「リムテープが嵌まらん!」
あるいは「リムテープ?そんなものがあることを知らず。」みたいな。ママチャリをはじめて手入れする際に「はじめましてこんばんわ」する事になるこのナゾの帯。「チューブとホイールの緩衝材」という影の役割を果たすリムテープを交換する時期にこのページは役に立つだろう。
※ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイク、シクロクロス、ミニベロ(折りたたみ自転車)、ママチャリ(シティサイクル/軽快車)などなど、「全ての自転車に使えるリムバンド交換方法」である!
パナレーサーのリムバンドか?
シュワルベのリムバンドか?
という比較にもケリが付くでしょう。
ママチャリのリムテープも有名ブランド品を使うのがオサレ!安いし!
おすすめリムテープ(リムバンド)
27インチ自転車(700c規格と併用可)
- 27インチのママチャリ
- 700c用(つまりロードバイクやクロスバイクなどで使える)
※【ママチャリの27インチでも可】… 表記では700C用のリムテープと見れるが(つまりクロスバイクやシクロクロスやロードバイクなどの車輪規格)、これはシティサイクルの27インチでも使える。実際じぶんで使っているから確実。
おすすめは「パナレーサーのリムテープ」
パナレーサーのリムテープ(18mm)
パナレーサー(Panaracer) 用品 ポリライトリムテープ Poly-Lite [W/O 700C×27 18mm] リムテープ PL70018
15mm幅・「パナレーサー リムテープ Poly-Lite [W/O 700C×27 15mm] ポリウレタンリムテープPL70015」
※700C用はママチャリ27インチに使用可能!
基本的にはコレがお手頃価格の万能リムテープ!(クロスバイクでよく使われるタイヤの7気圧くらいは問題ないよ)
高気圧用(ハイプレッシャー)なら「シュワルベのリムテープ」
シュワルベのリムテープ(18mm)
16mm幅・「SCHWALBE(シュワルベ) ハイプレッシャーリムテープ(2本入) 700C用 16mm幅 FB16-622【正規品】」
※700C用はママチャリ27インチに使用可能!(でもママチャリのタイヤで高気圧用を使う理由も特にない)
※このシュワルベリムテープを使う場合は「仏式バルブのチューブ」を推奨!高気圧用だから!
ロードバイクやクロスバイクで細いタイヤ使うならコレかな(23cとか25cタイヤなら気圧が10気圧超えてくるから?)
※タイヤと空気圧についてはコチラ
26インチ自転車(MTB規格だが…)
- 26インチのママチャリ
- 26インチのマウンテンバイク
※【ママチャリの26インチにも可】… 自転車の26インチ規格にはシティサイクル系のWO規格とMTB(マウンテンバイク)系のHE規格があり、MTBの26インチのほうが小さい。(車輪の経がHE規格のMTBは559で、WO規格のシティサイクルは590)このリムテープはHE規格だが、伸縮性があるのでWO規格にもハマるみたい。(自分で確認済み)
パナレーサーのリムテープ(18mm)
15mm幅・「パナレーサー リムテープ Poly-Lite [H/E 26×15mm] ポリウレタン PL2615」
※マウンテンバイク(HE規格/559)でもママチャリ(WO規格/590)でも使える!
シュワルベのリムテープ(20mm)
参考・「SCHWALBE(シュワルベ) ハイプレッシャーリムテープ(2本入) 26インチ用 14mm幅 FB14-559」
※20ミリ幅でも良いと思う。
※このシュワルベリムテープを使う場合は「仏式バルブのチューブ」を推奨!高気圧用だから!
【結論】リムテープは伸びるから規格がそれほどシビアじゃないのかな?
その他のMTB規格用
27.5インチ
29インチ
子ども用自転車用
24インチ
22インチ
※22インチ用のリムバンドがない?
ミニベロ車輪用のリムテープ
20インチの自転車
パナレーサー(Panaracer) 用品 ポリライトリムテープ Poly-Lite [H/E 20inch 18mm] リムテープ PL2018HE
※ミニベロや子供自転車などの20インチ規格用リムバンド。(HE規格用とは言え、伸縮性があるのでママチャリ系のWO規格の車輪でも使えると思われる)
16インチや14インチの自転車
※一応16インチや14インチ用もある様子だけど、バイク用とかも多いので(?)完全適合するかは不明だが、要はリムを保護できれば良いので実際はなんでもよかったりする。(ガムテープ補修でも)
※16インチや14インチのミニベロの場合には、「ママチャリ用のリムテープシール」の方が対応させやすいでしょう。(ほぼリムテープ交換とかしないと思うけれど?)
※でもミニベロで使われるHE規格の車輪はママチャリのタイヤよりも幅が広いので、リム幅に対して実際はやや細いような気もする?
