信州の首都「長野市」に比肩する大都市こそは「松本市」である。
ニューヨークとロサンゼルス。マイクロソフトとアップル。ドラクエとFF。どんな業界にもツートップが並び立つという法則が長野にもあるのだ。
さあ松本にいこうよ
「マツモトシティ」アクセスマップ
長野の京都、長野のロサンゼルスとまで称される南の大都市マツモトシティ。
※この場合は長野市が東京でありニューヨーク
信州人なら知らない者はおらず、他県の人にはまったくどうでも良い情報でございますけれどとにかくそういった構造であるというわけ。あなたの県にもありませんかそんな都市。県庁所在地よりやたらと繁栄してる市が。
※とはいえ今日では長野市の権力たるや絶大なものなので松本といえどそうそう敵う相手でもなくなっております
No.9地元マッピング「黒宝とニートと恐るべし松本シティ」
今回は遂にナガノグレートぼっちエクスプレスに。
さすがにもう寒いし、というか電車乗りたかったしそういうことに。
通勤登校ラッシュに息を潜めて朝7時
あんなにシーンとするか?
ってくらいみんな無言だよね。「なにあの空間?」ってならん?あれだけ人がいてここまで終始無言の状況ってよくよく考えると面白すぎて「誰かツッコめや」ってなる。でもそれは私が百年に一度のご乗車みたいなご搭乗であるがゆえのカルチャーショック的なシチュエーションだからなんだよね。普通はもう心を無にして目的地までワープする装置なんだよね。
女子高生に囲まれたときは死ぬかと思った。
霧の中の松本城
冷気が立ち込めるグレートムタ入場シーンみたいな松本城鑑賞になりましたよ。
この日は11月中旬だったけど朝はなんと0度を記録。川中島より霧だったわけで。松本城は上田城よりもエピソードに乏しい見た目だけの城だけど、漆黒と朱色のコントラストがとにかく格好いい。バス遠足で来たのと、21歳のときのデスジャーニーでやってきたのを思い出すいい経験が出来たといった感じ。
食い物出すとハトが群がるように調教されすぎててワロタ。
教育の遺産
旧・開智学校というレガシー。
そしてそのすぐとなりに隣接する現・開智学校というシチュエーション。最近は教育の大事さに目を瞠るところがあるボクですので(いや普通学校とかじゃなく)なんとなく300円払って入校してまいりました。当時は「世界の一等国に」という欧米コンプレックスの真っ只中かそれを少し過ぎたあたりの時代背景で、とにかく日本中が欧米かぶれブーム。というか欧米風にしないと世界が認めてくれず、今日みたいに日本の「和の文化」なんて評価されなかった(と、こっちが勝手に思い込んでいただけかも)がゆえの洋館デザイン。
洋館ってなんかサスペンスの舞台になるからホラーのイメージだけどもはや。
松本パルコよりイオンモール松本の時代
長野ではよく松本パルコのCMも流れているので有名なファッションタワー。長野アゲインと争乱してるとかいないとか。
しかし!時代はイオンモール松本。
あの岡田克也(政治家)の実家がやっている「イオン(旧ジャスコ/旧岡田商店)」のモンスターデパートメントがつい最近オープン。
これで長野県民が物資に困ることはありませんね。
イオンはオープンしたばかりなのでまったく知らされていませんでしたから完全にノータッチでスルーしてしまいましたね。あとで妹に聞いてビックリ。
日本三大車窓「篠ノ井線」
どうやらそんなレアな景色が拝めるのがJR篠ノ井線でございます。
長野県を電車で回ろうとすると大きく分けて「しなの鉄道」と「JR」があるわけ。
※しなの鉄道はジモティー鉄道。JRは全国区の鉄道。
長野市辺りを生業にしてる人たちはだいたい「しなの鉄道」でOKだけど、そこから松本に行こうとすると「JR」に乗り換える必要があり、
そのハブとなっているのが篠ノ井駅。
まあ長野を電車旅することがあれば記憶の片隅にでも留めて置いていただきたい。そうして松本方面というか南(飯田など/日本海方面というか静岡方面というか)へ向かう途上の姨捨付近の景観が日本三大車窓ということらしいよ。
帰りは篠ノ井駅から20キロ位歩いてコンビニやラーメン屋をハシゴしながらピクニック気分で帰りましたよ。
こっちのが楽しい
黒宝『松本城』
天守・乾小天守・渡櫓・辰巳附櫓・月見櫓の5棟が『国宝』指定。「1500~1600年代戦国の武田支配時代からつづく天守閣」として重要文化財の認識がなされているとか。
こだわり塗られてそびえ立つ『漆黒の天守』
それを外界と別離させるべく取り囲む『水堀』
かかる『紅い埋橋』がその別世界へつづく足取りを彩ってくれる。
「建築物として」とか、「建築法が」とか、そうではない松本城の見た目の魅力こそ、万人に国宝と認めさせるのではないだろうか。重要文化財という意味だけではなく、そのデザイン性だけで世界に届くアーチスティックなオブジェクトなのだ。
タブンね。
参考「松本城」Wikipedia 参考「国宝 松本城」公式サイト 参考「5分でわかる松本城の歴史」matumotojyou-kankou.info 参考「国宝」Wikipedia 参考「日本100名城」Wikipedia
不死身の鬼美濃「馬場信春」
戦国最強候補の一人。武田四名臣。信玄の左将軍。
馬場民部信春(信房とも)は“戦国最強軍団”武田家の重臣。生涯で70を数える戦に参陣して無数の傷を負いながら武功を叩き上げた猛将中の猛将。信玄の右将軍である山県昌景と共に両翼を勤め、遂にあの長篠で壮烈な討ち死に。
