クロスバイクやママチャリやマウンテンバイクやミニベロなどの、
自転車BBを「最高レベルのBB」に交換するやり方です。
なぜホローテックBBに改造するのか?
回転軸が漕ぐところ(クランク)と「一体化」しているので、
回転効率が良い。
※軽量で剛性もある
※個人的な理解です!
というにも「ホローテックBBに改造したからと言って、なにがどう劇的に変わるものではないでしょう」というわけ。やってしまったわりには。基本そんなこと思ってる人ですよ。このまえナゾの勝負根性を発揮してくるママチャリおじいちゃんの必死な信号無視スパートに抜かれたやし。いや引かないでよちょっと。病み上がりだし(嘘)
この改造に明確な理由などないのだ。
(大声)
普通の自転車のBBはこんな感じ。
※シャフト(軸)にクランクを取り付ける
ホローテックBBにした図。
※かっちょいい
※ミニベロだと横の出っ張りがなくなることで収納性が上がるとか(?)そういうことじゃない(?)
だから実際には「なにか改造ネタがないものか」という中でやってみたというのが本当のところ。しかしそうは言っても「後ろを10段変速ギアにしたら前ギアも10速用に合わせておくか」という現場の要求もあり、そうなるとホローテックBBが必需であるからでもある。というか「フロントダブル化したい(前ギアを2枚にする)」って時にやるのかもしれないね。
※実体験上では10速ギアにした際に、合わせて前クランクを10速用にしなくても動く
関連記事・「いざ古き良き10速スピードの世界へカスタマイズ(遅参)」
とにかく「ロードバイク化などで10速以上になるとみんなホローテックBBになる」のです!
ホローテックBBを選ぶ
※前ギアであるクランクも専用品にする必要あり
使うBBのサイズ比較
- 「サイズ(シェル幅)」について
- 「軸長」について
「サイズ(シェル幅)」について
68mm(JIS規格)
わりと基本的なサイズ。いわゆるJIS規格ということでほとんどの自転車ではこの規格。クロスバイクもママチャリもミニベロもマウンテンバイクも基本このサイズ。
70mm(イタリアン)
イタリアンサイズとも。ロードバイク発祥の欧州製自転車なら多いのやも。(実際には特注規格らしいよ?)本来BBは漕いでいる際にネジが外れないように右舷側に逆ネジが用いられるが、右舷側のネジも「順ネジ」だとか。(正ネジとも)つまり普通の向き。というかロードバイクくらいにしかないかも。そして68ミリと2ミリの違いしかないのでよほど正確に測らないとわからないのではないか(?)右が順ネジであることこそが特徴。
73mm(オーバーサイズ)
オーバーサイズとも。マウンテンバイクなどに73mmが多い。「というかマウンテンバイクの規格なのでは?」と思うことなかれ、例えばセンチュリオンのクロスバイクではこのサイズが有るなど、一概には言えない模様。
だいたい「クロスバイクやママチャリやミニベロなら68mm、マウンテンバイクなら73mmもありうる」くらいの2択が改造のスリル!
「軸長」について
※基本は「クランク(前ギア/チェーンホイール)」との「兼ね合いで決まる」らしい(つまりクランクごとに指定長がある)
※あまり気にしません!(いろいろと)
おすすめのホローテックBB
取り敢えず最上級BBを使いたいなら。
クロスバイクやママチャリなら(ロードバイク系)
※シェル幅68mm(と70mmも稀に存在?)
デュラエース「BB-R9100」(シマノ)
デュラエース・「DURA-ACE BB-R9100」シマノ公式サイト
105「SM-BBR60」(シマノ)
マウンテンバイクなら
※シェル幅68mmと73mm
XTR「SM-BB93」(シマノ)
シマノ製品最高峰グレードの「デュラエース」等がこのお値段から。
自転車パーツの世界的覇権を握る「SHIMANO(シマノ)」が誇る旗艦シリーズはやはりめっちゃお高いが、BBあたりだとそこそこお手軽。デュラエース備品使いた過ぎて幻覚がみえるほどならコイツで鎮めましょう。
※それでも少しお高いというなら売れ筋の105グレードの方へ
※マウンテンバイク系の最高峰は「XTR」なんだとか(デュラと同じ9000番台だね)
もはや鎮守アイテム!