ママチャリやMTBのタイヤを細くして高速化した場合には、高気圧になる。
だからハイプレッシャー用のほうが良いのだけど、このシュワルベリムテープは固めなので位置調整しづらい点がある。パナレーサーのものだと調整もしやすく初心者にも安心。やる気があるならシュワルベでもOK。できないこともないから。
※そして通常のタイヤであれば3気圧くらいなところ、高速化させて7気圧くらいにしたところで、ハイプレッシャーリムテープは必要ないと思われますね。10気圧くらいの細いタイヤ使わないと。そしてママチャリやマウンテンバイクでは使わないからね。ロードバイクやクロスバイクで23cとか25cのタイヤ使うなら推奨というくらいではないでしょうか。
関連記事・「ママチャリのタイヤを高速化(タイヤを細く高気圧化)」
関連記事・「マウンテンバイクを高速オンロード化(タイヤを細く高気圧化)」
※ただし「シュワルベ使うなら仏バルブじゃないと意味ない」し、「バルブが細くないとバルブ穴に通しづらい」から「絶対フレンチバルブ」にしよう!
幅が狭いとタイヤの中で「ズレてきて」結局はダメになる。前に一般のもの(12mm)を使ってそうなったからガムテで補強していたし、700cホイールでもシマノの18mmが巻かれていたから「基本広い方がいい」と思われる。
※ただあまりにもリムの幅が狭いなら14mm、15mm、16mmも検討する必要があるだろうけど(?)
一般的なママチャリ用のリムテープは「12mm」
これは自転車をいじりだして初期の頃に使ってみたが、「使いにくい」の一言に尽きた。幅が細いからなのかどうかは分からないがあまりにも使いづらかったのでガムテープで補強していたあの頃。
ガムテープでも代用可能?
要は、リムとチューブの間を保護すれば良いので(?)、最初はガムテープで補強してたり。それでもパンクはしなかったので効果はあるのだと思う。剥がしたときの糊の付き方が邪魔くさいけど。緊急時にはこんな応急処置もありかと。
リムテープの巻き方(交換)
リムテープの取り外し方はコチラ(車輪を外すよ)
ホイールの外し方
リムテープの剥がし方
その後のリムも洗浄しておこう
車輪を外し、タイヤを外し、チューブを取り、最後にリムテープを外します
リムテープ巻きのコツ
- バルブ穴を合わせる!
- 上からずりーっとハメおろしていく!
- マイナスドライバーなどで位置調整!
- (おまけ)リムテープ取り付けの流れをおさらい
リムテープの位置調整するコツ一覧
バルブ穴を合わせる
なんでも良いので「ホイールとリムテープの穴合わせ仮止め」をしよう。動いちゃうから。ここでは六角レンチで軽く止めている。
※ここでは18mmのパナレーサーリムテープを使っている(車輪はアサヒサイクル)
まずは仮固定
上手いこと「上からずりーっとハメおろしていく」
「体全体を使って、上から下へとハメていく」のだ。
自転車の話なのだ。そういうんじゃないのだよろしくお願いします。これ「普通にやると」かなりキツイ印象を受けて「これ無理だろ」なんてこと受け合い。だから「うまくやる必要がある」というわけである。「テクニシャンになる必要がある」というわけである。
※座り込んで両足で押し広げてもいいよ!(寝転がるようにして)
自分のテクを信じよう
図形マンでうまく説明「リムテープ巻の早ワザ」
「車輪に後ろから覆いかぶさって」上から両手で「リムテープをズリ下ろす」かのごとくの神業でやり通すのだ。自転車の話なのだよろしくお願いします。
※座り込んで両足で押し広げてもいいよ!(寝転がるようにして)
別にラグビー部の人じゃなくてもOK
マイナスドライバーなどで位置調整
「テープ幅を中心線に乗せる」べく、こうして「ドライバーなどを入れ込んでスルスルーーーっと回して位置を調整」する。
※もちろん「中心の穴」もズレてくるので、最後の仕上げに「ひっぱって」穴の位置を調整しておこう!
位置調整のビフォー・アフター
これにて完了!
※古いのを取り外す場合は「切ってしまえばいい」だけ!
地味なところだけど、リムテープの穴と車輪リムの穴はできるだけ合わせよう。そうしないとバルブがしっかり出てきてくれないのであります。その状態で空気を入れるとバルブの根本に過大な負荷がかかってチューブ爆裂につながるでしょう。そもそも収まり悪いしね。
※加えて、太い穴に細いバルブは通るけど、その逆は通らないので注意。(細い仏式バルブ用のホイールに太い英式バルブや米式バルブは通らない)
以下、おさらい
【流れ】リムバンド取り付け方法
バルブ穴とリムテープ穴を合わせる
そして上から覆いかぶさるようにずりーーっと引き降ろす!
棒的なモノでリムテープの位置調整
リムテープの取り付け完了
わかりやすく的確な画像でした。
という場合には、
脚でやってみるのもよろしいでしょう。
座って、前方へむけて脚でグイーーンと押し広げてやるという具合に。座るというよりむしろ寝るような感じで、足を伸ばすようにして。ね。よろしくおねがいします。
自分のカラダが柔らかいこと前提だったものですいません