そんなあすなろ白書みたいな感じに。 高価い新パソコンに付いてたフォトショップで色々遊んでいるこの頃。 始めの頃は企画書書いてた時に使い方を覚えたWordでいじくり、 ツクールのために使ったフリードットソフトで合成したりなんやりして、 遂にまともなフォトショをいじり始めているね。 不思議なもんで、ズルズルと引っ張られていく。何かしら動いていると。
そんでまだ手が痺れている。
なんでだろ? あんま寝てなかったからかな。 5年前の死旅で左胸から左腕手の平まで痺れるという状態になって、 栄養不足すると麻痺するという変な後遺症を手に入れていた僕でした。 そして今回もなんか続いてるね。左手ビリビリしてるね。だんだん治ってるけど。変なの。
府中脱出。
歩く。
歩いて一つ先の駅へ向かう。 これだけの事で天国と地獄を分けるのだ。 都会だから駅の感覚は近い。まあ数キロあるけど。
そんなもの200㌔近くやって来た私には2歩の距離感。
むしろ歩いてなかったからいい運動じゃいクラス。 悠々と歩き、一つ先の駅へ向かう。
そうすると流れてくる車両。
満車。
勿論焦らずスルー。これはあの11万人が流れてきているのだ、無理もない。 次、 も乗っても良かったがスルー。
もう少し濾してから。
そうしたらスッカスカがやってきた。 悠々と乗り込み快適。 スルーしてもすぐ10分15分で来るからね。 座ってボーっと考え事してればいいわけだから。
そういうニート的時間間隔。
絶対時間。
エンペラータイム。
そして自転車はあったね。
うん。まあそう盗まれねえか。汗のインナーしか入ってねえし。
でもなんでかな、
輝いて見える。
少しだけ離れていただけなのに。
ともあれなんかまじでホッとした。
さあ、あとはもう帰るだけということで、
予定していた「いるまの湯」さんでバシャバシャ計画遂行。
スーパー名湯。いるまの湯。
かなり隠れた秘湯じゃないここ。
450円くらいですよ。
普通スーパー銭湯って700円以上するやない。
設備もいいし、清潔だし。
常に1人風呂場にスタンバっててせわしなく片付けたりなんやりしていて手が行き届いているという感じ。 露天もあるし。サウナもあるし。
受付嬢さんはなまってるし。
なんかそういう秋田とか?北海道とか?なんかそういうところに来た気分まで味わえるという奇跡。 いや、
そういうプレイなのかなあ。
仮眠ルームもあるし。 コーヒー牛乳もあるし。 フルーツ牛乳飲んだけども。 そして夜23時半くらいまで仮眠した。
英傑なアルミ重馬。
さあ、自転車の壊れ具合というところ。 もう帰るだけとはいえ、出来れば歩くのは避けたいし。 いや最悪それでもイイとは言ったものの。
しかーし。
なんか全然壊れてなかった。
なんか全然。 なんか取り付けたリアキャリアがなんかの衝撃で歪んだのかで、 その一部が車輪のスポークに当たってて異音がしていたというオチだったなんか。
なんか。
しかしこれ丈夫だこと。
ブリジストンの通学用車スタンダード戦にてアルベルトに敗れしアルサスの丈夫なこと。 上野樹里を広告塔にしていただけあるアルサスの偉丈夫なこと。
まだ壊れんのか。
とっとと壊れてくれてれば買い換えられてたのに。もう色んな意味で無理なところ。
「アルサスの主な特徴」とやらは現在のブケパロスには見られませんけどね。
スピードメーターは壊れているし、
BSロックとやらも壊れているし、
グリーンLED点灯虫とやらも引きちぎったし、
スーパーマイティロードタイヤとやらもデイツーの安売りタイヤに換装されて久しい。
もう12年ですから。
そういう所は壊れたり交換されたりはしてるのか。
自転車の一番長い初夏。
さあ、とっとと帰ろうということだけど、夜0時ほどで。 夜行運転になる訳だけど、そこら辺はまあとっとと走りました。 もう色々時間計算なんするのがめんどいのでとっととね。 人いないから歌唄いながら、急いでもいないから悠々と。
こういう機動力の効いた、何かあったらすぐ畳んで移動できたり、眼が効いたりするところでの仮眠は得意とする所。 こっちの方が向いているね。
長期のテント旅は無理か。
性格的に。短期のみかな。どうだろ。 まあ今さら日本一周してもね。何かあるとすぐ日本一周してもね。
オレのおじさんもしてるしね。
近くにそういう人いるとやる気失くすよね。 朝6時位に出発。平日だから通学者や通勤車がよくいる時間帯に。 そして警察もいる。
熊谷警察署はほぼ海軍本部。
それくらいの威容がある。
交通量の多い地点に構えて睨みを効かせているのだ。
そしてこの日は6月1日で自転車の規則が厳しくなるという施行日。 チラシやなんかを配られる。
そういう鬼日を自転車の上で迎えるという栄誉ね。 くそが!
