本
「思考は現実化する」
「仕事は楽しいかね」
「(超)筋トレが最強のソリューションである」
「“天才”にはものすごく価値があるよ!!!!」みたいな。
目標、信念、お金、成功、筋トレなどなど眩しい事柄について啓発される近代成功哲学の古典たち。「めっちゃ良いことを論理的に言ってくれる」という啓発書だけど、もうそれら源流から多くの支流が発せられて色々な地域に流れているところから影響を受けている身からすると「まあそうだね」って具合である。
「けっきょく天才が良いものだとしたところで、どうやってつくるか?」って話で。
この時期においてはまず「天才は良いものだ」とされたことは大事な歴史だからそれはよろしい限り。それから進んでみるとそれぞれ置かれている立場や持っている性質が異なっている以上、「自分をどうやって運用していくか」ってことが、今日ではとんでもなく大事なときだからか、刺さるものはない。
決断、性質、行動、余裕、諦め、
そしてトータルバランス。
この辺りに今一番興味がある。
私の財産告白(本多静六)
堅実に資産運用するという真理。
臥竜公園へのサイクリング時に縁があって呼んでみたけど、最近思うことにリンクしたので共感というか思い強くしたというか。本多静六という人は東大教授にして財産を築き、そして定年に伴ってすべての財を寄付して処分したという天下の賢人と名高いとか。新1万円札に描かれる予定の渋沢栄一や安田生命の安田善次郎らと高め合ったとかどうとかで。
堅実に貯めた資金を、堅実に資産運用するだけ。
それは思惑だけで行う「投機」ではなく「投資」となる。人から見て、あるいは映画になんかならない地味な手法かもしれないけど、まさにそれこそ「賢者」の行なんだろな。秦の魏ゼンにしろ、ナポレオンみたいな派手派手しい英雄よりも「最後の引き際までみごとに完遂した」ような賢者たちに憧れる。
「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!
「やりたいこと」をやることが集中になる。
結局のところ「集中力」なんてないと思うね。「集中した状態」はあるにしても。なにがあろうとそれに対して「興味」があればすなわち「集中」しちゃうし。否が応でも。脊髄反射的に自然の摂理的な物理法則として。自分の人生を通して、
いっーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーつもそうだったよ。
ただしみんながみんなその「やりたいこと」とやらをやることができない。なぜならそれを「マネタイズ」してマネーパワー化(お金化)しなくてはならないから。事業化だったり。それはけっこう難しいことで、そのリスクを取るより新卒で入社を目指したほうがフツー(大多数の安牌)ってわけなのだから。すなわち「すでにマネタイズされてお金が稼げる事業」を手伝いに行く(就職労働)ほうが効率的で即金性があるから。さらにはそうしておいた上で、「この中での仕事にやりがいを見出す」ほうが実際的であるというようになっている。つまりこれこそがフツーにおける「ゴールから算出した実践知」なんじゃないのかね。
実際、そういう「労働者」たちが大勢いてくれるから経営者たちは儲かるんだし。
できるだけリスクを取らず、仕事に対するやりがい以上に「安定」と「家族」のために一生涯働いてくれる労働力が。
そんでそうやって育った「子供」たちが、
国を支え世界を変える「労働力」になって宇宙は回っていくのかね。
住友が生かした信玄の家訓
「人は城 人は石垣 人は堀」
戦国時代最強大名との呼び声高かった武田信玄の本拠は城ではなくて館だった。躑躅ヶ崎館。それは信玄が「人」がいれば城は要らないくらいのテーマを掲げていたので象徴的にそうしていたことを実践して現していたから。それだからか、つまり「人材こそ最大の資源」と考えるわけで現代の様々な組織やコミュニティでも研究対象とされる信玄イズムってわけで2時代くらい前の住友グループなどにもよく見られますなって本。孫子のように箇条書きで教訓が書かれ、それを実例とともに紹介するという王道の記載は読みやすいよね。
なんか最近信玄の話をよくみるけど。
