前の変速機を調整する。
※フロントディレイラーの変速調整
後ろのリアディレイラーよりも、割とシビアな調整かと思われるフロントディレイラーの変速調整。まあとはいえ、クロスバイクやマウンテンバイクの街乗りなどでは前変速機は大して使われないだろうし、そこまで完璧な調整をする必要はないかと思いますが。それでも一応取り組んでまいりたいと思います。
※デュアルコントロールレバー(ドロップハンドル用)の前ディレイラー調整ではないことに注意!基本は変わらないだろうけど!(つまりロードバイク用の記事でない)
最近ようやく山乗り用のマウンテンバイクに前変速機付けたくらいに普段は使いません!
↑「リア変速調整(6速~11速)」はこっち!
フロントディレイラーの変速調整
- ※3速と2速の違い(?)
- 「本体」の位置調整
- ※シフターの状態
- 「ガイド」の位置調整
※3速と2速の違い(?)
クロス&マウンテン用の「3速」
参考・「(49ページ)フロントトリプルの場合/ディーラーマニュアル」シマノ公式
※前ディレイラーを取り付けようとした際に、このような謎のパーツがポロっと落ちるわけだけど、基本的には気にしないでOK。段ボール箱の中の緩衝材程度に思っておけばOK(?)
クロス&マウンテン用の「2速」
参考・「(43ページ)フロントダブルの場合/ディーラーマニュアル」シマノ公式
※変なブロックを取り外すかどうかの違い(それで可動域の調整をしているものと思われる)まあクロスやマウンテンを2速にするならロード用のディレイラーにしたほうが無難だと思うけど、バンドタイプの場合には支柱サイズが34.9mmなど太いこともあるから、こっち使うこともあるからね。
ロード用の2速
参考・「(53ページ)ロード用フロントダブルの場合/ディーラーマニュアル」シマノ公式
※ロード用はまた別なのかな(?)基本的な違いはないだろうけど(?)とりあえず記載的には分けられている(?)
※どこまで重要なのかは不明なカタログ情報です
「本体」の位置調整
- ギア歯とガイドの「隙間は1~3ミリ」
- ギア歯とガイドを「真上で平行に」
ディレイラーを「上下左右に動かして」位置調整できる(仮締め時)
タテ・ヨコに動かして位置の調整をしましょう!
ギア歯とガイドの「隙間は1~3ミリ」
※「取り付け時の初期設定位置」が割と大事なFディレイラー。ガイドシールが貼られているのでその位置にすれば基本はOK。さすがのシマノクオリティでわかりやすい。前ギアであるチェーンリングギアの歯とガイドプレートの間は1ミリから3ミリが適正とか。
ギア歯とガイドを「真上で平行」に
※微妙なところだけど、凹凸があるガイドプレートの「どこと平行に合わせるのか」という点については、未だ確証はないけれども「この平面の箇所」だと思われる。調整後にしても説明書の図を見ても。いずれにせよFDの正確な位置調整は割とシビアなことがわかる。でも実際はここで間違ってもあとから色々調整は可能なのでそこまで神経質になる必要はないでしょう。
あくまで初期位置の設定!
「ガイド」の位置調整
- ※ワイヤーを伸ばして調整
- インナーギアの位置調整(いずれも0.5mm間隔)
- アウターギアの位置調整(いずれも0.5mm間隔)
※ワイヤーを伸ばして調整
ワイヤーは、シフターの目盛りを「1速にして締める」のが良いでしょう
※1速が最もワイヤーが伸びた状態。この状態で前ディレイラーのワイヤー留めを行なう。(シフターにアウターがしっかり入って緩んでいないことを確認)
※さらに、シフターには根元付近に「アジャストボルト(調整ネジ)」が付いているので、これで盛ってワイヤーの針調整もできる(しかし最初は使わなくてOK)
※ワイヤーはゆるい仮締めの状態でOK
インナーギアの位置調整(ロー側)
前後のギアとも「イン(最内)」にする
※前ギアを最小、後ろギアを最大にすることで、ギア比が最大に軽くなる。つまり一番内側にチェーンを掛ける。
左の前シフターは「1速」
右の後ろシフターも「1速」
※後ろのギアは車輪を回しながらシフトチェンジするのが望ましいので、車輪を浮かせられる状態で行う
ガイドとの間を「0.5mmまで」にする(左舷)
ローアジャストボルトを回す
※ローアジャストボルトを回すことでガイドの位置を左右に調整し、チェーンがインナーに掛かっているときにガイドがスらないようにする。しかし空けすぎず、その間は0.5mmまでとか。
アウターギアの位置調整(トップ側)
前後のギアとも「アウト(最外)」にする
※前ギアを最大、後ろギアを最小にすることで、ギア比が最大に重くなる。つまり一番外側にチェーンを掛ける。
左の前シフターは「2速~(最大数)」
右の後ろシフターも「6速~(最大数)」
※後ろのギアは車輪を回しながらシフトチェンジするのが望ましいので、車輪を浮かせられる状態で行う
ガイドとの間を「0.5mmまで」にする(右舷)
トップアジャストボルトを回す
※トップアジャストボルトを回すことでガイドの位置を左右に調整し、チェーンがアウターに掛かっているときにガイドがスらないようにする。しかし空けすぎず、その間は0.5mmまでとか。
シマノ公式のディーラ-ガイドではこのようにガイドとチェーンの隙間を「0~0.5mm」としてある(と考えられる)が、0でもいいのかと。それもうチェーンに付いてるからねと。音するからねと。どうなんでしょうか。どっちにしろこのくらいの空きでないと3速も変速できる変動幅にならないんだけども。故に「前変速機の位置調整は割とシビア」な気がするけど、どうなんだろうか。まあ、上手くいかなければ「最内のインナーギア一枚分はチャラチャラ音してもいいか!ほぼ使わないし!」というような寛大な日用自転車メンテナンス精神でやり過ごすのが懸命かと存じます。つまり「よく使うアウターとミドルの2枚ほどを最優先に調整する」などを実用的観点からはおすすめ。レクチャ記事なのに。備忘録ですからお許しください申し訳。
沈意勉強中!
※とはいえ、
まだまだディレイラー調整の勉強中ですので、
鵜呑みにはせず参考情報としてご利用ください。
m(_ _)m
使いながらノロノロ覚えていきます