ボスフリー規格の外装変速スプロケ交換手順。
(ボス抜き回しの方法)
いわゆる「ママチャリ(シティサイクル)」とか、「ミニベロ」とか「子供用のジュニアマウンテンバイク」はもちろん、「お安いクロスバイクやマウンテンバイク」などに幅広く使われているボスフリー規格の変速スプロケットギア。最近ではこれまた「お安い電動アシスト自転車」などにも使われている。それの交換方法です。修繕整備や改造などなどに。
※「自転車の6段変速のギア交換」ともいえるよ。(内装3段変速機や変速なし1枚ギアの交換ならこちら)
※「クロスバイクやマウンテンバイクの変速のギア交換」ともいえるね。(本格的なカセットフリー規格のスプロケならこちら)
世によく使われている自転車はだいたいボスフリー規格の車輪に変速機能が付いているんだよ(6速とか7速とか変速できる自転車はだいたいこれだよ)
ボスフリー規格とは?(マルチフリーとも)
外装変速機用ホイール(6速と7速)
お安い自転車ならボスフリー規格のこれ。
(一般的によく使われるフツーの自転車なら)
基本的にママチャリ系の外装変速機なら車輪はこれ。(6速が基本)よくあるマウンテンバイクもこれ。(26インチの普通によくあるMTBは7速が基本かな)さらには、通販やホームセンターで買えるお安いクロスバイク(エセクロスやルック車みたいな)やMTB(ルックマウンテンとかあるいは折り畳み仕様車とか)、お安いミニベロや、お手頃価格でご家庭に優しい子ども用自転車(ジュニアマウンテンバイク)なども。
※【古い規格?安い規格?】… 「ボスフリー」、「マルチフリー」、「マルチプルフリーホイール」とも言うとか。ママチャリ系というか、元はスポーツ規格で使われていて(?)現在はフリーハブが登場したので型落ちした(?)、古い規格みたい(?)なんにせよ今日ではママチャリ系の外装変速で使われている。あるいはお安いクロスバイクとかマウンテンバイクや子供用ジュニアマウンテンバイクやミニベロなどなど。
※【6sも7sも互換性アリ】…6速であろうと7速であろうと互換性がある。ボスフリー規格のホイールであればスプロケを変えるだけで交換可能。(あとシフター変える)
参考・「ボスフリーは自転車の部品で、歯数の異なる数枚のスプロケットを同軸上に重ねてコグセットを構成するものである。」Wikipedia
ボスフリー規格の見分け方?
関連記事・「スポーツ規格のカセットフリー(フリーハブ)のスプロケの見分け方はこちら」
ママチャリ系や一般的な自転車は、とにかく6速スプロケ
- ママチャリ系(シティサイクル/軽快車/通学用自転車/電動アシスト車など)
- ミニベロ(折りたたみ自転車/小径車)
- ジュニアマウンテンバイク(子供用自転車)
- お安いクロスバイクやMTBなど(通販やホームセンターのエセクロス車やルックマウンテン)
※「外装6段変速(6S)」という仕様は、とにかく幅広い車種で使用されている。「外側から後輪のギアが見えている変速ありの自転車は、ほぼ全てボスフリーの6速」と言っても過言ではないくらいに。(スポーツ仕様車は別として)
内装変速機もあるよ(3速が多い)
※わりと高級な自転車なら「内装3段変速機」が搭載されているだろう。ブリジストンとかパナソニックの自転車など。加えて「オートライト(ハブダイナモ発電式)」なども装備。
※変速数は3速が基本。中には5速や8速も存在するけど、普通のママチャリではほぼ見ないのでは。5速は高級な電動アシスト自転車では存在する。8速はスポーツ仕様車で内装機というレアな機種などで確認できるけど。
1枚のギアスプロケも替えられるよ
※カスタマイズしないなら内装機のほうがトラブル少ないからお薦めだけど。(停止状態で変速カチカチできるから、子供用自転車にこそ欲しい気がするんだけど)
※外装機と内装機はまったく互換性がありません(車輪替えればOK)
クロスバイクやマウンテンバイクの場合は、基本7速スプロケ
- クロスバイク(ボスフリー規格の7速も多い)
- マウンテンバイク/MTB(ボスフリー規格の7速は多い)
- ミニベロ/小径車/折りたたみ自転車(?)
