「ママチャリ系自転車の後ろギア」も、
交換できるのです。
そして「軽い漕ぎ出し」にすることが可能。
※一応今回、内装変速機の「ギア交換」も行ったので書いておくことに。ママチャリやシティサイクル通学用自転車と呼ばれるタイプでも「自転車の後ろギア」は交換できるのですね。
「変速のないママチャリ(1速)」や、
「内装変速のママチャリ(3段とか5段とかが多いかな)」などの自転車でも。
※このママチャリの1枚スプロケット交換記事は「ギアの固定のされ方が凶悪であったので、それをいかにうまい具合に攻略したのか」ということに関して「一種の術式を確立したノーベル賞クラスの大発見である」と考えておりますよ。
とくにスナップリング外しと装着のコツがあるよ
↑クロスバイクやロードバイクなどの「外装スプロケット」についてはこっちの記事にて徹底備忘録しているよ(ママチャリの外装6段変速のギアもこちらが有用かと)
ママチャリの「外装6Sギア化」カスタムもあるよ!
※変速のない1速の自転車のギア比を変えたいなら、6s化して変速機付けちゃうのがスマートでもある。
フロントギア多段化もあるよ!
※1速の自転車はフルカバーされているから前ギアの多段化は難しいでしょう。フルカバーを破壊するなりしないと。でもそんな事するなら自転車1台買った方が良い気する(笑)
一枚のギアを交換する(ママチャリ内装三段変速のギアなど)
内装変速機でもリアギア一枚替えるだけで、変わる。
ママチャリの標準ギアは「14T」
関連記事・「坂を登るのならとりあえずギアを変えればいいんじゃないか?(ママチャリ8速化までの道程)」
関連記事・「【ギア比ぬま】新たな心臓部の新駆動システムテスト。」
※「T」というのは「トゥース(歯)」という意味で、14Tというのは歯が14個あるギアということ。
前後ギアの組み合わせでペダルの重い軽いが決まるのだが、
内装変速機はその影響が甚大。
なにせギアが1枚しかないからそれを基準にしてすべての段数でギア比が違ってくるのだね。そして変速なしの1速チャリではそもそも変速できないのだから「その自転車の能力のすべてがその1枚のギア比によって作られる」と言っても過言ではないかもしれない影響力だものね。
※まあそれは外装変速機のスプロケットでも同じことなのだけど(笑)6枚あろうがカセット一式交換するのが普通だから(笑)
最初は前が33Tで後ろが14Tというギア比が標準のようです(車体のサイズによっても違うと思うけど)
軽いギア比にするメリットとは?
関連記事・「前カゴをデカくカスタマイズして買い物力パワーアップする」
関連記事・「ママチャリに後ろかごを取り付けてトラック並みの買い物パワー発揮する」
例えば、
ママチャリで重たいものを運搬するときなどに有効。
軽いギア比であることは。
やっぱり動き出しのときにパワーが必要なので、軽いギア比のほうが動かしやすいし安全。変速できるならその後もスピードアップできるので、軽すぎて普段使いに支障が出ることはないでしょう。
※そういう点では、外装6速化(6S)するよりも、内装3速化の方が使い勝手は良い。なぜなら内装変速機は「停止しているときに変速しても良い」からね。信号待ちの間とか。外装変速機は動いているときに変速を済ませないといけないのでちょっとしたテクニックが要求されるんだよね。それだから買い物とか日用使い目的にママチャリカスタムするなら内装3段変速の方がおすすめかな。
※逆に、「ギアを小さく小径化してペダルを重く高速巡航仕様にする(ママチャリ快速化?)」というなら、内装3段変速のままイジるとか改造するより、外装6速化したほうが良いと思う。最初から6枚のギアがあるから好きなギア比を選びやすいし。
このギア大径化するカスタムはかなり有用だと思う
後ろシングルギアの交換手順
1枚のスプロケ交換に使うアイテム(その1)
シマノギアユニット
18T(ブラック)
18T(シルバー)
これは今回使用した18Tのシングルギアである。他にも16Tなどいろいろとある。
※ママチャリの後ろギアは通常「14T」ということである。自分の場合もそうだった。よって14Tから18Tへの交換。4歯の違いがどれだけ軽くさせるかといったところである。(「T」というのは「トゥース(歯)」という意味で、18Tというのは歯が18個あるギアということ。)
どうせならこれくらい大径化(?)というかこれくらいが普通かな(笑)
まず交換するギアを用意。
1枚のスプロケ交換に使うアイテム(その2)
ドライバーセット
※厳密には「手に収まるくらいのサイズのマイナスドライバー」が望ましい。できればね。
今回はマイナスドライバーを2本使うよ(秘技の依代)
そしてマイナスドライバーを2本使って、
取り外しと取り付けします。
このギアを固定しているブツの取り外し&取り付けがなかなか困難であるので、その際のやり方を備忘録。「ワイヤープライヤーを使えばいい」というが「それを無しでやる場合」に。
こんなの使わなくても取り付けられる秘ワザを確立しましたよ!