長野県を地元マッピングしてると嫌でもいや嫌じゃないけど信玄ゆかりの話が多くて。(武田家の本領は甲斐国である山梨県だけど戦国期において激戦を演じたのは信濃国である長野県だから)もともと好きだけど。最近はこのブログも信長の野望みたいに「キーワードの陣地取り」してるってことで楽しんでいるから、信玄の戦略にでもあやかろうというマインドが働いている。「好きなことから学ぶ」というのが我が人生のテーマの一つだし。
信玄謀略めっちゃ好きやけど。
個人的に謀略苦手でなあ。気を使っちゃうからなあ。このブログの展開を分析してみると「外征」と「内政」のみの大名といった感じ。記事書いて検索流入されるネット上の陣地を広げ、あとはブログの構造だとか内部リンクだとかマネタイズの模索だとかで収益性やコンバージョン率を上げているといったように、
「ひたすら戦って国を治める」みたいなブログに。
各種SNSを広げた「外交」とか、金をばらまくようなブラックSEOとか事件性などでもって知名度を広げたりする「謀略・計略」なんぞはマータクやっていない王道も王道。孫子のいう「戦わずして勝つ」とか全然できてへんもんね。
ひたすら「猪武者の少大名」っぷりなこのブログ。
面白い。そう考えて楽しんでいるとあたらしいノブナボでもやっているかのように楽しめるってことを発見。
漫画
弱虫ペダル
見込んだ通りおもしろい!
弱虫ペダルはブームが落ち着いた頃だろうけどね、個人的には2009年くらいにすでに目をつけていたから。「あ、これはおもしれえわ」と同時期に「キングダム」と伴に兄貴に勧めていたから。(キングダムは2006年連載で、実家の飲食店でヤングジャンプ取っていたから読めたんだけどなにかこう気に入らなくて兄弟ともども見ずにいたが、けっきょく廉頗の辺りで読んで屈服しました)
自転車ブログになってきたこの頃、
最近また読み直したけど面白いね。
今だからこそ分かるというような面白さやで。山クライムのキツさも知っとるし。いろいろ。
キャプテン翼みたいなことらしいねどうやら。
作者さんも最初は意外にそこまで自転車やりこんでいたわけではなさそうで、「知らないから、同じく知らない読者に対してわかりやすく面白く飛躍と誇張でアピールできる」みたいな。流石にスカイラブハリケーンとか出てこないけど。まああかなりキャラ付けされてるのは確かで。イニシャルDみたいに相当知識があってデフォルメもあまりされないストイックなジャンル別漫画もあるけど、基本はこのスタイルが強いんだなと改めて思った。
映画&アニメ
肉体の門
新巻き鮭って警戒心をまったく抱かないほどポピュラーな贈り物だったの?#渡瀬恒彦 #肉体の門 #戦後 pic.twitter.com/wbVW1wA5x7
— フライングニートマン・ムラクモ (@murakumo25) December 29, 2019
戦後初のベストセラー小説だということで、何度も映画化されている様子。とはいえこの88年版を最後に昨今ではリメイクされていないみたいだけど。
「とはいえだいぶ古い映画だしなー」
粒子の荒いフィルム映像を眼中にした途端そんな思いが去来して軽く流してまたたくまに閉じようと思っていたらばがっつし観ちゃいましたわ。世界観の異質さがいいよね。そう昔のことでもないんだけど。闇市とかパンパン娼婦とか駐留アメリカ兵とかの世界観。なにかが売れると似たような世界観のものしか出回らなくなる現象あって、それは戦後作品にもあるのだろうけど、現代から戦後作品を見るとやっぱり新鮮。
渡瀬恒彦たち昭和の男どもの振り切れたイキり具合。
娼婦の番長同士の特殊な争い方。
新巻き鮭がポピュラーな贈り物。
などなど、なんかめっさツボる。けっきょく。めっちゃ突っ込みながら見ちゃう面白さ。たまにはご友人ご家族とツッコミ大会開きながら鑑賞してみるのもよろしいかと存じます。
「1トン不発爆弾」に守られる廃ビルを寝蔵にするとか。
