高遠固有種の彼岸桜(コヒガンザクラ)の夜桜お花見。
4月の氷点下エクストリームお花見!
2016年4月11日に敢行いたしました「チャリで2つの山越えウキウキファッキンツーリング」。地元長野めぐり第一弾は桜の名所で有名との「高遠城址公園」と相成り申しました。
実際は諏訪の「御柱祭」が最初だったのだが、雨と強風に遮られてぜんぜん寄せ付けてもらえず断念。すぐさまその怒りの矛先を桜に向けたのであった。
しかしさすがに“山の上の王国”なだけはあるナガノ。もう山道に次ぐ山道ですでにポタリング自転車旅は限界を迎える始末。
というかこれ山梨県から行ったほうが近いというね。
ナガノグレートぼっちチャリンジ「No.1高遠城址公園編」
山道しかないトレイルキングダム・ナガノ。
自転車ぼっち旅という名目ではじめられた企画であったものの、すでに自転車に乗れないという事態に発展。
ただの登山企画になってしまった。
グレートなぼっち感だけは所定の成果を上げておりますが。
しかしこの日はまれにみる異常気温で4月中旬に雪が降る冷気。
さらに山頂の白樺湖畔となれば更に寒くて休めず。
ニートダイエットついでの気楽なサイクリング旅のつもりが思わぬ苦戦を強いられるのだった。
登山は汗をかく。着替えを持って行って正解だった。
地元マッピング「“天下第一の桜” 高遠城址公園」
予定を大幅にオーバーして夜に到着。
本当は16時ころに到着予定で、夕日を背にコンビニ弁当でも食べながらお花見をして、軽く休んで、夜桜鑑賞でもしようとおもっていたらこの有様。
とっととさっさと撮影せねばということで満身創痍の体に鞭打って桜をめぐる。夜といえど名スポットは群衆が群がっておりますので「ひと通り回ってからでいいか」と呑気によもぎ団子でも食っていたらば園内消灯。一番の撮影スポット「桜雲橋と水面鏡桜」を撮影できずに第一弾チャリンジ終了。
氷点下に突入する深夜を園内にてエクストリーム野宿をして朝を迎えるのだった。くしゃみが800回位でたからね。それでも風邪はひかなかったからね。
アクエリアスがシャーベットになったからね。
帰りはひんやりして美味しかったからね。
そして早朝5時に一番乗りで朝桜鑑賞。
加えてキャップ被って三脚持ちでなにせヒゲヅラなものだから醸しだされる巨匠感がハンパなく、加えて5時入り(実際は野宿)。
いかついキャノンカメラを携えし大阪弁のお姉さんに「凄腕のカメラマンだわ」という印象を与えていたのであった。
「ここ邪魔じゃないですか?」と何回か訊かれたからね。
お互い群れることのない単独行ゆえのわずかな交流であった。
高遠城址公園さくら祭りエクストリーム夜桜お花見アクセス
高遠城址公園アクセス(さくらまつりの開催期間は4月いっぱい)
・「信州伊那高遠さくらまつり(4月1日~4月31まで)」
・「開園時間/ライトアップ/入園料/駐車場」
日本三大桜の名所「高遠城址公園」とは?
"天下第一の桜” 高遠城址公園(長野県伊那市)
そして"天下第一の桜”と称された高遠城の桜。
かつて桜の花びらに埋まるほどの馬場があったという。それが"日本三大桜の名所”に数えられる『高遠城址公園』なのだとか。まさか長野にそんな大それた名所があったとは少々驚きである。桜といえば国民的アイドルじゃないの。その聖地ともいえる三大なんたらに数えられるとはね。
※もちろん、桜の綺麗な名所は全国各所にあるであろうし、あくまで「日本三大なんたらに数えられている」というだけのこと。
・「信州伊那高遠さくらまつり(4月1日~4月31まで)」
"紅姫”タカトオコヒガンザクラの唯一の群生地
この品種の自生地が発見されていないとか。長野県伊那市の高遠城址公園のみで群生している様が観られるという希少価値。元になった品種や、寄贈されたものはあるみたいだけど、「ここでしか観れない」というのはなんかすごいブランド力。
王道品種ソメイヨシノが白美な淡い桜色なら、タカトオコヒガンザクラは紅色といえる花を咲かせるという。
ずらーーーーっと紅色の花を開げて立ち並ぶコヒガンザクラのワンマンライブステージが拝めるのはここだけだとか。
いらん歴史情報 "謎の軍師、戦神の隻影” 山本勘助
