それは是か非か。
【乗り味】コイツはすげえやっ……!!!!!!
こいつにまたがったときに感じたファーストインプレッションはまさにそれだった。
軽い…!!
漕ぎ出し
スピードがノッてからの維持速度
すべてが軽くて
そして速かった。
「こいつはなかなかのモンスターやで……!!!!!」
という具合に笑いながら驚いたのだった。
700Cの車輪×タイヤは軽くて転がりがいい
スポーツ自転車の標準規格がこの700Cという規格。
まず軽くて細いタイプが充実している。
『軽い』
ペダルも漕ぎやすいし惰性での転がりが良くなってたくさん漕がなくても良くなる。
『細い』
路面抵抗が減ってスピードが出やすいのでたくさん漕がなくても良くなる。
『空気圧が高い』
硬くて転がりが良くなるからスピードが出やすくやはりたくさん漕がなくても良くなる。
さらに加えて『ディスタンザ』タイヤは中心がスベるタイヤ。
ディスタンザは中心ラインだけスリックと呼ばれるパターン(調子)で路面抵抗を軽減するスポーツタイヤらしいデザインなのである。これもやはりたくさん漕がなくても良くなる。
『そんなに漕がなくてもスピードが維持しやすいという軽快さ』なのだ!!
だからギアをそれほど重くしなくとも欲しいスピードが出てしまう。よってさらに疲れにくくなる。
普通は漕ぎだして10メートルも走ればすぐに重いギア比にして巡航速度を上げてこれを維持しようとする。スピードが乗ってくればその力が加わってペダルを漕ぎやすくなるためギアを重くし車輪を大きく回す事ができる。
しかしこの700C車輪だと転がりが良いからそれほど重いギアで漕がなくてもスピードが出る。よって少し軽いギアでもいい。とにかく惰性だけで転がってくれる距離が長い。
だからギアをそれほど重くしなくとも欲しいスピードが出てしまう。よってさらに疲れにくくなる。(2回め)
これはそれなりの中長距離ライドには持ってこいなスタイルへと変貌を遂げてしまったわけである。
『巡航速度は15キロ平均から22キロ平均』へ!!
ということで巡航速度が上がってしまったよね。
自転車の平均速度って?なんてググった日にゃあ我がブケパロスのお寂しいことお寂しいこと。犯人は「自転車のおデブか自分の貧脚か」とギクシャクすること多いこの頃であったがこれでもうそんなことはない。十分な平均速度となってしまった。
しかーーーし!!
そんなにこの速度では走らんよ。(だから画面上ではアベレージスピード18キロなのだ)サイクリングロードに入ったらある程度の速度で走るけど普段はそんなに出さない。車道の左サイド走行の場合はいいが、
たいてい空いてる歩道をゆうゆらりーーんと走るのが好きなのだよ私は。
車道に出るとなんか車に悪い気がするしなんか幅がタイトで落ち着かない。歩道ならほとんど実際人がいないし縁石や植木によって隔てられているからリラックスできるのだ。速度は12~18キロくらい?
さらにしかーーーし!!
問題もあった。
【ダメな点】クッション性が無くなった。振動をご報告する回数多め。
そりゃまあママチャリ平均タイヤの36ミリ幅から、32ミリ幅タイヤへの変更ということで4ミリ減である。そのぶん軽くなったり路面抵抗が減ったりして速さが増した。
同じくその分クッション性が落ちたわけである。
空気圧も高いからか固いわけで路面のさまざまな状況をいちいち手のひらに報告してきやがるわけだよね。報告厨かってな具合に。
前の36ミリ幅のママチャリタイヤはいい意味で鈍感だから
「そんなんしらーーんしー
別にいいんじゃねー
責任はうちらで取るっしょー」
みたいなカッコ良さもあったかもしれない。今思うと。
我がサイクリングコースは砂利道も多少走るんでそういったところでは、やはり「ヒヤヒヤする乗り味になった」といった感は否めなくなってしまったといったところか。うん。まあ慣れたけど。うん。
さらに乗って3日目くらいで前輪がパンクした。
ということで嫌な予感的中なのか、ただ単に運が悪かっただけなのか、前輪タイヤパンクが早々にやってきてしまった。前輪といえば「ディスタンザ(ノーマル)×ディスタンザチューブ」の組み合わせである。軽めの仕様にしてみたやつである。
しかしこれ面白いことに、
3日くらいは空気が抜けないのである。
今までにない体験。
つまりそれだけ空いた穴がめっさ小さいということらしい。めっちゃ小さいからチューブの張力でそれなりに閉まって閉じてくれているらしい。だから普通に2日くらいは使える。3か目くらいでゆるくなるので空気を入れるといった感じ。
そもそも刺さっていたのがめっちゃ細いワイヤー(針金?)みたいなものだったから。
