インベタのさらにインは線路に描くラインだぜ!
さあ、
鳴き始めたブケパロス。
当日の朝。 愛機にまたがると異音がする。
キュイー……ギユン…キャタカタ…。
ああ、とうとう来たか。
と。
イカれ始めたかと。
その時がやってきたのだろうかと。
もう12年物なヴィンテージ自転車である。いつ来てもおかしくないその時が来たかと。 だましだまし乗っていても、この100㌔超の行軍で遂にヤラれてしまったのかと思うのであった。
「しょうがないしょうがない。」
頭でいくら自分に言い聞かせてみても、どこか納得しきれない気持ちが湧いていた。
「まあ壊れてもしょうがないな。」
とは思っていても、いざそうなると簡単には納得出来ないでいた。
「このまま何処かに置いて、一度電車で帰ってからまた取りに戻るか。」
「いや壊れてもまあしょうが無いか。12年経ってるし。」
「どれだけ持つかわからないけど、帰りは高崎くらいまで持てば、最悪迎えを呼べるか。」
「次乗るの何がいいか。てか買えないだろ。」
「漕げなくなったら歩いて還ればいいか。別に。」
「そうとなればこのまま走らせるのは危険じゃないか?」
そんな攻防を繰り広げて迷いながら進んでいた。
「たとえ壊れたとしても何とか持って帰りたい。」
とうとうそこまで思った。
というかここで壊れられたら単純に面倒くさいぞ。
ね? そういうことからくる気持ちだよね?
「このまま続行だ…行けるとこまで行って、壊れたら骨は拾ってやる。」
いずれにせよできるだけ負担をかけないように乗った。 一応車体検診をしてみるがどうやら後輪がガタついている様子。 ナットを締めてみたが変わりない。もう少し分解して見る手もあったが後輪ブレーキ付近にまで及ぶその手術は未だ未経験である。 全く壊れてしまった場合リスクがデカい。
「今のままでナントカ行くしか…。」
ということに決まる。
しかし、
車と並走中にでも車輪が外れるなどの壊れ方をすれば惨事である。 ぎりぎり対応できる速度にて、 なおかつ自転車規則が厳しくなる6月1日の前日ということを利用し、歩道の端っこを低速で走ることに。 いいんだか悪いんだか。
セーフなんだかアウトなんだか。
そしてコレは当たり前なことなのだが、 そんなことしてたらもう間に合わないよね。 時間的に。うんコレはしかたないわ。 別に自転車で往復400㌔走りますって企画じゃないから仕方ないわ仕方ないよねうん。
だから電車で行きまーす。
いざ府中へ翔べ!
ということで通行線上にあった
入間駅
にて飛び立つことに決定。
と言うかそのプランも用意していた。確信犯だった。
「入間付近の公園で汗だくの服をお着替えして、競馬場へ向かう。 還ってきたら隠れ秘湯「いるまの湯」でバシャバシャするんだい計画」
を保険で建てていたのであった。
これぞ完全試合。
ぶっつけ本番ハラハラ・ドキドキな無謀企画でオーバーリアクションとかじゃない。
完封試合を目指すのだった。
野球少年たちが熱球を追いかけている河川敷公園にて着替える。
流石にすっきりさっぱりしてから行かないとね。
競馬は紳士のスポーツやからね。
うん。
ポロシャツにチェック柄のカーゴパンツに着替えたよね。
オレ最大の紳士装どうなってんの。
最悪紳士ではない。
と言うかニート。
オレはニートだった。
3日分の着替えを用意していたがために、前カゴのボリューム感は形成されてしまったのだった。 初日に寝る前に一度インナー着替えようという計画だったけどなんか乾いていたからいいやっつーことでスルー。
ここで初めてインナーや靴下も含めて着替えるわけだがさすがにパンツに手が出せず。
野球少年たちが熱球を追いかけてる側で推力偏向ノズルを披露すべきではないという判断。
判断も何もやっちゃダメ。
やっちゃダメなやつ。
紳士でも何でもないやつ。
最早ニートでも何でもなくなるやつ。
そんなこんなで電車に飛び乗って府中を目指す。
現在10時。
この入間は熊谷から大体36㌔近辺の様子。
まあ普通に漕いでればそれなりな時間に着いたかもね。
