主に、
マウンテンバイク(MTB)の「タイヤ」と「チューブ」情報。
※「Eバイク(電動アシスト自転車)」にもよく使われている「HE規格のタイヤ類」だよ!(つまりEバイクのタイヤ交換にも使える情報)
太くてゴツいタイヤの走破性が気持ち良い(坂道登りのヒルクライムからの下りのダウンヒル遊びによく使ってるもんで)
マウンテンバイクの規格情報(タイヤとチューブ)
- ホイールの規格と情報(MTB用)→ 別記事
タイヤとチューブは一心同体なんで併せて考えましょう(チューブレスタイヤとか一体化チューブラータイヤなどもあるけれど競技モデルには)
マウンテンバイクのタイヤの規格と情報
基本情報(MTBで使われるタイヤの規格はHE)
HE規格のタイヤ
例 「26×2.00」
(国際統一表記のETRTO規格だと「50-559」くらいになるかと)
主にマウンテンバイクで使われる米国規格のタイヤ。比較的「太くてゴツいタイヤが多い」のが特徴かな。タイヤの種類もサイズも豊富。だからジュニアマウンテンバイクにも使われるし、ミニベロや電動アシスト自転車などなど、新スタイルの自転車にもよく用いられている。
※【タイヤの表記】… MTBを中心に幅広く使われるHE規格は「インチ×インチ小数点(例 26×2.00)(ETRTO表記 50-559)」で表記されるタイヤ。(前の数字は車輪のサイズ、後ろの数字はタイヤの幅だが、ETRTO表記だと逆位置だね)タイヤの側面にこうした数字の表記があれば、それはこのHE規格のタイヤでしょう。ちなみに「HE」は「フックドエッジ」の略らしい。
※【使用自転車】... 用途は幅広く、「マウンテンバイク(MTB)」を中心に、「子供用自転車(ジュニアマウンテンバイク)」、「ミニベロ(折りたたみ自転車/小径車)」、「電動アシスト自転車」、「一部のキメラバイク(規格が入り乱れている各安通販自転車からホームセンターオリジナル自転車まで)」などなど。というか、「世に出ている一般的な自転車の中で最も採用数が多い規格なのではないか?」と思うほど、とにかく幅広く使われております。さすがアメリカンスタイル。
太くてゴツくて種類も豊富なタイヤです!
※「Eバイク(電動アシスト自転車)」にもよく使われている「HE規格のタイヤ類」だよ!(つまりEバイクのタイヤ交換にも使える情報)
ママチャリとの違い(WO規格)
例 「26×1 3/8」(ETRTO規格 590)
※【ママチャリは別規格(WOタイヤ)】… ちなみに「ママチャリ(軽快車/シティサイクル/通学用自転車などなど)」や「低価格帯ミニベロ(折りたたみ自転車/小径車)」で使われるのは、「WO規格(欧州規格?)」のタイヤ。なかでも英国規格の表記なので「インチ×インチ分数(例 27×1 3/8)」で表記されているタイヤ。(仏国規格の表記だとスポーツ自転車的な700c表記になる)ママチャリに強いブリジストンの自転車とかで強く推し進められているので(?)、通学用クロスバイク(ぽい見た目)や、最新の電動アシスト自転車にも使われる。ちなみに「WO」は「ワイヤードオン」の略らしい。
互換性なし!
※【26インチ自転車は要注意!互換性なし!】… WO規格とHE規格はビード部の形状が異なるようで、とにかく互換性はないので要注意案件である。最も間違うのは26インチ自転車。ママチャリにもマウンテンバイクにも存在する26インチ自転車だけど、車輪やタイヤの規格が異なる。「(HE)26×1.95」、「(WO)26×1 3/8」ということで表記も違うけど間違えること多い。ビード経というか、統一表記であるエトルト規格だと「(HE)559」、「(WO)590」という違いもある。ちなみにママチャリのWO規格である「26インチ」の自転車は「650A」とも呼ぶ。(仏国規格の表記だとスポーツ自転車的な650A表記になる?)
ママチャリ系タイヤとの規格闘争には十分気をつけましょう!
タイヤのサイズ(前半の数字)
- 26×(タイヤの経 559)
- 27.5×(タイヤの経 584)
- 29×(タイヤの経 622)
- 28×(これは700c)
選びかた
※基本的には「26×1.95」というように、「車輪サイズとタイヤ幅」で探せばOK。(自分の自転車のタイヤ側面に表記されている数字で確認できるよ)
※最終的に大事なことは「タイヤの経(ビード経)」であり「国際統一表記のETRTO規格」である、「559」というような箇所の確認。これがマウンテンバイク用のHEタイヤの注意すべき規格。これさえ合っていれば最終的にはOK。
※タイヤ幅の数字は気にしてもしょうがない。あまり大きくズレない限りは。(あまり大きすぎても小さすぎても車輪のリムに収まらないから大きすぎる差異は困るのだけど?)