そういえば自転車は軽車両だから歩道ではなく車道を走る事が第一らしいね。
そんなん言われてもやけどね。そんなの教えられていませんものね。 そして車道と歩道の間なんてほぼ側溝やで。
側溝。
道路上の排水の為に斜傾している所。ローマ時代の街道にも在ったね。 んで網フタも滑りやすいし。そんな所走れってか。
平均的に無理ある。
平均的に。
良いところは良いけど、駄目なとこはホント駄目。
ゴミ溜まってるし。ガラス片やら木辺やら。
なぜか?
皆がそこに履くからだ。
道路上や歩道上のゴミをサッサッと。だからゴミ溜めになる。斜傾もしてる。
死ぬわ。
自転車なんて経済活動に関与してないからそんなゴミ溜めを走ってろってか。
死ぬわ。
ということで状況が許す限り歩道を走ろう。 場合に限りじゃあ無く、許す限りね。うん。 という実態でOKですね。
勿論、スポーツ車で歩道を30㌔で爆走とかアホやけどね。
まあだからこの旅は遅くなるんだけど。割とちまちま走ってるから。 自転車ってかなり臨機応変を要求されるんだなあ。
そうなるとあの群馬の自転車道併設は物凄い先進的だ。
最近は自転車もかなりブームだし、良いんじゃないのかね。 色塗るだけじゃなくて、3段階の段差になっていた所すらあったからね。
歩道→自転車道→車道みたいに。
ありゃもう敬礼したもんね。スッ…て。
そしてサービス精神丸出しのお店。
サービス精神の塊。
チャリダーの聖地とす。
国道17号線本庄市(ベスタ本庄内施設)
スーパーなんだけど。国道沿いによくあるスーパーを中心にいろいろな店が集まった所。 朝の10時位だったかな。
トイレもめっさ清潔。
そしてお客様休憩スペースとゴミ箱が存在していることを確認し、ここで食を摂ることに。
水も無料だしお茶も無料だし。
朝だから静かだし。
箸も付けてくれるし、 レンジでチンもできるし、 おしぼりはあるし、
しまいにゃ空気入れまである。
自転車用の。 そういう客多いのかな。 地元の爺さんたちがお客様スペースでカフェが如くコーヒーで談笑していた。 そういう狙いもあるのか。 自分のような客にはかなり素敵なスーパーだったな。落ち着けた。 昨日の夜の河川敷で手で冷えた弁当食べたのが嘘のよう。
西◯め。
そして天気も晴れで、
なんかすっげー快適な帰り道。
熱さとか慣れてきてたから全然汗も出ない。
帽子は最強だね。
それに急いでないから力を入れないで漕ぐためまあ快適。ゆえに汗一滴出ない。
それでも普通の通勤者や通学者を余裕で追い越し追走自由自在。
ある意味活殺自在。
勿論「自在」なのだから、無理な追い越しやらアオリやらは必要ない。
無理なく追走しつつ、 信号明けと同時にスイスイっと漕いでやれば一瞬で終わるさ。
立ち上がり重視の追い抜き方でスイスイっと。
そういうなんか 「この話しながら3人で並走している馬鹿共をどうやって安全に完璧に抜き去ろうか」 とか考えるのが面白かったね。 自分なりの組み立て方で、 今行くべきか、 いいやまだか、 いや今か。とか。 いやここは追走して、信号で立ち上がり際に行くかとか。