と言うか電車乗るんだったら熊谷で乗ればよかったじゃんてか(白目)
というかそもそも電車で行けばよかったんじゃない。
・・・・・・・・
(▽Д▼ )
まあ、そういうパターンもあるね。
さあ行こう。
※この便はあの「電車が遅延したために乗客が溜まって鬼の戦場と化すパターン」だったのでスルー。 一つ遅らせただけで快適に乗り込むことに成功しました。春の東京旅で学びました。 ココらへんは便が多いから一つくらいスルーしても痛くも痒くもないしねー。
入間から府中競馬場までは500円位だったかな。
電車賃。
しかし直通が無いようで乗り換えするみたい。
なんかよく解らなかったけど、
競馬新聞広げてる人について行ってみた。
こういうマンマークにて連れて行ってもらったのであった。
ただの乗り換えじゃなくて、なんか徒歩7分とか書かれてたから。一回駅出て、別の駅まで歩いて行く乗換えという悪魔手法だったから。そんなの初めて。と言うかそんなに電車乗ったこと無いんだけど。13からひきこもり労働者だから。※しかしこれで場外場のウインズとか連れてかれてたら困ってたね。
ダービーへようこそ。
さあやってまいりました第82回日本ダービー。
入場料は200円。ダービー記念入場券だったね。
まあとにかく人、
人、
人。
それはまあ当たり前か。
5年前の旅で一回来ていたからそんなに迷いはしなかったけど。 アレは春のG1ラッシュだったけど丁度G1が無い週で空いていたな。
空いてる時が一番いい。
結局。テーマパークとかもあるし、結構良スポットでは。 ホントは開門前から並ぶ変態さんたちの雰囲気などを見てみたかったが全然間に合わなかった。 春の東京旅で覚えた「人を見ない戦法」にてこの人混みの中を渡りきってやるのだった。
「静かにしろ…聞こえないじゃないか…」という集中ね。
オレは馬を見に来たんだ。
さあ、昼11時位。 何するかといえばまず
馬券を買おうというところ。
一応来たんだし。競馬やし。
ネットでも買えるが直で買ってみようということで。
事前にJRAサイトにて確認していたけれど細部のことはよく解らなかったので手探り。
まずマークシートなるものをゲットしなくてはならない。
何処にあるのか。
こういう所からもぎ取る様子。
何かを不乱に_〆(・ω・` )カキカキしている所にダイヴして脱出すれば体のどこかしらにマークシートが張り付いているかも。
そして記入するわけだが鉛筆がない。
現地でも買えるようだけどバックに何故かメモ帳とシャーペンが入っていたので安堵。 災害用に最小限のライフパックが常備されていたのであった。そんなブリティッシュスペシャルエアサービスな如く。 英国空軍第一空挺師団な如くなね。でもそんな準備がなんか好き。
勿論、
【単勝 ドゥラメンテ 1000円】
を買う。
V(▽Д▼@ )
あの1000円から12年ほど。まーたく進歩していないことをこういう形でも突きつけられますね。そこは万札で応援しろよってさ。15歳で1000円。27歳でも1000円。なんだかな~。
あと他にも色々買った。
ほぼ100円ずつやけどね。
でも当たれば数万円くらいは手に入るけどね。それもなんだかなー。競馬でそれもなんだかなー。旅費は出るけども。 そういえば飯も食って無かったから探したんだよ。ええ。探しましたとも。 事前にネットで競馬場グルメなんてのもね。ええ。
しかし長蛇の列。
「え、この人たちは陣形でも組んでんの?」て思ったもん。
長蛇の陣でも組んでるのかと思ったもん。
そういう機動力重視の陣とか。本来は移動用途だけれどもナポレオンはよく多用した陣とか。
ナニソレ。
列に並ぶのだけはホント大嫌いなボクだもの。 むしろどうしたら列に並ばないで生きられるだろうというテーマでいるボクだもの。というか最近こんなワーワー言ってるところでメシとか一番無理だと判明していたボクだものね。 春の東京旅で確信していたボクだものね。 スカイツリー食事よりコンビニカルビ弁をベンチで食べるのが旨いというボクだものね。
こういうの買いましたね。
フツーなのね。
