グリスとかクリーナーとかチェーンオイルなどの情報まとめ。
自転車(ママチャリ・シティサイクル、クロスバイク、マウンテンバイク、ミニベロ、ロードバイクなどなど)の整備に使用する潤滑スプレーやグリスの取扱い情報備忘録。
おすすめのチェーンオイルやグリスはこれだ!(真顔)
自転車メンテナンスに使えるおすすめの1本
万能な潤滑防錆スプレー
呉の「5-56DX」
その他・万能スプレー・「プロスタッフ 整備ケミカル 防錆潤滑剤 防錆潤滑スプレースーパー 320ml D-64無香性 フッ素樹脂(PTFE)配合」
とにかくこれ1本あれば事が済む。
それが「日本一有名な防サビ潤滑スプレー」こと呉(KURE)の「5-56」である。自分はこのDX版を愛用。「金属類ならとにかくこれを吹いておけばいい」という万能な使いやすさと性能の高さとコスパの良さが魅力。
※チェーンにも使えるけど乾くのは早いよ
だがしかし
チェーンのオイル差しならこの2本
呉の「チェーンクリーナー」と「スーパーチェーンルブ」
そういうことで「自転車のチェーンには専用剤」が存在。
それがチェーンルブこと自転車用のチェーンオイル(潤滑剤)。そしてそれを活かすためにクリーナーで洗浄するというダブルスタンダードなメンテ体制こそチャリ整備のキホンみたいであります。
つまり「チェーンの洗浄」と「オイル差し」だね
「ドアのヒンジ」やら「ちょっとした金属箇所の動きをスムーズにする」だとかの用途なら、すべて防サビ潤滑スプレーで事足りるのだけど、
チャリのチェーンの運動量はこれらの比じゃない。
搭乗者の脚力をダイレクトに伝える「自転車のエンジン」そのものの役割を持つほどの運動エネルギー伝導体なのであります。だからちょっとやそっとの潤滑油ではすぐに乾いて摩擦が起きてしまう。かといってグリスのように重たい潤滑剤では動きを阻害し汚れを付着させることにもなる。
チェーンの潤滑剤とはバランスが求められるのであります。
我々ママチャリ乗りには永遠にわからない世界だ!
やっぱりそういうことで、
チェーンメンテナンス情報。
自転車チェーンの洗浄と潤滑
チェーンのメンテナンス用品
自転車メンテナンスといえば「チェーンのオイル差し」
おすすめクリーナー
安い! 呉の「チェーンクリーナー」
呉の「チェーンクリーナージェット」
チェーンに付着した「汚れ」や「古い油分」を吹き飛ばすのが目的
それがチェーンクリーナーだとか
普通のママチャリ乗りたちには皆目摩訶不思議アイテムとなるチェーンクリーナー。「むむ」ってなるからね。「これは一体なんだい」と「なんなんだい一体」と。延々となりますからねほんと。しかし!これをやらないとどうなるかというと、「古い余計な油分が汚れを付着させ」、「その汚れがギアの歯やディレイラーの歯車やチェーンそのものとぶつかりあって摩耗させる」みたいなことになるらしいよ。
とにかくチェーンを少しばかり本格メンテするならこれを吹く!
その後に、
注油(オイル差し)を行うのが正式なチェーンメンテらしい。
おすすめチェーンルブ(注油/潤滑)
安い! 呉の「スーパーチェーンルブ」
KURE(呉工業) スーパーチェーンルブ (180ml) チェーン専用プレミアム潤滑剤 [ 品番 ] 1068 [HTRC2.1]
※ギアなどチェーン以外の箇所の注油用途には向いていないらしいよ。まさにチェーン専用品。
呉の「チェーンルブ セミウェット」
※ドライより「セミウェットのほうが普段の持ちは良い」でしょう(ドライ系は動きスムーズだけど乾きやすい?)
もちろん「チェーンの動きをスムーズにする」機能の付与(摩擦の低減)
古来より語られる「チャリの注油」とはまさにこのルブのこと!
いわゆる「オイル挿し」であります。チェーンオイルね。最近ではこのようにお手頃なスプレータイプが跋扈しておりますからラクチンで、基本的にはこれだけ吹いて済ますことが我々の日課になっておりますが。上述したとおり、正式には「クリーナーで汚れを落としてから、チェーンルブで潤滑油皮膜」というわけでございます。
正式には「クリーナーで汚れを落としてから、チェーンルブで潤滑油皮膜」であるとか(復唱)
本格注油派なら!
