ドゥラメンテ号とアドマイヤグルーヴ号の追いかけ記録(競馬)

【日本ダービー(東京優駿)とは】みんなが見た一生に一度の勝ち敗け。ダービーへようこそ。

2015年5月24日

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ダービー馬の馬主になることは一国の宰相になるよりも難しい。

 
とは有名な一句で大戦期の英国を率いたウィンストン・チャーチルが言ったとか言わないとかされた。 言っていないようだけど。
 
総理大臣になるよりも難しい。
 
ということわざの様なものになっている。
 
 
今回観に行きたいダービーとは一体何なのであろうかー!!
 
 
 

日本ダービーとは。

競走馬(サラブレッド)と言われるお馬さん達が走って、
 
賭けて、
 
楽しむ「競馬」。
 
そのレースの中でも最高峰に位置するのが、
 
『東京優駿(日本ダービー)』
 
 
加えて、
 
 
一生に一度のチャンス、
 
年7000頭以上産まれ出る馬たちの頂点、
 
競馬に関わる人達全ての目標。
 
 
それがダービー。
 

本場英国の『ダービーステークス』が起源

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『ダービーステークス(英国ダービーもしくはエプソムダービー)』wiki

モデルは競馬発祥の地、 英国はエプソムの丘で行われる『ダービーステークス』。 『ダービー』の名称は、ダービー卿とバンベリー卿の譲り合いで決着がつかず、 コイントスにて決めた末にダービー卿の名前が冠されたという。もちろん現在でも世界最高峰のチャンピオンレースであり、

世界のホースマンが目指す到達点。

日本競馬界の祭典『東京優駿(日本ダービー)』

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『東京優駿(日本ダービー)』wiki

それを範にとって開設されたのが『東京優駿』。のちのち“日本ダービー”の名も冠せられるように。 野球で言えば夏の甲子園のごとく盛り上がる時期及び形式で、ある歳にしか出走が出来ない為、正にその年に産まれた馬の頂点を決めるレースなのだ。

『日本バンベリー』じゃなくてよかった。

全ての事象が サニーブライアンと大西騎手にダービーを勝たせるために存在していたのではないかと思ってしまいます。(97年サニーブライアン)

「平成以降、あなたの心に残る日本ダービーは? (2013年)」

半世紀以上の歴史が変わる節目に立ち会えた喜びで、馬券外した悔しさより感動のほうが先立った。

(07年ウオッカ)
「平成以降、あなたの心に残る日本ダービーは? (2013年)」

降雨での重馬場にもかかわらず、当時の史上最速ラップを刻み続ける非常に厳しい展開。スピードもスタミナも勝負根性も全て求められ、地力の劣る馬から脱落していくなか、 一番人気の期待を裏切らずラスト500mを別次元のパワフルな脚で伸びてきた。

(01年ジャングルポケット)
「平成以降、あなたの心に残る日本ダービーは? (2013年)」

 
「ダービー馬はダービー馬から」という、 競馬界に古くからある予想の格言を体現してみせてくれた。

(91年トウカイテイオー)
「平成以降、あなたの心に残る日本ダービーは? (2013年)」

「シンザンのレースも見たことない奴が」と言われていた世代にとってはダントツでしょう。

(95年ナリタブライアン)
「平成以降、あなたの心に残る日本ダービーは? (2013年)」

私の中では最強で最高の日本ダービーです。

(92年ミホノブルボン)
「平成以降、あなたの心に残る日本ダービーは? (2013年)」

あのダービーから20年も経つのか…。

(93年ウイニングチケット)
「平成以降、あなたの心に残る日本ダービーは? (2013年)」

私はダービーを勝つために乗ってきたんですよ。
そしてこの馬もダービーを穫るために産まれてきたんです。
 
カスケード×服部政人「みどりのマキバオー」
今日の表彰台ならセーラー服でも胸張ってあがれらあ。
 
飯富昌虎「みどりのマキバオー」
 
 
そして競馬には「G1競争」というグレードがあって、
 
G1が最も上。
 
賞金などが跳ね上がるのだ。
 
それ故ダービーも一つのG1でしかないとも言える。
 
 

ダービーに勝てたら騎手を辞めてもいい。

 

 

ダービーの価値。

 
ダービーを勝つことにどれだけの意味があるか?
 
となればそれは
 
測り様がない。
1着獲得賞金が現在では2億を数え日本第3位の数字だとか、世代の頂点であるという称号だとか、 G1ホースであるだとか
 理論上ではそういうものになる。
その勝利実績がのちの繁殖に活かされるかといえば
 そうでもなく、
 
繁殖はむしろ中距離やマイルの実績の方がスピード論的に迎えられているとか、血統背景だとかの方が重視されるという。勿論、競走成績豊かな馬の方が最初の段階で種付け依頼が増えるので確率的に良い仔馬を出しやすくなり、実際の繁殖成績を出しやすくなるということはできるものの。ダービー2着とダービー1着ではその後の世界が全く違う。とは言うものの、それはどのG1でも大体同じではあるのだし。
 
