“ひと目十万本”の天覧アンズ畑を息抜き鑑賞。
長野県(信州)千曲市森地区「あんずの里」を観光マッピングやで。朝焼けのアンズ畑の中を多段ギアチャリで駆け上がり自由気ままに眺望するその眺めは「ニートの暁」として登録されるべきだろう。開花時期はだいたい4月の中旬でベストでタイムリーな観光企画。
いざ“あんずのお花見”へ!
長野県千曲市「あんずの里」とは?
地元マッピングNo.6「あんずの里」~第一回天覧杏杯ママチャリレース(嘘)~」
冬の間中お家に篭っていたから丁度いい気分転換やで。
すでに「地元マッピング」は去年がピーク。もうやる気もそんな残ってない中では手分転換のみが存在理由なのだ。
これがニート的人生の愉しみ方や。
若気のアクティブ&ダイナミックな旅ではなく、余生を過ごすかの如くのほのぼの珍道中。そうして本来の戦場たる戦いに戻っていくのだ。
製作期間は約1日。
ロケ半日。映像半日。記事マップ諸々3時間。「戸隠編」に比べて大幅なコストダウンに成功した地元マッピングは細々と紡がれていく。
「あんずの里」アクセスマップ
信州(長野県)千曲市の名所「あんずの里」-
~開花時期はだいたい4月の中旬~
※上記アクセスマップは今回訪れた場所のみね。他にも色々在るんよ。キティパークは関係ないし
「アグリパーク」のフルーツ狩りもおすすめだ!
近所の「アグリパーク」ではみかん狩りやらいちご狩りやらぶどう狩り(?)やらと季節のフルーツ狩りイベントも豊富なので長野県民の方々ならば一度といわず二度三度と足を運んでみてはいかがだろうか。
あんずまつりマップ
第62回 あんずまつりマップ-表(PDF)
第62回 あんずまつりマップ-裏(PDF)おすすめ立ち寄りスポット
4月15日信濃毎日新聞で紹介された地域おこし協力隊の皆さんがおすすめするスポット
おすすめする立ち寄りスポット表(PDF)
おすすめする立ち寄りスポット裏(PDF)あんずの里 おすすめスポット
あんずの里おすすめ観光スポット(PDF)
出典「信州千曲観光局」公式サイト
杏/アンズ
『それはエンゼルヒップ!!』
という形容で迎えられる「あんず」の朝日と夕日を掛け合わせたがごときダイダイ(橙)の柔らかき流腺フォルム。
「アンズ」と聞けばそれなりにフルーティー感をくすぐられる響きなわけだが、それにしてはあまりお目にかかることもない果物ではなかろうか。
それが「杏」である。英語で読めば「アプリコット」と、これまた甘酸っぱさが知れ渡るという語感。
しっかし!
なかなか見ないよねっ。
「柿」と同じくらいに見ないよねっ。
「酸っぱすぎて生食では出回らない」のでフルーツ感がごっそり持って行かれているという所である。
しかし最近では酸味を抑えて甘みが増した「生食用新品種“ハーコット”」などが誕生しており、
杏の快進撃に注目されているとかいないとかいないだろうなぁ多分。
あとはあの「杏仁豆腐」で使われる種子をもつ。
もともと薬膳デザートとして中華発祥のアンニンドウフも、今日の日本ではこの種子は使われておらず、単なるスイーツとして楽しまれているとか。
参考「アンズ」Wikipedia 参考「あんず 杏(杏子)」果物ナビ 参考「あんずの栄養と効能」 信州あんず 杏宝園 参考「杏仁豆腐」Wikipedia
長野県と青森県の争覇時代
「アンズの生産量&出荷量日本一!!!!」
無二の座をかけて争われる両国。それがナガノとアオモリだ。なにかっていうと青森と長野は被ってくるのである。「リンゴ戦争」冷めやらぬうちに勃発する「アンズ戦争」。我々の戦いは尽きることがないラグナロクへの序章なのだった。
※しかし近年ではその熾烈な戦いに辟易した両国は、出荷の時期を「互い年」にすることで「日本一」を隔年で分け合って天下を二分しているという
参考「アンズ(杏)の産地ランキング」果物ナビ 参考「日本一■あんず生産量」長野県は日本一 参考「世界の果物産地ランキング(アンズ)」果物ナビ 参考「あんず/アンズ/杏子」旬の食材百科
天覧あんず!!!!
