我が愛機プケパロス・ビヨンドについて(6S×ブルホーン×トリプルブレーキ仕様)
男の憧れ、
ママチャリやクロスバイクのブルホーン化。
かの名車ブランドはランボルギーニを彷彿とさせるそのフォルム。雄牛の角を握ってライディングする荒々しい日常を演出してくれるこの改造でござい。農耕機メーカーだったランボさんのように精が出る出るナイスガイ。
良いこと:
姿勢が突き出て「坂」と「風」と「直線」に強くなる。
悪いこと:
「操作性」が下がる。
前述の輝かしい男のロマン的な見た目や気分を度外視してしまうと現実に横たわるのはこれらの項目でござい。「アンタまた性能下げて!」みたいなガチ罵声を奥様からもらわないように改造は計画的に行いくださいませ。
それにしてもママチャリ改造感が400%ほど向上した印象あるからすごいよなあ。
※ママチャリシティサイクル自転車でもクロスバイクでも参考になるブルホーンバー改造記録だと思われる
自転車ブルホーン化の是非を考える
それは性能を下げる自己満の「カスタム」か、
性能を上げる「チューニング」か。
答えはどっちも一長一短ある「漢の改造」である。
「坂」と「迎え風」と「直線」には強くなる
とにかく漕ぎやすくはなる。
姿勢が前に突き出る様になるためにより前傾姿勢をとりやすい。結果、脚が伸びやすくてペダルを踏み込みやすくなった。
いわゆるロードバイクの原理により近づく改造だ。
シートポストを上げて、ハンドルポストを下げて、さらにブルホーンで前傾姿勢を助長してやればつまりはそういった仕儀になるのであります。疑似ロード姿勢に近づく。
※【カゴと併用しても坂&直線に強い効果はあり】…ママチャリの象徴であるカゴを取り付けたままにすることも可能。その場合はハンドルの位置はあまり下がらないので前傾姿勢の効果は減ってしまうけれど、ブルホーンによって手が前に出るだけでも坂&直線に強い効果は得られた。
「操作性」が落ちる
「街ナカの移動」にはまったく向いていない。
つまりママチャリとしての快適性は基本的に捨てることになる。クロスバイクの持つ左右に広いフラットバーの操作性すらなくなる。まあ改造とは元来そういったもので覚悟の上でございましょうけれどね。つまりこう「脇がしまるような持ち方をすることになるので左右の動きが取りづらくなる」のだ。そして「姿勢も丸まるように沈み込むので上体を起こしづらく、左右のバランスが取りづらい事も手伝って方位確認も難しくなる」のである。
ハンドルを取り回しづらい。後ろも振り向きづらい。
やはりロードバイクとは元来ヨーロッパや北米の雄大なローディングフィールドを長距離疾走するためのデザインというわけで、そんなロードバイクに近づけば近づくほどに、シティ乗りの快適性とは離れていくというわけである。
改造は計画的に
まあもちろん「慣れ」で克服は可能だろう。
そうでなければ日本のロードチャリダーたちはみんな困ったことになるというわけですから、たしかにそれは「個々のチャリダーの熟練度を向上すればある程度は日常使いに支障がない」という理屈にはなる。
でも基本的に操作性が下がることは事実なので、
改造は計画的にというわけであります。
つまりスポーツチャリに乗るには「乗り手としてのワザを磨かなくてはいけない」という覚悟が必要なんだ!
hay!そいつは暴れ牛だと思いな!!