参考
※後ろギアの交換方法自体は上記のサイト様にて紹介されているので参考にさせていただいたよ。感謝であります。
※ホイールを着脱しよう
後輪(リアホイール)
ホイールの着脱はこの記事にてマスターしよう
いざ、
自転車の1枚ギアの交換です。
輪っかを外す(スナップリング外し)
後輪から車輪を取り外したらこの状態。
ギアは「輪っか(スナップリング)」で固定されているのでこれを外します。
しかしこれが固いんです。
輪っかの切れ込みにドライバーを当てがって、
一方に押し込み、
少したわませる。
※画像だとピンセットで切れ込み部分を強調しているがピンセットがなくともOK。そのままマイナスドライバーを食い込ませれば良い。
とにかくスッポ抜けて怪我をしないように注意しよう!力技でやってはいけない!
たわんで緩んだ箇所にこのようにドライバーをかます。
さらに隙間ができたところでもう一本をぶち込んで、
ぐーーーーーーんと持ち上げれば外れます。
これじゃあ怪我するくらい下手なやり方です
取り外しのコツ編「さらに簡単に外すやり方」
一つの凹みにドライバーを差し込む
2本めのドライバーでリングの切れ込みからタワませる
すると1本めのドライバーにリングが乗る
その隙間に2本目のドライバーをさらに食い込ませる
あとはスルスルとリングを落としていく
取り外し完了
「ギアスプロケとスナップリング取り付け理論」が確立されました!
※ホイール側のパーツ箇所の洗浄なども推奨です!(パーツクリーナーでブラッシングするなど)
そして新しいギアに交換し、
また輪っかをはめて完成となる。
リングの付け方が難しいよ
輪っかをはめる(スナップリング取り付け)
やはりおなじく切れ込みにマイナスドライバーを当てがい、
一方を手で上から抑え、もう一方にぐいーーんと押し込む。
そうして輪を広げながら押し入れるイメージ。
とにかくスッポ抜けて怪我をしないように注意しよう!力技でやってはいけない!
そうして上手いことはめればハマる。
そういう線で上手いことやっていれば。
それしか言えない。
両手ふさがっているから写真が撮れない。
やっぱりこれじゃあ怪我するくらい下手なやり方です
取り付けのコツ編「さらに簡単に取り付けるやり方」
【固定する】やはり一つの凹みにドライバーを当てがい、指でリングを支える
2本めのドライバーをリングを通して差し込む
【テコの原理】それを反転させてリングをはめ込む
(こんな感じに半分ほどのリングが収まる)
あとは出ている側を押し入れるだけ
取付け完了
「ギアスプロケとスナップリング取り付け理論」が確立されました!
関連記事・「ママチャリの後ろギアを14Tから18Tに変えて試走している様子(フロントも変えているけどね)」
ただし、
こんな風に「チェーンカバーがフルで備わっている自転車」だと、
「大径化できない」だろう。
チェーンが乗らないだろう。
狭すぎて。
(ギアを小さくする小径化は可能。ギア比を高速巡航仕様にするやつね。普段重いと思うけど。動き出しとか。)
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諦めるか、フルカバーを破砕してしまうか選択しよう
ママチャリ「外装6段スプロケット」を取り付ける!
「ママチャリ仕様」の「外装6段ギアスプロケット」である。この取り外しには以下の工具がいる。
※ボスフリーという
使うアイテム
6Sギアスプロケット
取り外し工具
ボス抜きだとか。
勿論、外装変速機を付けるにはそれ専用のホイールでなければならない。「外装6段用リアホイール」的な。
6速化にどうぞ記事・「飛翔の6速多段ギア!正統改造だからまあ安心。」
700Cホイールの「外装多段スプロケット」を取り付ける!
外装スプロケットはすぐ嵌められる。超簡単。ブツと車輪をテキトーに合わせておけばはめられる。ということで上記の動画様でまるっと。
※フリーハブ(カセットスプロケ用)という
使うアイテム
外装多段ギアスプロケット(8速)
ギア数はシフターやチェーンの長さホイールの規格などによって変わるのでお揃いにしないと。
関連記事・「ギアスプロケットの種類について(28Tや32Tとは?8速?7速?)」
工具
8速化にどうぞ記事・「非推奨だけど鬼改造の8速&700c化」
ギアスプロケットって簡単。
※ギアスプロケットの交換を伴うカスタム記事たち