クロスバイクやロードバイクやMTBの10速化カスタム。
一応、ママチャリ10速化改造のやり方も併記
ロードバイクでも基本的には10速以下であることがまだまだ主流だよね!(圧力)だいたいエントリーモデルで10万円前後となると8速か、あっても9速だよね!(9速になるとBBもホローテックか)クロスバイクやMTBなら7速か8速なんで大幅なカスタマイズ&改修工事になることは必定。ママチャリに至っては言語道断の規格外改造ときたもんだ。
※ミニベロ(折りたたみ自転車)はどうなんだろう?地面に着いちゃうから無理なのでは?というか車輪がないのでは?
とにかく自転車の10スピード化(やってみた編)
↑10速のロードバイクから11速化を考えているなら上の記事がパーツ合わせなどの参考に
パーツが11速なだけでやり方は同じだから
10速化するためのパーツと工具一覧
- 10速対応ホイール
- 10速スプロケット(後ろのギア)
- 10速リアディレイラー(変速機)
- 10速シフター
- 10速用のチェーン(2つを繋げて使うのがおすすめ)
- 各種工具
10速パーツ合わせ情報
知識まで(ほぼ雑談)
やはり10速化ともなるとパーツ全体に波及する工事となります!
前も合わせて「10速完全対応」目指すなら(実学)
前のクランクギアも10速完全対応目指すなら「ホローテックBB化&一体化クランク改造」へGO!
10速対応ホイール
クロスバイク・ロードバイク用(ママチャリも)
8s~10s対応リアホイール/WH-R501
エアロスポーク版・「シマノ WH-R501 A(エアロスポーク仕様) リア ブラック QRカラー:ブラック 8/9/10S対応 33950 EWHR501ARCBYL」
前後両輪セット・「シマノ ホイール WH-R501 前後 ブラック 31285」
エンド幅 (前)100㎜/(後)130㎜ 平均重量 (前)818g?/(後)約1102g? リア変速機対応 8s~10s 推奨タイヤサイズ 23c ~ 32c
(サイクルベースあさひでは23~32Cとなっているし外径からみても32Cは履けるでしょう)車輪サイズ(ビード経?) 622 ※「A」タイプはエアロスポークというバージョン。空気抵抗が少し低減されるモデル。
※「30」はリム高が高い(30mm)バージョン。これも空気抵抗を低減するが横風には少し弱くなるとか。
テッパンのシマノ製「テツゲタ」ホイール。
※材質はアルミ製だよ
シマノホイールのベストセラーが8速から9速から10速まで対応してくれているので楽ちんである。(ちなみに売れ筋クロスバイクである「GIOS/ミストラル」は最初からこれを履いている)ママチャリやクロスバイク乗りにはなにも気になることはないイカした車輪だが、ロード乗りたちにとっては重いらしく、もっぱら走り込み練習用にガンガン使われることから「鉄下駄(テツゲタ)」とか呼ばれている。アルミ製なのにね。
自分はエアロスポーク車輪にした
※【クロスバイクからの改造について】…とはいえクロスバイクではこの車輪は正規にとりつかない。このホイールはエンド幅が130mmのロード規格用。クロスバイクの中にもエスケープR3やGIOSのように130幅が存在するが、だいたいは135mmのマウンテンバイク規格。間に5mm分のワッシャーを挟むなど相応の工夫が必要になるだろう。
※【ママチャリからの改造について】…基本的には規格外の魔改造になる。問題点はホイールのハブ軸である「前輪100mm、後輪130mmのロード規格が取り付くか」という点。いまひとつは「後輪ブレーキを増設できるか」という点。「ひとまずこれらのママチャリ700Cホイール化」を済ませられないことには10速化もできないので注意されたし。
関連記事・「ロード化したママチャリの後輪ブレーキ増設方法その4くらいの秘法」
じぶんは8速改造の時に付いてます!
スペーサーも(?)
