自転車のヘッドパーツを整備してキレイにする。
ベアリングのグリスアップやら各種パーツの汚れや軽いサビつきをクリーニング洗浄してやって、ヘッドセットの動きを快活スムーズに。そして気分も清々しい。それが細かい箇所やパーツの整備を愛するチャリダーたちの性癖。あるいはヘッドパーツそのものの交換など、とにかくママチャリやクロスバイクやマウンテンバイク(MTB)やシクロクロスやミニベロ(折りたたみ自転車)やロードバイクに使われる自転車ヘッドパーツのメンテナンス方法。
※まあまあなんでもこのヘッドパーツという箇所にある「ベアリングボールの整備状況によってハンドルのスムーズな動きが決まってくる」とかいないとかと伝説では言い伝えられています(確認したものはいない)ので気が向いたときにでもグリスアップメンテをおすすめしますね。
そして気分も清々しい。(復唱)
20年に一回はやりましょう!
ヘッドパーツの整備に使うパーツと工具
- ねじ切りスレッド式ヘッドパーツ ママチャリなど
- スレッドレス式パーツ クロスバイクなど
- 工具
- 整備用品(クリーナーやグリス)
参考情報さま
参考・「大きく分けてスレッドとアヘッドに分かれます。」dt6110.web.fc2.com さま
参考・「自転車のヘッドセット整備/アーカイブ版」TAKAよろず研究所 さま
参考・「ヘッドセットのサイズ/アーカイブ版」TAKAよろず研究所 さま
ママチャリ系のヘッドセットパーツ
スレッド式のヘッドパーツ
※ねじ切り式とも(ネジ山があるから)あるいはノーマルとも
主にママチャリ規格(シティサイクル・軽快車・通学用自転車など)の自転車で使われている!(古いマウンテンバイクや安いミニベロやクロスバイクなどにも)
ヘッドパーツ一式(スレッド式/ねじ切り)
その他/タイオガ製品・「タイオガ TG3 ヘッドパーツ シルバー(HDN05701)」
参考情報
参考動画・「スレッド式(ネジ付き)ママチャリ系ヘッドセットの整備」TheVeloWeb
さま
参考動画・「自転車用ヘッドセットのベアリングとレースを分解、清掃、潤滑、調整する方法」Bicycle Alley さま
※ベアリングリテーナーの向きは「上下のワンともにカップ内に向かって玉を向けるようにする」であると思われる。
スポーツ自転車系のヘッドセットパーツ
スレッドレス式のヘッドパーツ
※ねじ切りがないからスレッドレス。アヘッド式とも(前に突き出たステムであるアヘッドステムで用いられるから/なお、スポーツ規格はこのアヘッドが一般)
クロスバイクやマウンテンバイク(MTB)やロードバイクに使われる事が多い!
ヘッドパーツ一式(スレッドレス式/アヘッド用)
参考情報
参考動画・「自転車用ステムの交換方法 - スレッドレス」Park Tool公式チャンネル
参考動画・「スレッドレスヘッドセット組み立て」pixerly さま
参考動画・「スレッドレスヘッドセットのオーバーホール」RJ The Bike Guy さま
※ベアリングリテーナーの向きは「上下のワンともにカップ内に向かって玉を向けるようにする」であると思われる。
共通部品(備忘知識)
ベアリング/リテーナー
ノーマルベアリング
シールドベアリング
FSA(エフエスエー) 自転車 部品 パーツ ヘッドセットベアリング Bearing TH-870E ACB 45°x45°1-1/8 160-1647
※各種サイズがあるので注意
ベアリング玉(予備)
※玉だけ紛失したとかの場合にも便利な玉売り(笑)サイズはヘッドパーツ用だと「1/8」でしょう。(他にもホイールのハブに使用される玉などもあるけどサイズが異る)
下玉押し
※各種サイズがあるので注意
使う工具
共通工具
六角レンチ/アーレンキー
ヘッドパーツに使うというよりステムの取り外しに使うレンチ
その他のサポート工具(スレッドねじ切り式用)
スパナレンチ
ブレーキやシフターのワイヤー類を外すため使用
モンキーレンチ
とにかく万能なモンキーレンチ(サイズ指定なし)
フックスパナ
参考・「各サイズのフックスパナを検索」
※「切掛けリング」の直径を測って近しいサイズを選ぶ
スレッド式だと切りかけリングが存在する場合があるので使用
ウォーターポンププライヤー
スレッド式のデカい上玉押しを回すのにベンリ(手でもイケるけど)