ヒマか。
それくらいしか考えることないからな。 まるっきり違うことを上の空で考えるのはさすがに危ないし。此処ではまだ。
何書いてるんだろう。
何を書き記しているんだろう僕は今。
でもブケパロスって結構速いのね。 アルサスのサドルを20センチ上げただけで、ニートの脚でも汗ひとつ出すこと無くそんなスイスイ走れる。 ケツも結局痛くならず。 手のひらだけ結構疲れたけど。 あれはグリップ変えるかグローブ付ける必要があるのかな。
そうこうして爽快軽快にサイクリングしながら群馬の高崎に着いた。
やっぱこういう風に昼間に小刻みに仮眠するスタイルが合っているみたいだね私には。 短期しか難しいスタイルというわけだ。 そしてこの帰り道で最大の難関はやはり「碓氷峠」である。
このことあるに全ての知恵を振り絞って計算してきた私だ。
夜は登らない。朝登る。
そういう浅知恵ね。全力の浅知恵。
とにかくそういう調整だけはしたいということで。 夕方に高崎を出て、向かい、6時位になってきたところで野営場所を取ることに。 仮眠のスタイルにチョーシ乗ってきたのか、さらに仮眠してやろうとデカい運動公園に転がり込む。
今回前述したようにスマホ持参である。 ※テザリングを使えばほぼWi-Fiルーターにもなる。
常時ネットにつながっている楽天モバイルで月々1000円契約を結んでいる親のスマホである。 そういう依頼をされたので見つけてきた奴である。 だからグーグルマップで完璧に位置がわかり、 目的地の索敵も容易なのだ。
もう天国やねこれ。
ほんと。 5年前の旅では地図とかないから。 コンビニで立ち寄って確認、ちょっとわからなくなって混乱したらまた戻って、コンビニで確認。 それでも恐る恐る進んで、これ違ってたらむかつくな~という感じでストレスの塊になる。 一度細い道に入ったら最後、国道に出てきても、それがどっち方向なのかよくわからない。というか全くわからない。
夜ならば尚更。
逆方向では?
いや逆方向だろ?
逆方向だった!!!!
ということもしばしば。 それでもなんとかそのやり方で任意の方向に進んでいたのだから不思議だけれども。 しかしやはりグーグルマップ最高だね。 どこへでも行けちゃう。 自分の位置が出るのが天と地の差を生み出しているね。うん。
国家権力。
さあそれで運動公園で夜明けまで転がることに。
別に寝なくてもいいわけで、 体をやすめたり、気を休めたり、スマホでダービー映像観たり、いろいろと。 そんでボーっとしてたら、寝てるわけだけど、警察ね。
警察に見つかりましたね。
めっちゃい見晴らしのいいところに転がってたものだから。 ズテーンて。 人の声がして起きた瞬間飛び跳ねて「うわああああああああーーー!!!!」言ったからね。
うわあああ!!!!て。
むこうめっちゃビビってたね。 すぐさま飛び退って構えて初撃を繰りだそうと想像したところで警察だという認識でしたものね。
警戒心が強いとか言ってなかったけこの人。
うわあああーーー!!!!