参考・「タイヤの直径「ETRTO」(エトルト)について」サイクルベースあさひ(公式)
26×(ETRTO規格 559)
楽天市場/サイクルベースあさひ・「[ブリヂストン]2018 クロスファイヤー(フレームサイズ :480mm)[XF487] 26インチ マウンテンバイク」
日本を走るベストセラーモデルのMTBサイズ
※最終的に大事なことはタイヤの経である「559」という箇所の確認。(ビード経でありエトルト規格の数字)これがMTB用26インチタイヤの最終的に注意すべき規格。これさえ合っていればOK。
※【ママチャリ規格の26インチ(650A)なら、ビード経は「590」】… ママチャリで使われる26インチタイヤ(ヨーロピアンなWO規格で650Aとも)だと「590(経)」になる。タイヤの幅も入れると「35-590」みたいなETRTO規格表記。通常は「26×1-3/8」とか英式WO規格表記されている。(あと、高速化するために細い「26×1-1/4」などにする時があるけど、稀に597というビード経が存在するので注意したい)だからもちろん互換性はない。
※【650B(27.5)とかもある「584」】… これは27.5インチ規格なのだが、最大の注意点としては、26インチ車のように「26×1-1/2 × 2」(27.5×2.1)と表記される事がある点だ。ビード経は「584」で、ETRTO表記だと「54(幅)-584(経)」とかね。だからもちろん互換性はない。
※【650Cとかもある「571」】… 最大の注意点としては、26インチ車のように「26×1-3/4」(650×45C)と表記される事がある点だ。ビード経は「571」で、ETRTO表記だと「47(幅)-571(経)」とかね。だからもちろん互換性はない。
みんなが乗りやすいサイズだね!
27.5×(ETRTO規格 584)
参考・「バックファイヤー コンプ 30.27」センチュリオン公式
楽天市場/サイクルベースあさひ・「[センチュリオン]2018 BACKFIRE PRO 30.27(バックファイヤープロ)27.5インチ(650B)マウンテンバイク」
これからの主流MTBサイズ?(650Bとも)
※最終的に大事なことはタイヤの経である「584」という箇所の確認。(ビード経でありエトルト規格の数字)これがMTB用27.5インチタイヤの最終的に注意すべき規格。これさえ合っていればOK。
※【650Bでもある(27.5)】… 例えば「27.5×2.00」ならば、「650×48B」でもある。ETRTO規格表記なら「50-584」となるとか。48Bってどんな計算したあとの幅なのか。(ちなみに700CのCとか650BのBというのは「リム外径の4規格a・b・c・d」のことらしいよ?概ね「1 3/8がAサイズ、1 1/2がBサイズ、1 3/4がCサイズ」とされているらしいよ?)
※【650Bとは27.5インチでもあり、ときに26インチ類でもある?】… 最大の注意点としては、26インチ車のように「26×1-1/2 × 2」(27.5×2.1)と表記される事がある点だ。ややこしい。「27.5」インチは「650B」でもあり、ときにそれは「26インチに限りなく親しい規格」みたいなあやふやな物らしい(?)ややこしい。ちなみにETRTO表記だとこれは「54-584」みたい。それだからとにかく「584」という経の値だけを確認したい。
まあまあでかいね!
29×(ETRTO規格 622)
競技用のMTBサイズ?(ツーナイナーとも)
※ETRTO表記の数字は「622」なのだが、「700C規格用」と「HE規格用」のものがあるので要注意。
※【700cのエトルト規格と同じ622なの?】… ただし「622」という経は、ロードバイクやクロスバイクなどで使われる「700c規格と同じ数字」なのだが、「この29インチMTB用のものとは互換性がない」という。謎。それだから、「MTBで使われる622(ツーナイナーこと29インチ)」には、「50-622(約53mm幅)」や「60-622(約58mm幅)」など、「クロスバイクやロードバイクでは使われないようなブッといタイヤが使われている」という点で差別化して見分けるのみであります。
でかいね!
28×(これは700c)
※28インチの表記だと、ロードバイクやクロスバイクで使われる「700c規格(英国表記のWO欧州規格)」だね。
ややこしい!
タイヤの幅(後半の数字)
- ×1.75(普通)
- ×1.95~2.0(太い)
- ×2.2(かなり太い)
- ×1.25~1.50(細い)
その他の自転車と比較
※ママチャリ標準タイヤは「1 3/8インチ(インチ×インチ分数)」なので「約35~37ミリ幅」となる。
※クロスバイク標準タイヤは「28c~32c(ミリ×ミリ)」なので「約28ミリ~32ミリ幅」となる。
※ロードバイク標準タイヤは「23c~25c(ミリ×ミリ)」なので「約23ミリ~25ミリ幅」となる。
×1.75
いろんな自転車で使われる際の、汎用的な太さかな?