全然並んでなかったものね。
人気ゼロだったものね。
まあいいや。
ゆっくり食べましたとさ。
配当つかんな~。ドゥラメンテ負けねえかな。
ホントは東京競馬場ってもっと楽しめるとこあるし、グルメもあるのだけどボクの能力では無理ですわ。 全然楽しそうに見えなくて。ホントはもっと楽しいところのはず。 他にも色々見て回ろうかと思っていて、以外に今回疲れていない。 人が多いのでそこまでテンションが上がり切らないが、それでもそれなりには雰囲気を楽しめてるのか。
しかーし。
この時一番気になっていたのは、
配当でもダービーの結果でもなく、
自転車のゆくえであった。
入間駅に駐車してきたわけだ。
無料駐車場が都合良くあったから。 まあつまり盗まれねえかな。 ということ。 鍵はかけてあるがそんな大したものではなく、軽く千切れそうなものであったし。 (デフォルトのカギはもう動かなくなったので100均の) 貴重品類は背中に背負ってるから残してきたのは汗まみれのインナーのみ。 あとやっすい寝袋とテント。 だからそんなのが持ってかれるのはいいけども、ブケパロスはどうか。
「まあ、オンボロだしいいだろ。」
とはもういかないわけ。 と、解っていながらこういうルートでやって来たのだから不思議なものである。 競馬場まで来ても結局は駐輪するのだから同じことなのに。
もうわけわからへん。
何しに来たんだお前は。
ダービー見に来たんだろ。
さっきからなにを言ってるんだお前は。
なんだかね。 「こんな人混みに埋まるために長年の愛機を連れ去られて打ち捨てられた。」 なんてなったらひどく虚しいな。 そういう風なことを、思ったんだねえ。 何故だかねえ。
もう自分の感性が解らない。
まあ普通に考えればわざわざ持ってく人もいない普通のボロい通学用自転車だから大丈夫なんだけど。 他にもたくさん留まってるわけだし。オレのが盗まれるんだったら他のも盗まれるわけだし。 防犯登録してあるのをわざわざ盗むかい。ご丁寧に住所氏名電話番号まで記入されているのを盗むかい。 そう言い聞かせると、ふっと心が軽くなった。 ボクは競馬を愉しむことにした。
冷静にみると最悪なこと言ってる(▽Д▼ )
馬券売り機にて。
何かあるとすぐ横からお姉さんが出てくるシステム。
何そのシステム。
英国風な感じの人達がいたよ。
この距離までしか近寄れなかったよ。
(▽Д▼ )ヤメチマエ
歴代ダービー馬碑。
バンベリー馬碑じゃなくてよかった。
パドックだけど別にダービーのパドックではない。
偶然やってたやつ。 ダービーのパドックを最前列に陣取って馬の迫力画とか狙わないのがムラクモクオリティ。(▽Д▼ )ヤメチマエ
頭焼けないか心配な人おるな。
それでいいでしょもう。大変なスクープ映像でしょもう。
これはこれで。
ソレはソレで。
もう自転車の事のほうが気になっている頃。
気になるわー。
発走
遂に発走のとき。
この位置がおそらく一番楽な位置だと思われる。
この位置なら直前に来ても確保できる位置ですわ。
価値はそうないけども。
もっと前の位置を保持することも出来たが、
大して変わらんだろ。
家でテレビ見てたほうが正解。
そんなのはじめからわかってんだよ。
解った上での馬鹿なんだよ。
もしくは馬主席。
第1コーナー。ここがハイライト。
第2コーナーからは全て想像の中。
第3コーナー。
テレビなら各馬先頭から紹介を受けている所。
大ケヤキを過ぎたかな。
知らんけどね。
心の声「もうほとんどラジオだな~。」
見えないからリアクションも何もない。
直線かも!
かもね!!あくまで!!
かろうじて実況の「ドゥラメンテ!!?◯◯ドゥラメンテ!!◯?▽◯◯」という叫びに、
「あ、ドゥラメンテ来てるのか……!!!!」
とは感じた。
感じたとか。
観に行ったのに。
実況
「2冠達成~~!!
ドゥラメンテ鮮やかに2冠達成~~~~!!!!!」
「おおやったやった。」
リアクションとか全然取らないんですねこの人は。
壊滅的なタレント性。
第82代日本ダービー馬 ドゥラメンテ
2分23秒2!