整備用品
クリーナー(洗浄)
各種ヘッドパーツ備品の洗浄に。
基本的には洗い流せれば何でもよろしいので、手元にあるチェーン用の潤滑スプレーとかシリコンスプレーなどでもよろしいのだろうけど、一応「洗浄用途にはパーツクリーナー的アイテムがある」ということだけお伝えしておく。(というか自分への備忘)
防錆潤滑スプレーをブシャーーっと吹いておくだけでも可
グリス(潤滑)
AZの「万能リチウムグリース」400g(大容量)
グリスガン(AZ)
主にベアリングボールのグリスアップに使う。
ヘッドセットのメンテナンスといえば9割方この行為が該当するでしょう。正直、ベアリング玉をグリスアップするためだけに存在しているのがこの整備記事であります。
AZグリスはとにかく使いまくれるのが良いね
以下、
ヘッドパーツを外したらやることの予習。
ヘッドパーツの簡易クリーニング(洗浄/グリスアップ)
クリーナーなどで洗浄
※できればパーツクリーナーを推奨
チェーンルブやシリコンスプレーや防錆潤滑スプレーやパーツクリーナースプレーなどなど、自転車整備用の何かしらのスプレーをブシューーーっと吹きまくって洗いましょう。何かのビニール袋などに入れてやればシャカシャカシェイキングにて汚れも落ちやすいのではなかろうか。
とにかく洗えれば何でも良いのです
以下、
ベアリングなどのグリスアップ予習
グリスアップ(主にベアリングと上下のワン)
使うグリスもこれまた何でもよろしく、「AZの万能グリース」が最もコスパよく、次いで「パークツールのグリス(ポリリューブ)」に、シマノの「プレミアムグリス」が続く。それにしてもキモチがすっきりするグリスアップ画像。なんとも清潔でクリーンなメンタルになるこの手の行為及び画像。新品とはいかないまでもここまでやれば「しっかり整備して乗っている感」に浸れる。
このグリスアップがやりたかったんだ!という人もいるでしょう(盲信)
まずワンの中にグリスを注入
※下ワンの場合は車体フレームを逆にするのがやりやすいでしょう当たり前に
とにかくグリスをぶち込みましょう
ついでベアリングリテーナーにグリスを注入
※リテーナーの向きは基本的に「下ワンに向かって上向き」「上ワンに向かって下向き」になると思われる。
とにかくグリスをぶち込みましょう(既視)
基本的にはこうして自転車ヘッドパーツのパーツ洗浄をする。
※パーツ部品の細かな洗浄知識やグリス知識は得られ次第アップデートする予定
あとは組み上げて終了
ヘッドパーツの整備
- ママチャリのヘッドパーツ整備(スレッド式/ねじ切りヘッド)
- クロスバイクなどのヘッドパーツ整備(スレッドレス式/アヘッド)
メンテナンス、クリーニング、グリスアップなどなどを施して
ヘッドをキレイにする。
※【整備対象自転車】…ママチャリ(シティサイクル系)、クロスバイク、マウンテンバイク(MTB)、ロードバイク、ミニベロ(折りたたみ自転車)つまりオール。全車対応。
固着をなくして動きをスムーズにするメンテナンス
シティサイクルのヘッドパーツ整備手順
- 手元パーツのワイヤー類を取り外す(キャリパー、ドラム、ローラーブレーキ各種)
- ステムを取り外す(スレッドステム/クイルステム)
- ヘッドパーツ整備作業へ(スレッドねじ切り式)
おもにママチャリや安いミニベロや古いMTBなどの
ヘッドセット整備。
※ママチャリとは「シティサイクル・軽快車・通学用自転車」など。「めちゃ安いクロスバイク(ルック車とか)」や「古いマウンテンバイク」などもこのスレッド式の場合がある。ミニベロに関しては安いものだけかもしれないし、とにかくいろいろ在るので見た目で判断したい。
ブレーキやシフターのワイヤーを外しておく
ママチャリのステムを引き抜くために。
※ワイヤー類のセッティングを解除しないと抜けない
前ブレーキ/キャリパーブレーキ
ママチャリ系の前ブレーキはキャリパーブレーキ!
後ブレーキ/ドラムブレーキ系・ローラーブレーキ
ママチャリ系の後ブレーキは数種類あるが、ワイヤー箇所の構造はみんな同じ!
これでステムを外す事前準備は完了。
ステムを取り外す(スレッドステム/クイルステム)
ホーザン(HOZAN) アーレンキー キーレンチ 六角レンチセット 9本セット 収納ホルダー付 対辺サイズ:1.5/2/2...
