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ドゥラメンテ号とアドマイヤグルーヴ号の追いかけ記録(競馬)

ニートがママチャリを200キロ漕いで日本ダービー観て泣いてきたやつ

2015年5月27日

自転車旅,競馬場,デスペラード八星ひきこもり座

 

20代無職ニートなぼくたちは第3コーナー中間地点。

 

オレはもう第4コーナーだけどね

趣旨
「東京競馬場へ日本ダービーを観戦しに、兄貴から受け継ぎし12年物の通学用自転車アルサス(通称ブケパロス号・改)にて、15歳の労働の想い出とともに稀代のひきこもりが200㌔を逝く。」 

 

 

事後目次

 

20代無職ニートの若い往復400キロの自転車旅
【概説】

やることない体験記 ニート・デスペライダース (商船フライング・ニートマン社)
やることない体験記 ニート・デスペライダース (商船フライング・ニートマン社)/アマゾン・アソシエイトリンク

 

あの燦然と輝く

 

“引き篭もり八星座”通称ニートスター

 

の軌跡。

 

1人の融通の効かないガチガチ観念で身動きの取れなかった坊やを無職のひきこもりニートへ変貌させた死の旅路を描く軌跡。 北斗七星みたいな感じに。この旅路を逝けば誰しもニートになるという聖旅。

 

奇しくも、

その軌跡を再び駆ける事となろうとは。

 

ドゥラメンテ

3歳牡馬鹿毛父キングカメハメハ母アドマイヤグルーヴ母の父サンデーサイレンスが、

皐月賞勝っちゃうから。

 

G1とっちゃうから。4代G1制覇とかしちゃうから。春先に東京行ったばっかなのに。「究極の引き篭もりを体現しよう」とか言っていた年なのに。

 

しかーし、

 

「これが最後のアツくなれるダービーじゃないか?」

 

別にまともに考えればどうでもいいような考えに、

「これが最後」

という心理作用によってあれよあれよと計画が進められてしまったのであった。

つまり

 

チャリめっちゃ漕いで競馬見てくる!!

 

当日ダービー関連情報「決戦は5月31日」

雨よ降るな。

 当日の競馬中継
「みんなのKEIBA」(フジテレビ)2015年5月31日 14:40~16:00(日曜午後) など…
前夜の競馬番組
「うまズキッ!」(フジテレビ)2015年5月30日 25:05~25:35(土曜深夜)
など…

ツイキャスかあ
 
※貼ってみただけで別にツイキャスはしないぞ。
 
ツイキャスかあ
( ▽Д▼)=3
 
という気持ちだったというだけ。いろんなツールが出てんのね。という。でもライヴというのもなんだか面白そうだね。タレント次第。

けいかく

 

そんなこんなでおおよそ200㌔の疾駆となるみたいですわ。

あまり考えたくないけども往復で400㌔ほど。

※徒歩だと42時間の距離だとか

※自動車だと3,4時間くらいだとか

 

特徴

・20代の無職ニートひきこもりが、

・自転車で200キロを往復、

・14万人がひしめき合う大群衆の只中へ、

・土曜5月30日から当日5月31日の2日で到着を目指す。

 

まあ自転車行といえばこれくらいは普通の部類なのだろうけど。

しかしひきこもりの寵児たるこの私には怖い距離。

いや運動はしてるんだけどさ、でもそんなにはしてないしさ、最近は風邪で一週間寝込んでいたしさ、 ニートだし。そんで競馬だし。

 

背徳的コンボ。

 

いや歩いてきたことはあんだけどね。

 

そういう死旅に赴いたことはあるんだけどね。

 

だからチャリならば楽勝か、

 

と思いきや整備されていない車道の端っこを走るという恐怖や、路面状況を確認しづらい&トラックぶんぶんな夜は非常に危険などなど。 実は走れる時間などに制限が出てくるのではなかろうかと。寝ながら車道を歩いていた奴がよくいうけど。

 

何曜日から行こうか? 何日で行こうか? ルートは?