じゃないでしょ。
防げたでしょ。
うわああーー!!!!は防げた事態でしょ。
道路のすぐ横にシートに転がってるから。そりゃ見つかるよ。いや逆に見晴らしのいい方がいいかなっと思ったんだけど。 寝ちゃったらただ危険な状態。後々は、少し離れた大きな樹の下に移ったけど。警察はもう慣れっこだね。なんだかんだと。なんだかんだと。 それにしてもオレが出会った警察の人はなんか皆優しい人たちばっかりだったな。 色々ほら悪評があるじゃない。しょぼいのからとんでもないのから。嫌なやつからなにからなにまで。 ツイてるんだからツイてないんだか。
そして勝手に「自分探しの自転車旅」ということで納得してくれたみたい。
物分かり良すぎだね。20の時は子供扱い。しかし26ともなるとやはり違う反応に5年の歳月を感じますね。 自転車旅適齢期なのか。このくらいになると若者はこぞって自転車に乗り始めるということか。
ずっと夢~をみて~安心して~た~♪
でもボクは今自分を探しているわけじゃない。
今は自分を作っている所だ。
こんな丸見えだったというわけ。
さあそんなこんなで起きてしまったので、それから2時間くらいボケっーとして出立。24時くらいだったろうか。
夜に行軍して早朝にでも碓氷峠に臨めればということでにじり寄ることに。
そうしたらトラックぶんぶんですよ。
そんでもって歩道なんて生い茂るボボボーボボーボボな草花に遮断されているもんだからさあ大変。 しかし車道には出られない。トラックぶんぶんだから。 ボボボーボボーボボの中を突っ切るしかないわけ。 もう歩きながら行くしかないけど、車輪のあちこちに花が咲き乱れるわけ。 アレはきつかったわ。
このボボボーボボーボボよりもボボボーボボーボボだったよ。
トラック7台に攻め立てられてたセブンもあったし。 深夜で1人のお兄ちゃんが奮起していたし。 トラック7台とか来るねえ。むしろ停まれるもんだねえ。
そんで碓氷峠最寄り群馬最果ての横川駅にてまた仮眠。
なんか眠くなっちゃった。
(∀`*ゞ)テヘリンコ
なんやかんやと寝ている。 なんか寒かったな恐ろしく。 そして碓氷峠の上り。もうヒルクライム。 勿論漕がないで、押していく。歩き。
碓氷湖のトイレで用を足すわけだけど
ものっそいキレイだねあのトイレ。
普通あんな外にあるトイレって野蛮じゃん。 野蛮なことになっているじゃん。無法地帯じゃん。
しかし此処はキレイ。
だからこっちもキレイに使ってしまう。そういう連鎖ね。 峠の湖なんか夜に若者とか来てハシャがないのか。
相当の気合を入れて臨んだヒルクライムであったが、思っていたよりも早く踏破。 まあそんなものかね。朝を選んだのは気温の関係だけどね。車通りなども。 そういう万全を期した分楽に感じてしまったのか。 なにはともあれ最大の難所は抜けてしまってもう楽ちん。
さあ捜してみよう!
で、
「そろそろ終わりだな~」
とか思うわけ。 なんやかんやで色々考えたり工夫したりして面白かった旅だなと思うものであった。
いつもとは違う時間。
いつもとは違う出来事。
進んでいく面白さ。
そんなのが詰まったお手軽な体験だったね。 目的もないので地獄だと思っていた帰りが一番気分が良かったかもしれない。 急いでなかったから完全にマイペースということで。
それに埼玉群馬辺の道は超平坦で、自転車が漕ぎやすいのなんのって。 平坦な道の自転車はかなりスイスイで気持ちいいし。
そして峠を抜けてしまったあとはもう
降るだけ。
小諸軽井沢の上りがきつかったとヒイヒイ言っていたわけだが、 逆に帰りは下りになるという寸法。
「ヤシャスィーーーン!!!!!!(突撃開始)」
という掛け声とともに降りまくったよね。 天気もええし。なんか楽しい。素直に気持ちいい。
愚か者たち。
たまに後ろからチャリが来ることがある。
チャリダーとして調子に乗っていた私はそれまでスイスイっと運んでいた脚を少しだけ、 ほんの少しだけ力を入れてやる。 そうするとママチャリは一瞬で視界から消える。
「変に食いつかれたら厄介だ。前に居るからには一気に突き放して勝負を決めよう…。」
※安全運転だよ
今回もそうだった。 しかしその区間は運悪く坂道だった。そこでは力は出せない。 しかし勢いで登ってしまい脚を使ってしまったので、自転車を止めて地図を見る時間に当て休息した。
「どこまで行くんですか?」