ブルホーン化に使うアイテム一覧
※ママチャリでもクロスバイクでも可能
ブルホーンバーハンドル
より沈んだポジションを取りたいならこんな形状も(坂や直線に強い/街ナカの操作性が下がる)・「【YuHaru】 ブルホーンハンドル ドロップタイプ 410mm 25.4φ バーテープ (黒) 3×200cm 【オリジナルセット商品】」
ハンドル横幅:410mm
クランプ部:25.4mm
バー部: 22.2mm
というブルホーンバー。これらの値はその他のアイテムと合わせるために必要な数値となる。クランプはハンドルステムを掴む箇所で、バーの太さはブレーキ類などの経と関わる。
※自分が実際に使用したのは2年ほど前に購入していた横幅390mmのアイテムでコレとは異なる。それは現在取り扱っていないので紹介できないが、サイズ値など横幅以外はおなじであるからOKでしょう。商品説明欄の情報も豊富でいろいろ助かる。
バーテープと止めテープ
バーテープとはハンドルに巻くグリップの代わり。
ブルホーンバーやロードバイクのドロップハンドルに巻かれているやつだね。いろいろと種類があるけど評判も良くてコスパの良いものをチョイス。カラーはそこそこあるがあまり派手なのは嫌なので今回はレザー調のブラックで渋く決めてみる。まあカラーは好きにどうぞやで。
参考・「バーテープの巻き方 パーフェクトマニュアル」サイクルベースあさひ さま
止めテープ(フィニッシュテープ)は別で専門のやつを買う。
バーテープにも付属するんだけど全然使えないから専門の人気テープ(ヴェロックス)を別途購入しよう。コレは絶対だね。付属品は全然使えん。使えなすぎたので別のダサいシートポストのロゴを消す用途に用いたらジャストやったけど。
関連記事・「乗りやすくなり過ぎ!自転車のシートポスト×サドル×クランク交換!」
ハンドルポスト
これが普通/ハンドルポスト①
こちらがポジションを下げられるベストアイテムかと。
(約15センチも姿勢が下がる)
まずこれをハンドルポストに挿すわけである。そして後述するアヘッドコラムを装着し、先述のブルホーンバーを掴むというわけ。普通のママチャリのハンドルポストの長さが約30センチに対してこれは約15センチと半分の高さしかない。ゆえに姿勢を低くできるというわけであります。
関連記事・「ハンドル交換×ステムをアヘッド化!ママチャリのハンドルを可変可能にして下げてしまえば疑似ロードバイク姿勢!」
カゴと使うなら/ハンドルポスト②
カゴと併用する変則ライダーならば長いやつもあり。
こちらは最近有名なカジュアル自転車ブランド「ドッペルギャンガー」が出しているパーツの一つで、もとは折りたたみ自転車用の長いハンドルポスト。長さ約29センチということで、カゴと併用するための長さを満たしているのでございます。
※カゴと併用すれば当然姿勢は低くなりにくいのでポジション可変効果は薄れるが、一応効果はある。自分で体感確認済み。しかし基本的にはカゴも取ってしまうのが当たり前であるということだけはお伝えしておく知ってると思うけど。
姿勢下がらんから意味ないじゃん(素笑)
という認識が最初に在ったものの、意外や意外に効果はある。この角度でも手が前に出せるから必然的に前傾する。そして何故だか脚が伸びてペダルを踏みしだきやすい。風や坂にも強くなる。手を置くポジションも多様になって疲れにくく、長距離ライドに対しても強くなる結果に。
用途に合わせてどちらか1つ選ぼう。
アヘッド変換用「可変ステム」
より前に突き出る110mm・「kalloy(カロイ) 可変アルミステム 110mm ブラック φ25.4 AS-820/ただしブレーキワイヤーが届かなくなる可能性もあるため2センチといえど短いほうが良いと思う。とくに27インチ自転車は。26インチなら良さそうだけど。」
これでポジションをさらに可変させるやつ。
突き出し:90mm
クランプ部:25.4mm
ブルホーンハンドルバーの太さはこの可変ステムのサイズと合わせる必要がある。
※例えば太い31.8mmのブルホーンバーがあるとしたら、こちらも31.8mmを掴めるオーバーサイズのものを用意するという具合に合わせる
たしかにブルホーンバー化するだけというならば元々付いているママチャリのコラムの穴をスルスルと通していくことも可能。だがどうせやるならハンドル周り全体のカスタマイズをするべきでしょう。そしてアヘッド化すればハンドルの角度の微調整がいつでも簡単。さらにその構造から(あとで分かる)ブレーキなどの取り付け交換調整などのメンテもしやすいのだ。
※【前に突き出しすぎると困ること①】…ただあまり前に突き出ると、ブレーキをエビホーンにして縦持ち引きする際にワイヤーの長さが足りなくなる懸念もある。大型の27インチ自転車なら90mmが良いだろう。(26インチなら110でもいいかもしれないが)ただしブレーキ類を手元に置くならこの限りではない。