『天皇皇后両陛下に天覧なされた!!!!』
という「あんずのお里」。天からの祝福を受けし大地なのである。日ノ本最強を証明するべく天皇ご照覧のもと開かれる『天覧御前試合』や、天皇から下賜される楯を競い合った『帝室御賞典(現・天皇賞)』は日本競馬の最古にして最高賞。天皇にご照覧されるということは『最高』という栄誉を肩から掛けられることなのだ。
参考「2013年4月15日(月) 天皇皇后両陛下行幸啓」千曲市 参考「ご訪問(あんずの里スケッチパーク)(千曲市)平成25年4月15日(月)」宮内庁 参考「80歳を前に天皇皇后両陛下が初めて体験したこととは?」NAVER まとめ
“ひと目10万本”
『ひとめ十万本の絶景と称されるアンズの聖地』
ということで、宇和島藩(四国)は伊達のお姫様がここ松代藩の真田に嫁ぐ際、「故郷の思い出アイテム」として持ち込んだことがキッカケとなってアンズの大生産地と化したという。戦国ブームの2代役者「真田幸村」と「伊達政宗」のつながりの象徴とも言えることになったアンズの里であった。真田や伊達関係のイベントと組み合わせればもっと観光名所として仕上げられそうなものだけどね。
※しかしこの景称は他にも存在している(和歌山県の桃の花とか)のでこの土地だけの異名ではないという半端ぶりだぜ!
参考「あんず・科野の里」信州千曲観光局 参考「あんずの里」Wikipedia 参考「あんずの里アグリパークへようこそ!」公式HP 参考「あんずの里物産館 レストランはっぴい」公式HP 参考「上平展望台は「あんずの里」を代表する絶景」http://guide.travel.co.jp 参考「あんずの里|第55回あんずまつり|千曲市倉科・森地区」長野県の情報【E-CURE】 参考「桃源郷一目十万本の桃の花」Weblio辞書
地元の名産品
『フランスのブルゴーニュワインはワインの王様』
みたいに、土地の名産品というものがある。その風土独特のもの。子供の頃は「現代の技術ならなんでもどこでも作れるのだから関係あるのかな」なんて思っていたけどさ、やっぱり大掛かりに成ればなるほどコストがかかるから「その土地の風土を利用したその土地に合った名産品」というものが出来上がるわけだね。温室ハウスも金はかかるし。
カナダのメープルシロップは、サトウカエデという木の樹液からできるが、これはマイナス30度に相当する厳冬でなければその樹液を出さないことから生産場所は限定される。
フランスのブルゴーニュ地方特有の気候と潮風で生育されるワイン叱り、
河に近い場所で発生する霧の朝霜によって甘みを増すブランド葡萄しかり、
すなわち名産品。
固有の価値。
参考「信州=りんご?!国内の果物生産量のうち、長野県がシェア上位の果物とは……?」 参考「千曲川ワインバレー構想」カッコつけたワイン産地構想まで頻出。
あん姫(千曲市マスコット)
参考「千曲市キャラクター「あん姫」のページ」千曲市 参考「エントリーNo.132(長野県)あん姫 179位」ゆるキャラグランプリ
当たり障りのないTHE・ご当地キャラ。
万人から何もいわれないように誕生した我らが市町村の販促向上キャラクター、それが「あん姫」である。
アンズとお姫様をアポーペン。角の立つ発言はすべてチェックされて世に出されないよう厳重注意で運用される。
小さなご当地に一か八かの奇キャラは要らない。
これは冴えない小市町村のために歴戦のお役人たちが見せたパーフェクトな「セルフセーフティブランディング」の結晶なのだった。
長野県PRキャラクター「アルクマ」の牙城を動かし、
互いに争う熾烈なブランディングキャラクター戦が繰り広げられている。
参考「アルクマ」arukuma.jp 参考「エントリーNo.1367(長野県)アルクマ 123位」ゆるキャラグランプリ
山登りにおける恐怖の象徴「熊」を広報キャラクターに据える長野県の意気に拍手!!!!