 
だがそれでもダービー。
 

 

ダービーの称号

 
「一生に一度の栄光へ」
 
ダービー以外でも現役最強馬を決められるレースはあって、ジャパンカップだとか、有馬記念だとか、 ダービーよりも獲得賞金が高く、全世代闘争のレースたち。 ダービーはあくまで3歳馬限定。 (昔の数えでは4歳) 故に世代の頂点ではある。 そして3歳馬限定のG1は他にもあって、 牝馬も入れると7つほど存在する。 さらには2歳王者を決める朝日杯や阪神ジェベナイルフィリーズだって時期限定。
 
 
「一生に一度の栄光へ」
 
 
それでもこれは日本ダービーを意味する。
 
 
何故だろうか。不思議だ。
 
 

スピードで決まってしまう2歳戦

しかし2歳王者を決めるG1『朝日杯フューチュリティステークス』は1600メートルの短距離マイル戦。
 
あれよあれよとスピードで決まってしまう。
 
それでも勝負は勝負だから言い訳はできないんだけど。
 
 

レースセンスが試される『皐月賞』

3歳クラシック第一弾『皐月賞』は2000メートルの中距離戦。
 
最も層が厚いとされる距離で戦われるレースで近代スピード競馬を象徴するような距離かもしれない。
 
全体のレースセンスと良質なスピードが求められそうな距離。
 
 

耐久レース『菊花賞』

同じく3歳クラシック第三弾『菊花賞』は3000メートルの長距離戦だ。
 
当然スタミナが要求される専門分野のレースといえる。
 
しかし、
 
元々、 馬というものは長距離を走るために人間と歩んできた動物。
 
 
それ故に競馬の初期は「長距離戦(ロング・ディスタンス)」が普通だった。
 
 
しかし速さに特化したサラブレッドという品種がさらに速さに先鋭化していくに連れてスピード競馬が極まってゆく。そうしてかつての主戦場であった距離は一部のステイヤーと呼ばれるスタミナ自慢の馬たちが独占する専門分野となっていった。
 
 
ダービーはどうか?
 
ダービーは2400メートルの中長距離で行われ
 
俗に”チャンピオンコース”と呼ばれる舞台。
 
 
 
速さも、スタミナも、同時に要求されるそんな舞台。
 
受けて、
 
かけて、
 
受けて、
 
受けて、
 
受けきって、勝つ。
 
 
そんなプロレスのような全能力を出しきることを強要されるかのような舞台。
 
なんじゃないかな。
 
ものっそい個人的な見解だけどね。
  
勿論何したっていいんだけども。勝負だから。馬や騎手の個性を存分に活かせばさ。
 
けれどもどこかしらで
 
丸裸にされざるをえない。
 
そんな舞台なのかなと。
 
 
世界のホースマンの目標『ダービーステークス』
 
英国最大級ビッグレース『キングジョージ』
 
ロンシャンの頂上『凱旋門賞』
 
アメリカ最大の芝レース『BC(ブリーダッズカップ)ターフ』
 
 
みーんな2400メートルで戦われる。
 
 
つまりダービーっていうのはそういうことなのかな。
 
 

 

 

ダービーの日

※トップジョッキー達によるダービー。
馬に乗る人たちの中でも成績がすこぶる良い人達=名騎手

 

四位 昔、ノリちゃんにいわれましたよね。『ダービーっていうレースは、へらへら笑っているようじゃ絶対に勝てない』って。大人になっていくにつれて、競馬がどういう仕組みで成り立っているのかわかるようになって、それでダービーっていうレースの重みを実感するようになっていくんですよね。

 

横山典 だって7000頭(1年で国内生産されるサラブレッドの頭数)からの頂点だよ。 でも、その重みが若いときはわからない。 1頭にどれだけの人の手がかかって、 どれだけの思いが込められているか。 それがわかってくればくるほど重みを実感してくる。

 

四位 この手応えなら勝てるって思ってましから。ナメてたんですよね、ダービーを。 その時点で神様に選ばれてないんですよね。ダービーをナメてるから。ダメなんだよ、そんな気持ちでは。

 

横山典 ダービーを勝つには腕だけじゃなくいろんな要素が必要で、選ばれた人間だけが勝てるんだと思う。

 

安藤勝 緊張? ぜ~んぜんしなかったよ(笑)。 だって勝つと思ってたもん。

「四位洋文&安藤勝己&横山典弘/四位洋文のディープな世界 Vol.2」

 
どんなビッグネームでも「まだ実感がない」というセリフがつきもの。
 
それはそれに伴ってやってくる「実利」が認識しづらいからなんだろうか。
 
 
賞金とか、
 
社会的に通用する肩書とか、
 
その後の実利益。
 
 
その成果は、
 
 
様々な価値に交換できなくては、
 
様々な価値観を持った人には伝わらない。
 
 
 
「ダービーを勝った 」より「2億稼いだ」
 
 
 