「ジュニアマウンテンバイク(子供自転車)」とか「ミニベロ(折りたたみ/小径車)」などなど、汎用的に使われている自転車のタイヤだと、これくらいが多い印象。
※タイヤの幅は、約「44.45ミリ」の幅ということになるね。(それでもママチャリの35~37ミリ幅からすると太いね)
×1.95~2.0
マウンテンバイク(MTB)で使われる、標準的な太さかな。
マウンテンバイク(MTB)なら、これくらいが基本ではなかろうか。やはりママチャリ(約35~37ミリ幅)やクロスバイク(約32ミリ幅)と比べると太いね。オフロード走行で頼もしい。
※「ごついブロック形状」だったり「すべるスリック形状」だったりと、タイヤのパターン形状でも太さの印象は変わりますね。
※タイヤの幅は、約「49.53~50.8ミリ」の幅ということになるね。
×2.2
マウンテンバイクのなかでも、割りと太めかな。
2.0幅で十分太いからここまでを選ぶこともないだろうけど(?)、冬用タイヤとして選ぶなら太いほど良いね。(さらに太いファットバイクというMTBならもっと極太タイヤだけど)
※タイヤの幅は、約「55.88ミリ」の幅ということになるね。
×1.25~1.50
マウンテンバイクの高速オンロード走行に使う細いタイヤ(珍)
マウンテンバイクの高速化などで使うオンロードタイヤの幅。1.50幅くらいだとチューブもそのまま使えるし、見た目もギリギリでMTBらしさを保つのでオススメであります。(1.25幅のタイヤを履くとバランス悪い笑)
※タイヤの幅は、約「31.75~38.1ミリ」の幅ということになるね。(それでもクロスバイクの28cより太いけど、主流の32cならどっこい)
タイヤ幅と「車輪のリム幅」との関係
参考・「タイヤ幅とリム幅の関係」自転車探検!(http://www.geocities.jp/jitensha_tanken_2/index.html)複製版 さま
※ホイールの「インナーリム幅」がカタログから調べられるのであればタイヤ幅選びの参考になるお記事さまに大感謝(お辞儀)
タイヤのトレッドパターン(形状)
- ブロックタイヤ(転がらない)
- センタースリックタイヤ(真ん中は転がる)
- スリックタイヤ(転がる)
ブロックタイヤ
ゴツゴツしたタイヤ。マウンテンバイクのタイヤとしては基本の形状。「石はけ」とか「水はけ」などが良いらしい。わかるよね。
※「未舗装の砂利道を走る」とか「山道を降りてくる」という事情にはとても向いていると言えるけれど、基本的にはそんなに必要ないと思われるブロック形状。それでも日本のマウンテンバイクにはやっぱりブロックタイヤが履かされている。雰囲気良いし(?)
※とはいえ、ロード路面では抵抗される。走れるけどね。ながーい舗装路を一直線で走行できるようなサイクリングロードなどでは無力感がすごい。
※「太いタイヤ」であることは、「横滑りしづらい安定性」と「低気圧のクッション性」という点で強みになる。路肩道や歩道の間にある悪路を走るにはこの特性はとても便利。パターンはそれほど重要じゃないけどこの場合。
MTBのタイヤといえばこれ!(山道や砂利道オフロード走行に)
センタースリックタイヤ
比較的なめらかな形状面を持つのがセミスリックタイヤ。すなわち「路面で転がりやすい」ということ。(タイヤ面の中心だけスリックなのでセンタースリックとも)それでいてコーナリングなどで車輪を傾けたときにはサイドのブロックでグリップが強めに効くスタイルなのかどうか(?)