旅のログポース
さあ去年のメインプレイテーマであった「地元マッピング&ナガノグレートぼっちチャリンジ」でありますけれどもね。
今年は「どうしよっかな~」だなんて揺れ動くやる気と共に「ハードル下げて気分転換的にやにやろーっと」というテーマで運用されることに。
戸隠編の2週間かかった製作期間に対してこちらはおよそ1日というコスパの良さで続けられることが「商船フライングニートマンブログ」本社の企画会議で決まったのでしたわ。
おととしの東京旅の際にやってきた「ラーミアに乗っていくんじゃね?」近辺の道をチャリ走しながら朝日に照らされるアンズをめざす。
途上にあった不思議なオブジェ。
なにがあった。
誰がタクシーをこんな目に遭わそうというのか。
ラグナロクの日は近いだろう。
朝焼けのあんず畑に降り立つ。
「杏なんてさ~桜のさ~パクリみたいなもんでしょ~」
なんて舐めきっていたオレですけれど。むしろ舐め回していたオレですけど。
実用あんずの景色。
このパワーが作り出した光景にはいささかハッとしたよ。桜だとほぼ観賞用だろうから、局地的に存在するわけじゃん。お城とか公園とか。吉野山などの世界遺産レベルは別として。しっかしこのあんず畑はあんずの収穫に使っているわけで、
つまり畑一面、山間の「稜線一野みなアンズ」が広がるわけや。
三國無双のステージみたいな感覚やで。
ステージ1ね。「桃園の誓いに黄巾党がやってきてぶっ飛ばす」ステージみたいな。
わかるよね。
花の香がなんかすごひょい。
すごひょかった。
パンみたいな香り。
うん。謎な表現が飛び出してしまったが。
いやマジで最初「パンでも焼いてるのか」なんて思ったけれどそんな場所は見当たらないし地図でもソレらしき施設はない。
アンズの花の香が漂っているわけだった。
公園に行って桜の香りがそれほど寄ってきた記憶がないのに、アンズ畑は「あまりにその数が多すぎて」、あるいは「山間の風がうねる地形」がそうさせるのか、香りが飛び交い過ぎていたのだろうかね。
パンかもしれんけど。
しかし実用の闇もある。
観賞用に「そうつくる」ならば「そうならないだろう」事が起きているわけ。
全体的に「まばらにハゲている」アンズ畑。
「ひと目十万本」というほどではない景観になってしまっているわけ。しっかし見下ろす景色は絶景に相応しいけれど。とくに朝日が登る頃はみどころだ。
山と谷とアンズ畑が、
だんだんに朝日に映し照り出されるその様は、
「はじめてのライブステージに立とうかという新人アイドルの歌い出し」
みたいなスポットライト的な役割を果たしているからだ。
うん。ええ表現やな。
「神の雫」に影響されたなこれ。
「ひと目十万本」で朝食するニート。
朝焼けの中、ヒトの居ない優しい時間の中、仕事を終えて温かいミルクティーとソイサンドを放り込むリラックスタイム。
これにマックブックさえあれば人様のヘイトを一身に集められようというもの。
ダイナブックでよかった。
これが真のニート的愉しみ方。
月30万を捨てて手にする「30代手前にしての」この躍動感のなさである。いいんだか悪いんだか。
ソイサンドの意味はちょっとわからなかったけど。
子供の遠足とクロスライン
早々に撮影を終えたのでアンズ山を降り、ファミマで弁当でも買って「森将軍塚古墳」へ。
日本最大級のお墓がある。
エジプトのピラミッドなどと比較させたプロモーションに精を出す千曲市役所の皆さん。
子供の頃の遠足でやってきた記憶がチラホラと蘇るお年頃。
あいつの顔やあいつの顔やあいつの顔が思い起こされたが、
特にどうということもなかった。
子供の頃ってこんな場所によく連れてこさせられるけど、
「何の意味もない」
よねまったく。「友達とのウキウキファッキンレクレーション」という点のみが価値を持っているというだけで。なかにはここから研究者になるとか有るかもだが。ないだろ。
「遠足が楽しい」
というわけで。それでもなんとなく「あたりさわりない」ということで目標が定められるという教育環境の中を俺たちは生きているのだな。
東京ゲームショウでもええやないかまったく。
物産展などが軒を連ねる「アグリパーク」へGO!
「アンズの名所」を掲げている以上は「アンズの商品」たちを購入に至らせたい所。大体は「杏ジャム」とかそんなものばかりかと思いきや、
「固まる水」まである。
やったね。
レストランの売りは「札幌ラーメン」だ。
やったね。
山を越えてテングマン
気温20度の日和見を楽しんだら、
ぶらーーーっとアンズ畑にUターン。
ここから山を越えてテングマンに会いに行く。
なんか最近はMっ気が爆発していて、
「山なんてもう登らへん!!!!!」
だなどと豪語していたと思えば、
「でも登りたい!!!!」
「なんかもの足りない!!!!」
みたいな。
冬の間中お家で冬眠していたものだから身体がウズいてアレなのか。
「心地の良い筋肉痛的なアレ」を欲しているということなのかよろしくお願いします。
まったくよろしくお願いします。
キツイけどラクショーだった山登り。
キツイけどね。もう脚が張ってて流石に8Sギアチャリでも登れなくて歩いたが、ラクショーだったねキツイけどね。
キツイけどラクショーだったという歓びを誰かにかき消して欲しい。
もうこの程度の距離ではキツイけどラクショーだ。こちとら何回山登りしとると思っているのかねまったくの所キツイけどラクショー。
降りれば今度は桜の名所「テングマンパーク」
桜はあまり咲いていなかったが、こちらも子供の頃の遠足メモリーフィールドである。よく来た。マジでよく来たわ。うん。エアガン持ってシマ違いのガキどもとの遭遇戦を繰り広げたり。
世界最大級の天狗の像。
らしい。何故か。天狗というなら京都の鞍馬山とかあるじゃないか。義経を育てた鬼一法眼やら。あるいは飯綱の飯縄大権現とか。なんで千曲市キティパークなのか。
なぜそんな重大な役割を担ってしまったのか。
千曲市の謎。
特別、天狗のお話などはない。
やんちゃすぎ。
割と話しかけられる不思議。
リアルだとよく絡まれるオレですけれど。
ネット上では幽霊船の船長なのにね。
リア充目指そうかな。