 

そんなこんなで、

曜日の5月30日日5月31日の2日で行くことに。

まあそういうふつうのコトに。

 

しっかし碓氷峠の帰りは考えたくもない。

 
 

①出発(ゲート)

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兄貴から譲り受けし2003年製ブリジストン通学用自転車アルサス(通称ブケパロス号・改) にて挑む。そんな12年物なヴィンテージな愛馬に跨って征くよ。

 

壊れねえかな。

 

それにしても前カゴの比類なきカッコ良さよ。包容力がある所を見せつける大人の余裕よ。 時にはかばんを入れ、時には漫画を入れ、私たちと共に在ったな。 兄弟2代の主人に仕えし忠誠よ。

 

お前をただ壊しはしない

(▽Д▼ )

 

寝袋、テントなどの強化野営具搭載リアキャリア!

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シートポストに取り付ける弱い強度のリアキャリア。
 
なんかアルサスという自転車は、特殊なリアキャリア(純正)しか付けられない形状との情報をキャッチしており、
 
「そういうことなら直接ポストから付ければいいんだろ!!」
 
ということで搭載された。 軽めの搭載量なら問題ないでしょ。あとライトリフレクター(赤いの)も装備して闇に備える。

 

シートポストを長く延長!

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20センチほど伸びたのではなかろうか。
 
高さを調整するクランプというものも錆びて動かなかったので赤い新品に交換。
 
乗り位置(ライティングポジション)とやらが抜群に最適化されて めっさ漕ぎやすいマシンに変貌。
 
「高くする」というたったそれだけの変化でこうも乗り味が変わるとはね。 もともと高くして乗っていたのだがそれでも足りず、
 
しかしこれならそんなことはない。
 
存分に振り回してくれたまえ。
 
というわけ。
 

サドルはスプリングサスペンション付きブリジストン純正!

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純正も何も元からついてたやつだわ。
 
そのままの体制が採られましたわ。
 
「結局コレがいいんじゃないの?」
 
ということでね。  
 
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スポーツサドルを用意してみたけれど、

 

すぎる。

何のためにスポーツサドルが存在するのか理解できず。

 

スピードのためか。

・とにかく衝撃が腹を突き上げてくる!

・面積が狭すぎてケツの置き場所が限られて疲れる!

 

最初は乗った瞬間ケツが凍りついたものだが、

慣れればたしかに短距離なら問題なかった。

が、

小一時間も乗ると涙目に。

結局純正サドルに挿げ替えということになったが、

 

もの凄い優しくしてくれる。

 

アレしか知らなかった時はその価値が全く解らなかったのだけど、

 

離れてみて解る大切さ。

・広い面積!

・サスペンション!

 

その広く包み込んでくれる面積とサスの大切さに気づいたのだった。

とにかく座ってると疲れてきて、少し位置をずらすとまた良くなるわけだが、 面積が広いとそれが容易に可能となるわけ。 スポーツサドルは「ココ!」という位置のみ痛くならない位置があってそれはいいのだけど、 その位置が疲れてくるともうどこにも置けず涙目。

 

サスはちょっとした段差は物ともせずに衝撃を吸収してくれていたんだね。

 

アレがないともうケツを通り越して腹から喉まで衝撃が突き抜けてくる怖さ。 スポーツサドルって凶器やわ。勿論鍛えて乗るものなのか、自分の体が変なのか、乗り方が悪いのか、 そんなところだろうけれども。

 

この自転車は他にもタイヤが磨り減ってたので2012年ぐらいにまるまる交換したり、 その時はホント走るたびにパンクしていたし、 もうパンク如き15分で治せるくらいの修練積まされることになったし、 変速機もオシャカになってた故交換したり、

 

磨いたり、手をかけてきたという変な愛機。

懐中電灯を針金で装着させられたり。

そんな2代目様に仕えし折に辱めを受けることもしばしばあったが。

オマエガヤッタンダロ

 

