ゲルカヤノ29とは?
虎に翼状態の国民的ランシュー
GEL-KAYANO 29(asics)
ゲルカヤノ29とは?
榧野(かやの)さんによって生み出されたからゲルカヤノ
日本で最も支持されているランニングシューズ(ジョギングシューズ)といえばこのシリーズと言っても過言ではないのが、asicsの看板商品「ゲルカヤノ」であります。「GEL(ゲル)」もこれまた同社の看板素材で、その衝撃吸収能力はあらゆるジャンルのシューズで用いられているほど業界に信用されているのだ。ジョギングにおけるあらゆる機能が高次元で完備されている。
※29は2022年度版
ランシューといえば「とりあえずゲルカヤノ履いておく」という風物詩
GEL-KAYANO 29(ゲルカヤノ)
メンズ
通常モデル / 2E幅
(脱ぎ履きしやすい)GEL-KAYANO 29 MK / 2E幅
※【色々出ているゲルカヤノ】…その他にも「モノソック構造ニット素材(MK)」だったり、「夜に光るライトショウ版」だったり、「和のテイストを用いたモデル」だったりと豊富。やっぱり売れるモデルは待遇が違うね。
エクストラワイド版 / 4E幅
※【幅広いワイズ/4E】…asicsの公式表記では「EXTRA WIDE / エクストラワイド」というワイズ。足幅が広いとはっきり認識しているか、測定された場合に選ぶのが無難。他のワイズと同時に頼んでためし履きするのも有効だけど、ためし履きの時点で履きやすいからと言って、動き出したらブカブカすることもあるから注意。
スリム版 / E幅
なし?(今回はないのかな。これから出てくるのかな。)
※【狭いワイズ/E】…asicsの公式表記では「NARROW / ナロー」というワイズ。とはいえ余程じゃないと必要ないんじゃないかな(?)でも実際に履いてみたら通常モデルより自分のスリム足にはしっくりくるのやも(?)
レディース
通常モデル / E幅
(脱ぎ履きしやすい)GEL-KAYANO 29 MK / E幅
ワイド版 / 2E幅
スリム版 / D幅
※レディースモデルでは一回り下で表記されるため、通常ワイズは「E」、狭いナローワイズは「D」(もしくは無印)、広いワイドは「2E」、ということになるね。だから基本的にはまず「E」を試して欲しい。
※ウィズ幅は、カラーリングでも判別できる。amazonなど店舗によって表記が異なるため「どれがナローなの?」みたいなことになるけど、公式情報のカラーリングと見比べると判断つきやすいよ。
ゲルカヤノはサイズもウィズもカラーもタイプも豊富でいいよね
「ゲルカヤノ29」の見た目プレビュー
インサイドビュー
アウトサイドビュー
クォータービュー
バックビュー/ヒール
フロントビュー(つま先)
アウトソール(足裏/グリップ)
アッパービュー/全体
ニット素材感が強めになってますね
「ゲルカヤノ29」を履いた感じプレビュー
スタンドアップビュー
アラウンドビュー/全体像
トップビュー
アップビュー
体育の運動靴感としてはもはや生ける伝説!リビングレジェンド!(テキトー)
靴の特徴
「ゲルカヤノ」の特徴一般
参考動画・「GEL-KAYANO™ 29 - 揺るぎない安定感にココロも弾む」ASICS Japan(公式)
- 初心者三冠王のランシュー(クッション性能、サポート性能、緩やかサイズ感)
- ジョギングするなら永遠のベストセラーモデル(1周回ってやっぱりいい靴)
- オーバープロネーション対策
三冠項目は「ややオサレ?」から「緩やかサイズ感」に変更しましたよろしくおねがいします(気分)
ランシューの機能
スペシャル機能
「LITETRUS(ライトトラス)」
[より安定性を高めることの出来るLITETRUSを採用することで、着地時の中足部のねじれや内側への過度な倒れ込みの抑制し、スムーズなライド感を実現した。]
※「高クッション・強いサポート」を具現化する中盤から後衛の要。(らしい?)さながらドイツの皇帝フランツ・ベッケンバウアーから新皇帝ミヒャエル・バラックへの世代交代かのように?ラインも前線へやや上がり気味に?
これまでの技術たち(?)