高遠城といえば、「武田信玄の軍師にして忍び」という謎多き半ば伝説上の男、山本勘助(道鬼)によって改築されて堅城との名を上げた。07年大河ドラマ「風林火山」で主役だったね。今年も大河「真田丸」が長野でやってるけど風林火山の時も舞い上がっちゃってたね長野は。謙信のカッコ良さのほうが目立ったけど。史上最高の謙信じゃないのあれ。GAKUTO謙信はあれ。
信長ジュニアと信玄ジュニアとの悲恋
第六天魔王と自らを称した"乱世の覇王”織田信長の長男、織田信忠と、戦国最強軍団と謳われた武田軍総帥たる"戦国の巨魁”武田信玄の娘である松姫は婚約者同士であった。
しかし、
信玄が死んで、武田を恐れる必要のなくなった織田。さらにはあの天下に名高い「鉄砲による集団戦」が世界に先駆けて行われた『長篠の戦い』で武田の力は激減。
『甲州征伐』がはじまる。
それは織田徳川北条といった餓狼たちが一挙に信玄の屍肉をあさりに領内を食い回す戦国の習わし。
高遠城の松姫。
それを攻め立てる信忠。
悲恋悲劇の幕は上がった。
とかどうとか。
太閤立志伝(©コーエーテクモゲームス)でそんなイベントあったかなあ。
信忠でプレイしてないからわからん。
(ノ´∀`*)
信忠プレイなんて……あ、でも本能寺で信忠が生きていたら秀吉はどうしたのか?的なプレイは可能かも。意外と面白そうかも。
これぞ太閤立志伝の真骨頂。多彩なプレイを楽しめる。
やろう( ̄ー ̄)bグッ!
信玄ジュニア5血潮を上げて。
信玄の五男「仁科盛信」の奮戦によって武田支配の幕を下ろした高遠城。その時の血潮にたとえられるのが紅色の花びらを咲かせるタカトオコヒガンザクラであるという。
まったく迷惑な話だ。
血を嫌う現代人にとってはあまりアピールポイントにならないんではなかろうか。
(ノ´∀`*)
↓その他の日本三大桜の名所
"夜王” 弘前公園(青森県弘前市)
三大桜の名所にして三大夜桜の名所でもあるという”桜の頂点”に座すのがこの弘前城。
日本最古のソメイヨシノと百花繚乱の桜たち
いまや日本で最も見られる王道となった品種ソメイヨシノだが、その大本ともいえる”日本最古のソメイヨシノ”を筆頭に種々さまざまな桜が咲き誇る百花繚乱の威容であるとかないとか。
いらん歴史情報 "やり手一代記大名” 津軽為信
ちなみに弘前城(ひろさき城)というのは戦国期の”津軽の王”津軽為信(大浦為信)によって作られた巨城らしい。秀吉の小田原征伐にいち早く参じたやり手の津軽為信だね。一番おそいのは政宗。いつまでも天下人への夢が捨てきれなかったコドモな政宗とはえらい違い。漫画『キングダム』でも大人気の廉頗のパクリで「死に装束詫び」をして許してもらいましたね。しかしそれがために、歴史に不朽の名前となった伊達政宗か。
"千本桜” 吉野山(奈良県吉野郡)
「桜でできた山」とさえ言えるほどの”桜パノラマ”が広がる。そしてなんといっても「ユネスコ世界遺産」なのだ。桜というか「霊場や信仰の対象となっている自然」ということでのものであろうが、なんといっても世界遺産のサクラ。
シロヤマザクラの桜パノラマグラデーション
桜の品種は野生種「シロヤマザクラ」が基調となっているとか。この品種は葉の色が赤茶けるため、花の色と相まって美麗なグラデーションになって山を彩るのだ。花の桜色、葉の赤茶色、その他のさまざまな桜の微妙な色合いによってね。
いらん歴史情報 "天将” 楠木正成
吉野山というと近畿地方で、中世日本の権力闘争のメインステージでもあるから歴史の舞台になることが多いよね。太平記における楠木正成の日本史上最高峰ゲリラ戦の舞台も吉野山だったね。
それにしてもだれが決めたのかは謎な三大名所でした。名所自体はそれぞれの都道府県にあるんでしょうなあ。
桜 -サクラ-
「日本といえば桜」というくらいになっている今日このごろ。春になるとやたらと香りのキツイ桜商品が出まわって、たいして美味しくはないけれども、季節モノということでまかり通っている。オレの好きな午後の紅茶ミルクティーにもいらないフレイバーが混入されるけども。しかし風流なのでそれもまた良し。
正式には国花ではない”最愛の愛人”?