ダービーレコードです!!」
(現地実況)
レース【第82回東京優駿(日本ダービー)】
「2015/05/31 第82回 東京優駿(日本ダービー)(GⅠ)【ドゥラメンテ】」
ダービーポジションから突き抜ける伝統の勝ち方をしたね。 どうしたの急に。あんなに荒かったのに。
「2015/05/31 第82回 東京優駿(日本ダービー)(GⅠ)【ドゥラメンテ】」フジ 「タンタアレグリア蛯名ァあ!!!」 青嶋アナの実況迫力あって好きなんだけど今回はアレね。ムラあるね。良い時と悪い時と。 でもミルコの吹き替えは良かったね。心動いた。
ダービー後評
涙のミルコ「凱旋門賞チャンスある!」
ドゥラ2冠、秋3冠か凱旋門か広がる夢/ダービー 出典 http://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article_
photo.zpl?topic_id=1&id=1485617&year=2015&month=6&day=1
かわええ画
「ドゥラメンテが受け継いでしまったマスクマン属性のイラスト」
出典 http://keiba-times.com/umaaru_seikatsu-7/
各コメント
「この馬はもうスイッチはいつでも入るんで。」
(岡部幸雄元JRAスーパージョッキー三冠馬シンボリルドルフ生涯鞍上及びドゥラメンテ曾祖母ダイナカール主戦騎手)
「らしいですね。」
(青嶋アナ)「ちょっとアホっぽいけど(笑)」※鞍上ミルコ・デムーロ
「ネオユニヴァースをもっと強くしたみたい。」(意訳)
「キングカメハメハ(の仔)…走るね(笑)」(意訳) 「皐月賞でボクちょっとだけガッツポーズ早かったから タイムレコードできなかった。 ……まあ、……凄い走る。(しみじみ)」 「そんな中そんな中グアンチャーレも頑張っている!!」
(青嶋アナ)「この馬の場合は、 ダンシングブレーヴという非常に強い馬が居ますね。 凱旋門賞勝った。あの馬と同じアクションしますよね。」 (岡田繁幸マイネル軍団総帥
※柔らかい馬が大好きな総帥) ※ダンシングブレーヴ…80年代世界最強と称された不世出の名馬。 国際レーティングは近年見直しがされるまで、 つまり2011年まで141ポンドで競馬の歴史上最高を与えられていた。 出走馬の殆どがG1馬という最高のメンバーが集結した凱旋門賞において最後方から直線一気の神脚で全頭まるまる抜き去った。 当時の凱旋門賞レコードであった。 専門的になるが、終わりの3F(600メートル)を31秒台という伝説まで存在する。 (日本競馬の結晶と称され社会現象にまでなったディープインパクトですら生涯33秒台を切ることはなかった) 勿論伝説に過ぎない…どうか。(手で計測したとかで)「タンタアレグリア蛯名ァあ!!!」
(青嶋アナ) ドゥラメンテ嫌いか。
さてさて、
ダービーまで獲ってしまうとは。
我が想い出の継承馬ドゥラメンテ。
クラシック二冠馬だよ。
クラシック二冠馬。
アドマイヤグルーヴの時には全然敗けていたこの時期に、その仔はしっかり栄冠を掴んでいるわけですね。 なんか感慨深い。 ゲームでアドマイヤグルーヴの仔を勝たせまくってうっぷんを晴らしていた頃が懐かしいけど。 実際に勝っちゃうんだね。
それにしても、
三冠と凱旋門賞はどっちだろうか。
日本競馬の伝統か、日本競馬界の悲願か。 どっち向かうのだろうね。 時期が被るから。 3000メートルの菊花賞と2400メートルの凱旋門賞。
個人的には凱旋門賞へ。
なぜならば、 勝てば日本競馬前馬未踏の偉業であるし、チャンス回数は多い方が良いからね。単純に。 なぜならばまた、
三冠馬は7頭いるし、なおかつ菊花賞はドゥラメンテの距離でないと思うからね。単純に。
しかーし。
勿論問題もある。 3歳での海外遠征による負担の大きさ。これは一般的にも様々な形となって現れている。 故障やら何やらと。 元々この手の物事はなかなか素人には判断つきにくいことであるからソレ以上は言えないけれどね。 3歳で出走したほうがハンデを背負わなくて良いから(古馬になると重い斤量を背負うことになる)というメリットはあれども。
うーん難しい。
そして三冠は世界では形骸化してしまった概念だが日本では尊重され続け憧れの対象で在り続けた日本競馬の伝統。 距離ではないというのなら、 ネオユニヴァースもそうだし、 スプリンターと言われたミホノブルボンですら臨んだ。
それはなぜか?