安い?・「シマノ ギアスペーサー(t=1.0mm/ブラック) Y11E03000」
一応、理屈の上ではそうして10速ギアスプロケットに対応させるらしい。だがスプロケットによっては必要ないという情報もある。(スペーサーというのは、要はその分だけサイズ調整するカサ増しでしかないし)
参考・「されど1枚の厚み」https://cc-ngy.com さま
参考・「スプロケットの取り付けに必要なスペーサーまとめ」週末サイクリング部 さま
参考・「【DIY】忌まわしき10速!! 10速対応ホイールにスペーサー・・・」http://bybybicycle.blog.jp
・105グレード以上の10Sと異なり、1mmスペーサーが不要です。
・このカセットは8、9sと同じ幅になっていますので、スペーサーは不要になります。ただし、対応しているのが現行MTB用10sとTiagra4700になりますので、旧10sと互換性はありません。
今回使うホイールには要らないっぽいね!
マウンテンバイクのホイールたち
26インチ/シマノのMTBホイール(WH-MT35)
リア
650B=27.5版リア・「SHIMANO(シマノ) WH-MT35 リア QR (650B=27.5) ブラックモノトーン WH-MT35」
対応エンド幅 135 タイヤ推奨サイズ 26x1.50 ~ 2.25 リアスピード 8-10s 対応バルブ 仏式バルブ ブレーキタイプ ディスク(センターロック) 製品情報参考・「WH-MT35-R」シマノ公式
※実際は11s化できるという情報も
これがSHIMANO製(?)のMTB用鉄下駄か。
ロード用にも存在したベストセラー鉄下駄シリーズがマウンテンバイクにも存在していた感が溢れ出るデザイン。
MTBにもお揃いのテツゲタホイールがある嬉しさ
タイヤやチューブなど
ロードバイク、クロスバイク用(700C化したママチャリも)
マウンテンバイク用
一応紹介
さて、
ここからは10S用のコンポーネントたちが勢揃いだ!
※コンポーネント=コンポ=パーツ(チャリダー界隈ではよく聞かれるコンポ言いたかっただけ)
※クロスやロードの10速はシマノミドルクラスブランドの「TIAGRA(ティアグラ)」や、マウンテンバイク系ブランドである「DEORE(デューロ)」からよく出ているぞ
※ガチ目のマウンテンバイク系統の10速化には「ZEE」なるシリーズからも登場
主にオンロード系とオフロード系がある。
※平坦路(フラットロードに強い系)、山登り(ヒルクライムに強い系)とも
10速スプロケット・ギア(デューログレード)
山乗り坂道仕様/ヒルクライム用
段数 10速 9速 8速 7速 6速 5速 4速 3速 2速 1速 歯数 11t 13t 15t 18t 21t 24t 28t 32t 37t 42t 差 - 2 2 3 3 3 4 4 5 5
11-42T/ワイドレシオ用(広範囲なギア)
※公式では42Tはないけど…(まあ後から追加されることはよくあるので)
42Tと大胆におおきくなっていきます
ノーマル仕様
段数 10速 9速 8速 7速 6速 5速 4速 3速 2速 1速 歯数 11t 12t 14t 16t 18t 20t 22t 25t 28t 32t 差 - 1 2 2 2 2 2 3 3 4
11-32T(10速のワイドレシオ)
11-34T・「シマノ CS-HG500 10S 11-34T 1357913604 ICSHG50010134」
とにかくフツーを望むならなら32Tや34Tまでのこれ!
高速巡航仕様/フラットロード用
段数 10速 9速 8速 7速 6速 5速 4速 3速 2速 1速 歯数 12t 13t 14t 15t 17t 19t 21t 23t 25t 28t 差 - 1 1 2 2 2 2 2 2 3
12-28T/クロスレシオ用(高速巡航型なギア)
11-25T・「SHIMANO(シマノ) CS-HG500-10 10スピード 11-25T 1234579135 CS-HG500-10」
参考・「DEORE M6000(CS-HG500-10)/シマノ製品」公式サイト
※ZEEシリーズよりDEOREシリーズのほうが安いので
フラットな平坦路やレーススタイルならこれ!