の方がピーンと来る人が多いのだしね。
 
けどそうやってどんどん「いろんな人を伝って」大きくなっていく。
「いろんな価値観を伝って」と言ってもいい。
そうやって化け物みたいに話が大きくなっていく。

それが、
 
 
やがてそれを手にした時の自分に返ってくる。
 
 
圧倒される「格」となって。
 
 
競馬も基本はビジネス。
 
ダービーのようなG1レースは賞金が高く、
 
やはり基本は賞金の高価いレースを目指して出走させるようになる。
 
そうすると各地で活躍した馬たちがそこに集まってくる。
 
各地で熱闘を繰り広げて各地でファンを作ってきた馬たち。
 
やがてこのレースはそれらが一堂に会する大舞台になる。
 
多くのファンが注目し、
 
多くの人達の思いが連なって一大史劇ドラマを生み出していく。
 
 
毎年毎年積み重なる。
 
 
それは歴史となる。
 
 
 
だからクラシックレースと呼ばれるレースは

重く
 
見られるのかな。
 
ダービーも。
 
 
 
ダービーとは言っても自分的にはそんなに思い入れなどなかったり。レースの中では『天皇賞・秋』が響きと綬章の色合いがカッコイイから好きだったり。正確には13歳位から競馬を知るようになっていたけどそんな好きな牡馬はいなくてダービーは余り関心外。ディープインパクトの場合はダービーすら無敗の3冠の通過点のようなものに感じてて、 あくまでキングジョージや凱旋門賞などの海外トップレースを勝って欲しいという前馬未到記録への期待があるのみ。
 
 
 
だから、ホースマンなどではない
 
また、競馬歴も浅い
 
 
そんな自分にはまだダービーがどんなもんかというのは正直わからないものですわ。
 
 
多分これからもそんなに解ることはないんだろうとも思うけれども。
 
 
けれどもダービーはダービー。
 
 
ここ強引。
 

 

 

第82回 東京優駿日本ダービー

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JRA公式サイト

 

ということで2015年度のダービーですよ。

勿論ドゥラメンテの雄姿を観るということ。

 

そう、

 

勝っているのはドゥラメンテでありそれ以外は希望しないという態度である。

 

V(▽Д▼ )

 

さあ今年のダービーはどうなんでしょうか。

3歳クラシック第一弾皐月賞を制した我が想い出の継承馬ドゥラメンテ。

 

GⅢ東スポ杯、GⅡ弥生賞を無敗で勝ったものの皐月では大敗したサトノクラウン。

 

勢いのあるディープインパクト産駒で安定した強さを見せているリアルスティール。

 

可能性を秘めに秘めた重賞馬にして演歌の王様北島三郎を馬主に持つキタサンブラック。

 

 

勝手な話(むらくも予想 ※ドゥラメンテ視点)

 

 

リアルスティールとは勝負付けが済んでいるように思える。

共同通信杯では敗けたけれども、ドゥラは道中完全にかかってて消耗していたと見える。うん。 それでもあそこまで食いついたのはやはり強かったからでしょう。 皐月でもよく抜け出した勝ちコースからあの荒々しい脚で突き放されてるからね。うん。 いや勿論、リアルスティールがダービー獲っても全然不思議はないんだけど。 強いし、安定してるし、完成度の高さがあるね。

しかしまともに走ればドゥラメンテか。

 

 

サトノクラウンはやはり怖い存在。

やはり東スポ杯と弥生賞の重賞連勝は並では出来ないはず。弥生賞と全く同じコースで臨んだ皐月賞で6着というのは力は出せていないと見て普通。ドゥラメンテから不利を受けていたという騎手の話もあるから、ダービーでは一番怖い存在ではなかろうか。 東スポ杯では馬群の中から突き出てしっかり伸びるタフさが見られたから、 ちょっとやそっとで走る気がなくなるとは思えないような気もするが、 そこはまあ繊細な動物が故に致し方ないのかな。 前から行って勝った弥生賞、後から差した東スポ杯、 非常に素直で全体の能力がバランスよくあるといった印象。

故に直線にあの荒々しい末脚を叩きだされたら一点突破でドゥラメンテか。

 

※でもあの大斜行は馬に当たらなかったから良かったものの当たっていたら非常に危険であったねオレが代わりに謝っておこうすいませんでした。

 

 

キタサンブラックもいい馬ですから。

スプリングステークスという皐月賞のステップレースを勝ったGⅡ馬で、リアルスティールも倒している。 皐月ではリアルスティールとは熱戦を繰り広げていた。

しかしドゥラメンテか。

 

なんやかんやで。

 

あ、これはドゥラメンテじゃね?

 

アレとかこれとか色々計算するともうドゥラメンテか。

 

さて

 

勝手に話していたわけですがそれはもういつもの事。

 

私がドゥラメンテに想いを持つように、

他の馬たちにも様々な系譜やドラマや思い入れがあるわけで。

 

そんなモノが交差する今年のダービー。

 

誰が勝ってもお祭り騒ぎ。

勝った奴が文句なくダービー馬。

 

多分、

”アツくなれる最後のダービー”

ではないだろうか。

 

ダービーへようこそ。

 

プロフカードぼたん

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