菊花賞のやってくる秋の頃に三冠馬の挑戦権を持つ馬というのは、 皐月賞、ダービーを制した限られし優駿のみだから。 そういうものだからだ。それが三冠。
うーん難しい。
しかーし。
それでも個人的には凱旋門賞へ。
遠征負担が大きく考慮されるのならば、天皇賞秋へ向かってほしいと思う。
やはり菊花賞はドゥラメンテの距離ではないと思うから。
父のキンカメも3歳で秋の古馬路線に向かったのはそういうことだから。脚の病気で引退してしまったが。 どちらかと言うとドゥラメンテは父親似のような気がする。柔らかくしなやかな馬体は。 勝手に。
馬格は全然小さいけど。
実体重よりもさらに小柄に見えるけど。
じゃあもう誰似なの?
ディープぽくない?
「それでも三冠へ」 というのはロマンがあるしカッコイイと思う。
敗けても三冠に。それでも三冠に。
挑むというのはこの先100年のクラシック三冠の権威を護り続けるだろうと思う。 だけど馬だからね。 馬はそんなのよく知らないだろうし。 一戦一戦で馬産での価値が変わるというのならば、
できるだけ自分の得意なところで全力を出せるところで戦って欲しいと思うのだ。
菊花賞で敗けてもロマンは残るけどね。JRAには金が落ちるかもしれないけどね。
この世界はG1馬でも屠殺される世界ですから。
アメリカのダービー馬ですら。 種牡馬として使えなくなればどうなるやら。社台グループなら大丈夫なのか。そんなの分からんし。 できるだけ評価稼いでおいた方がいいんとちゃうのと思ってしまう。 勿論競馬の世界には競馬の世界なりな価値観があって、 その中での生き様のようなものがあるのだろうけど。
「サラブレッドは人のロマンに生きてこそサラブレッドたりえる」 のような。
金回りがなくなれば競走馬みんな屠殺場行きだからね。保健所が如く。
うーん難しい。
まあソレを言ったら凱旋門なんて穫れねえじゃんて。
遠征だってキツイじゃんて。
凱旋門賞獲ったら、
ドゥラメンテは洋芝でもよく走る→
産駒もそうかも→
欧州競馬関係者が産駒買っていく→
ドゥラメンテ儲かる→
やったね。
てなるから良いかな。 でもミスプロの血は受け入れられるんだろうかね。 むこうの主流だし。むしろ使い慣れてて逆に良いのだろうか。 これからはむしろ中国競馬か。 これから来る中国の馬産ビジネスに売り込もうか。
凱旋門が無理なら天皇賞秋だ!古馬王道路線だ!夢もロマンもないけどもしっかり勝とう! マイル戦線も総ナメだ!むしろマイラーだろ!血的に! 母系が適正グーン上げてるだけだろ!キンカメ似だろ!
いやダービーレコードやで。
スタミナ不足の距離適性外で、 後につけて直線ズドンな終い脚決着ではない、
ハイペースのダービーをしっかりレコードで勝ったんやで。
じゃあ凱旋門だね( ̄ー ̄)bグッ!