10速リアディレーラー(RD)
GS(ロングケージ)/山乗りヒルクライム仕様用
デューロ(シマノ) RD-M6000 10S GS
これが42Tギアをサポートできる変速機!
ノーマル用
ティアグラ(シマノ) RD-4700 10S GS
デューロ(シマノ) RD-T6000 10S シャドーディレイラー
32T~34Tまでにするならこれ
SS(ショートケージ)/巡航フラットロード仕様用
ティアグラ(シマノ) RD-4700 10S SS
zee(シマノ) RD-M640 10S SS
105(シマノ) RD-5701 10S SS
※【SS/ショートケージ】…ギアの歯数が密集した巡航タイプのスプロケを使うなら(11-25Tとか28Tとかの)こちらがよりベストと言う理屈。あと折りたたみ小径車にもいいね。長いと地面についちゃうから。ミニベロに10速があるのかは知らないけど。
クロスレシオの28TギアスプロケにするならこれでOK!
↑ギア比をどうするのかについてはこちらを参照どうぞ
ママチャリ改造なら必須のディレーラーハンガー
このディレイラーハンガーがなければリアディレイラーは取り付かない。
10速シフター
シフターレバー(右/R)
ティアグラ SL-4700-R 10S
デューロ SL-M6000 10S
zee SL-M640 10S
とにかく10速シフター!(3つあるけど違いはよくわからない!シリーズの違い?できるだけ使うブランドに合わせるべきかもね!ディレーラーと!)
その他のシフターアイテム
ワイヤーとアウターのセット
シフトワイヤー単品・「シマノ シフトインナーケーブル SUS 2100mm×φ1.2mm Y60098911」
ワイヤーカッター・「PWT PCT-02 ワイヤーカッター 自転車用 / SK11 ワイヤーロープカッター ブレーキワイヤーにも SWC-165B」
勿論シフターワイヤーとアウターは使います!
※シフターレバーの方にワイヤーは付いてるけど、アウターセットをおすすめする。値段もそんなに高値ではないしシフトワイヤーの予備と思って。
10速用のチェーン(2つを繋げて使うのがおすすめ)
10S用のチェーンは「スーパーナローチェーン」という特に細い規格らしい
大人気のアルテグラグレード/CN-6701 10S
基本のティアグラグレード/CN-4601 10S
(MTB用?)デューログレード/CN-HG54 10S
この記事で紹介してるスプロケ(デューロ)にはこれで十分だったけどね
※ギアをデカくし続けると1本では足りないという事態も出てこよう。やるなら予備に2本ほど備えて、チェーンリンクを継ぎ足していく所存。(その場合に安いとベンリ)
10速用ミッシングリンク(クイックリンク)
わかりやすいゴールドカラー・「KMC 10スピード用ミッシングリンク CL559R2個入 ゴールド」
つけはめ工具
とにかくミッシングリンク推奨!
おすすめは安いチェーンを2つ使うこと(ミッシングリンクでつなぐ)
どうせ2つ使うのだし!(42Tのギアとか使う場合だけ?)
結論から言えば両方使えた。
が
今回は6S~8Sチェーンを繋げたものと、10Sチェーンを使ってみたが、結論から言えば両方使えた。つまりそれの相違にて全く使えないということはなかった。だけど、同じナローチェーンの規格であっても幅などのサイズ感が若干異なるのか、やはり10速チェーンのほうがスムーズな気がする。6S~8Sチェーンは歯と歯の間で擦れるのか音がしていた。(?)まだまだ検証中だけどできれば10速チェーンを使うことが望ましいでしょう。
※やっぱりスプロケの方も8速と10速では歯と歯の距離感がビミョーに異なるようで、そのためにチェーンも幅が異なるのかもしれない。(まだよくはわからないけど)
暫定「10速ギアにそれ以外のチェーンを使うと音がするような気がする(?)」
チェーン互換性
シマノの8段用のチェーンは、9段、8段、7段、6段および5段のカセットスプロケット(後輪スプロケット)に使うことができる。8段用のチェーンは7段用のチェーンと同じ。
9段用および10段用のチェーンは幅が狭いため他の段のカセットスプロケットには使えない。
とにかくそういうことみたいです
各種工具
工具は各パーツ交換ページ毎に紹介させていただきます。
そういうことでおねがいします
10速化するための手順
元のパーツ取りはずし編
10速パーツ取りつけ編
作業の順番はそれほど問題ではないので、各ブロックごと記載していくよ!
