はたしてペダル交換の意味とは?
ペダル交換のメリットは有るのか?効果はあるのか?そしてソレはなんの効果なのか?(そりゃ修理交換なら分かるけども)正直自分もよく分かっていない。交換対象はクロスバイク・折りたたみ自転車・ママチャリ・MTBと何でもござれでありますが、通常のママチャリなんかだと「樹脂プラスチック製」あたりが基本ペダルであると思われるが、それだと耐久力が低いのだろう。軽いという利点はあるけど。他方では「アルミ製」などもあって軽さと丈夫さを備えていたりする。あるいは「オシャレなデザインのペダル」もあれば、「折りたたみ輪行用の曲がるペダル」もあるし、
なにより「ペダルの奥地」こと、
「ビンディングペダル」という到達点まで。
※【ビンディングペダルとは?】…本気のロードバイクなどで使われる「足の裏をペダルに固定して一体化させる」ペダルのこと。こうすることで効率良く踏めるのだとか。怖いね。(シロートの第一声第一位語)
ここではまだビンディングペダルは扱いません
それでもボクは替えていく。
ペダル交換に使うアイテムと工具
グリスは使います(ペダルのネジ山に)
おすすめの自転車ペダル
- 安いペダル
- カラーなオシャレ系ペダル
- 名品ペダル(三ヶ島製) 万能でおすすめ!
- 軽量化されたカーボン系ペダル
- 大きいサイズのペダル ママチャリにおすすめ!
- 折りたたみペダル
「よく回って、滑り止めスパイク付いてる」のがおすすめ!(個人意見)少し重くても「ママチャリには大きいサイズ」がおすすめ!(個人意見)
修理用安価ペダル
※重量:約298g(在庫状況によっては安価にならないので注意です)
ブリヂストン製品
※「新品に換えるだけ」ということであればこれがベターな選択。ついでに軽い。(樹脂製だから耐久力に難ありとみる)
ペダル修理用の王道でしょうね
おしゃれなペダル
ロックブロス製品はカラフル
※重量:約392g
※重量:約404g
カラフルに着飾るならばロックブロスはベストな選択
三ヶ島ペダル(高性能)
スタンダードペダル(樹脂とスチール)
MKS(三ヶ島) ペダル 日本製 エムティーエフティー [MT-FT] ブラック 左右セット 踏面 95x72mm 112623
※重量:約259g
“ペダル職人”こと三ヶ島(ミカシマ)によるフツーなペダル
名品ペダル(アルミ製)おすすめ!使用中!
※重量:約343g(やや重いけどタフでよく回る?)
現在絶賛こぎこぎ中のアルミペダル
「シャるるるるルルルっーー」って回る。
アルミで造られているので耐久性が高く、適度な重量がうまいこと遠心力的なナニカにヒットするのやも。(空想)それでいてそこそこ軽い。
「質実剛健の体現者」的な名品ペダル!
軽量化ペダル(カーボン製やアルミ製など)
「GORIX(ゴリックス)製品」のカーボンペダルは狙い目
GORIX(ゴリックス) 自転車ペダル フラットペダル 軽量 カーボン炭素繊維センターチューブ軸カバー アルミボディ 滑り止めピン (GX-FX356) 3ベアリング 滑らかな回転 高回転 幅広
※重量:約312g
GORIX(ゴリックス) 自転車ペダル フラット ペダル オイルスリック アルミ 軽量 滑り止めピン (GX-FX61) ワイド幅広踏み面
※重量:約282g
(でも三ヶ島ペダルのほうが軽くない?)
大きいサイズのペダル
ロックブロスのおしゃれペダル版
※おすすめ!ママチャリで絶賛使用中!
ブリヂストン製
三ヶ島ペダル(高性能?)
軽量ペダル
大きいほうが漕ぎやすいです(事実)
「よく回って、スパイクで滑らず、大きいペダルで、なおかつ軽量ペダルが最強」でしょうか?
折りたたみ用ペダル
※重量:約500g
ミニベロを輪行するなど、
持ち運びまくるというならこれがベストプラクティスな選択となる。何故か重い。(折りたたみ自転車用のペダルではなく、ペダル自体が折り畳めるのである。左右に出っ張らないから輪行しやすい。)ペダル自体の規格は特にないのでフツーのペダルでもミニベロにつけることは可能。
持ち運びに便利
工具
15ミリのナットを回す
挟めるサイズをある程度調整できるモンキーレンチは万能で使い勝手いいんだけど、その分パワーが入るようにか耐久性のためにか分厚く造られている。それはいいんだけどペダルを取り外す箇所は狭くて細いので入らない場合がある。
15mmのハイトルクペダルレンチ
スパナでも外れるけれど、専用工具なら心強いペダルレンチ。
※ちなみに子供用自転車のペダル部分は鬼固いので、まず普通のスパナでは外れないことが多い。経験済み。
万全を期すならコイツが最強です
15mmと14mmをもつ両面ペダルレンチ
少々薄いけど前輪の14ミリナットにも対応してるヤツ
以下、
ペダルレンチの代用品(?)
15ミリのコンビレンチ(スパナとメガネ)
後輪を外すために便利なコンビレンチを使ってもOK
※割とハイトルクで回せる
万能スパナセット
まあまあこれでもイケる時はイケますね
※古く固着してるペダルや子供用自転車のペダルを外すには適さないと思われる
とりあえず工具はこんなもんです。
(すなわちそれが工賃)
ペダル交換の方法
外して付けるのみ!それが万物の心理!