※
いちおうホローテックBBなら何でも使える様子(?)調べた限りでは。(もちろんシェル幅の68ミリだとか70ミリだとか73ミリだとかのサイズは合わせる必要はあるが、それ以外に種類はなさそう。圧入型のプレスフィットBBなどはまた別なので合わないけど。)
(確実な情報ではないことに留意してください)
以下、
公式に記載されている推奨BB。
ご参考までに。
ロードバイク系「8速・9速・10速クランクに合わせる用」の公式推奨BB
ボトムブラケットは「BB-RS500」
シェル幅68mm(JIS規格)
シェル幅70mm(イタリアン規格)
※一応、公式推奨BBはクラリス(8速)・ソラ(9速)・ティアグラ(10速)共々「BB-RS500」と記載されている
圧入式のプレスフィットBB用
※一応、プレスフィット型BBの公式推奨は「BB-RS500-PB」と記載されている
ロードバイク系のクランク(8速・9速・10速)
8速の「CLARIS(クラリス)」のクランク
FC-R2000
参考・「CLARIS R2000(FC-R2000)/シマノ製品」公式サイト
9速の「SORA(ソラ)」のクランク
FC-R3000
シマノ クランクセット FC-R3000 50×34T 170mm 9S BB別売 SORA(ソラ) EFCR3000CX04X
参考・「SORA R3000(FC-R3000)/シマノ製品」公式サイト
10速の「TIAGRA(ティアグラ)」のクランク
ティアグラ・「TIAGRA 4700」シマノ公式
FC-4700
マウンテンバイク系「8速・9速・10速クランクに合わせる用」の公式推奨BB
ボトムブラケットは「SM-BB52」
シェル幅68mmから73mm
※一応、公式推奨BBは「SM-BB52」と記載されている
圧入式のプレスフィットBB用(92mm/89.5mm)
シマノ(SHIMANO) BB-MT500-PA プレスフィットBB MTB用 対応シェル幅:92mm/89.5mm EBBMT500PA
圧入用なら「TL-BB12」と「TL-BB13」も公式推奨工具・「SHIMANO(シマノ) プレスフィットBB取付工具 TL-BB12 Y13098255 / シマノ(SHIMANO) プレスフィットBB取外し工具 TL-BB13 Y13098262」
※一応、プレスフィット型BBの公式推奨は「BB-MT500-PA」と記載されている
マウンテンバイク系のクランク(8速・9速・10速)
9速の「ALIVIO(アリビオ)」のクランク(クロス/MTB系)
※「9速パーツのMTB系ホローテックBBはない(シェル幅が73mm以上)」と認識してたけど、圧入式BBならあるのかな(?)いちおう備忘録として記載。
10速の「DEORE(デューロ)」のクランク(クロス/MTB系)
デューロ(T)・「DEORE T6000」シマノ公式
デューロ(M)・「DEORE M6000」シマノ公式
巡航用/3S(デューロ)
山登り用/2S(デューロ)
SHIMANO(シマノ) DEORE FC-M6000-2 ダブル クランクセット(2x10S) ブラック 38-28T/170mm EFCM6000CX88X
10速の「旧型SLX」のクランク(MTB系)
※ただし一応、この旧型SLXの公式推奨BBは以下で紹介する「BB-MT800」と記載されている
ロードバイク系「11速以上のクランクに合わせる用」の公式推奨BB
ボトムブラケットは「SM-BBR60」
シェル幅68mm(JIS規格)
シェル幅70mm(イタリアン規格)
※一応、10速のアルテグラや105の公式推奨BBは「SM-BBR60」と記載されている
圧入式のプレスフィットBB用(86.5mm)
※一応、プレスフィット型BBの公式推奨は「SM-BB72-41B」と記載されている
ロードバイク系のクランク(11速以上)
マウンテンバイク系「11速以上クランクに合わせる用」の公式推奨BB
ボトムブラケットは「BB-MT800」
シェル幅68mmから73mm
※一応、公式推奨BBは「BB-MT800」と記載されている
圧入式のプレスフィットBB用(92mm/89.5mm)
※一応、プレスフィット型BBの公式推奨は「BB-MT800-PA」と記載されている
マウンテンバイク系のクランク
ホローテックBBへの改造手順
- はずす!元のクランクとBBを取り外す
- ※シェル内を洗浄クリーニング
- つける!「ホローテックBB」を取り付ける
- つける!「専用の一体型クランク」を取り付ける
クロスバイクなどのスポーツ系自転車、及びママチャリなどのシティサイクルからに対応した不思議記事!
※元のクランクとBBを取り外す手順
- 元のクランクを取り外す(四角テーパ用の前ギアクランク)
- 元のBBを取り外す(カートリッジBB・カップアンドコーンBB)
まずはクランクの交換!
元のクランクを取り外す
- スポーツバイク系のクランク編(クロスバイクやマウンテンバイク)
- シティサイクル系のクランク編(主にママチャリ)
- ※安いミニベロはシティサイクル系、高いミニベロはスポーツバイク系かな(?)
元がクロスバイクやMTB系なら
はずす!元のクランクを外す手順(四角テーパ用)
- 六角レンチで留め付けボルトを抜く
- クランクリムーバーで押し出して外す
※カートリッジBBに対応したクランク
元がママチャリ系なら
はずす!元のクランクを外す手順(四角テーパ用)
- 14mmソケットで留めネジを外す
- クランクリムーバーで押し出して外す
※カップアンドコーンBBに対応したクランク
お次はBBを交換!!
元のBB(ボトムブラケット)を取り外す
- カートリッジBB編(クロスバイクやマウンテンバイク)
- カップアンドコーンBB編(主にママチャリ)
- ※安いミニベロはカップアンドコーンBB、高いミニベロはカートリッジBBかな(?)
元がクロスバイクやMTB系なら
はずす!元のカートリッジBBを外す手順(四角テーパ用)
- まずは左側から回して外す(正ネジ)
- つぎに右側を回して外す(※逆ネジだが、イタリアン規格は正ネジ)
元がママチャリ系なら
はずす!元のカップアンドコーンBBを外す手順(四角テーパ用)
- 直径を測ってフックスパナを購入
- 左側は左回しで外す(正ネジ)
- 右側は右回しで外す(※逆ネジだが、イタリアン規格なら正ネジ)
これにて
元のパーツを取り外す
ことに成功。
※シェル内を洗浄クリーニング
準備中
あとは
新パーツを取り付ける
ことに成功するだけ。
とにかく成功したい!(意味深)
「ホローテックBB」を取り付ける!
- まず右側から入れる(※逆ネジだが、イタリアン規格は順ネジ)
- 次に左側を入れる
(結局ロードバイク備品の記事へGOさせて申し訳クリック詐欺で申し訳)
「専用の一体型クランク」を取り付ける!
- これもまず右側から入れる(チェーンホイール側)
- 次に左側を取り付ける(クランクアーム側)
着々とロードバイクへ近づいていきます(無駄に)
さあさあ!!
ホローテックBB化しての評価は如何に!?
メリットはなにもなかった。
なにも(狭くなることでセンタースタンド利用による変速調整とかできなくなった。ナット緩めて位置ずらしながらやれるけれど。)