呉の「チェーンルブドライ」
※ドライ系というのは動きはスムースだけど乾きが早いので、ギアなどチェーン以外の箇所の注油用途には向いていないらしいよ。まさにチェーン専用品。
シルコリンの「サイクルルブ(エブリデイ)」
FUCHS(フックス)SILKOLENE(シルコリン)CYCLE(サイクル)Lubes(ルブ)Everyday Lube(デイリーユース)60ml
※エブリデイはセミウェット系で日常使いには持ちが良さそう(ドライ系は動きスムーズだけど乾きやすい?)
プロたちはこういったオイルを「1コマずつ染み込ませていく」のだとか
ドライタイプ
FUCHS(フックス)SILKOLENE(シルコリン)CYCLE(サイクル)Lubes(ルブ)Dry Lube(ドライタイプ)60ml
レースならこれ?
その名のごとく乾いた調子で軽いチェーンオイル。チェーンの動きを良くすることに関しては軽ければ軽いほど良いのだが、そのぶん乾きも早く摩擦が強くなってくるのも早いとか。(注油の仕方で上手いことコントロールできるのかもね)つまり油が乾いて摩擦が生じてくるギリギリまでは最優秀。乾いちゃうとダメになるという当たり前。
ウェットタイプ
FUCHS(フックス)SILKOLENE(シルコリン)CYCLE(サイクル)Lubes(ルブ)Wet Lube(ウェットタイプ)60ml
普段用?雨天用?
ドライタイプよりはその名のごとく湿った調子で長続きする重めのチェーンオイル。ドライより持ちが良いのだから普段使いに向いていると言えるだろうし、たとえレースなどに使用する際にも雨天走行時などでも流されにくいため使われるのやも。
それらの中間的なセミウェットもあり(このブランドならそれがエブリデイ)
グリスは重い。汚れる。
以上の情報を整理するとこの答えは自ずと導き出されましょう。すなわち重いし汚れると。「チェーン専用のオイル(チェーンルブ)」があるのはチェーンが「めっちゃ動く」から。めっちゃ動くのに潤滑も必要というバランスを必要としているので専用品があるみたいね。
ウェットタイプといえばグリスなんてめっちゃウェットで重い。
だからチェーンの動きも阻害するし、その粘度からあらゆる汚れを吸い集めるだろう。そしてチェーンに付着した小石などが高速回転でもってディレイラーの歯車やギアの歯やチェーンそのものに多くのダメージを与えることになるのだろう。
グリスに付着する小石などがパーツにダメージ。
グリスの成分自体がどうこうというより、その性質上チェーンの潤滑剤に適さないということだと現在は理解しております。(実際どうかは別として)
だからグリスはダメっぽいね!
自転車パーツや各所の整備
パーツのメンテナンス用品
ちゃんと整備してあげればチャリ寿命も伸びるってもんですな(信仰)
自転車パーツや各所を洗う
おすすめパーツクリーナー
安い! 呉の「高浸透パーツクリーナー 」
呉の「パーツクリーナーマルチ」
呉の「パーツクリーナー プラスチックセーフ」
※樹脂プラ素材のBB入れる箇所とかにも良さそう
油汚れに強く、付着したモノを落としつつ古い油分も落としてくれる
それがパーツクリーナー(だとか)
各種パーツや備品のメンテナンス時に使用。 ベアリングボールの洗浄とかよく聞きますな。基本的には洗い流せれば何でもよろしいので、手元にあるチェーン用の潤滑スプレーとかシリコンスプレーなどでもよろしいのだろうけど、一応「洗浄用途にはパーツクリーナー的アイテムがある」ということだけお伝えしておく。(というか自分への備忘)
普段は防錆潤滑スプレーをブシャーーっと吹いておくだけでも可
オススメのお掃除ブラシ
ブラシセット
※自分もよく使っているブラシのセットだよ(サビ取りなどには金属製は役立つ)
ナイロンブラシ
※ほとんどナイロンブラシで十分(汚れのお掃除には)
お手軽な小物たち
自転車パーツや各所のグリスアップ
おすすめグリス
とにかく潤滑剤。動くを良くし、摩擦熱を抑えて固着などを防いでくれる。
それがグリース(っぽい)
AZの「万能リチウムグリース」400g(大容量)
グリスガン(AZ)
鬼安で鬼容量グリス。
とにかくやっすいグリス。リチウムグリースという類で万能らしい。世の中的に整備グリスといえばこれらしい。公式ホームページの出来栄えが昭和らしい。
実店舗での販促力に命をかけている!(アマゾンでも買えます)
一応、グリスのキホンは「内部に塗る」ということみたい。
外部に露出していない、手が入れにくい、長期間密閉されているだろう箇所に、長期間とどまらせるための潤滑剤がグリスなのだという。だからウェットで重い。それゆえに多くのゴミを付着させやすいので、外部に出てしまっていると逆に小石だとかの邪魔なブツを吸い寄せてしまうから。従って「パーツの外側についた余計なグリスなどは拭き取ることが理想」という理屈に。(これはチェーンのオイルなどでも同様)
理論上「グリスは内部潤滑剤」と位置づけよう!