※道路を走行するならスリック系のタイヤがオススメであります。それでも十分に太いタイヤだからMTB特有のタフさは健在で、ごちゃごちゃした路肩道や歩道との間を移動するのにも強い。それでいてロード路面もブロックタイヤより走れる。
※冬場に使う予定ならゴツくて太いタイヤが有利だけど、その場合なら「専用のスパイク付いたウィンタータイヤに履き替える」ことを推奨。
※「山道を登って降りてくる」とか「砂利道走行がメイン」であるなら、この限りではないでしょう。つまりそれならブロックタイヤが有利だよねやっぱり。
通勤通学で使うMTBのタイヤといえばこれ!(路肩道や歩道メインに走るオンロード走行に)
スリックタイヤ
つるっと前に転がる、ふつーの自転車タイヤ形状。規格がHEタイヤというだけ。クロスバイクが履いているようなタイヤと形状は同じ。(ママチャリやシティサイクル程度ではここまでツルツルタイヤじゃない)
※つまり「ジュニアマウンテンバイク(子供自転車)」とか「ミニベロ(折りたたみ/小径車)」とか「電動アシスト自転車」などなどで使用されているHE規格の車輪が履いているタイヤはこれかもしれない。ブロックタイヤも多いけど。難しい判定だね。
※「MTBの高速オンロード化で履く細いタイヤのスリックタイヤ」もこれくらいまるっとスリック形状。さすがにロードバイクとかクロスバイクほどじゃないけど。もう完全に舗装されたオンロードしか走らないというならスリックタイヤでしょう。それかロードバイクに乗ること(真顔)
正直、太けりゃなんでも強いタイヤになる!(トレッドパターンはあまり気にしなくても良い気がするけど?)
空気圧
知識
※「3気圧」=「3bar」=「3hPa」など、何れの単位でもだいたい似たような数値になるよ。
※そのタイヤの適正空気圧は、「タイヤの側面に表記されている」よ。(単位はおおよそ上記の通り)
※そして基本的に空気圧というのは「タイヤが細くなるほど空気圧が高くなる」ものであります。
「3気圧」=普通のMTBタイヤ
基本的には「3気圧(~3.5気圧くらい)」くらいのタイヤが通常。全体としては気圧低いほうだけど、それが悪いということでもなく、メリットとしては「クッション性がある」とか「滑りづらい」など。(ママチャリなどもこのあたりが標準)
※「とくに様々な路面コンディションが想定される道路上(悪路多い)ではとても実用的な空気圧」だと思う。
「4気圧」~「5気圧」=1.50幅の高速MTBタイヤや高級MTBタイヤ
1.50幅の高速MTBタイヤでは、やや気圧が高くなって転がりやすい。あるいは、マラソンウィンターなど有名ブランドの高級タイヤだと最高気圧が高いような気がする(?)太くても。
※転がる能力推しのセンタースリックタイヤであれば、こうした「やや気圧の高い高級タイヤ」の検討も良いかもしれないね。「シュワルベのハリケーン」など。
「7気圧」=1.25幅など細いMTB高気圧タイヤ
1.25幅など超細いMTB高気圧オンロードタイヤでは、クロスバイク並の高気圧タイヤになる。最早ここまでくるとマウンテンバイクである必要性がないのであります。
※ちなみにロードバイク標準的なタイヤだと10気圧くらいの超高気圧タイヤ(23ミリ幅とか25ミリ幅など)
【結論】マウンテンバイクのタイヤ選びに空気圧はあんまりカンケーない!(空気圧で選ぶこともないし、自分で調整すればいいし)
確かに、高気圧タイヤのほうがよく転がることは確か。路面が荒れていてもある程度はコロコロ転がりやすいのも確か。つまりスピードは出せる。
しかし、クッション性は低い。
マウンテンバイクやママチャリのタイヤは3気圧標準と低気圧だけど、ダムダムと走ることで衝撃の緩和をしてくれる。雪道走行では逆に空気抜いて気圧を下げると滑りづらいし(理論上)
自分の使い方次第ではあるけど、なんでも高気圧タイヤが良いというわけではないよね。
MTBで路面走行時のスピード上げたいなら必要だけど、バランスも大事だし、使うなら高気圧用の仏式チューブや空気入れも揃えましょう!
マウンテンバイクのチューブの規格と情報
基本情報(MTBで使われるチューブの規格)
タイヤの数値と、基本的には同じ。
タイヤの中で使うのがチューブなので、サイズなどの数字は「タイヤに相当した数字」になる。あとは「タイヤの幅に応じた融通値(26×1.50~2.40など)」なので、使いたいタイヤの幅に相当した数字のものを選ぶ。
タイヤの数字表記と合わせて買うのみでしょう!
例えば「700×28c~40c」という広い対応幅のチューブだとかなり太い。対して「700×25c~32c」という対応幅だと丁度よい。どちらも32cタイヤで使えるけれど、チューブの出し入れは適正サイズのほうが容易。太いとタイヤに納めるのに若干手こずる。
※マウンテンバイク系のタイヤはある程度太いので、細いタイヤを使うのでなければ、チューブの太さをそこまで気にする必要はないと思うけど!
マウンテンバイクのチューブはみんな太いからあんまり気にしなくてOK!
互換性(?)
26インチ同士で使える?(HEとWO)
チューブは伸びるから?