※【前に突き出しすぎると困ること②】…手が短いとか胴が短いという場合はちょっと困るかもね。ああでもステムを可変にして角度調整が容易だからそれほどの問題はないと思うけど。でもあまりアップさせすぎるとそもそも改造の利点が無くなりそうではある。
ブレーキレバー
縦持ちエビホーン/ブレーキレバー①
シルバーカラー・「SHIMANO(シマノ) BL-T4000 左右セット ブレーキケーブル付 シルバー BL-T4000SET」
念の為のワイヤー&アウターの予備・「ALLIGATOR(アリゲーター) ブレーキ用インナーケーブル ステンレス Φ1.6×2000mm LY-BSTSK20UB シルバー / ALLIGATOR(アリゲーター) ブレーキ用アウターケーブル Φ5×1800mm LY-220UB ブラック」
こんな擬似ロードタイプもご参考に・「UPANBIKE ロードバイクブレーキレバー トラックバイク 自転車 ハンドルバー ブレーキレバー セット (ブラック)」
普通のブレーキでも付く。エビホーンになるけど。
こうしてハンドルの先端部に取り付けることで縦持ちで引くことが可能。しかしケーブルは前面に飛び出るのでいわゆる「エビホーン状態(海老みたいだから)」になることだけ承服するべし。ブレーキはちゃんと掛かる。
※だが夜道にハンドルバーに装着したライトから光が当たることで2本のヒゲが影になるという邪魔なデメリットがあるぞまったく困るね
※ワイヤーの長さはギリギリ足りるかどうかになると思われる。最大で2メートルのワイヤーになるが(そこまでしか売っていない)、ママチャリ最大級の27インチでも足りたのでまあ大丈夫だろう。
手元アシストレバー/ブレーキレバー②
代替品・「自転車エクステンションブレーキレバー ブラック22.2mm」
手元に装着できるサブブレーキ用レバー。
(経は23.5mm~23.8mmくらいなら良いだろう。ネジでしっかり締まるから大丈夫。※理論上はハンドルバー経の22.2mmで良いんだろうけど余裕があったほうがなにかと良かった。)
これはすごく便利だった。もともとハンドルバーの経が22.2mmというのがキホンで、同じくブレーキレバー類も22.2mmなのだが、ブルホーンバーは湾曲しているためにその箇所を通す際にキツキツになってなかなか通せない。(工学上そうなる)無理にやるとバーの諸々が削れたり「え、ていうかこれ通るの(笑)」みたいな不安が沸いてくるしこちらのテンションが下がってしまう。ゆえにこういったサイズの大きめの経を持ち、嵌めて取り付けが可能なサブアイテムを装着するのが吉。
「手元に装着できる」というのは、
バーに通さなくとも「ハメて装着できる」からね。
2本のアウター受けはないので結束バンドでまとめている・「エレコム ケーブル結束バンド 140mm 30本 ブラック LD-T140BK30」
「8S&700C鬼改造」の際に取り付けた「もう一つの後輪ブレーキ」が存在するからだ。
つまり後輪ブレーキが2つあるというわけ。怪物やね。変速が6sだとドラムブレーキ系統が使えるので2つほど付けられる。とりあえず8sをやめてブレーキ2つにしてみたのだ。こうして「ハンドルの縦持ち時だろうが横持ち時だろうがブレーキに自然に手が届く」という絶対安定性能を確保することに成功したという具合なのであります。
関連記事・「後輪ブレーキ問題!ママチャリ700C×8速化の後輪ブレーキが付くかどうかは鬼しだい!ケツからタバコを吸えるようにしてやるドリル改造!」
関連記事・「ブレーキシュー交換!脅威の制動力だ!ママチャリ自転車の前ブレーキパッド105!」
取り付けた後ろブレーキ・「TEKTRO(テクトロ) 810A REAR BLACK BR-TK-M001/今は新型の黒しかないらしい」
シューはこの105ブランド・「シマノ ブレーキシュー [R55C4(BR5800)] ブラック Y88T98020」
人類の知恵で手元に普通のレバーを装着/ブレーキレバー③
恐竜キャップね・「エンジニア ウルスマスク ネジザウルスGT用キャップ PZM-58」
グイッとやって広げちゃう。
うん。力技(ちからわざ)である。本来ならバーもレバーも22.2mm同士でうまく通るはずなのだが、ブルホーンバーは湾曲しているためにそんな数値どおりにはいかないのだ。ゆえに手元まで通すにはレバーなどの輪っかの方をぐいっと押し広げてしまうよりはない。そして戻し、ネジで締めれば世は事もなく終わるだろう。意外と問題はない。シフトレバーを試したが問題はなかったよ。キモチの問題。