ちなみに先輩時代の両翼は「原虎胤」と「飯富虎昌」。次代が「馬場信春(虎胤の異名を継承)」と「山県昌景(虎昌の実弟)」という最強の世代交代が果たされたので武田軍団は最強だったんだよ。
さらにちなみに飯富兄弟の「赤備え」は徳川にパクられて井伊直政を“赤鬼”に育て上げたり、“日の本一の兵”真田幸村に受け継がれて天下の大舞台で活躍したことから戦国最強部隊の代名詞となったんだ。
まあとにかく「武田支配時代においてはこの鬼美濃が統治していたお城」ということやで。
参考「馬場信春」Wikipedia
謎に包まれた名臣「石川数正」
家康が幼少時より仕えた徳川家の優秀な名臣だったが、秀吉との天下分け目の「小牧・長久手の戦い」に於いて寝返るという謎行動を取ったことでも有名。
秀吉は家康を攻めきれなかったわけだけど、そんな中いつの間にか寝返っていたインテリ数正くん。
信玄VS謙信の「龍と虎の戦い」に比して「狸と猿の戦い」と形容された激戦の裏で起こった珍事件であった。
「この石川数正が松本城を管理して松本藩の礎を築くことになる」
という話だということさ気をつけてくれよなまったく言いたいことはそれだから。
参考「石川数正」Wikipedia
マツモトシティ/松本市
ほぼ独立国(信州の)
西に「上高地」と「槍ヶ岳」や「浅間温泉」という観光の柱を有し、城下に狂奔な「グルメ街」、県下最大の名門「信州大学」本部、外界とつながる「松本空港」を備え、「日銀」の支店までもが経済を支える。極めつけは「自衛隊駐屯地」が存在し、独力した武力勢力を誇るのが松本市である。しかもアルプス山脈の風に遮られて「雪が積もりにくい」という地形構造を備える王城の地っぽいところもあるというから大変だ。
なんとおそろしい街よ。
参考「松本市」Wikipedia 参考「新まつもと物語」松本市公式観光情報ポータルサイト
信州2大都市の一柱
「長野市(信州)」VS「松本市(信州)」の対立構図。
全国47都道府県がひとつである「長野県」の県庁所在地「長野市(人口約37万)」をないがしろにし、独立を主張するのは(誰によって?)誰あろう「松本市(人口約24万)」である。
あの「98年長野オリンピック」を国に頼らず「かなりを独力」で成し遂げた「長野市親分」に唯一ひれ伏さないのは「松本市」だけ。
「そこにシビれる憧れるううう」という若手も多いとかどうとかよ。松本はたしかにそれだけ独力の基盤を持っているから対抗意識もうなずけるわい。
せやかて子分が親分のいうこと聞けんちゅうんはどういうコッチャの~?
松本が長野に対してアドバンテージを持っていた時代(政治的には明治維新まで、経済的には大正時代まで)には長野側も対抗意識を持っていたが、政経両面で長野が松本を追い抜いたころから次第に長野側の対抗心は薄れていった。
参考「松本と長野との対立関係」Wikipedia
信州のマスドライバー「松本空港」
公式サイト「信州まつもと空港」日本の天井である山のお国「信州」から飛び立てば、南は「福岡」北は「北海道」へとひとっ飛び。新幹線に飛び乗ればすぐに首都圏、飛行機で南北縦断も可能な長野県は意外にも交通の要衝だったか!?最近では西の中枢「大阪」にも飛べるようになったとか。長野から脱出するにはこの松本空港へダイハードだい!!
フットボールチームも「松本山雅FC」
元日本代表のフラット3の一角でミスターマリノスこと「松田直樹」選手が最後に在籍したサッカーチームである。それからJ1へも昇格を果たした長野県随一のスポーツチーム。山登りと虫を食べることしか知られない民族が誇れるスポーツ部門での勲章なのである(とか)。
参考「松本山雅FC」Wikipedia
なんでもツートップな世界都市。
「ニューヨーク」と「ワシントンDC」
アメリカの首都はワシントンDCだけど有名なのはニューヨーク。と言うかワシントンDCは特殊な都市だからロサンゼルスとニューヨークの2トップでもいいね。
「シドニー」と「メルボルン」
はオーストラリアの2トップ都市だろうか。首都は「キャンベラ」ということでワシントンDCと同じく首都機能のための都市。
「リオデジャネイロ」と「サンパウロ」
はブラジルの有名都市。しかししかし首都はやはり「ブラジリア」以下略。
「北京」と「上海」
は中国の大都市でやはり2トップではないか。モンゴルはフビライの平原京が「大都」となって永楽帝の「燕京」から北部集中の果てに生まれた「北京(ペキン)」。異民族に押しまくられる時代を支えに支えた南方の楽園が産んだスーパーシティ「上海(シャンハイ)」。
英国は「ロンドン」でだいたい決まりかな。リバプールやマンチェスターもあるけれどロンドンの強さは抜けている感じある。フランスも「パリ」1強か。イタリアも「ローマ」一択かね。ほかも有名だけどローマは色んな意味で別格すぎる。日本も「東京」だけが突出。
スペインは「マドリード」VS「バルセロナ」で2トップか。
他にも、
「ドラクエ」VS「FF」
「Amazon」VS「楽天」
「マイクロソフト」VS「アップル」
「ソニー機」VS「任天堂機」
「スエズ」VS「ビベンディ」
「ウォーレン・バフェット」VS「ジョージ・ソロス」
「ランディ・ジョンソン」VS「カート・シリング」
「ジャニーズJr.」VS「EXILE」
「ミシュラン」VS「ブリジストン」
「コロコロ」VS「ボンボン」
「ディズニー」VS「ピクサー」
「アメリカ」VS「ロシア」
などなど……
大体どの業界にも必ずと言っていいほど「2つの勢力が屹立する」という法則。