんはお好みでどうぞ
【4,5キロの距離】シートポストも長くしたいならこの記事で↓
脚が伸ばせる体勢のほうがはるかに漕ぎやすくなるのは確か。それはシートポストを上げることで可能となる「脚力開放姿勢(ベスト・ストライド・モーション)」である。4,5キロの距離を走り回るならやっぱりオススメなカスタムだ。通勤や通学などの距離だと多いのではなかろうか。買い物なら1,2キロというところだろうけど。
まだまだチャリで走り回る年頃なら超有効カスタム
ヴィンテージ買い物自転車をキレイに直していくシリーズ
「優美なブラウンサドル編」
完了。
突如始まる出張シリーズ
※今回のサドル交換に使ったアイテム一覧
スタンダードな黒カラー・「BRIDGESTONE(ブリヂストン) ソフトサドル L532BS ブラック」
シックなブラックもええね。基本だし。