※この通りにやってもよいし、好きにやっても良いが、各種の取り外し&取り付け方法だけちゃんと記すよ!という話ね
とにかくすべてのことは、
古いパーツを取り外して
新しいパーツを取り付ける
というだけだから。
これすなわちチャリカスタムの「真理」
元のチェーンを取り外す
チェーンを切る方法(外す)
ピン切り
※ミッシングリンクを使用しているならその箇所を外せば済むし、そのまま再利用できる
ミッシングリンク
※スポーツ自転車ならミッシングリンクを使うのが常道。こうして何度もチェーンを着脱する際には猛威を発揮するほどベンリだから。
チェーンも取り外す。
とにかく自転車のパーツというものは全体がイッサイガッサイ連動しているので、ややこしいママチャリフレームでなくともそれなりに各所を解体する必要がアリ。
※ミッシングリンクで繋いでいる方が常にベンリだが、クロスバイクなどの購入時そのままであれば原始的なピン切りスタイルになるかと。
リアディレイラーを交換するならチェーンも一度切る必要がある
元のリアホイールを取り外す
元のリアホイールを取り外す。
変速性能(とくにリア)は自転車の後輪にあるわけなので、これを一式交換することが基本。そのホイールに10速ギアを取り付けるにしろ、新ホイールを用いるにせよ、とにかく後輪の場所は空けなくてはなりませんね。
とにかく後輪の場所は空ける(復唱)
スポーツバイク系ならクイックリリースでまるっと取り外せる
ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイクなどであればカンタンに着脱可能なシステムでラクラクやね。
クイックレリーズ方式って本当にラク(素笑)
ママチャリ系ならいろいろ外す
- 車体をひっくり返す
- 後輪ブレーキのワイヤーやナットを外す
- ハブナットを外す(ドロヨケやキャリア類も外す)
ママチャリから外法魔改造として10速化するのならば、(まあその他にもいろいろ考慮すべき箇所がありますけれど)とにかくごちゃごちゃしている後輪周りを取り外していくよ。
関連記事・「ママチャリの700C化ができないならそもそも10速化など論外」
※ママチャリの場合は規格外改造だからね
元のギアスプロケットを取り外す
- 「スプロケット回し工具」をセット
- 「ロックリング回し工具」をセット
- あとは緩ませて外すだけ(反時計回し=左まわし)
自転車の種類やタイプに応じて
ロードバイク・クロスバイク(8速・9速) |
取り外して流用するのもアリ |
クロスバイク・マウンテンバイク(7速) |
やらないやれない |
ママチャリ |
やらないやれない |
そしてギアを取り外す。
10速化しよう!というロードバイクなら8速辺りが、クロスバイクも同様だが7速辺りも多く、またマウンテンバイクも7速が主流かね。
※【車輪が合わないチャリの場合はナシ】…ママチャリの場合には6速だろうけどそもそもホイールが合わないのでギアを取り外す作業はナシ!車輪ごと取っ替える!7速マウンテンバイクやクロスバイクもそうだろうけど!ロードバイクも車輪ごと替えたっていいけど!