※クロスバイクやマウンテンバイク自体が7速仕様多めで、「それがボスフリーの7速であるのか、それともスポーツ規格であるフリーハブの7速であるのか」は要確認案件だったりする。カスタム勢には。そもそも使えるスプロケが異なるから。
(とくに通販サイトなどで買える2万円くらいのクロスバイクやマウンテンバイクはボスフリー規格の多段ギアであることが多いでしょう)
でもそれがカスタムしづらい(パーツの選択肢がない)ボスフリー規格であっても、車輪ごとフリーハブホイールに交換すればカスタマイズは可能。(車輪のエンド幅規格は135mmと130mmがあって別の規格闘争が起きるけど実際には大した違いじゃない)それでいて元のボスフリーホイールも使えるし。タイヤ交換するの面倒ならそれに履かせておいてそのまま車輪だけクイック換装できるとかさ。
たまに6速もある(笑)
※とはいえ、外装6速のクロスバイクも存在する。「ホームセンターオリジナル車」とか「通販の格安クロスバイク(エセクロス、またはルック車とも)」などでは。でもそれがどうということもなく、7速にしたければスプロケをそのまま交換すれば良い。あとシフターも7速用にするくらいでカスタムは可能。ボスフリーという基盤(車輪)は同じなので。
一般的な自転車で使われる外装変速ギアはボスフリー規格で、6速と7速のタイプがあるよ(まとめ)
ボスフリーのスプロケを外す目的(ボス抜き用途)
- 6速スプロケの修繕交換?
- 6速スプロケのギア比を変える?(物があれば)
- 7速スプロケに交換(メインターゲット)
- 7速スプロケのギア比を変える(主に2つの選択肢?)
- ブレーキを替えたいので車輪を入手したが、スプロケを使いまわしたい
- 車輪だけ貰ったから使いたい(MTBやクロスバイクだと車輪複数あると便利)
人はなぜフツーの自転車のスプロケを外すのか?(哲学)
6速スプロケの修繕交換?
- ママチャリ系(シティサイクル/軽快車/通学用自転車/電動アシスト車など)
- ミニベロ(折りたたみ自転車/小径車)
- ジュニアマウンテンバイク(子供用自転車)
- お安いクロスバイクやマウンテンバイクなど(通販やホームセンターのエセクロス車)
伝説的ベストセラーな6sスプロケ
※大ベストセラーの6Sスプロケ。もはや生ける伝説。リビングレジェンド。
新型でプロテクター付きの6sスプロケ
シマノ(SHIMANO) マルチプルフリーホイル MF-TZ510 6S 14-28T 468148 EMFTZ5106428CP TOURNEY(ターニー)
※「保護板付き(スポークプロテクター)」の新バージョン。壊れてなければ良いけど価格的に変わらないならあるに越したことはなし。
解説
とりあえずなんでも修理交換できるのが自転車の良いところ。それだから何となく新品に交換してみたくなるときはありますね。ただ結局は「変速機(リアディレイラー)や変速シフターや変速ケーブルなどの変速機能まるっと交換するレストア修理」みたいになると思うけど。
参考・「ボスフリーの6Sをさがす(マルチプルフリーホイール)」
※スプロケットだけ修理交換が必要になるという場面は基本的にないのでは?マグマラシの居合斬りにでも遭って歯の一部がみごとに切断されたとかでない限り?