この設定で一気に見入っちゃった。上手い。いろいろと。ほんでこの映画はバッドエンドっで終わるわけだけど、戦後日本の経済復興を見据えているならば、ハッピーエンドでも良かったんじゃないかと思うよね。そりゃそうであったほうが明るいのでみんな思うんだけど、実際日本は世界有数の経済大国になって世界的競争力を持った商品を多数抱える稀有な国となるまでに至ったのだし。どうせリメイクするならハッピーエンド版で娯楽作品化するのもおもしろいでしょう。
儚いからこそ美しい「哀」としての原作があり、
経済復興を象徴するサクセスストーリーとしての「嬉」も描ける可能性。
ぜひ現代でハッピーリメイクしてほしい。原作厨も引退してる頃だろうし。
渡瀬恒彦って芸能界最強の男だったらしいよ!(たしかに目がヤバいもんね若い頃)
プライベート・ライアン
超迫力。
第二次大戦の最終局面を舞台に展開される珠玉の戦争ドラマというプライベートライアン。というかもうトム・ハンクスが出ているだけで珠玉感。
とにかく戦闘映像がものっそい迫力ある。
CG時代前なのに。
いまではPS4やXboxでプロゲーマーたちの巣窟と化している戦争シューティングゲームだけど、そこではど迫力な戦争映像に没入できるじゃん。デジタル映像なのだし。しかし98年公開の映画時点ではこれほどリアルに重火器が使用された戦闘映像ってなかったんじゃないのかね。よくわからないけどきっとそう。(祈り)
どうやって撮ってんだろう?
って。体が爆ぜるシーンとか。上手いこと?映像の重ね合わせ的な時間差的な妙味で?やってるんかね。というかどこまでが「デジタル編集」に含まれるのかわからんが。とにかくそういったゴリゴリないわゆる「VFX」が使われていない最終世代の映像ということ。さすがスピルバーグ。
撮り方情報参考・「スピルバーグ監督の名作「プライベート・ライアン」の戦闘シーンを解説する映像が公開中」news.militaryblog.jp さま
シナリオ的には「デカすぎる戦争とかやっていると一兵卒レベルではなんのために戦ってるのかよくわからなくなる」みたいなテーマかね。
「選挙に行って1票投じてなんになるのか」というモチベーションの低さみたいな。しかしそれでも死のリスクが常に付きまとう、という割のあわなさ。それだから自分なりの正義やヤリガイを見出すような。基本は「全兄が戦死したライアン一家の末弟を戦場から母親のもとに帰還させる」というトップからの謎司令を黙々とこなすお話でしかないのだ。しかしその中に当時の戦場のリアルをふんだんに詰め込んでいる様子。
わりと第2次大戦後半はモチベーション高いほうだと思うけど。「悪の帝国ナチスをぶっ潰せ!!!!!」みたいに。歴史的には。
どっちかといえばベトナム戦争の面倒くささ感とリンクしてるような気がしたね。ひとは正義があれば何でもやれるが、正義がないと何にもできない感あり。とくに戦争みたいな割に合わない仕事は。
バトルシップ
わりと真面目に戦ってた。
何かと話題なスーパーバトル映画「バトルシップ」であります。アメリカ人たちが「何かのお祝いに製作した」というハイパーバトルムービーということで「スカッとエンタメ鑑賞したいときに観よう」だなどと騒がれてる。
おバカ映像と思いきや、
ちゃんとバトってるから驚き。
ちゃんと艦隊指揮が執られて(?)火器管制されて射出されて迎撃されて探査されて回頭されて照準されて砲撃されている様に驚き。もっとハイパーキャノン砲なのかと思ったのに。
「宇宙人が飛来して侵略戦争がおっぱじまった」わりには、
その後は普通に式典で幕を閉じた本作。
「宇宙人が飛来した」という点、それ意外はつまり割と普通めなアメリカミリタリー映画的な流れ。「とりあえず勝って嬉しい」ということだけ。
「倒しがいのある敵のために宇宙人は用意された」感がいいね。
あとはもう「宇宙人が飛来した」なんてことは気にもしないでOKなのだ。地球にとってどうであるか、とかではなく「強敵を倒して嬉しい」ということだけなのだ。
「どやオレたち強いやろ」
ってなもんである。そして実際強いのである。
得たシゲキ「日米共同軍は強かった」
フューリー
ヤンキーパンツァー。
「ガールズパンツァー」的な。
コレまたプライベートライアン世代な第二次大戦後半の連合軍VSナチス残党が舞台で。なんかもう本来ならナチス側がやるような滅びの戦いが描かれるんだけど。
戦車が遅すぎないか?