なんにせよ新ホイール使うなら必要ないし、また確実
※【車輪が合いそうなら取り外して使う】…8速のギアが付いている車輪なら10速対応している可能性が高いのでチャレンジ!(ただし確実ではないので、あくまでも対応確認できているシマノホイールを揃えることが確実である)
自分のママチャリではすでに8速魔改造していたから取り外したよ
関連記事・「ギア比ぬま!ギア比を替えて漕いでみた体験レビュー」
関連記事・「自転車のギアスプロケットを替えるとギア比はどうなるのか?」
勿論「ロードバイクやクロスバイクなどのギアを取り替えてギア比を変えよう」とかいう目的であるのならば、ギアスプロケの取り外しは必要です。
法律文みたいで申し訳
元のシフターとワイヤーを取り外す
- ディレイラー側のワイヤーを取り外す
- 手元のシフターを取り外す
- ※ハンドルから抜くには「ブレーキレバー」や「グリップ」を外す必要アリ
手元の変速シフターを取り外す。
もちろん10速には10速シフターがあるので元から付いていたやつは使えません。10段カチカチしないとね。(ただ10段使わないということなら、8速シフターでもそこそこ変速は可能なのかも?引き代などが違うからそのまま8段使えるわけではなさそうだけど?)
元の変速機(RD)を取り外す
- ディレイラーをはずす(変速機を外す)
- ハンガーをはずす
元のリアディレイラーを取り外す。
リアディレイラーとは変速機のことね。これが動くことでギアが掛け替わるというメカニクス。前も言ったけど。「正爪」「逆爪」「ストドロ(直付け)」などの取付形状があるけれど、とにかく取り外せばOKだ。
これにて全パーツの取り外し完了
以下、
取り付け編
新ギアスプロケを取り付ける
- ギアスプロケを車輪にセット
- ロックリング類もセットしていく
- スプロケ工具で締めて取りつけ完了(時計回し=右まわし)
10速のギアスプロケットを取り付ける!
どんな歯数構成を選んだにせよとにかく取り付けますよろしくどうぞ。これに関しては全車共通作業ね。ロードだろうがクロスだろうがMTBだろうがママチャリだろうが、もとの8速がついていたホイールだろうが新ホイールだろうともね。
とにかくこれは必要な作業(すぐおわる)
新ホイールを取り付ける
そして10速リアホイールを取り付ける。
スポーツバイク系ならやはりそのままクイックレリーズでスイスイ装着を
ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイクなどであればカンタンに着脱可能なシステムでラクラクやね。(復唱)
クイックレリーズ方式って本当にラク(ハウリング)
ママチャリ系ならいろいろ付ける
ハンガーの取付箇所がないママチャリを外装変速機に仕立て上げるには、ハンガーごとクイックレリーズで固定する必要がある。ゆえに少々固定難易度が高くなるけれどすべて同時的にセッティングすればOK。
※もしこのママチャリ10速化のようにドロヨケフェンダーなどを残したいならば、挟むものが多くなるので135mmのクイックレリーズ棒を使うことを勧めるよ
参考・「TIOGA(タイオガ) Forged クイックレリーズ 2点セット リアエンド幅135mm レッド」
※ママチャリの場合は規格外改造だからね(復唱)
新変速機(RD)を取り付ける
- ハンガーを合わせる(変速機に)
- ディレイラーハンガーを取り付ける(変速機を付ける)
10速リアディレイラーを取り付ける!
勿論10段変速なのだからディレイラーも10段対応できるものをカスタムします。取り付け方法はやはり幾つかの種類(自転車のエンドフレーム形状に応じた爪の種類)があるけれど、やることは一緒でとにかく車体に取り付ければOK。
※クイックリリースと一緒に取り付けるパターンも
グイっと。
ママチャリをこのような700c系統のホイールで使われる8速~11速などのギア改造する場合には、ディレーラーハンガーを用いる。そしてそれはクイックレリーズ棒と供に収めるので、この固定力が弱いとズレてきてしまう。そして変速調整もズレてくる。
グイっと。
ギュいっと。
そこそこ硬めに回して締めましょう
新チェーンを取り付ける
10速に対応させたチェーンを取り付ける!