手元のフラットバー部分に取り付けるなら参考になるサイト様・「クランプ部分をペンチでぐいっと広げて、ハンドルの引っかかる部分を通して、またペンチでぐいっと戻した。」ママチャリ改造の変遷/クソパンダの健康生活 さま
こうして縦持ちか横持ちかの2択をせまられる。
(普通はね。自分みたいに2つ付けられることは少しイレギュラーだと思われる。)
「角の先を持っているときは手元のブレーキを引けず、手元のバーを握っているときは角ブレーキを引けない」というジレンマに陥るのが改造ブルホーンバーの宿命。
というか危ない。
ブルホーンバー改造は危ない。
ぶっちゃけ。
これやってもいい改造なんだろうかと少々疑問ではあります。
まあ自分は2つ付いてるんで。
いいでしょうけども。
しかしそんなときはブルホーン専用ブレーキレバーがあるとか。
専用のギドネットレバー?/ブレーキレバー④
シルバーカラー・「ダイアコンペ DC139(左右セット) ブレーキレバー」
「これが最も合うやつか」というフォルムを持ったギドネットレバー。
そもそもブルホーンバーって何に使われているのか疑問ではありますが、それ専用的な形のレバーがコレのご様子。世の改造事情ではあまりお目にかからず、少々お高いということで今回自分もスルーしたが基本的には専用品のような扱いかと。手元につけるやつね。
縦持ち横持ちの両方からレバーが引ける模様。
これが最適解なんだろうけどなんかレトロな質感
※高くついても本格志向のブルホーン化にこだわるならこんなのも。
※バーの太さが31.8なのでステムもオーバーサイズの31.8にする
バーにブレーキワイヤー用の穴が設けられているのでエビホーンにならずシュッと決まるとか。コスパ重視とはいかないが本格派にはちゃんとこうした方法があるという情報だけ置いていきますよ。
変速シフターレバー
外装6速/7速/8速
6s用
7s用
8s用
ワイヤー&アウター・「ALLIGATOR(アリゲーター) シフト用インナーケーブル ステンレス Φ1.2×2000mm LY-SSTSK20UD シルバー / ALLIGATOR(アリゲーター) シフト用アウターケーブル Φ4×2000mm LY-166UD ブラック」
内装3速
トリガーシフターを普通にどこかへ取り付ける。
変速シフターに関しては使っているものをどうにかこうにか取り付ければそのまま用いれるだろう。ただ握って回すようなグリップシフトならトリガー式に交換したほうが確実だろうね。グリップ式は無理だろうし。(ハンドルポストに付けるなら、ポストを自転車に挿し込む前にシフターも通しておくとスムーズ。あとからでもグイッと広げてしまえば嵌まるけども。)
※【W(ダブル)レバー】…この手の話になるとちょくちょく出てくるこの古代シフター。受け皿を取り付ければママチャリにも取り付くみたいだけど、普通のトリガーシフターでも必要十分なのでとくに気にする必要はないかと。
もちろん手元にあるより変速し辛い(摂理)
原理はW(ダブル)レバーと同じで、というかもう車のマニュアルギアみたいな感覚や。手元に置くこともできるから安心しよう。自分は「手元スロット」を空けておきたかったのでハンドルポストに取り付けたというだけだから。でもそもそも姿勢の恩恵によって漕ぎやすいのでそんなにギア比を変えずとも街ナカでは済んでしまう脚力になっているから問題というほどでもないかな。
例/6sのブレーキ×シフター一体型・「SHIMANO(シマノ) ST-EF41 6スピード シフト/ブレーキレバー (右レバー) ブラック ESTEF41R6AL」
ワイヤーの長さが足りず届かない。
縦持ちする場合にブレーキとシフターを同じ位置で操作できることは望ましいのだけれど、シフターワイヤーの長さがどうしても足りない。変速機まで届かないのだ。というかアウターケーブルから出てこない。これも2メートルまでの販売が最大みたいでそれ以上がないから難しい。ただし「ペンチで押し広げて手元まで持ってくるパターン」を採用するのならば一体型でも動くだろう。
こうしてハンドル周り全体の改良を伴うブルホーンバー化でありますよろしくどうぞ。
実際に使ったモノだから一式揃えてくれればOK
やるならね。
手順一覧
シートポストを上げてライダーポジションを開放せよ!
前傾姿勢するライダーポジションを目指すならまずシートを上げることはキホンのキホンでテッパン中のテッパンだから、
すべてそちらの記事で。
そしてハンドルポスト周りをキメる!
ハンドル位置を下げるアヘッド化(可変機構)に伴ったハンドルポストや可変ステムやハンドルバー交換のことは、
すべてそちらの記事で。
こうじゃないのだ。
こうなのだ。
シートポストを上げてハンドルを下げるとこうした「ライダーポジション」がとりあえず実現する。こうして踏み込みやすくなるので坂にしろ風にしろ直線にしろ漕ぎやすくなるのである。
ブレーキ類の再調整はここ!