ステムの引き上げボルトを六角レンチで回し外す
ステムの引き上げボルトを引き抜く
ステムの取り外し完了
ステムを抜いてからがヘッドパーツ整備本番です!
さあママチャリヘッドのメンテナンスへ。
スレッドねじ切り式・ヘッドパーツ整備手順
取り外し順
- ステム位置
- ロックナット取り外し
- (バスケットステーがあるなら外す)
- ギザギザリング取り外し
- (切掛けリングがあるなら外す)
- 上玉押しを回して外す
- (上ワン)ベアリングとリテーナーを取り外す
- フォークを取り外す
- (下ワン)ベアリングとリテーナーを取り外す
- ヘッドパーツをすべて取り外し完了(上下ワン以外)
ロックナット取り外し
※ヘッドパーツの最上段に位置するロックナット。ネジ山にくるくると回し入れられている。外す際もねじ山からくるくるとモンキーレンチなどで外す。とにかく最終固定具。
(バスケットステーがあるなら外す)
※ヘッド箇所のステーだけ外せばカゴ自体は外さなくてもOKだし、逆にカゴだけ交換したいならここまでする必要はなく、ステーから取り外せば良かったりする。
ギザギザリング取り外し
※カップの動きをより固定するためのワッシャーか。
(切掛けリング/フックナットがあるなら外す)
参考・「弊社で使用しているヘッドセットは、フックナット④が余分に組み込まれています。」服部産業株式会社のブログ さま
参考・「各サイズのフックスパナを検索 ※「切掛けリング」の直径を測って近しいサイズを選ぶ」
私のチャリにはありません
上玉押しを回して外す
※とはいえこの部品の形状は幾つかありそうで、レンチ類で回せることもあるだろう。各自各パーツごとに対応されたし。とにかくこの上玉押し(カップの蓋)という役割は変わらないと思われる。
(上ワン)ベアリングとリテーナーを取り外す
ハンドルのスムーズな動きに大事な上ワンのベアリングを外す!!
フォークを取り外す
(下ワン)ベアリングとリテーナーを取り外す
ハンドルのスムーズな動きに大事な下ワンのベアリングを外す!!
※なぜか画像がない!
実際まだやってない(外さなくてもグリスを間から入れるだけでメンテできたから)
ヘッドパーツのクリーニング洗浄へ
サッ!と洗浄してグリスアップなどをしていただければOK
取り付け順
- 下玉押し位置
- (下ワン)ベアリングとリテーナーを取りつける
- フォークを取りつける
- (上ワン)ベアリングとリテーナーを取りつける
- 上玉押しを回し込む
- (切掛けリングがあるなら取りつける)
- ギザギザリングを取りつける
- (前カゴを使うなら取り付ける)
- ロックナットを取り付ける
- ヘッドパーツをすべて取りつけ完了!
(下ワン)ベアリングとリテーナーを取りつける
ハンドルのスムーズな動きに大事な下ワンのベアリングのグリスアップこそが目的!
フォークを取りつける
(上ワン)ベアリングとリテーナーを取りつける
ハンドルのスムーズな動きに大事な上ワンのベアリングのグリスアップこそが目的!
※やっぱり画像がない!
とにかくまだこの箇所やってない(グリスアップは間からでも以下略)
上玉押しを回し込む
※要グリスアップ
ここがねじ切りヘッドの最大の特徴か
(切掛けリング/フックナットがあるなら取りつける)
私のチャリにはありませんでした(確認)
ギザギザリングを取りつける
※要グリスアップ
(前かごを使うならステーを取り付ける)
※要グリスアップ
前カゴが要らないっていうのかいまったく!(真顔)
ロックナットを取り付ける
※要グリスアップ
そんなこんなで
これにてねじ切り(スレッド)ヘッドパーツの
整備を完了!
とてもママチャリのハンドル周りとは思えない画像ですいませんがこれで達成感を感じてください!
※このママチャリは改造されています
が
まずスレッドステムから「なんちゃってアヘッド化」を施されている為に見た目がアヘッドステムに見えるけれど、その内実はちゃんと「ねじ切りスレッド式」のノーマルなヘッドパーツ。あくまでハンドルが前方に突出するというアヘッドの特徴を再現してるだけ。(あとはブルホーン改造などなど外法に弄くられています)
悪いママチャリじゃないよ!