食い付かれていたチャリの主に声をかけられたのであった。 焼けた顔をしている青年だった。
(▽Д▼ )「い…や、帰るところですが…東京行ってきまして…」
そうなのだこれから帰るところなのだ。 普通あんなところやこんな所目指してるんだぜとか言いたいのにもう帰るところ。 すぐそこ。あと40キロ位。 いやでも東京まで行ったもんねということだけはアピールしといたよ。
(▽Д▼ )「そちらは?(笑)」
とすぐ聞き返す。そういうもんでしょ。
「一応、山形から沖縄までいごうと思ってるんです。」
なまってたね。うん。山形弁だね。 なんかかなり中途半端な目的を持っているようだ。この時は特に気にしなかったけれど。 普通そこまでやるなら日本一周パターンやない。何かあるとこぞって一周したくなるやないこの国は。
(▽Д▼ )「へえ~凄いですね~(笑)」
( ̄ー ̄)「(笑)」
少し誇らしげな表情をしていた。 そりゃ東京までちょちょいと行ってきた私とは距離がぜんぜ違うからね。 凄いじゃない。 どんな自転車に乗ってるのかと検めてみるとなんか普通。普通のシティサイクルだ。
(▽Д▼ )「…この自転車で行くんですか?凄いですね。」
バツの悪そうな表情で一拍置いて
「…いやこれ、拾いものです。」
(▽Д▼ )「え、そうなんですか?」
「イオンでパンクしない自転車ってのを買ったのに、パンクされて、 どうしようもないから電話しだら持って来いだのなんだのと言われてえ。 そんでもう売るしかなくて…。」
(▽Д▼ )「まじですか(笑)」
何かおかしさは感じていたんだよ。そういえば。チャリダーだとばっかり思い込んでいたが。流れ的に。 しかしよく見ると自転車はなんか普通。 そもそも装備的なものがない。 ヘルメットなりグラサンなり。 そもそも荷物がない。 前カゴに何かしらあったようなどうか程度。
「ヒッチハイクでなんとかこごまでやってきたりして… もう予定外のことばっかで、金もなぐなったし(笑) でもなかなかヒッチハイクも出来なかったりシて…何も食べてなかったりシて(笑)」
この人全然違った。
チャリダーじゃない人だった。
山形から沖縄まで行かない人だったわ。
行けないでしょこれじゃあ。
行く気ないでしょこの感じじゃあ。
ガチの人だった。
難民だったわこれ。 なんかオレの旅装みて親近感湧いて話しかけてきたチャリダーさんかと思ったらぜんぜん違う人やった。 ガチの人やった。 5年前のオレだった。
「一応、山形から沖縄までいごうと思ってるんです。」
じゃないでしょこれ。
(▽Д▼ )「へえ~凄いですね(笑)」
( ̄ー ̄)「(笑)」
じゃないでしょこれ。行けないよキミ。 お金ないんでしょ。簡単な図式だ。行けません。行く気ないでしょ。
┐(´∀`)┌マジカヨ
これで行く気なら、なに?「人の人情にだけ頼って沖縄までいってみた」的な企画でもやってるとしたら別だけどさ。 そういう迷惑なことをね。やってるとしたら別だけども。
ここ長野だよ。
いや山形から新潟通ってきたと言うから、 今回のボクの旅よりは長い距離を進んできている様子だけどね。 山形&新潟縦断は。 うんとても長い。それでお金尽きたか。
しかし沖縄行く予定の資金が長野で尽きるのか。
3県目で。キャバクラにでもいったのか。 どうなんだろうね。 なんにせよとんだ愚か者だね。 とりあえず何も持ってない様子だったし、何かしようにもオレ金ねえし、
なんかシートと上着だけあげたね。
気に入ってたキャプテンスタッグの出し入れしやすい1000円相当のシートと、 ホームセンターで買った春物のなんだろうあれ。上着なんだけど。ウインドブレーカー?うん。何か。 寝る時とか、熱射を防ぐ用に使ってた。
「それ無くて困ってたんです…」
ということで良かったみたい。 寝る時に少しでも体温確保できるからね。 厚くもなくメッシュ加工でもないという中途半端な春物の1000円相当のなにか。 なんか結構当たり前に受け取ってくれたね。慣れてないキミ。熟練やない。貰い方。
あとシートもこれまた必要なのよ。 これさえあれば公園ならどこでも休めるわけだからね。この季節なら。 冬でも昼間なら十分寝れるし。 なんやかんやで、 そのまま素で地べたに横になるのは抵抗が出るものなのだ。 町中に入ることになれば大きなハンデになるし、ヒッチハイクならなおさら。
人情と言ったってあまりにも「それっぽい」ホームレス感丸出しだったりあまりに汚いと人情も消し飛ぶからねえ。