戦車って映画だとよく市街地で的にされてすぐ大破するやつ。登場時には絶望的な戦力差として登場するも、結局は乗り越える標的にされてうまいこと大破させられる。
でも戦車ってもっと速く機動する。鈍くない。実は。40キロくらいで走っているから対戦車砲もなかなか当たらないということで戦車は強い。
そりゃ路面状況次第でいくらでも停滞するだろうけど、平野フィールドで戦車盾に歩兵がノロノロ行進するのは不思議な映像じゃない?あんな鈍い戦車じゃ、どこかの映画の主人公歩兵隊に的にされる役割やんね。ティガーは超重量級だから鎮座砲としても機能したと言うけど、
基本は機動砲撃。
このスピード感あふれる戦車戦がみたかった。
そんで最後は全員生還で伝説になってほしかった。
ほんでエマちゃんとも結婚してほしい。
そんなこんなの「戦車活劇」は、意外と言えば意外な題材になる模様。当初は下品な戦車乗りたちの酒臭いセリフも、無くなれば寂しくなるような。
最後に示される無機物愛。
自分もママチャリ改造のし過ぎで気持ちが240%わかる。
オレはあのチャリが大好きだよ。
魔法少女まどか☆マギカ
まどかちゃんの煽り力。
ついに最終話まで魔法少女となることなくキケンな魔法少女活動に同行し続ける豪胆力に感服。絶対なっちゃうよね。こんなに間近で魔法少女活動見続けてたら。仮想通貨売買のごとくトレード過多になるのはチャート見続けてるからだからね。ほんでけっこう煽っていくスタイルだよねまどかちゃんはさ。いろいろと焚き付けてるよね。
ほんでほむらちゃんプレイ下手すぎやんか。
何回目のプレイか知らないけれどもうちょっとやり方ありそうでしょ。全く説明しないしさ。2周めプレイか。まだ事態に対して危機感足りてないよね。昔ウイポであらゆるパターンを試して最強のサラブレッド誕生させようとしたけどどうしようもなかったのでデータ消去して最初から始めたのを思い出す。ほんでマミさんのリタイアがさらに早かったのびっくりやったんと違うか。
なんやかんやで1から10まで何やってるのかわからん。
いろいろと考えられている構成ですけれど。ふむふむと。そうかそうなのかと。考えてはみるけれど。結局の所は1から10までナーにもわかりませんな。ほんで最後は魔獣とかいうことになっててラストバイブルとも繋がったんかなって。まどかちゃんもっとキュウベエのハナシ聞こうよ。ちゃんと理路整然とハナシしてるよ。
これ予算低いのではなかろうか。
それでこれだけヒットさせたのだから感服。
お話の系統自体はテイルズみたいなゲームなんかやってたらよく見てきたものなのだろうけど、場所が良かったのかね。深夜アニメの萌え萌え枠でやったから。いずれにしろ魔女の表現とか印象派のみで済ませてしまう演出法などなど、アイデア的運用が目立ってた。脚本が面白いからそれで良いと。やはりただ単に画を美麗にしてもそれがダメならダメ。
コレはつくり手に勇気を与えてくれる。
ハゲタカ
あ!成敗!