らしい。そもそもこうなると国花とは何か?ってところになりそうだけど。
国花は一応「菊」らしい。
パスポートなんかで見る菊紋。といっても意味合いは花弁の数によっていろいろと変わり、最たるものは皇室の紋章だから、菊は近寄りがたい雰囲気もあるね。
いわば正妻。
家と家との結びつきのために重ねられた契のような厳粛な美しさよ。妖しさをも持つ美しさよ。言われによっては険があるとも言われそうな?そういった?やつね。うん。
対して、
桜の触れやすい快活な美少女感よ。
「国民の恋人」的なことっぽいね。形式にとらわれない自由な形で情交に及べる間がらというやつでしょうか。いや情交ってそういうんじゃなからね。情を交えるというそういうコミュニケーション的なことをそういう感じに言ってるふつうの事のやつだからよろしくお願いします。
完全に個人の所感。
昔は梅見だった?
いつの頃からか桜鑑賞へと切り替わったジャパン文化。
昔は「梅」の花を観ることがふつうだったという。
実用的だから?実を食べて、花も見れるから?でも梅も食べる用と花見用の品種に分かれてるよね?じゃあなんでだろう?梅は中華の影響が強かったから国粋文化が広まって桜をみよう的なことになったとか?そういう風なことが書かれていたような?いないような?何でもいいじゃない?
花はみんな綺麗さ。
「桜が綺麗だったから観るようになった」でいいじゃないの。
桜の女王となったソメイヨシノ・クライシス
日本の多くで観られるのは白美な薄桜色のソメイヨシノだという。江戸期につくられて広まったとか。とにかく花を咲かせるまでが早く、若木の頃から咲かせるとあって、せっかちな我々の趣向にマッチ。桜の女王へと駆け上がったとかいないだとかのシンデレラ・ストーリー。
しかーし、
その分なのか、寿命も早いそうで、近年植え替えが急がれているとか。
つまりあまりにも普及したソメイヨシノの桜が同時にご引退あそばれるとあっては、花見ができなくなってしまう時期も?あるとか?うん。ないとかね。うん。普通な着地点で申し訳。中盤のテンション具合からしたらだいぶ尻つぼんだ感は否めず。
あ、そういう何?
「美しさも永遠ではない」的な?
若いアイドルと熟れたアイドルの闘争のごとくに「あんた10年後も同じ事言ってみなさい」的な可憐さとそのピークの短さをも表しているようだね!!
お花見
桜は世界中にあるけれど、それを鑑賞して鼻息を荒くするのは日本だけの特異な文化であるという。そもそも「桜って日本の固有種なのか?」というくらい日本としか結びつかないイメージがあるけれど、原産として最も有力っぽいのはヒマラヤ山脈らしい。あのエベレストがあるあの山脈ね。世界最高峰の8000m級の山々が連なる山脈ね。中国の裏手というかチベットというかシルクロードの南というかインドやパキスタンなどの北というかそういうところ。当然に諸説ありますけれども。
貴族の楽しみとレアな美しさ
やはり花見などという実利的でない行為は、身分の高い上級者向けのプレイだったという。
それにしても若いときは「花見なんて┐(´д`)┌」っていう感じではなかろうか。オレだけかな。アホなのはオレだけかな。
しかし「花より団子」というように、「花見をする」というよりは「花見だから」ということで「イベントがあるのが楽しい」ってな具合に花見は利用されているように思うけど。
でも昔って、本当に桜を綺麗に思ったんだろうなあなんて思う。
今はデジタルでもいろいろと「キレイなもの」は作れるし、とにかく人間が人工的につくり生み出せる物が多くなったし、その種類も豊富になったんだと思う。勿論いい意味で。
でも昔なんてそういったものがないから、いま以上に花や宝石なんかを綺麗に感じたんじゃないかって感じてしまう。
希少価値的に。
現代でも山や河や桜並木に感じる美しさは、現代のコンクリートジャングルに慣れた人たちにはどっちみち綺麗に映るだろうけどさ。でもそれは単に「綺麗」っていうよりギャップ的な意味での「新鮮」に近いようにも思う。
うん。それだけ!
基本は贅沢するための口実みたいなことかね!
イベントでメリハリ付けないと平時の大衆は治まらないという社会学的データがあるからの。戦時は戦時で嫌だけど、平和は平和で暇すぎるというパラドックス。庶民に広まったのが平和期の江戸時代ということから考えてみても納得だい。
だってお花見がなくなったら春にやるイベントがない!
そうなるともう政治しか話題がない!歴史の侵略問題とか持ちだしてきて物騒!桜でも観させとけ!アイドルのゴシップも流しとけ!みたいなことかね。
花見だんご
桜色はさくらで花を、白色は雪の名残を、緑色はヨモギで夏への期待を、あらわすという花見団子。団子とモチの違いは、粉から作るか炊いてから作るかの違いなんだってさ!そんなことしかもう言うことないぜ!
これだけわかりゃあ完璧か!