怖さやリスクのほうが先に立つもの。 テレビの企画でやってる人すらそれなりな身なりでやるし、それでも無理なのだから。 だから役に立つでしょう。許してください。そんなもんで勘弁して下さい。 寝袋なんかはさすがに搭載できそうもなかったので「あ、それはいいです」的な感じだったね。
テントもあるよ。
なんか「道の駅」なるところが見つからないとかぼやいていたけど。
グーグルマップで案内すればよかったか。
なんかそういう事その時に思いつかず。というかソレで済む問題なのか。
なけなしのお金でメシも奢っても良かったのかもしれないが、
ソレでいいのか。
明日はどうするんだ。
ニートがね。そういうことニートが思ったとね。
…いやそれでも今日だけでもなんか奢ればよかったのかもしれないね。 なんかよく解らなかったわ。
というかもう帰ったほうが良くないか。
あの人。 ナニがあったかしらないが無一文でここから沖縄に行けないでしょ。
移民か。
家出人なのか。そういう事情持ちか。 爽やかなチャリダー同士の他愛のない挨拶かと思ったらこんな闇と遭遇するとはね。
まあそんなことも後から思い至ったというわけだけども。
「まあ無理なら帰るだろう(笑)」
程度にしか最初思わんかったなあ。警察やらに転がり込んでさ。 思っても道の駅とやらに案内して一食奢るくらいしかできんけどね。
なんて思っていたらパンク。
さあさあこの終盤に来てパンクですよ奥さん。 もう山場は超えてるから全然余裕だったけどね。キモチ的に。最悪歩いて帰れるし。
そして私はパンクの修理は鬼のごとくやっているものね。
そりゃあ雨の日も雪の日もやったものね。チャリ屋じゃないのにね。 うっすくなったタイヤで走り続けてたからすぐパンクしてね昔のブケパロス。 なんなら空気入れ担いでチャリ乗ってたくらいだしね。
「同じ所によく穴あくなー」
と思っていたら刺さってた棘を抜いてなかったとかね。 そんなこんなでせっせとパンク修理をしてきたという鬼の過去を持つボクだものね。
15分もあれば余裕だものね。
あらゆる臨床実績を持つボクだものね。色々なパターンのパンクに対応してきたボクだものね。 プロには及ばんけども。セミプロだものね。
ナニソレ。
と思っておっぴろげたら「ゴムのり」がない。
消費し尽くした状態のものを持ってきていた。
…。
ということで近くのホームセンターみつけて数キロ歩くことに。 進行線上の国道沿いにカインズホームというホームセンターがあるので余裕。 ここでもグーグルマップの安心感が光る。 まあチューブの穴も割と大きめに空いてたので穴を探す手間はほとんど無く、
パンクレベル・ステージ1と診断。
つまり超簡単。 穴が小さいと見つけるのが厄介になる場合もあり焦るのでこの場合ステージ3と診断。 でも穴が小さいと空気の減りも少ないので随時空気入れてれば良かったりもする。
刺さってたのはなんとバラの棘。
普通ならこんなの刺さらないんじゃないのかと思うようなもの。跳ね返しそうなんだけど。 たまたま斜め45度的な抵抗を受けにくい角度から勢い良くぶっ刺さったのかな。 ボボボーボ・ボーボボのところで刺さってグイグイめり込んできたのかな。
ともあれオペ終了。
カインズでやったから何が足りなくなることもないという安心感の中でのオペでしたね。 そういう大学病院並な設備でしたね。
そういえばあの人はパンクしてどうしようもないから売っちゃったとか。
確かに「心得のない状態での自転車のパンク」って絶望的だよね。なんか。そういう気持ちを思い出した。 人見知りなためにショップに持って行きたくない一心で自分でやり始めた頃が懐かしい。
「パンクあるある」
パンクはすぐ治せるけど、手が汚れてそれがなかなか落ちないタイプのやつ。
※でもそれもカインズの洗面所あるから余裕でしたな。
さあ自転車旅には付き物っぽいパンクイベントも起きたし、
帰還ですなそろそろ。
※なんやかんやで地元の道路が一番悪かった。
鬼道だった。
こんな汚い道だったなんて。
恥ずかしいもう。
得たシゲキ=様々な見直しができたか。
やりたい事やれない事、
色々なものが分かったり分からなかったり。
どういう状況にいて、
そしてこれからどうしようとしているのか。
元々はどう考えたか、
何故今自分は活動しているのか。
でもロンシャン競馬場なら偽りの直線もあるから気をつけろ!!!!