※放置されて風化していたような自転車の場合、スプロケギアのスポークプロテクターと呼ばれる保護板みたいなものがパリパリと割れている事が多い。まあ、ある方が良いし(?)そして「どうせなら高価なモノでもないのだからスプロケくらい交換しておこうかな」と考えても何ら不思議なことではあるまい。(洗浄する程度でも使えると思うけど)
サビサビのギアをみてると洗うより交換したくなるのかもね
6速スプロケのギア比を変える?(物があれば)
基本的に、自分が確認している限りでは、ボスフリー(マルチフリー)の6段変速(6S)のスプロケットギアは1つのみ。14-28Tのギア比のみ。だからギア比を変えるも何もありません。
参考・「ボスフリーの6Sをさがす(マルチプルフリーホイール)」
※現時点では。どこかが新しくリリースする場合はあるかもしれない。シマノがやらなけりゃどこもやらないだろうけど。町工場がそれだけ造ったら我々みたいな者たちはとりあえず買って楽しむだろうけど付け替えて2日目くらいには真顔でその事忘れてるようなパーツだからね。
(6Sでギア比変えるとかイキろうとしちゃいけませんということなのか)
7速スプロケに交換
- クロスバイク(ボスフリー規格の7速も多い)
- マウンテンバイク/MTB(ボスフリー規格の7速は多い)
- ミニベロ/小径車/折りたたみ自転車(?)
解説
ママチャリ系に搭載されている外装6速ギアはボスフリー規格が基本。そしてこれは7速も存在する。お安いクロスバイクやマウンテンバイクなどはこのボスフリー規格で7速装備してることが多い。それだから外装6速のママチャリなどを外装7速にカスタマイズすることは可能。
※メリットとしてはギア比を変えられること。「どうしてもこのギア比がほしいんだ!」という場合には7速に改造するのはアリなのかも。実際にはボスフリーの7速も数が少ないのでそこまでやれること多くないと思うけど、「巡航仕様(14-28T)」と「山乗り仕様(14-34T)」くらいには変えられるからね。
※「クロスバイク」の定義が曖昧なため「どんな装備や仕様なのか」という点が「最もカオス化(混沌)」している。有名ブランドの5万~7万円くらいのクロスバイクならフリーハブでの7速から8速が主流。ホームセンターオリジナル車とか通販の格安2~3万円台のエセクロス車(見た目だけのルック車とも)だとボスフリーの7速、あるいは6速まである。(それが悪いというわけではないけど。カインズホームとかのホムセン品質なら妙な値段なりの安心感まであるし笑、パーツは交換できるからね。)
※日本で買う、通学用に使われたマウンテンバイク(26インチ)はボスフリーの7速仕様が多いのでは。古来からの仕様感あるけど。(山に持っていってダウンヒル遊びするとかのMTBだとそうでもないのだろうけど、そういうアクティビティ自体があまり盛んではないし。最近は増えているようなんだけど。)
ギア比をいじる遊びが可能になる7速カスタマイズ
7速スプロケのギア比を変える(主に2つの選択肢?)
7S 14-34T(ワイドレシオ:メガレンジ?)
シマノ(SHIMANO) マルチプルフリーホイル MF-TZ510 7S 14-34T 4680244 EMFTZ5107434CP TOURNEY(ターニー)
7S 14-28T(クロスレシオ)
シマノ (SHIMANO) マルチプルフリーホイール MF-TZ510-7 7S 14-28T スポークプロテクター付 EMFTZ5107428CP...
解説
クロスバイクやマウンテンバイクや一部のミニベロや一部の子ども用自転車に搭載されている、7段変速。でもこれ、今日ではママチャリ規格の古いボスフリー規格かもしれません。(マルチフリー、マルチプルフリーホイールとも)お安い機種だとこういう事ある。少しはギア比を変えられるけど、そこまで選択肢が多くないことに留意。(でもフリーハブでも選択肢自体は多くない。取替えが簡単というだけ?)