個人的に使用してみたところ、「マウンテンバイクの26インチのホイール(HE規格)」に、「ママチャリ規格の26インチ用チューブ(WO規格用)」を取り付けてみたところ、問題なし。おそらく。(逆は試してないよ)
※これが「タイヤであれば互換性はない」のだが、チューブであれば互換性がある様子(?)伸びるからなのかな。ちなみに「リムテープ」も似たような状況。
関連記事・「リムテープの交換方法」
とはいえ、表記を合わせて買うほうが望ましいでしょう(余ってたから使っただけだからね)
バルブの種類
英式バルブ
実際によく使われているのがこの英式バルブでしょう。
基本的にはママチャリ系の自転車で支配的に使われているのだけど、結局のところHE規格のマウンテンバイク系車輪の自転車であってもやっぱり使われている。子供自転車とかミニベロとかでも。虫ゴムが邪魔だけど。
※「虫ゴム破れ」で空気抜ける致命的な弱点があるものの、そのままお家にある空気入れが使えるので、最も安価にチューブ交換を済ませられるでしょう。
※どうしても英式バルブにこだわるのであれば、バルブの箇所だけ「虫ゴム不要のスーパーバルブ」に取り替えておくことを推奨します。
参考・「ブリヂストン(BRIDGESTONE) 虫ゴム不要のスーパーバルブ VS-5 A710005XXC」
※「英式バルブを米式バルブに変換するエアチェックアダプター」も存在する。虫ゴム不要かつ、空気圧が測れるのが最大メリット。(空気入れは、英式用のクリップみたいは挟むやつを取り外して使えばOK)
参考・「パナレーサー(Panaracer) 用品 エアチェックアダプター 2個セット 英式→米式バルブ変換 ACA-2」
※しかし基本的にはチューブ交換するなら「フレンチバルブ(仏式)のチューブ」を推奨。空気圧も測れるし、虫ゴム破れもない。(専用のパーツか、オートヘッド付きの空気入れを買わないといけないけれど)
仏式バルブ(SV)
すこぶる優秀なフレンチバルブ。
自転車競技の本場である欧州規格である。マウンテンバイクでも仏式バルブを推奨するぞ。
※チューブを交換するなら基本的にこの仏式バルブを推奨。空気圧も測れる。バルブ経も一番細いので、英式バルブや米式バルブが使われている車輪でも問題なく使える(少し隙間空くので埋め合わせ処理するプロ勢もいるけど基本は必要ないと思うよ実体験談としては)
米式バルブ(AV)
マウンテンバイク系のチューブならば、バルブの形状は基本的に米式バルブ。
(ちなみにオートバイでも自動車でも使われる)とはいえ、日本の自転車ではHE規格のタイヤを使用していても英式バルブ仕様車が多いと思う。
※英式よりも使いやすいことは確かで、仏式よりもパーツ点数が少ないのでシンプルだから、やっぱり一番使いやすいかもしれない。空気圧も測れる。とはいえ、個人的にはあまり好まないかな。バルブ太いから汎用性は低いし、空気を入れるのにちょっとコツが必要なんだよね。
※ただしバルブの経が太いので、仏式バルブが使われている車輪に使おうとすると穴が狭くて入らないので要注意!(ギリギリ入るにしても角度的にやっぱり機能不全を起こすので基本止めましょう)英式バルブの車輪だとギリギリ入るのかなたしか?(英式穴ならなんとかセーフかな?)
なんにしても仏式バルブを最大推奨!(バルブ形状も細いからどんな車輪の穴でも入るし、空気圧も測れます)
車輪のバルブ穴にはサイズがあるので、「細い穴に太いバルブは入らない」から要注意。つまり仏式バルブのチューブが使われていた車輪に米式バルブは入らない。そういう交換をすることはあんまりないと思うけど。
よくあるのはその逆だからね。
すなわち英式や米式バルブのチューブが使われていた車輪に仏式バルブのチューブを使う場合。そしてそれも「太い穴に細いバルブは入るけど、やや隙間が生じるが、あまり問題ではない」というのが実際のところ。(少し隙間空くので埋め合わせ処理するプロ勢もいるけど基本は必要ないと思うよ実体験談としては)
意外な盲点なので気をつけよう!フレンチバルブにするだけなら問題なし!
マウンテンバイクのお薦め品(タイヤとチューブ)
- マウンテンバイクのおすすめタイヤ(ブロック?センタースリック?)
- マウンテンバイクのおすすめチューブ(英式、仏式、米式?)