でも三冠の重みを改めて考えるとすんげえ重いしな~。
でも天皇賞秋も日本最古ですんげえ重いんだよな~。
うーん難しいね。
(結局決めない。)
オレが決めてもしょうがないし。
馬主じゃねえし。
なんでもいいよもう。
引退でもいいよもう。
走ったら怪我するし。
(過保護)
それでも長く走っていたほうがファンは付くし、
そしたら鑑賞会だけでも馬一頭分の生活費は十分すぎるほど稼げるかなこれ何の話だ。
泣いてた。
「あ、泣いてるなこれ」と思ったから撮ってみたら犯罪者みたいだった。
それは元からだった。
泣くもんだね。
これで泣いてたね。
色々と押し寄せてきたよね。想いの波が。
アレだけクラシック敗けてた姿とか。当時の唯一の友達だった兄貴とのやり取りとか。 「アドマイヤグルーヴ勝たねえな~(笑)」とか。 兄貴が家を出たときに泣いたこととか。 ウイポ7でまたブームが来てアドマイヤグルーヴの仔供に期待してたこととか。 兄貴がよくゲームしに帰ってきてたこととか。
本当に最後の最後にこんな馬を送り出してくるなんてね。
奇跡ともいうのかなんなのか。 別に良血と言ったってG1走って獲るような馬はそう滅多に出ないんだ。実際は。 それがまあよく出てきたもんだなと。
本当にこんなことって起こるんだな。
というちょっとした感動。それにこのチャリ旅もこんな人混みにまたまみれて、ただ全てを遠く認識していただけであった。色んな意味での遠さを改めて認識したということでしか無かった。
と思っていたところにそんな淡い人生への期待を感じることができてそれなりには良かった。まだまだ感動することもあるんだなあと。
いい刺激。
レース自体は最後の方だけターフビジョンで見えて、 後ろの方からサトノクラウンがいい脚色だったんで、 「もってくれ」と思ってたらそこがゴールだった。
というのは覚えてる。
けど殆ど見えなかった。
勿論承知の上で観に行ったんだけどね。
その後の返し馬も見えないし。
人は居るし。
でもあの謳い上げを聞いた時から自分の感覚はもうアドマイヤグルーヴ絡みのキオクの世界だった。 不思議な感覚。いつもなら周りを意識しない状態というのは無いのに、自分だけの世界に居た感じ。 家でなら普通なんだけど、あの喧騒渦巻く場所でそうなれたというのは面白かった。
「キミはいつでも自らの内に引きこもることが出来るのである。そうして元気を回復せよ。」
をどんな場所でも発現できるようになったか遂に。
まあなんだかんだで良かったか。
うん。
兵どもが夢の跡。
さすがに紳士のスポーツだね。 紳士的だよね。 散乱しまくっている。 ゴミ箱には色々突っ込まれているし。 そんで払い戻し場は物凄い
蒸している。 熱気。
災害の勉強もしてたんだけど、 集団パニックによる圧死がほとんどの犠牲者の数というのはこういうことなんだなと肌で感じた。 怖さを感じるあのサウナ状態。
それは知らんか。
そんで常に清掃員さんが動いていて、常にゴミ箱を回っていて、 自販機でも常に入れに来る業者さんが居て、回転率がすごかった。
こんな風にフル稼働出来るの気持ちいよね。運営する側としては。 飲食店で働いてたんだけど、客がどれだけ来るのかがよくわからない時は準備もなんかちぐはぐでなんだが、 正月などはもう持てる全てのアイテムをフル稼働させて仕入れもMAX仕込みもMAXで準備万端で迎え撃つときは気持ちいよね。
知らんか。 そういうのは知らんか。
逆に不意打ちで大勢来る時はほんとイライラする。アレも足りねえこれも足りねえとなるからね。
知らんか。 そういうのは。
馬券はどうだったかというと、 単勝ドゥラメンテは当たったわけだ。1,9倍だから900円の儲け。
サトノラーゼン買っとけばなー。
直前までサトノラーゼン対抗だったんだよ。 最内枠の1番枠だし。G2勝ってたし。 他の有力馬が対抗じゃあフツーで面白くなかったし。 しかしそれが直前でレーヴミストラルに挿げ替え。
その為に全てパー。
まあガッツし外れてるんだけど。
ドゥラメンテを本命固定して、いろいろ組み替えるというのは良いとして、 何故かレーヴミストラルも軸にしちゃうからこういうことになる。
コレがサトノラーゼンなら、 馬単(馬連となってるとこは書き間違い。ドゥラ1着固定は変わらないし。なんでもいいかもう。)、 サトノクラウンを絡めた3連複もゲットしていたというのに。
賭け金は数百円だけど。
なんか色々と屈辱的。 こういうことなのさ。
これがニートなのさ。 嫌なら働こう!オレはヤダ!
まあいいか。
「【チャリで府中③】 パンクはすぐ治せるけど手が汚れてそれがなかなか落ちないタイプのやつ。」