ででーーん。みたいな謎の時代劇風演出が愉快。日本のドラマってなんかダサくていいよね。久しぶりに観たけど。ワザとやってんだよね。遠山の金さん風な成敗劇に普通ならスカッとするところ、綾野くんの無理くり感がなんとも不自然に感じてしまって。もっと飄々としたモブキャラとかコウノトリのような柔らかい演技に集中するのがよくないか。タツヒコくんとか良かったけど。声が無理してる感すごいなって。
渡部篤郎の渋さとハニカミ芸に脱帽。
沢尻エリカの演技力も驚いたけど。小林薫の西田敏行感にも驚いたけど。白い巨塔みてるのかと思ったけど。ローソンのイメージキャラクターしてた時の高嶋さんを思い出せないけど。
とにかく渡部篤郎の年季芸は必見だということが最大のシゲキ。
あと目薬挿したほうがいい。
ハンニバル
カニーニとカニーノ
やっぱり鈴木敏夫は偉大やな。
最近勃興してるスタジオポノックによる短編アニメみたいで、カニーニとカニーノの意が「蟹(サワガニ)」ということに気づいた時点で興味惹かれたから視聴。
「蟹の視点から人生を見る」ってこと。「だから蟹を擬人化した」ってこと。
どうやら。そしてそんな「表現者」による「商品化」に伴って行われている「感情移入施策」とは「蟹の擬人化」という点。しかしその蟹たちはしゃべらないというのは中途半端じゃないかね。
かの「みつばちハッチ」や、「ジャングル大帝」や「ライオンキング」、「銀牙」や「サバイビー」などなど、人間以外の動植物社会を描いた名作作品はあったけど。
けっきょくのところは「人間的なシナリオ」がないと、ヒトは惹き込まれないのだと覚えました。
生体のドキュメンタリーだけならNHKなんかのダーウィンが来たとかで観れるわけだし。それでナレーションとか番組運びなどの「演出」「脚本」が惹きつけてくれる。
アニメ画の表現自体はキレイなんだけどね。
宮崎駿による「アシタカ耳節記」ではなくて「もののけ姫」は偉大だと思った。
ソードアート・オンライン
もうこの歳だとしんどいね。
オンラインRPGの世界におけるドキュメンタラスな出来事を体験していく漫画の超大人気アニメということで、名作列伝で追いかけた「ドットハック」でも扱われた「リアルとオンライン」の世界やで。
名作RPG列伝・「.hack(ドットハック)シリーズ/オンゲーは怖いってこと」 https://this-is-rpg.com
主人公のキリトくんがオンゲー界のダビデ過ぎる。
完全に狙って作られている感。オンラインゲーマーみんなの「意識集合体」としてのダビデ。あるいはアダム。その振り切り具合には脱帽。よくもここまでカッコいい中学生キャラクターを突き詰め通したなあと。
それ以上を感じることはなかったことに、歳を感じる。
「ゆるキャン」×「ヤマノススメ」
絶対こんな女子中高生いない。
あえてそう言いたくなるほど、そう言って正気を保たなくてはいけないほど、アウトドアマンたちには眩しすぎる女子中高生キャンパーたち。
絶対こんな女子中高生いない。(2回)
イないんだよこんな生命体はあくまで空想上の産物でしかないんだよこんな素敵な2足歩行ホモ・サピエンスたちはさあ。
でももしかしたら居るのかも。
この期待で生きていけますね。
「機動戦士ガンダム」ジ・オリジン
なにこれめっさ面白い。ギレンの野望やりたくなった。
言わずとしれた機動戦士ガンダムの本流である「宇宙世紀」編。ファーストガンダムの前日譚とも言える、かの「1年戦争」に至るまでのジオンと連邦の経緯を描いている映画ってわけで。しかもその主人公はシャア。
モビルスーツの革新性がよく分かる展開がアツいね。
今日では「メカロボット兵器」なんて当たり前になってるし、ガンダムの当初も「戦車や戦闘機を人型ロボットにしただけ」感はあるわけだけど、ここまで「人形機動兵器の革新性」を説明されるとさらにその極地であるRX78ガンダムの気鋭さが浮き彫りになって、
「理解」できるから面白い。