参考・「ボスフリーの7Sをさがす(マルチプルフリーホイール)」
※でも「大きくギア比を変えられるワイドレシオのギア」と、「細かくギア比を変えられるクロスレシオのギア」くらいは用意されているので、実際そこまで困らないでしょう。(むしろクイックリリースのホイールじゃないことのほうが面倒になると思う。クイックリリースのボスフリー車輪かもしれないけど。もうよくわからんよね。)
※でも最後の34Tの大きな歯だけ飛んでいる「メガレンジ」ってだけなのかも。ワイドレシオと言うても。そのスプロケごとの歯並びを確認するとわかるね。ほかは同じ歯数なのに最後だけ34Tで大きくしてるのはメガレンジ。変速がガタンと変わるものだから基本的には使わず、山とか急坂のときに使う感じじゃない?
※ボスフリーの7Sを捜す場合、「フリーホイールとかフリーハブではないものを選ぶ」ように。じゃないと付かない。あくまでも「ボスフリーとかマルチプルフリーホイールの7S」を選ぶ。
関連記事・「ギア比を選ぶには?(クロスレシオかワイドレシオか)」
※8速とか10速とかにしたいなら、ホイールごとフリーハブにする必要があります。(古いボスフリー規格と新しいスポーツ自転車規格のフリーハブでは互換性がない)
ボスフリーの7速も2種類しかないのかな?
ブレーキを替えたいので車輪を入手したが、スプロケを使いまわしたい
解説
後輪ブレーキの種類をドラムブレーキ系からローラーブレーキに変更する場合、「変速をどうするのか」の選択を迫られる。この場合なら内装3段変速をオススメするけど(その場合も大した理由ではないけどあえて言うならスマートだから?)、「あえて外装変速機にしたい」とか「自転車のフレームに外装機のブラケット取付箇所があるからそのまま外装変速にしておきたい」などというニーズには応えられるでしょう。ただしその場合でも新品のスプロケを手に入れてしまえば、わざわざ「成功率の低いボス抜き」をしなくて良いわけなんだよね。
※単に後輪ブレーキの種類を交換するというだけなら同一規格なので問題ない場合もある。と言うか大体はそう。バンドブレーキ、サーボブレーキ、メタルリングブレーキなどはすべて「ドラムブレーキ」と呼ばれる規格なので、そのまま使える。
※安いクロスバイクやマウンテンバイクなど(あるいは昔の)、「ボスフリー規格の車輪使っていて、なおかつリムを挟むVブレーキである」ということはある。この場合にはママチャリ規格であるドラムブレーキとかローラーブレーキとかのお話はな~にも関係ありません。ややこしくなってきた。こういったスポーツ規格(もはやキメラ規格?)の自転車の車輪を新調するのに、フリーハブじゃなくてわざわざボスフリーを使うというのなら、たしかにスプロケ使い回しも考えられることなのだけれど、もう止めてそんな怪奇なことはっ!(あ、でもマウンテンバイクのお手頃車輪は種類が少ないからボスフリー使うことはよくあるね)何にしても新品のスプロケ一つ同時に揃えればなーにも問題なしなしです。
正直、ボス抜きの成功率は半々です(笑)硬すぎる個体がある(笑)
車輪だけ貰ったから使いたい
MTBやクロスバイクだと車輪複数あると便利
色んなタイヤを簡単に付け替えられる。というかホイールごと交換できるから。車輪が複数あると。冬になったら冬用のスパイクウィンタータイヤの出番が増えるというのなら(?)、ホール着脱で済むのは頼もしい。タイヤまで着脱するのは面倒だからね。車輪だけならクイックリリースだし。
※ママチャリ系は色々なパーツがついているから車輪を外しづらいけど、クロスバイクやマウンテンバイクならばホール着脱は容易である。
(最悪外せなくても、そのまま使えば良いけどね)
ボス抜きを使ってボスフリー回す手順(スプロケの着脱)
- ※車輪を取り外す(リアホイール)
- ボス抜きを差し込む
- 上手いこと回してスプロケを外す
- ※古いボスフリーのスプロケ整備
- 新しいスプロケを取り付ける
- ※後ろの車輪を取り付ける(リアホイール)
※怪我には注意しよう
車輪を取り外す
ママチャリ系(シティサイクルやミニベロなど)