「グリスはプラスチックを劣化させる」とか。
ゆえに基本は塗らないみたいですな。まあプラスチックにめがけてグリスを塗りたくはならないのだけど、周辺に金属機器が存在する場合もあるので困った所なんだが、まあ多少は付着しても大丈夫でしょう。なにも硫酸ぶっかけてるわけではないので。一応、個人的には樹脂プラで出来ている自転車のボトムブラケット(回転を司る大変に重要なコアパーツ)に盛大にグリス塗布して2,3年経ってたけどダイジョーブだったので。
とはいえできるだけ気をつけましょう!塗らないのが基本なのは確かだから!
とにかくそういうことみたいです
その他のグリス(上位版)
ポリリューブ(パークツール)113g
個人的に愛用していたグリス。
自転車のメンテナンス用として、特別に開発された耐磨耗性に優れたポリウレアベースのグリース。熱変化や耐水にも優れています。
というか最初に買ったものがそのまま残っているからグリス用途によく使用。2016年に買って以来まだ最初の一本が終わっていない。
使い始めた理由を突き詰めるならば「なんとなく」としか!
プレミアムグリス(シマノ)100g
自転車のグリスといえばこれ。
グリスガン用チューブ・「シマノ プレミアムグリス チューブ入り 125ml」
シマノ製グリスガン・「シマノ グリスガン」
それがシマノの「見るからに高性能高級品感漂う」プレミアムなグリス。この形状はグリスガン不要で細かく挿し込める。逆にいえばBBのネジ山にドバっと使いたいときなどは不便。
AZグリスと比べれば高価いので要所にだけ使いたい感アリ(だがそんなにグリス使わないので気にすることもなさそう)
ワイヤーケーブル用グリス
関連記事・「シフターケーブル交換」
関連記事・「ブレーキケーブル交換」
ワイヤーのグリスアップメンテに使うのならこのグリス。
ただのグリスではなくてこのグリスがワイヤーグリスということでシマノ公式推奨品。(なにがどう違うのか分からないけれどとにかくそう書いてあるのだ)
変速ケーブルには専用グリスを使用しています。プレミアムグリスや他のグリスを使用すると変速機能が低下します。インナーケーブルのグリスを拭き取ってしまった場合は、SIS SP41グリス(Y04180000)の塗布を推奨します。
あなたが自宅でプロレベルのメンテナンスをしたい場合はこれを購入。あなたが強迫観念の完璧主義者であり、自転車のメンテナンスを真剣に受ける場合には、これを購入してください。
専門家はこれを使用します/投稿者・Corbin
参考・「Shimano SIS-SP41 Shift Cable Grease (50 grams) by Shimano」
完璧なワイヤーコンディションを維持したいなら
ローラーブレーキ用グリス
ママチャリ最高の後輪ブレーキことローラーブレーキに。
安いママチャリには付いていないが、そこそこの高級シティサイクル系統に装着されているだろうこのブレーキ。うるさくなく、減速系の良ブレーキでメンテナンスフリーなところも魅力。最近では電動自転車のブレーキとしてもさらに普及していることだろう。まあとはいえ内部へのグリス注入は効果的ということなんだけど、
専用のグリスじゃないとダメみたい。
これまたなんでそうであるのかは明確に確認できないが、潤滑スプレーやグリスはだめで、このローラーブレーキ専用グリスが推奨されている。ローラーブレーキ特有の摩擦熱に強い性質などがあるのかもね。つまり耐熱温度の高いグリス?
ママチャリの整備にあるととても便利(ローラーブレーキだけとはいえ)
内装変速のハブ用グリス
グリスとオイルの中間くらいの粘度なのだとか。(セラミックグリス?)
そうすることでハブのベアリングボールが動きやすくなる絶妙の配合をもった専用グリスなのだとかとにかく何言ってるかわからねえと思うがとにかくそういうこと!
※車輪の軸であるハブのメンテをしない限り必要なし
内装変速機のハブをメンテするときのグリスはこれだね!(盲信)
自転車パーツや各所の防錆と潤滑
おすすめ防錆潤滑スプレー
呉の「5-56DX」
サビの防止と潤滑機能というそのままのスプレー剤
(というか油膜張ればみんな防サビ&潤滑なのでは?)
とにかく金属箇所には何にでも吹いておきたい呉(KURE)の5-56スプレー。ベストセラー品として名高いこちらでありますけど(個人的にはDX版を愛用)、金属関係なら何にでも使える以上の情報はなし。(シリコンスプレーとの違いもよくわからない)
チェーンにも使えるけど割とすぐに乾くよ
※パーツ部品の細かな洗浄知識やグリス知識は得られ次第アップデートする方針