タイヤを買ったらチューブもね(販促力アップ)
マウンテンバイクのおすすめタイヤ(HE規格)
※「マウンテンバイクに高速タイヤ履かせたい」ならコチラから
※「マウンテンバイクに雪道タイヤ履かせたい」ならコチラから
26インチのタイヤ(HE規格)
ふつうのブロックタイヤ
シンコーの「オフロードタイヤ(SR089)」
※とにかく安価なマウンテンバイクのタイヤ。とりあえず新品に交換したいだけなら。でも新品にするだけで何も困らないよね基本。(これ使ってるけど何も問題は感じないし、持ちも良いと思いますね)
シュワルベの「ラピッドロブ」
※良いタイヤを使いたいなら、自転車タイヤの超有名ドイツメーカーである「SCHWALBE(シュワルベ)」から。他にもあるけど、個人的に使い良さそうなタイヤをピックアップしてみたよ。
コンチネンタルの「レースキング」
2本セット Continental (コンチネンタル) Race King 2.2 Performance TLR 26x2.2
※良いタイヤを使いたいなら、世界タイヤ業界の四天王ともいえるこれまたドイツメーカーの「Continental(コンチネンタル)」から。他にもあるけど、中でもレースキングは「やや転がりやすいパターン」なので、路面走行もやや有利かと。ややね。(他にもバランス重視なクロスキングなどもあり)
何でも良いとか言っていると何でも楽しめないんだ!(哲学)
速いセンタースリックタイヤ
チャオヤンの「H566」
CHAO YANG(チャオヤン) タイヤ [26×1.95] H566 電動アシスト自転車/シティ/街乗り ブラック H566
※とにかくお安いスリックタイヤ。(これのパクリ元なら自分も使っていると思う笑)
パナレーサーの「マッハSS」
※良いスリックタイヤを履きたいなら、日本が世界に誇る「Panaracer(パナレーサー)」から。パナソニック系列のね。意外と自転車ブランドあるんだよね。高級ママチャリも出してたし、最近では電動アシスト自転車でもグイグイ来てる感。
シュワルベの「ハリケーン」
シュワルベ【正規品】 ハリケーン 26x2.10 クリンチャー ワイヤービードブラック リフレックス 【MTB・オールテレーン】
※良いスリックタイヤを履きたいなら、自転車タイヤの超有名ドイツメーカーである「SCHWALBE(シュワルベ)」から。MTB系の転がるスリックタイヤとして最強クラスに位置するのではないでしょうか。そんな佇まい。(免責)
主に路面走行するなら転がるスリック系タイヤのほうが有効でしょう!
27.5インチ(650B)
ふつうのタイヤ(ブロック)
シュワルベの「ラピッドロブ」
※自転車タイヤといえば「SCHWALBE(シュワルベ)」であります。他にもあるけど、個人的に使い良さそうなタイヤをピックアップしてみたよ。
速いタイヤ(センタースリック)
シュワルベの「ハリケーン」
※路面走行がメインになるならスリックタイヤがオススメ。というか、基本的にはスリックタイヤがおすすめ。(山道で使わないなら)
万能タイヤ(セミブロック)
コンチネンタルの「レースキング」
※世界的にもタイヤといえば「Continental(コンチネンタル)」であります。レースキングは「転がりやすいブロックパターン」なので、いろいろとバランスが良いと総合判断。いろいろとね。
(センチュリオンの27.5インチMTB欲しかったのだけど)
29インチ(ツーナイナー)
ふつうのタイヤ(ブロック)
シュワルベの「ラピッドロブ」
※自転車タイヤといえば「SCHWALBE(シュワルベ)」であります。他にもあるけど、個人的に使い良さそうなタイヤをピックアップしてみたよ。
速いタイヤ(センタースリック)
万能タイヤ(セミブロック)
コンチネンタルの「レースキング」
※世界的にもタイヤといえば「Continental(コンチネンタル)」であります。レースキングは「転がりやすいブロックパターン」なので、いろいろとバランスが良いと総合判断。いろいろとね。
(とはいえ、29インチMTBの基本用途がわからないのでなんともかんともです申し訳)
マウンテンバイクのおすすめチューブ
26インチ
パナレーサー(Panaracer) 日本製 チューブ [H/E 26x2.10~2.50] 仏式バルブ(32mm) 0TH2621-25F-NP
英式バルブ
※英式バルブのチューブの場合、対応幅としては「1.75~2.10」くらいをカバーしていれば十分であるかと思う。それがHEタイヤの普通の太さであるから。なので、それよりも「細い高速タイヤ(1.25~1.50など)」であるとか、それよりも「太いウィンタータイヤ(2.20など)」を使いたい場合には、仏式バルブのチューブなどに変更することをオススメする。物も多いし優秀だから。