2代目様の自由過ぎる発想には手を焼かされていた様子であったブケパロスである。

 

すぐ買い換える予定だったのになあ~。

 

②とりあえず上田(ポジション争い)

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  まずは18㌔程をスイスイと行っちゃいますか。
真田推しがすごいやりたい放題の上田。
 
2016年度大河ドラマ『真田丸』が決まりその舞台として調子に乗ってる上田である。
 
上田に行くととにかく真田推しがすごい。真田十勇士がそこい等に隠されていたり、六文銭の旗が立ち並んでいたり、のぶニャがとコラボしたり、昨今の戦国ブームの中でやりたい放題の上田。
 
ビバ幸村ビジネス!!
 

上田城に行くとイケメン幸村がものっそい。ほぼ戦国BASARAのやつやったけどね。戦国無双のはそんなになかったような。最近「戦国真田祭」のようなものがやっていたようだが行きそびれた。いつでも行けるのに。
 

こんな感じに区切って小休止しながらのほほんと逝きたいというわけ。

馬場に着いてからが本番やしね。

のほほんと。

別に時速12キロしか出せない脚だからではないよ。

うん。お願いします。

 

③とりあえず小諸(第1コーナー)

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    今度もだいたい20㌔と同じような区間。
「誰?」
 
 
人気戦国漫画『センゴク』の主人公(?)仙石秀久が初代藩主として手腕を発揮したり失敗したりの小諸だという。この漫画の画が駅近くの小諸懐古園なる所にペタペタ張り巡らされているね。
 
 
さすがに太閤立志伝でもそうそうお目にかかれない雑魚キャラ仙石秀久さん。
 
ほぼすべての登場キャラクターの顔を必然的に覚えてしまえる同ゲームの中ですらこの方の存在を認識できず。 こんな風に描かれてんだね。
 
あのドジで首取られたイメージの凄い、戦国無双でも凄いテキトーなキャラにされている今川義元がかなりカッコ良かったのは知っている。
 
窪塚洋介がやってそうなね。 元々は東海に一大勢力を築いた「東海一の弓取り」なんだからねえ。 
 
仙石秀久って誰。
 

お菓子でも食いつつ、

どんな画を撮ればええんやろとか思いながら過ごすことになりたい。

なりたい。

のんびり。

 

④ようやく軽井沢(第2コーナー)

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 県境までを20㌔。大体ここまで同じようなペースで行けそうか。  
「もうバックミラーなんて二度と見ない!!!!」
 
 
そういう危険発言連発のグランドライン。
それが碓氷の峠。
 
軽井沢というか「碓氷峠」が立ちはだかるわけだが、それといえば勝負哲学走り屋漫画『イニシャルD』の真子ちゃん。シルエイティという青い合成車に二人の美人が乗り込んで走りこんでいる碓氷の峠で、ただの豆腐屋の息子とデットヒートが繰り広げられた名スポットということ。
 
正直、そんなんやられたら迷惑。
 
 
正直ね。ただし漫画は熱い!!!!「ここは追い抜きとかそういうのはナシなんだよおおお!!!!!!」 ※別戦より
 
小諸から軽井沢は風がすごそうだわ。
 
高地にあるし、
 
渓谷のように山が連なってて風がうねっているところだから。
 
こりゃー時速12キロの最低ラインすら危ういやも。
 
そして、
 
碓氷の峠。
 
そんな峠を越えればいよいよあの帝国領へ…。
 
 

⑤グンマー自然帝国 国立公園(大ケヤキの向こう側)

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  ココらへんは危険地帯だからぶわーっと30㌔を逝くかい。
魔峡ウスイトウゲを越えれば
 
 
眼下に広がるは雄大なグンマー帝国領、
ヨネヤマティ国立公園。
 
いや良い意味でよ。良い意味でね。前来た時もここで休んだので、ここを中継地点に。 まあなんやかんやと危険だ何だとされているグンマーであるが、もう常連である故に上手いこと通してくれるでしょう。多分顔パスでしょう。
 