いちおう「10S用チェーン」というのが売っているのだが、長さは6速用と変わらない116リンク。つまりそれは10速対応チェーンというより「10速がついている高級グレード自転車に見合うだけの高品質なチェーンだよ」レベルなのだと思われる。だから安いナローチェーンを2つ連結させて使うほうがコスパ高し。(まあ10sチェーンを2本使ってもいいけどね)
※【追記】10速のギアにはそれに合ったスーパーナローチェーンが良い。つまり10速チェーンが有効。(6s~8sチェーンでも使えないことはなかったけど)
なんにせよチェーンを2本使ったほうが万能
チェーンのコマ足し(長くする)手順
よほどデカいギアでも付けなければそれほど必要はないと思うけど
チェーンを自転車に掛ける手順
一応この10速用のチェーンには「裏表(うらおもて)」があるので多少注意。刻印がある方を外側(表)に。なにも書かれていないツルツルな面が内側(裏)に。間違えても回らなくなるほどではないけど。
まあ一応ご確認ください
まず前ギアクランク側から掛けるのがオススメ
※後輪が回らないようにしておけば掛けたチェーンは動かない(タイヤが地面に着いてれば回らないし、浮いていても足で抑えておけばOK)
あとは後ろギア側をディレイラーにS字カーブで掛けていく
※最下段の歯車(プーリー)、中断の歯車、そして上段へ通してチェーンを連結させる
仕上げにチェーンを連結させて繋げば完了!
※やはりミッシングリンクが絶対的正義となる。ピン入れなんてやってられません。
※ピン入れにしたいなら、最後の連結はこの位置ではなくてもっと作業スペースが取りやすい場所にしたほうが良いね
※後ろのS字カーブからやってしまう方がラクでした
チェーン掛け終了
新シフターとワイヤーを取り付ける
- 手元のシフターから取り付ける
- アウターを仮セットし、長さ調整
- ワイヤーをアウターに通す
10速シフターを取り付ける!
ブレーキ一体型の方がスマートで好きなんだけど、なかなか見当たらなくなってて。6速、7速、8速辺りだとよく見かけるんだけど、シマノが出してないのかね。カンパニョーロとかスラムが出してくれないかね。よくわからんけれども。
ブルホーンにしてるから取付箇所がハンドルポストという一昔前のロードバイク感な我がママチャリでした
最後の仕上げに「変速調整」編
- 「ディレイラーの位置調整」編(さきにやる)
- 「シフトワイヤーの調整」編(あとでやる)
さあ、
あとは変速調整。
これが完了してようやく一人前。やってる間に1速やら10速やら右に寄らすのか左に寄らすのかなんだかよくわっからなくなってしまうけれど、ちゃんと変速機(リアディレイラー)の動きと仕組みを理解してればダイジョーブである。
※それに外装変速機はなにかの拍子に変速具合がオカシクなってくることもあるだろうし、そんなときに自分でセルフメンテンナンスするためにも大事な知識
メカニック顔でやりましょう(絶対)
これにて
自転車の10スピード化を完了。
10速化してよかったところ
とにかく山スペシャルできる。
坂スペシャル?峠スペシャル?ヒルクライム・ウルトライズ?ギアが10枚と増えることでそんな具合に軽いギア比が積まれていくのが10S化。先日フロントシングル化して平地に強い高速仕様にしたのも束の間、またまたフロントトリプルの最小経前ギアに載せ替えて行ってきたよ。
関連記事・「前トリプル化するなら/クランク交換方法の完全ガイド」
挑んでみた坂道。
あんずの里山・宮坂峠(テングマンズヒル)
個人的には「イーストマウンテン」と呼んでいる地元の峠道(東)
姨捨山・猿ヶ馬場峠行き(オバステーションズヒル)
個人的には「ウエストマウンテン」と呼んでいる地元の峠道(西)
これら地元を挟む両山をアタックした結果、
登れた。