こうなるとやはり「ディスタンザタフなら弾き返しただろう」という感は否めなくなってくるねいよいよ。後輪の「ディスタフ×シュワルベチューブ」のタフ仕様のほうがさ。どっちもこれでよかったか。
さあそんなこんなを総括しまして、
【結論】タフ仕様でいい。
という結果に。タイヤで言えば数十グラムの違いなんてなんとも思わなくなってくるよレースじゃあるまいし。やっぱりさ。そんなシビアに考えること自体がそもそものまちがいだったわけで。
①普通に「32Cのシュワルベマラソンタイヤ」でよかったと思ったわけである。
35Cでも良いってくらい最早。というかもともと検討していた新チャリの「センチュリオンクロスラインCOMP50」の40Cタイヤでもいいなって思うよこうなってくると。
マウンテンバイクでも巡航速度平均値はクロスバイクと変わらないというし。初速や漕ぎ出しが多少重たくなるというくらいで街乗り程度ではそんな変わらないとみていいだろう。
②自転車運動には「デュアルスポーツ推奨」と確信した。
けっきょく街乗り&リラックススピードでゆうゆらりーんな使い方なら「クッション性×走破性×安定性×耐久性が良い」と確信したのである。
みたいなやつがヂュアルスポーツと呼ばれるクロスバイク。マウンテン系の血が濃いクロスバイクの亜種である。前サスペンション(前輪への振動軽減)や太いタイヤ(丈夫で悪路に強くなる)を標準搭載する。まあオレのはママチャリ改造だから買ってもしょうがないけどさ。いちおう前サスフォークも売ってるし本当に気が向いて金でも入ってきたらそれも考えてみるかなって具合。
③むしろ「マウンテンバイク」でもいい。
「バックファイヤー コンプ 50.27」Centurion公式HP
¥69,000 + 税(サイクルベースあさひ楽天市場店なら税込みでだいたいこれくらい)
650B(27.5インチ)MTB
参考・「バックファイヤー コンプ 30.27」センチュリオン公式
楽天市場/サイクルベースあさひ・「[センチュリオン]2018 BACKFIRE PRO 30.27(バックファイヤープロ)27.5インチ(650B)マウンテンバイク」
26インチMTB
楽天市場/サイクルベースあさひ・「[ブリヂストン]2018 クロスファイヤー(フレームサイズ :480mm)[XF487] 26インチ マウンテンバイク」
もうマウンテンバイクでいいんじゃないかって思うね。タフやし。ちょっとやそっとの木くずや段差なんてモロともしないやんかこれは。結局さ。
しかしまあ、
【結論2】『スーパー省エネ走行』はお気に入り。
まあいっか。速いし楽だし。
けっきょくは「慣れ」でしょう。
ということでこれは「慣れ」かなといったところ。惰性で車輪が回る性能がいいもんだからどうしても軽快さはメリットになるわけで。それはいいんだよねやっぱ。
巡航速度を軽快に維持しやすいし。
最高スピードはどうでも良かったんだが、こういった「低速域での加速性」や「巡航域での省エネ走行性」などは依然として魅力的なのである。
32Cタイヤはそもそも太めに入るんだし。
32Cのタイヤはそもそもそれなりに太い部類に入るわけだし、これくらいの振動は慣れていく必要があるってことだと。パンクにしたって運が悪かったということで。それ以来けっこう走っているがパンクはないし。
そんなふうに考えないとこれだけの労苦が報われんて。
かっこいいし。
良いでしょう。
うん。
もうやっちゃったからさ。
しかしギアがまだ変えられない。
8速のうち4速くらいしか未だ使えないのである。
ギアの調整というのか、ワイヤーの調整というのか、
とにかく未だすべてのギアを使えないでいる。
これがママチャリ改造の弊害なのか、
ただ単に正確な調整ができていないだけなのかはわからんが、
まだ手を入れる必要がある。
4速までであっても十分に軽いギア比に落ちるが。
これでも十分ではないかというくらいに軽くなっていく。
心臓部載せ替え時の最小ギア比1.71より、
こちらは最小で1.1である。
相当に軽くなってるわけである。
その調整じゃダメなんだ。
ぜんぜん上が足んねえんだよ。
一番おいしいところが封印されて、
使えないでいる。
by秋山渉(イニシャルD)
“鬼脚”の最小ギア比は0.65
「これ漕げるんか?」
っていうくらい軽いギア比で。
「これならアレじゃん、チェーン外せばいいじゃん」
ということにもなりかねないほど軽いことだろうギア比。
果たして進むのか!?
登れたはいいが果たして進むのか!?
段々と自転車の知識がついていくに従ってそんな疑問が寝ても覚めても襲いかかってくる日々を終わらせてくれ!!!!!!!