何事も理解できなければ面白いことはない。野球もフットボールもルールを理解するから展開の妙味がわかり、驚きどころも悲しみどころも悔しがりどころも喜びどころも生まれてくるから。
大河ドラマでもあり、ザビ家の海外ドラマチックでもあり、シャアのサクセスストーリーでもあり、テクノロジーのドキュメンタリー番組でもある。
ええな。
ウェントワース女子刑務所
学校か。
オーストラリアの最高視聴率を更新し続けているという大人気海外ドラマ。なんともこの「オーストラリア(オセアニア)」というのがまたいいね。だいたいこういう物はアメリカだからね。地名もアメリカでボストンだとシカゴだの聞き慣れた地名が出てくるものだけど、ここはオーストレリオだから新鮮。先住民もネイティブアメリカンではなくてアボリジニだし。とにかく新鮮に感じるよね。
とにかく大衆エンタメとして天才的な脚本だと思った。
ドラマの要素自体はどこかですでに大ヒットしているようなもので新鮮味もないし芸術性もないと思う。プリズン・ブレイクとか観てるし。しかしまあ脚本が上手いよ。何か問題が起きるにしても必ず「そのためだけに起きる都合の良い出来事」というものがないし、必ず複数のモノゴトと関連させて起きるので先が読みづらい。それがすでに6シーズン続いているのだからそりゃ人気になりますわ。しっかしそのために問題が起き続けているのでちょっとスッキリしたかと思えばストレスも溜まるという具合でそろそろキツイね。
ほんでこの囚人服の色がボクの小学校のジャージと全く同じ色。
教員という名の看守たちに、狭い小社会に、学校そのものですやん。
ザ・パス
24
「事件」しか起きない。
伝説の海外ドラマシリーズ「24-トゥエンティーフォー」をイッキ観。日本における海外ドラマブームの最初なんじゃないのかなこれは。Xファイルとかもあるのか。でもシーズン1とか2とかいう呼び名もここらへんで広まったんでしょう。伊集院光のCMとか流れてたよね。個人的にはあまり観てなくて「プリズン・ブレイク」からが海外ドラマの入り口だったとおもうけど。「フルハウス」を除いて。まあ24も深夜にそこそこ観ていたようで、今回一気観してたら「なんやこれ観たことあるな」ってシーズンが割と多かったのに自分でも驚きました。というか自分の記憶力の無さに驚きました。
「事件は面白い」という真理。
行商人や旅人達によって口コミで広がっていたころや、新聞で報じられる様になった頃や、ラジオやテレビで広まるようになった頃や、ネットで広まるようになったこの頃であっても、何でもかんでも基本はみんな事件が一番興味あるようで。即効性とか爆発力とかもあるし。いくら人気番組を淡々と作り込んでいこうとも、ある事件の爆発力にはかなわない。もちろん長く番組が続けば事件の1つ2つあるんだけど、
今までのテレビはそれをもみ消しちゃう。
スマップ解散事件のときなんかもせっかく視聴者がめっちゃ知りたいことであっても演者たちになにも喋らせないという手に出てしまう。それは事件による爆発的注目度よりも、そのタレントの価値を手堅く保全することによる「長期的な利益」を優先するから。いやもちろん名誉を守るためとかそういうのもあるんだけど。
でも観客はいつだって事件を楽しんでる。
最近はネット時代で多方向からその事件にアクセスできるからか、むしろ「隠すことなく1から10までちゃんと説明するなり弁明するなり反論するなり謝罪するなりしてオープンに包み隠さずぜんぶ明らかにしてしまう」と「観客たちは意外と理解してくれる」っていうことで、
「事件を消費させてくれる」流れになってんの面白い。リアルで。24でやらなくとも。
やらかしちゃった人とか面白いから。しくじり先生も人気番組だけど。脱税でとっ捕まった三崎社長とか全面に出てきてワーワーしとるの面白いし。N国とか表も裏もYoutub覗けば観に行けるしもやもやすることなくなるのスッキリしていいよね。スマップ解散について全然喋らんじゃん。つまらんよあれじゃ。いやタレントさんが話したくないならいいんだけどそれは。プライバシーやし。事務所ロックが嫌だって話で。