自転車を8速から10速にしてようやく踏破達成。これはママチャリの10速改造車ということになるけど、とにかく山登りを達成。距離は短いけど。かつてママチャリ8速改造した際に破れたヒルクライムにリベンジ達成。まあ最近は下半身のトレーニングもしてるからその効果もアリそうだけど。
関連記事・「修験の道“戸隠バードライン”にて坂殺し殺しされました」
関連記事・「【ニートワークアウト】無職が筋トレして肉体改造するヒマがある時代。」
まあ10速をフルに使わなくても登れたけどね
我が自転車最大級の軽いギア比構成となる「前22T」×「後42T」の大鬼脚化を果たしたアンヨのパワーを最大級に使うことなく踏破達成。というかそれを使ってしまうと遅すぎるので必要がなかったのである。
それにやはり下半身筋トレの効果のほうが高いと思われる。
なんだかんだで上半身ばかりしか筋トレしていなかった事に気がついたので上と下に分けて筋トレ日をばらした都合上結果として組み込まれた下半身強化メニューがこんな形で芽を出しました。明らかに踏んでいけますもんね。ペダル。「過剰な筋トレは実用性ない派(通称イチロー派)」ですけれど、これに関してはただ自転車こいでるだけじゃ変わらなかった経緯から、下半身筋トレの効果を実感してしまった。
※と言ってもメニューはボックスジャンプ(公園において段差ジャンプを両足飛び20回×左右の片足飛び10回づつやるだけ/週2回ほど)のみだけど。
ただし「山登り旅」までは出来ない
関連記事・「地元マッピング/トレイルキングダム長野県の名所巡り」
このブログのママチャリ改造はもともと
「15歳時のアイドルホースが名馬を産んだので晴れの舞台ダービーを200キロ漕いで見に行ったら泣いて感動しちゃってママチャリ旅も気持ちよかったんで地元の名所を巡りがてらチャリ旅しようと思ったけれど山の王国長野県の高度が腰にキツすぎて今度は別の意味で泣きそうだったんでママチャリで登れるように改造した」
ということに端を発する。
とても具体的理由によるのだ!
関連記事・「府中にチャリで逝っちゃおう!あの頃に戻るまで200キロダービー!」
関連記事・「ママチャリに山は登れないのか?速い自転車と遅い自転車の差は歴然としている(キメ顔)」
なんか「心肺」が疲れる
ゼーゼーハーハー言う。軽いギア比でラクラクに登れるわけではなく、実質高速回転させて漕いでいるようなものだから「疾走」しているのと似たような状態に。ランニングみたい。
けっきょく「腰」も疲れる
けっきょく「自転車を押して山を登る」という登山企画に陥っている地元マッピング旅なんだけど、このときはなんと言っても腰が痛い。腰の周りの筋肉であることだけが救いだけど(ほぐせばよろしそうだから。骨なら困るでしょ。)、これで泣きそうだったんで「自転車漕げたらラクなのになあ」だなどと思い見誤っていた。漕げたら漕げたで結局腰の筋肉使う。
やっぱり「脚」も疲れる
まあ当然ですけど。足で漕いでいるわけだから。いくらギア比が軽くなろうと重力のなかを力学的に踏み進んでいるわけだから。
たしかに10速において最大ローギアにした仕様ならば、
大体の鬼坂激坂を踏破できそうだけど、
長くはもたん。
結論・「人力は疲れる」
しっかしこういった山沿いに生活する人たちは大変やで。
ここ全国的名所「月の都(更科・姨捨)」に住む月の都民たちはこうしていっつもママチャリのカゴに買い物袋を乗せて上り下り登山を繰り返しているのであります。
エクストリーム買い物すぎます。
※マジにこの地区はこのような人たちをよくみるよ
これはさすがに電動自転車買ったほうが良い
※これは通勤通学用に揃えたスポーツタイプだけど、ママチャリ型でも坂は登れる様子
↑前のクランクギアも10速完全対応目指すなら「ホローテックBB化&一体化クランク改造」へGO!