仏式バルブ(おすすめ)
1本品(13SV・仏式)・「SCHWALBE(シュワルベ) 【正規品】26×1.50/2.50用チューブ 仏式 40㎜バルブ 13SV」
※仏式バルブのチューブに空気を入れるには、専用の空気入れがベンリ。(英式バルブに空気を入れていたポンプを使いたいならアダプターが必要)
米式バルブ
1本品(13AV・米式)・「SCHWALBE(シュワルベ) 【正規品】26×1.50/2.50用チューブ 米式 40㎜バルブ 13AV」
※英式バルブに空気を入れていたポンプでも使用可能。バルブを挟むクリップを外してそのまま使えばOK。
ロングバルブ(60mm以上)
1本品(13SV-E.L・仏式)・「SCHWALBE(シュワルベ) 【正規品】26×1.50/2.50用チューブ 仏式 60㎜ロングバルブ 13SV-E.L」
※バルブが長すぎると引き出しづらかったりするので、車輪のリムハイト(高さ)があるのでない限りは、ロングバルブを選ぶ必要はないでしょう。
26インチMTBは英式バルブを仏式oa米式バルブにするだけでカスタム化
27.5インチ(650B)
パナレーサー(Panaracer) サイクルチューブ [27.5X1.75-2.35 47/60-584] 仏式 0TW650-21F32-CY
仏式バルブ
1本品(21SV・仏式)・「SCHWALBE(シュワルベ) 【正規品】27.5×1.50/2.40用チューブ 仏式 40㎜バルブ 21-SV」
米式バルブ
2本セット Continental(コンチネンタル) チューブ MTB27.5 A40 27.5×1.75-2.5(米式バルブ40mm) [並行輸入品]
1本品(21AV・米式)・「SCHWALBE(シュワルベ) 【正規品】27.5×1.50/2.40用チューブ 米式 40㎜バルブ 21-AV」
ロングバルブ(60mm以上)
※バルブが長すぎると引き出しづらかったりするので、車輪のリムハイト(高さ)があるのでない限りは、ロングバルブを選ぶ必要はないでしょう。
センチュリオンがMTB廃盤にしてなければこのサイズ買ってたのに
29インチ(ツーナイナー)
仏式バルブ
1本品(19SV・仏式)・「SCHWALBE(シュワルベ) 【正規品】29×1.50/2.35用チューブ 仏式 40㎜バルブ 19SV」
米式バルブ
2本セット SCHWALBE (シュワルベ) 29×1.50/2.40用チューブ 米式 19AV バルブ長さ 40㎜ [並行輸入品]
1本品(19AV・米式)・「SCHWALBE(シュワルベ) 【正規品】29×1.50/2.40用チューブ 米式 40㎜バルブ 19AV」
ロングバルブ(60mm以上)
※バルブが長すぎると引き出しづらかったりするので、車輪のリムハイト(高さ)があるのでない限りは、ロングバルブを選ぶ必要はないでしょう。
エンジン積んでオートモービル化すべきサイズ感(感想)
マウンテンバイクのタイヤとチューブの交換方法
タイヤとチューブの交換手順(MTB編)
基本的には全自転車共通のやり方です(虚無)
MTBホイールの着脱
ハブナット車輪の場合
ママチャリと同じ、六角ナットが使われている場合
※「比較的安価なマウンテンバイク(ルックマウンテン?)」などで使われている。(折りたたみ仕様車とか、妙な車種でも多い笑)ママチャリと同じ仕様で備品が多いからちょっと面倒。(とはいえ前カゴやスタンドや泥除けフェンダーのパーツが無いだけラクではある)
※いずれにせよ、まずは「ブレーキのロックを解除しないと車輪は外せない」から注意だ!
使う工具(スパナ)
※主に前輪後輪ともに「15ミリのスパナ」でハブナットを回すでしょう。(とはいえママチャリ規格だと前輪のみ14ミリなので、格安MTB車でもあるかもしれない)
※その他、供回り対策のために「17ミリのスパナ」を使うことも。(とはいえやはり、規格が自由な格安MTB車となれば、サイズはこの限りではないかもしれない点に注意です)
お安いマウンテンバイクに多いでしょう!(通販やホームセンターオリジナルの2~3万円くらいのMTB車種など)
クイックリリース車輪の場合
レバーアクション1つで着脱可能
※割としっかりしたマウンテンバイクならこの車輪かな。工具は必要ないのでラクラクですが、様々なパーツをカスタマイズして取り付けていると車輪の着脱はやっぱり面倒になってしまう。
※いずれにせよ、まずは「ブレーキのロックを解除しないと車輪は外せない」から注意だ!
クイックリリース式の車輪もまだまだ多いはず(?)スポーツ自転車の象徴だったものね(?)