クロスバイクなどのヘッドパーツ整備手順
- 手元パーツのワイヤー類を取り外す(V、ディスク、キャリパーブレーキ各種)
- ステムを取り外す(アヘッドステム)
- ヘッドパーツ整備作業へ(スレッドレス式)
クロスバイクやマウンテンバイクやロードバイクの
ヘッドセット整備。
ブレーキやシフターのワイヤーを外しておく
Vブレーキ/(主にクロスバイクやMTBやミニベロ)
ディスクブレーキ/(主にMTBやロードバイク)
キャリパーブレーキ/(主にロードバイク)
どんな類のブレーキであってもワイヤー留め箇所を外すだけだから
これでアヘッドステムを外す事前準備は完了。
ステムを取り外す(アヘッドステム)
ホーザン(HOZAN) アーレンキー キーレンチ 六角レンチセット 9本セット 収納ホルダー付 対辺サイズ:1.5/2/2...
ステムの固定ボルトを2本抜く
トップキャップと引き上げボルトを抜く
※このボルトはフォークコラム内部の「アンカー(錨)」の役割をもつ部品にねじ入れられる。(一般的には「スターファングルナット」と呼ばれる。カーボンコラムなどが使われるロードバイクでは「プレッシャープラグ」など高性能なものが使われるし、これはカーボン製品の強度を内側から強める役割も持つらしいのでシートポスト内部にも使えるとか)
アヘッドステムの取り外し完了
ステムを抜いてからがヘッドパーツ整備本番です!
さあヘッドセットのメンテナンスへ。
スレッドレス式・ヘッドパーツ整備手順
取り外し順
- アヘッドステム位置
- フォークを取り外す
- ヘッドパーツをすべて取り外し完了!(上下ワン以外)
スレッドレス式はステムを外せばすぐに取り外せるのだ!
ヘッドパーツのクリーニング洗浄へ
サッ!と洗浄してグリスアップなどをしていただければOK
取り付け順
- 下玉押し位置
- (下ワン)カバーを取りつける
- (下ワン)ベアリングとリテーナーを取りつける/向きは上
- フォークを取りつける
- (上ワン)ベアリングとリテーナーを取りつける/向きは下
- (上ワン)カバーを取りつける
- (上ワン)上玉押しを取りつける
- (上ワン)コンプレッションリング(抑え輪)を取りつける
- これにてヘッドパーツの取り付け完了!
一括りにスレッドレス式のヘッドパーツ(もしくはアヘッド式)といっても、すべての自転車においてこれらの形状などが必ずしも同じとは限らないため鵜呑みにはせず、「収まりが良いように合わせる」のが大事。
正解はキミの自転車こそが教えてくれるのだ!
下玉押しの上にカバーを取りつける
※とにかくこのダストカバーの役目は「下ヘッドワンの蓋になる」ってことだと思われる(ゆえに蓋として閉じるように収まり良くセットしよう)
とにかくフタカバー
(下ワン)ベアリングとリテーナーを取りつける/向きは上
※もちろん車体フレームを裏返してやるのがラク(スポーツ自転車は軽いから更にラクでしょう)
※ヘッドパーツ整備の価値とは9割方このグリスアップでしょう
ハンドル操作時のスムーズ加減はここで決まるとか(人体でいえば関節軟骨のコラーゲン的な?)
フォークを取りつける
※フォークコラムにもグリスを塗っておくのが好ましい
※フォーク自体はけっこう簡単に着脱できるんだね
とにかくフロントフォークを挿し込むのみ
(上ワン)ベアリングとリテーナーを取りつける/向きは下
※下ヘッドワンの時と同様にワン内をキレイに拭いてグリスを入れておこう
※ヘッドパーツ整備の価値とは9割方やっぱりこのグリスアップでしょう
グリスアップするだけで心が浄化されるのなんで
カバーを取りつける
※ワンの内部に塵(ダスト)が入らないようにする役割のカバーか(?)名称はどうあれ、どんなスレッドレスヘッドにもこのようなパーツがあるとみてよい
とにかく塵カバー
上玉押しを取りつける
※この上玉押し(クラウンコーン?)でもってワン内部のベアリングをセッティングする様子(下玉押しと違って圧入とかはないみたい?)
とにかくベアリングボールを押し込むやつ
抑え輪(コンプレッションリング?)を取りつける
※名称不詳。いろいろとパーツを抑える役割と見れるので「抑え輪」と命名。ストッパーとかコンプレッションリングとの報もあがってるけどよくわからないので自信ない。
ヘッドパーツによっては形状などが異なるかも
そんなこんなで
これにてアヘッド(スレッドレス)ヘッドパーツの
整備を完了!