※対象自転車としては、一般的なママチャリ(シティサイクル)。ミニベロ。子供用自転車などなど、割と低価格帯で変速機が外装6速などの自転車。(外装変速機というのは今回取り外す「スプロケットという歯車みたいなパーツが何枚も重なっている物が外に出ていて変速機も外に出ているヤツ」のこと)
※ママチャリ系の車輪外しは基本的にめんどい。
スポーツ自転車系(クロスバイクやマウンテンバイクなど)
※クイックリリースと呼ばれる仕組みの自転車の場合。
※ボスフリー規格の車輪でも、クロスバイクやMTBだとクイックリリース式とママチャリ系と同じハブナット式がある。車輪のハブ軸が六角ナットであればママチャリ系のやり方を参考にしよう。
車輪の外し方はこちらでチェック
ボス抜きを差し込む
使う道具
シマノ純正品
参考・「TL-FW30(WP-Y12009050)」シマノ(公式)
参考・「TL-FW30(取り扱いマニュアル)」シマノ(公式)
※シマノ純正品。
ボス抜きの代用品
参考・「ボスフリー抜きをさがす(マルチプルフリーホイール工具)」
※とは言え、もっと安いサードパーティ製品も多いから代用はいくらでも可能。正直何でも良いと思う。
ボス抜きを差し込む手順(マルチフリー)
ボス抜き工具を、車輪に装着されたスプロケに、差し込むのみ。(ボスフリー規格のスプロケット)なにも難しいことはありません。
とにかくそういうことです
上手いこと回してスプロケを外す(鬼門)
使う道具
普通のモンキーレンチ
※お手元にあるモンキーレンチ(大きめ推奨)でやるのが基本。6Sスプロケ新品買う以上の装備を買い込む意味はもはや哲学となってしまう。
決戦兵器(24mm)
※力が逃げづらい24mmのメガネレンチ。(ボス抜き工具の経が24mmなのでそのサイズでジャストに掴む)
※力が逃げづらい+長柄でパワーアップする24mmロングメガネレンチ。
キミは哲学兵器をつかうのか!?
ボス抜き回しの手順(スプロケ外し)
しっかり差し込み、しっかり掴む
まずはしっかりボス抜きを差し込み、そしてしっかり掴みましょう!
左回しで外す!(硬いので要注意)
←←←
(๑•̀ㅂ•́)و✧
(とにかくギア側を目の前、あるいは手前に置いて、←なのです)
竜巻旋風脚のコマンドではないです
理論上では、
「フツーに左に回せば外せる」のがボス抜き回し。
しかし硬い。
いや、
硬過ぎることがあるのです。
※長年溜め込んだペダルの回転エネルギーによって固着しているのだとか?
わりとフツーに回る事もあれば(それでも硬いけど)、
とうとう回らない物まで。
個人的な勝敗は1勝1敗です
ボス抜き回しテクニック?
潤滑スプレーを拭いておく
※内部が乾いて固着しているというのなら、濡らして滑らせる理論。これくらいならとりあえずやっておくのが基本ですね。(ママチャリの後輪ブレーキ台座を外すときにも使った伝統芸)
ハンマーでモンキーレンチを正確無比に叩く(非推奨)
※瞬発的かつ正確な会心の一撃を叩き込むことで、スプロケのコア中枢にトールハンマーパワーを到達せしめる決戦手法(?)理論上は行けると思ったのだけど結局ビクともせず。(逆に、モンキーがはね散らかした際のリスクのほうが大きいので止めておきましょう誰も責任取れません)
24mmのメガネレンチを使う
※力が逃げづらい24mmのメガネレンチ。(ボス抜き工具の経が24mmなのでそのサイズでジャストに掴む)
長いメガネレンチを使う(24mm)
※力が逃げづらい+長柄でパワーアップする24mmロングメガネレンチ。
※メガネレンチ機構によりジャストフィットさせて力が逃げないようにする。加えて、長柄にすることでテコの原理が大きく働きパワーアップする。
※その他、モンキーレンチの柄に長い鉄パイプを差し入れて長柄にするとかもあるけれど。
買い込む道具の資金と暴発事故リスクを考えたら、新品買うのがお得か
怪我するよ。たかだかスプロケ外すだけで。
やっぱり力が必要な作業は「暴発リスク」が伴います。いろいろ仕掛けを作っても、その精度が悪いほど、入力したパワーがあっちこっちへ飛び回って暴発するのであります。キケンなのであります。ほんで回るにしても打ち身しちゃったもんね。
退くも勇気!