スルーアクスル車輪の場合
スルーアクスルの車輪着脱であっても、やることは同じ
「ロックを開ける/締める」
※クイックレバーであったり、アーレンキーであったり、なにかオリジナルなモノであるにせよ、とにかくホイールのハブ(中心部)でロックを解除するのは何でも同じ。
「アクスル棒を抜く/入れる」
※(クイックリリースでは棒抜かなくても脱輪できるけど)スルーアクスルの場合は必ず太い棒を抜く。だってスルーアクスルだし。車体側のフォークに備え付けだし。
「ホイールを外す/付ける」
※そうすれば車体のフォークからホイールが外せる仕組み。どんな規格のスルーアクスルでもこの一連の動作はだいたい同じ。(各種のスルーアクスルの備品同士に互換性がないだけで)
ディスクブレーキの円盤にぶつからないように注意する
※あと、この車輪着脱作業時に「ディスクブレーキの円盤にぶつからないように注意する」のも同じ。
※また自分で取り扱った際に追記する予定(無期)
本格派のマウンテンバイクではスルーアクスル式が増えている様子(?)
MTBタイヤとチューブの取り外し
タイヤ外しの細かな注意事項はコチラから!
以下、簡単な流れのみ
チューブの空気を抜き、バルブのロックを外す
バルブキャップを外す
※まずはキャップを外す。(英式、仏式、米式共通)
空気を抜く
※それぞれのバルブの種類によって、空気の抜き方は異なるよ。
バルブリングを外す(根本の固定リング)
※バルブを固定するリング(ナット形状)は割と硬いので、工具を使うのが無難。
【コツ】タイヤ外しレバーを使う
タイヤとホイールの間に噛ましていく
※「タイヤレバー」を「車輪のリム」との「間」に差し入れていく。(レバーを挿したら、反転させて、フックを車輪の棒であるスポークに固定する)
※ワイヤービードのあるクリンチャータイヤでも、ビードのない折り畳めるフォルダブルタイヤでも一緒だけど(ビードレス?)、「ビードがない方がこの工程はラク」かな。ビードがあると単純に硬い。
近くに挿していく
※数本でこの作業を繰り返し、タイヤからホイールを外していく。(レバーを横にスライドさせると速いけど)また、レバーはあまり離れた場所で指さず、近場同士で差すほうが挿しやすいでしょう。
空気をしっかり抜いて、タイヤをワシワシと揉んだほうが、スキマが出来やすくなって良いでしょう!
チューブを引き出す
タイヤが片方外れると、チューブを引き出せる
※あとはバルブを車輪の穴から引き抜いて、チューブを引っ張り出す。(チューブとタイヤの貼り付きを解消しつつ)
チューブだけの交換ならここまで
※チューブ交換自体はこれで可能なのであります。繰り返すのみ。
タイヤをぜんぶ取り外す
※ここまでくればつるーーんと外れるタイヤ。
タイヤとチューブの脱輪が完了(繰り返し)
ついでに、
リムテープの交換するならコチラ。
※リムテープとは「車輪のリムとチューブの間の緩衝材」みたいなもの。これが機能しないとチューブが爆裂するので要注意です。(車輪のスポークという柱を留めるニップルという箇所の出っ張りに当たる)
MTBタイヤとチューブの取り付け
タイヤ取り着けの細かな注意事項はコチラから!
以下、簡単な流れのみ
タイヤを片側だけ入れる
※まずはタイヤを片側だけ装着しよう。
※ワイヤービードのあるクリンチャータイヤでも、ビードのない折り畳めるフォルダブルタイヤでも一緒だけど(ビードレス?)、「ビードがある方がこの工程はラク」かな。ビードがないとフニャフニャして型が定まりにくいから。
チューブを入れる
バルブから、ホイールの穴に入れていく
※バルブ箇所から、ホイールのバルブ穴を通し、タイヤにチューブを入れていく。
空気を少し入れておく
※空気を少し入れながら行うと、チューブを噛まずにセッティングしやすい。
タイヤをすべて押し込んでいく
※タイヤをホイールリムに全て押し入れていくのみ。(タイヤをマッサージしつつ嵌めていこう)
【コツ】上手いこと車輪に押し込んでいく
タイヤ全体をモミながら、掌底でダイナミックに押し入れていく
タイヤを抱え込み、両手でつかんで、ワシワシと揉みしだきつつ、手先と手の腹でグイグイとダイナミックに押し込んでいく。
※メンテナンスグローブの使用を超推奨。グリップも効くからパワーがかけられるね。
パワーでなく、テクニックなのです(力説)
チューブバルブを閉じる
ちゃんと引っ張り出す(位置調整)
※バルブ付近の根本を押し出しつつ、バルブを引っ張り出そう。
※バルブ穴が狭すぎたり(仏式バルブ用車輪に米式バルブは太いので適さない)、リムテープの穴がズレているとうまく通らないので注意!
根本のバルブリングを締める
※バルブリングを締めてバルブの位置を固定。
空気を入れて、バルブキャップを装着
※適正値の空気を入れたら、キャップを締めて完了です。
タイヤとチューブの装着完了(繰り返し)