あと、
人に過度な期待するなという教訓ドラマでは。
「信用するな」ではなく「期待するな」と。
ターミネーター
身近すぎるSF。
もちろん自分はターミネーター2世代でフツーにシュワちゃん映画にハマっていた幼少期をお過ごしになられましたけど。今年最新作が映画化されるという予告編などを観ちゃったものだからターミネーター1と4とジェネシスを拝聴。ジェネシスでは最も稼ぐ俳優としても有名なエミリア・クラーク・ターガリエンちゃんによるサラ・コナーがいい味出し取りましたが。シュワちゃんターミネーターとの熱い絆で結ばれる具合も萌える展開で。
「2での友情と別れ」をピークにされている我々世代からすると、
それを起点にさえすればどう派生させても面白いというわワナが施されているよね。それにしてもターミネータというタイトルは娯楽映画として究極性を感じるね。世界設定やら時間軸の概念やら、これがSF小説などであればもっと小難しい内容なんだよ。複雑だし。学術的に論理破綻を来さないほど整合性の取れた「リアリティ」追求されることが絶対だから。しかし多くの視聴者はあまりそんなことには喜ばなくて、
「めっちゃ強い無表情の筋肉ムキムキサイボーグ」ってキャラクターに夢中になる。
なんでもありのファンタジーで夢をあたえつつ、身近に存在するリアリティで臨場感をあたえつつ、キャラクターでも惹きつける。誰でも楽しめてなおかつ考察できるほど背景はシビアで。物語の基本シナリオは「逃避行」でスリリングに。そんでバズりやすいような「わかりやすい面白シーン」をいくつも作ってるよね。シュワちゃんが真っ裸でチンピラから奪い取るシーンやら武器屋(?)で一通り説明させておいてからただで持ってっちゃうシーンとか兎に角わかりやすくて面白い。非日常的なバイオレンスだから面白いというのもあるんだけど、ただ突拍子もない世界でいきなりそれをやられてもそういうものとしか認知しないんだけど、「日常のリアリティのよくある流れの中でハミ出していくシュワちゃん」が面白いんだよね。
「普通はこうなるけどターミネーターはこうです」って大喜利ね。
「人受けする」ってSNSのバズ要素は古今東西エンタメ広報の基軸手法だと改めて認知できたかも
ロック・アップ/スペイン女子刑務所
スペインでやるプリズンブレイクではない。
けれども、
スペインでやるウェントワース女子刑務所ではある。
スペインというか地中海文化圏の固有名詞が登場することが新鮮でしたね
ウルフ・オブ・ウォールストリート
うわ…(面白い=引く)
3時間の長尺で引き続けよう
超高速!参勤交代
戦争せずに他家を疲弊させる軍事政権の手法。
それが「参勤交代」なるおもしろシステム。これってなにげに面白いよね。徳川幕府が生まれたての頃に最も厄介な力を持っていたのは最初も終わりも毛利(長州)と島津(薩摩)だったわけだけど、その当初もなんやかんやと理由をつけて治水工事などでカネを使わせていた。内部事情を知るために何人ものの忍び(間諜)を島津家に送ったけど帰ってこなかった話も有名で。まあ最強の剣豪でもある柳生十兵衛光厳だけが帰還したというスーパーエピソードも華やいだ江戸時代。
世界的にも面白い軍事政権の手法をコミカルに伺い知れる教育邦画っていいね。
殺陣のあるチャンバラシーンは要るのか!?(ターミネーター的に言えば要るのかね)
THE・山男
ワイルドにもほどがあるよね。
雄大なアメリカの山奥で生きる山男たちの生活ドキュメンタリーがヒストリーチャンネルでやっとんだけどさ、単に狩りをして生活していますとかではないからね。「生活費が足りないからと自家用レシプロ機に乗り込んでアラスカの高地に降り立ち羊を1頭仕留めて帰ってくる(飛行)」とかワイルドにもほどがあるよね。
山男に航空機持たせたら最強!