人情に熱い国それが群馬(和名)。
 
だから通行を許してください。イヤいい意味だってば。
休憩場所の選定とかどういう基準で選んでるのか自分でも分からないんだけど。

でっかい公園がいい。

 
※基準値=でっかい。
 
 

⑥グンマー自然帝国首都(第3コーナー)

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  帝都へ向けてスイスイっとタカサーキジャンクション!12㌔か。
タカサーキジャンクション付近の茫漠感。
 
 
ここ通ればスイスイ~っと、高崎にお手頃で着いてしまう。いや関越自動車道高崎ジャンクションじゃないから。タカサーキジャンクション付近だから。

しかし12㌔とはお手軽。

 
自分で決めてんだけど。 なんとなく高崎あたりで小休止じゃん。そういうことはみんなやるじゃん。高崎で小休止とかは。

ちなみにローマ軍の平均行軍距離は30㌔やったで。

 
というかもう最近まで大体そうなのさ。 数十キログラムの装備抱えて歩くとなるとそうなるみたい。 1日や2日と距離が決まってるならこの限りではないが、平均としては30㌔。
 
 
 

⑦埼玉の熊谷さん家(第4コーナー)

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   帝都を離れたらアブナイので41㌔をスラスラーッと逝きたい。
 
熱い熊谷さん家。
 
 
いきなり普通の民家が立ち並ぶ所に出てくるわけ。グンマー帝国だけ茫漠としているこの世界の不思議。熊谷は埼玉で、気象ニュースなんかでよく観測所として出てくるね。熱い熱い熊谷として。


源平合戦期の武将「熊谷直実」がどうたらこうたらというところ。  

 
とにかく有名な武士ということで。「チンギスハーン蒼き狼白き牝鹿」というシミュレーションゲームで日本の鎌倉政権でやると使えるキャラ。戦闘78くらいだったかな。架空の人物ばかりで水増ししてなんとかキャラ確保に務める深刻な人物不足の同ゲームを支えます。そういえば、熊谷で天啓を得たんだよなあ~。
 
 
さあ第4コーナーを回って
 
今!!
 
選ばれし者たちの栄光への道が開かれた!!
 
第82回日本ダービー最後の直線だーーーーー!!!!!!!
 
 

⑧府中競馬場(河内の夢はどうだ!?)

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もうここからはラストスパートで一気果敢に60㌔のフィナーレラン!

『東京競馬場』府中の森には魔物が住んでいると云われる。
 
日本競馬の祭典「日本ダービー」を始め、最たる歴史を持つ「天皇賞」、最高獲得賞金レース「ジャパンカップ」など名だたる大レースが挙行される大舞台。それゆえに多くのドラマを産んできた。

「河内の夢はどうだ!!??」

 
 
名騎手にして寡黙で淡々とインタビューに応じる等から「職人」と評された河内洋。多くの騎手から尊敬を集めたトップジョッキー。
 
アグネスレディーで優駿牝馬オークスを制し、その娘アグネスフローラで桜花賞を制し、そしてその息子アグネスフライトで自身悲願のダービー制覇を果たしたというドラマ。
 
弟弟子の武豊との直線の叩き合いは”人馬一体たる競馬”としてのダービー史そのものとなる。
 
この『緋色の一族』も、今回出走するドゥラメンテの一族のようにスターの一族。
 
アグネスフライトの弟アグネスタキオンも栗毛無敗の皐月賞馬。その娘ダイワスカーレットも最強牝馬の1頭として数えられる。
 
スカーレットの母系が緋色の一族だったかな。
 
スカーレット繋がりで。うん。まあいいか。 それにしてもみーんな栗毛ばっかだよな。この一族。
 
みどりのマキバオーの母馬でミドリコというのはアグネスフローラがモデルなのかなあ。アグネスレディーやフローラが大牧場に連れて行かれるところとかも。
 
 
さあ、どうなるのか。
 
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雨とかやめて欲しい。
 

 

 

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