公式説明図
ボス抜き回しがうまくいけば、
こんな風にスプロケが外れます。
スプロケの洗浄
新品スプロケを使わないなら、洗浄して使い回しましょう
スプロケ洗浄手順(?)
サビ落としで放置し、その後にパーツクリーナーで油分を浮かし、金属ブラシでゴシゴシするのみ。
※パーツ洗浄のプロとかではないので、超効果的な方法であるのかはわかりません。でも汚れはわりと落ちる。あくまでご参考程度にどうぞ。
とりあえずこんなもんで良いのではないでしょうか?(使えればOK)
新しいスプロケを取り付ける
使う道具
※とりあえずグリスなら何でも良いかと。(でもこの金属結合防止とか焼付き防止とか名のついてるパークツール製品がうってつけな箇所だと思う。使ってないけど申し訳。今知ったから。)
関連記事・「自転車整備によく使うおすすめグリスなどのまとめ」
ボスフリーのスプロケ取り付け手順(マルチフリー)
まずはネジ山箇所にグリスを塗る。(内部に隠れる金属箇所にはとりあえずグリス理論)あとは車輪側にスプロケを取り付けていくのみ。ネジ山は順ネジなのでフツーに右回しで締めていく。
※一応、締めるときもボス抜き工具で回し込むことになっているけど。(締め付けトルクで表すと30N-mニュートンメートルということだよ)
ブレーキ側に着けないようにおねがいします(つかないと思うけど)
車輪の軸で見て、「ネジ山がない車軸がある側にスプロケが取り付く」のがボスフリー。言葉にすると難しい。(棒状の車軸、厚いナット、車体の右側)
その反対はブレーキ。(車軸のネジ山が多い、薄いナット、車体の左側)
あるいは、「変速機が取り付く側は自転車の右側(右舷)」になる。自転車に乗ってみて右側に変速機がある。(進行方向向きで右側で、正面から向かって左側になる笑)でも車輪の右左ってタイヤの進行方向マークを確認するくらいしか判断できないのだけど、何か判別方法あるのかな(笑)
微メモです
そんなこんなの激闘を経て、
ボスフリー規格のスプロケット交換が完了です。
(マルチフリーとかマルチプルフリーホイールとか名称までややこしい)
お疲れさんです!
車輪を取り付ける
※対象自転車としては、一般的なママチャリ(シティサイクル)。ミニベロ。子供用自転車などなど、割と低価格帯で変速機が外装6速などの自転車。(外装変速機というのは今回取り外すスプロケットという歯車みたいなパーツが何枚も重なっている物が外に出ていて変速機も外に出ているヤツのこと)
※ママチャリ系の車輪取り付けは基本的にめんどい。
スポーツ自転車系(クロスバイクやマウンテンバイクなど)
※クイックリリースと呼ばれる仕組みの自転車の場合。
※ボスフリー規格の車輪でも、クロスバイクやMTBだとクイックリリース式とママチャリ系と同じハブナット式がある。車輪のハブ軸が六角ナットであればママチャリ系のやり方を参考にしよう。
車輪の取り付け方はこちらでチェック
※外装変速機(リアディレイラー)の交換までしたいならこちら
※変速調整したいならこちら
※手元のシフター交換もしたいならこちら