シリコンバレー狂騒曲
ブラウザ戦争の記録(初期)
突如としてこの世界に誕生したインターネット空間。それはもう一つの大宇宙。ネットが宇宙だとしたらブラウザとはその中を航行できる宇宙船。宇宙戦艦ヤマト=ブラウザって感じね。ブラウザがあればネットコンテンツにアクセスできるわけで。テレビにブラウザ搭載しているのもあるけど、そうであればYouTubeも見れるしウェブサイトやこのブログにもアクセス可能。
かつての売れ筋宇宙戦艦は「ネットスケープ」だったとか。
「トヨタ製の宇宙船」みたいな感じで、ブラウザにも様々な企業が参戦していたとか。今日ではマイクロソフトの「エッジ」とかグーグルの「クローム」とかアップルの「サファリ」などがあるけれど、初期の頃ブイブイ言わせていたのがネットスケープというブラウザ。
先行者利益ってあるけど、必ずしもスタートダッシュに成功したところが支配者になるわけじゃない。
みたいですな。amazonみたいにネット通販のスタートダッシュを決めてそのまま独走続けているところも勿論あるんだけど。テレビゲームの任天堂とか。しかしニコニコ動画みたいに衰退していく所も多い。自社サービスの利便性をどんどん追求せずに余計なことばかりやっていた結果なのかね。ツイキャスとかふわっちとか、YouTubeレベルのコンテンツはまだしもその他の細かい配信サービスなんてニコ動が本気で追求していったら生み出せただろうに。
なんか「いやおれらネット配信なんて数打った中でヒットした程度のモノなんでもっといろいろやりまーす」って天才ぶった結果どんどんシェア奪われたのかと思うよこの頃。
勿論社会貢献になるようなこと一杯やっとるのはスゴイと思うし、ニコニコ超会議やらリアルイベントを開催してネットひきこもりの健全化を図ったり(?)N高とか地域おこし型のコラボイベントなど徳の高いことはやっとんだけど、本丸であるネット配信サービスの進化をおろそかにした結果、どんどん行き遅れたのかなとおもって。
でもネットスケープはビル・ゲイツの資金力に敗けた模様。
流石にそこは天下のパソコン時代の覇者たるマイクロソフトの資金力。後に任天堂やソニーのゲーム機市場にゴリ押しで入り込んだ札束の嵐でもってゴリゴリゴリと追い詰めていったという。つまりネットスケープのサービスは進化を続けていたのに世界中のパソコンに搭載されているWindowsの標準ブラウザ「インターネットエクスプローラー」にはどうしても勝てなかったという。
しっかしオープンソースウェアとして開放されたネットスケープは、今も遺り続け、今日では「ファイアフォックス」として玄人たちに親しまれている。
※オープンソース…有志の人たちが自由に開発できる形態。使うユーザーによってどんどん自由に改良や改悪や進化を遂げるこのスタイルは多くのウェブサービスで用いられるようになっている。
ソニーのテレビなんかに搭載されてるブラウザもFirefoxだったりするし、Googleやマイクロソフトの利権と離れたブラウザとしても使い勝手良いみたいね
ゲーム
ドラクエビルダーズ2
ファークライニュードーン
ファイアーエムブレム 風花雪月
デス・ストランディング
新サクラ大戦