ペダルの取り外し
- 「右ペダルは正ネジ」なので「反時計回し(左回し)」ではずれる
- 「左ペダルは逆ネジ」なので「時計回し(右回し)」ではずす
- ペダルが外せないときのコツ①(潤滑剤で緩くする方法)
- ペダルが外せないときのコツ②(パワーロスせずに回す方法)
15ミリのスパナやペダルレンチで回せば外れる。
※右ペダルは正ネジ。※左ペダルは逆ネジ。
安い自転車のペダルだと「バカ締め固定」されてることあるから気をつけなくてはいけない。とはいえどう気をつけたものやらという具合なのだけどさっ。
これは自分で取り付けた新品クランクに付けたペダルだから、軽く取り外せたよ!
【コツ①】ペダルが外れないなら事前に「潤滑スプレー」吹こう!
古い自転車のペダルは錆びついて固着しているかな(?)
※そんなとき真っ先に試すことは、「潤滑スプレーを浸透」させつつ「最強のペダルレンチ」を使って「ぐいんぐいんと鬼回す」より他にはないのです。(左は逆ネジだからね)
使ってる潤滑剤・「KURE 5-56DX 420ml」
使ってるペダルレンチ参考・「PWT ハイトルク ペダルレンチ PW163」
自転車の整備に欠かせない潤滑スプレー(ほんとによく使います)
以下、
ペダルを外す手順。
15ミリのスパナレンチで、ナットを緩めて取り外す
右ペダルは正ネジなので、「反時計回し(左回し)」ではずれる
※安定するポジションを保持し、「グッ!!」「グッ!!」と瞬発的に小さい動作で行いましょう。それが安全かつ効果的だから。
※不安定な位置で大きな動作をすると力が逸れたときに反動で怪我しやすいから注意!!
※おさらい「右ペダルは正ネジなので反時計回しで外れる」
左ペダルは逆ネジなので、「時計回し(右回し)」で緩めてはずす
※【逆ネジに気をつけよう】…普通は右回し(時計回し)で締り、左回し(反時計回し)でハズれるのがネジ。けれども自転車の規格にはそこそこ「逆ネジ」という機構が使われているのである。つまり左回しで締まり、右回しで外れるから留意されたし。(ペダルの場合、漕いでる方向とおなじになって外れるかもしれないので逆位置のネジを使ってるんだそう)
※おさらい「左ペダルは逆ネジなので時計回しで外れる」
左右のペダル取り外し完了。
使ってるペダルレンチ参考・「PWT ハイトルク ペダルレンチ PW163」
※ここのスペースは狭いので「厚みがないスパナレンチ」などが適切。モンキーレンチは少々分厚いからね。取り付けばなんでも良いけど、とりあえずそんな情報としてご参考にされたし。あと、さらにここは「最も固い可能性がある箇所(とくに子供自転車の場合は硬い)」で有名なので、ハイトルク(力のかかる=長い物)で回せるレンチが便利なことから「ペダルレンチ」というものも専用品で売っている。
とにかく「15ミリで薄目で長いペダルレンチが一番適任」というわけです
【コツ②】自転車ペダルの効果的な外し方について(パワーロスしない)
クランクアームと「角度が近い」場合
クランクアームを「支点」みたいに使うとラクラク(?)
※ペダルナットの角度によるが、レンチを差し込んだ際にクランクアームと距離が近い場合には、クランクアームを支点に利用できる。いわゆる支点・力点・作用点というテコの原理ね。
※力点となるのはレンチの柄で、そこを「手のひら(掌底)」で「グッ!!」とやるだけ。瞬発的に。
※動作が小さいので力が逃げにくく、外れても怪我しづらいはず。つまり比較的安全かつ効果的。
クランクアームと「角度が遠い」場合
ペダルを抑え「グッ!!」「グッ!!」っと瞬発的に力をいれるのみ。
※クランクアームとの距離が空いていると、動かす動作が大きくなる。だから力が逃げやすく、その際に怪我しやすいから要注意。
※ペダルを抑えないと回している方に回ってくるので、これをきっちり抑えます。(足でも手でもよいけど、必ず体がブレずにしっかり固定できるポジションを探す)
※この画だとペダル抑えの手法は「反対側のペダルを壁に当ててストッパーにする」というスタイル。
とにかく「安全かつ効果的に」やりましょう(そうであれば何でもOK)
その他のパーツを替えるなら
※このままの勢いで「クランク交換」や「BB交換」などに突入するならばやっていこう。
これまた効果の程は「哲学」の世界?
ペダルの取り付け
- 右側(R)のペダルは正ネジ(時計回しで締まる)
- 左側(L)のペダルは逆ネジ(反時計回しで締まる)
あとはもう取り付けるだけ。
右側(R)のペダルは、正ネジ(時計回しで締まる)
締めるのは楽だよね
※ネジ山にグリスを少し塗ったほうがいいかな
関連記事・「自転車整備に使うオススメのグリスやその効果について」
「密閉される金属箇所」にはとにかくグリスが効果的です。固着しづらくなって次回のメンテナンスも楽になるかな。
ペダルのネジ山でもクランクのネジ山でも良いけれど、はみ出たグリスは拭き取りましょう(グリスは粘度が高いのでゴミが付着するんだね)
左側(L)のペダルは、逆ネジ(反時計回しで締まる)
漕いでいるときに外れないように逆ネジなのだとか
※左右表記の確認
「R(ライト=右側)」で「L(レフト=左側)」ですね。
自転車側から見て、つまり自転車に乗って右側にあるペダルがR。左側にあるペダルがL。安いママチャリのペダルだとネジ山の先端に表記が見られました。
右舷(みぎげん)左舷(ひだりげん)とも言う(うげん・さげん、だと荒れ狂う船上では聞き間違いがあったからともいわれますが、商船学校出身の漫画家さんはそんなことないと言ってた)
これにてペダル交換の完了でございます。