※改造後のケーブルの類をまとめておくのに便利な結束バンドが地味に大活躍
ブルホーン改造に伴うブレーキ類の再設定や調整などのことは、
すべてそちらの記事で。
変速機とワイヤーの調整はここ!
※変速機の調整が書かれてる記事(外装6S~8S)↑
※ママチャリ変速機として最もポピュラーな外装6Sと内装3段についての記事↑
ブルホーン改造に伴う変速機&シフター類の再設定や調整などのことは、
すべてそちらの記事で。
そしてこうじゃなくなるのだ。
こうなのだ。
角バーハンドルに手をのばすことで「仮面ライダー・マタドール」的なポジションになり、さらなる漕ぎやすさを得られるという変身なのである。
そういうことでお願いします
通学用自転車ブルホーンバー仕様「ブケパロス・ビヨンド」
ブケパロスだし。
つまり牛だし。
名前が。
もしくはブケファロス。すなわちアレクサンドロス大王の黒き愛馬。その気性の荒さと雄々しい体躯からか牛に因んだ名称を与えられたその名馬の名前から拝借されしウチの自転車はブケパロスでござい。
8S×700C鬼脚仕様の「ブケパロス・オウガ」
すでに2016年の暑い熱いG1クライマックス(?)において竣工している「8S×700Cホイール化」遂げたブリジストン通学用自転車アルサス。今年で15年のお勤めの老骨でありましたがサイボーグ化したのでもはや肉体は関係ないバケモノでござい。
割とミリタリー感もあふれるデザインに仕上がっていてそれなりに満足していた。
ブルホーン仮面ライダー仕様「ブケパロス・ビヨンド」
不意に思い立って牛にしてみたわけ。
だってブケパロスやし。
牛やし。
ブレーキはド迫力の縦持ち「角レバー」!
ド迫力の異容。
手元に付けることも可能だったけど、どうせブルにするなら角を握って乗りこなす新手のマタドール感覚で疾走したかったゆえに縦ブレーキ。
意外にも持ちやすくて快適だった「角ハンドル」
「こ、こいつはすげええ」
関連記事・「【是か非か】ママチャリ700C化×外装8速化して良かった点&悪かった点。それは外法か救いか。」
ファーストインプレッションでは700Cホイール化のときと同じ様に「こ、こいつはすげええ」という笑みがこぼれました。多くのママチャリカスタムをしてまいりましたがここまでの衝撃はこの2例のみ。まあそれくらいビビッときましたね。
なにがどうすごいってわけでもないんだけど
「突き出た角ハンドルバーをタテに握ってる」
という感覚にカルチャーショッキングというわけでござい。
なんやかんやで「旅仕様」に近づいた
アヘッド化しているので角度的なものはいつでも気楽に変えられる手軽さも良い。そうして自分なりにしっくり来るライドポジションを探っていくことで体勢を沈み込ませるライディングが可能。
そんなこんなで「坂と迎え風と長距離ライドに強くなった」という印象に。
ブレーキ問題の回避策
しかーし!
それだけだとバーを持っているときにブレーキが引けない事態。
↑なんとかこうすれば街ナカの操作性とブレーキの併用が可能ではあるだろうけど……
世のブルホーン改造の先輩諸兄たちはこのことを甘んじて受け入れブルライダーとなっているツワモノ揃いのテクニシャンである。しかしこちとらロード乗りですらないしそもそも乗る気のないママチャリダー。
安全化の「2ブレーキ」システム!
安全性と操作性向上のためにサブブレーキを装着。
8S×700C化したときの追加ブレーキが活きてくる。
よって8Sはヤメて6Sに。(というか2017年に行われたお客様感謝デーにおいて6S改造記事書くときから替えてないので6Sのままだった)そうするとドラムブレーキ系(もしくはローラーブレーキ)が付くので、
後輪2ブレーキ制を採用可能。
縦持ち&横持ちの際に「あらゆる手の置き場所からブレーキを引ける」という安全体制が整うのである。
そんなこんなで「本来なら失われる操作性をそこそこ確保して日常使いにもパラメータを振った」感じに。
中途半端といえば中途半端だが、もうここまで来るとカゴも外したくないし、かといってブルホーンを辞めることもイヤになったし、日常にも使いたいし、旅もしたいし、
というニートの欲求をちょうど良さげに叶えてくれるママチャリ改造に到達しました。
不意に思い立ってよかったわ