あとはステムを取り付けて各種ワイヤー類をセットすれば元通り
ヘッドパーツの交換(圧入編)
「上下のヘッドワン」と「下玉押し(クラウン)」を外す作業。
これが少々手間になる作業、ヘッドパーツの交換であります。皆さんこぞって自家製工具を片手に狂喜乱舞の体でガシガシドシドシとぶっこ抜いてはぶっ挿しておいでのワイルド行為。なにせこれらは「圧入」されているので少々手間のいる作業であります。「それでもやる」というのならば一応調べた知識を陳列させていただきます。
※まだ実践してないよ(このブログではいつものことだけど理論だけ書き連ねて後々実践に至るという方式をご了承ください)
※とにかく「対圧入」なのである!
「上下のヘッドワン」や「下玉押し」以外の備品交換なら(ベアリングなど)整備編で可能。これらのパーツのみ「圧入」されているので上手いこと取り外すなり取り付ける必要があるのだ。
上下のヘッドワンにあくまでもこだわるならやりましょう
なぜそこまでしてワンを外すのか?
まだよくわかっていません
参考・「ヘッドパーツの取り外し」ESCAPE Airと自転車ライフ さま
参考・「フォーク交換方法と必要な道具を完全解説いたします!」どんチャリ! さま
参考・「専用工具はスゴいね!/ヘッドパーツ交換」bicycle.mydns.jp さま
上下のヘッドワン(カップ椀)
とにかくこれが上下のワンであります。
はたして外す意味はあるのか!?
「上下ヘッドワン」の外しかた
タコ足みたいな棒でヘッドワンを押し出すらしい。
上のワンから入れて下のワンをタコ足で押し出すとか。ハンマーでコンコンと打ち落とすというわけでございます。しかるのちこれを反対にし、返すハンマーでもって上ワンも打ち落とすらしい。とにかく打ち落とす。タコ足棒で。タコ足棒で?
※こちらは自作工具が導入されては潰えていく可能性高いらしいから私は買います
「上下ワン」の入れかた(圧入)
上下からプレスで圧縮圧入してワンをハメる。
やはり上下のヘッドワンは圧入されていたのだから取り付けの際も圧入器具が必要。これまた別途必要。(ロードバイク系統に用いられるプレスフィットBBの圧入にも用いられる器具みたいね)
※やはりこちらの自作産業も盛んな様子だけど私は買います(キメ顔)
下玉押し(クラウンレース)
あらゆる土台?
基本的な役割は下ヘッドワン内部に収まるベアリングボール(及びリテーナー)を押し込む役目かと。下玉押しなんだし。(ハンドルをスムーズに切るためのボール)ただその位置関係からフォークコラムの付け根に在るため、そのコラムの末広がりな形状に圧入される形でセットされている模様。
基本的には新しいフォークに交換する際につけることはある
「下玉押し」の外しかた
スキマから見事に取り外す。
下玉押し(クラウン)とは自転車フォークの付け根箇所(ここだけ太くなってる)にガッチリ圧入されているパーツ。ヘッドパーツの土台なのかなよくわかりませんが。この箇所に限った話でないというのが備品の怖いところです。なんの役割なのやら。なにに効果がある部品なのかもわからないから交換意欲沸かない中を黙々死んだ目でエクスチェンジするのが我々の使命。
※こちらは自作というよりマイナスドライバーや金属ヘラなどでこじ開けて傷物にするダメージ加工が盛んだけど私は買います(真顔)
「下玉押し」の入れかた(圧入)
参考・「クラウンレースインストール 使い方」Google検索
※30mm口径(コラム幅より大きく下玉押しより大きすぎない)塩ビ管などでも可
「アソパソマソ!新しい下玉押しよ!」
なんとも勢いに乏しいバタコ女史の妄言感。「ん?」て「なんて?」ってなるよ。「新しいなんだって?」つって。とにかくこのように新しい下玉押し(クラウンレース)を圧入していく必要がお有りのようですな。
※こちらの自作工芸品の成功率はかなり高く75%ほどの成功率が見込めそう
これにてヘッドパーツ関連の圧入着脱備忘録をおわります
ご覧頂きましたとおり、
謎の工具であふれる。
それが「上下のヘッドワン」や「下玉押し/クラウンレース」の交換をする代償。頻繁に取り替える作業をもった自転車屋さんや整備士さんでもない限りは、ただただ特殊な工具負債を抱え込むことになる行為なのです。
実用的には、
クリーニング整備がいちばん。
この箇所はサイズの洪水ハザードぶりだから、なおさら付いてるものを整備するにとどめておくのが吉