参考・「テクノロジー/ TRUSSTIC」asics(公式)
参考・「テクノロジー/ GUIDANCE LINE」asics(公式)
※ライトトラス素材が担う役割は、これまではこのように分業化していたと思うのだけど、大丈夫なのかな。
安定度より前進性能を上げたいのかな
靴底のクッション性能
GEL(ゲル)
[防振材・衝撃吸収材としても用いられるシリコーンを主原料とする軟質なゲル状素材を発泡させています。発泡させたシート状のGELをシューズの踏み付け部やかかと部など、衝撃が大きい部位に搭載されています。※イラストはイメージです。]
※アシックスのスポーツシューズと言えば古の御代よりこの素材であります。厚底増えて超ド級クッション性能が増えたけど、「靴の高度を抑えた衝撃吸収能力」は現世でも郡を抜いていると思う。厚底で高度上がりすぎると安定感も激減するから。つまり「ゲル素材は足に優しい」といえるでしょう。摩耗もしづらいと思う。
※ただし冬には硬くなるとも。
FF BLAST PLUS(フライトフォーム ブラスト プラス)
[FF Blastから、厚みは2ミリ増えたが重量は10グラム軽量化した]
※名前を長くして販促力向上を図る大手企業たる努力である。
[アシックス史上、最大に柔らかく反発する素材。それがフライトフォームブラストなる強化素材なのだとか。フライトフォーム自体は「柔らかくて、跳ね飛んで、軽量な、有機繊維体のフォーム」という、今日では「衝撃吸収素材ゲル」と並んだアシックスの看板技術素材。ブラストはそれの強化版という理解でよろしいかと。他にもライトとかプロペルとかフライトフォームの強化素材は多数あるけど、ブラストは一大シリーズとして独立した模様。]
公式チャンネル・「New DynaFlyte™ with FlyteFoam™ 機能ビデオ」ASICS Japan
元はダイナフライト発・「アシックスの新・生物兵器。それがフライトフォーム。」
FFBは強化素材・「FlyteFoam Blast(フライトフォームブラスト)のこと」
※「飛ぶように跳ねて軽い」というのがフライトフォームの基本であります。(adidasのブースト素材以来大ブームとなったとかどうとか)
ゲルはどうしたって重くなるから最近はあまり触れてこない?
靴裏のグリップ性能
AHAR+(エーハープラス)
[耐久性が要求される自動車タイヤにも用いられているゴムを主材料とし、それに補強材を配合することで、耐摩耗性を向上させています。当社従来ラバーと比較して、AHARは約2倍、AHARPLUSは約3倍の耐摩耗性を発揮します。スポンジタイプは当社比50%以上の軽量化を実現しています。]
※とにかくよく効く。
ロード路面では最強クラスのアウトソールだと思う(アディダスのコンチネンタルラバーソールと比肩する)
その他の素材と機能
エンジニアードニットアッパー
[軽量で通気性に優れたエンジニアードニットアッパーを採用し、部位によって異なる密度で設計することで、快適なフィット感を実現しました。またアッパー素材には75%上のリサイクルポリエステルを使用しており環境への配慮もしています。]
関連記事・「これってダイナブラストと同じ素材?穴の空き具合も同じだし?」
※結局のところ、ランシューの答えは「ニット素材化」なのでしょうか?
HEEL CLUTCHING SYSTEM(ヒール クラッチング システム)
[かかとをつかむような形状の樹脂パーツをシューズのかかと部に配置しています。このパーツが、人によって異なるかかとの形や幅に沿うように設計しています。 ※イラストはイメージです。]
ゲル靴のヒールクラッチングは要体験(最初からゲルカヤノ履いた人はわからないかもだけど)
ランシューのタイプ
サポート系(オーバープロネーション用)
参考動画・「着地の動きに合ったシューズ選び」ASICS Japan(公式.ch)
「内回転(オーバープロネーション)」的な走り方を抑制してくれるという仕組みを搭載。これは「内側の素材を硬くする(ダイナミックデュオマックス素材)」ことで物理的に内倒れを防いでいるという。(このような機能は各社の靴にも見られる。NBのミディアルポストやナイキのダイナミックサポートなど。)
※今回はライトトラス素材に変わっている?
関連記事・「オーバープロネーションに良いとされる名作ランシューたち」
※とはいえ「このような仕組みによるサポートのあり方は疑問視されている」けれど、メーカーが使い続けているからにはやはり一定の効果があるのかな(?)統計的には(?)
フィット感を良くすることのほうが大事だとは思う(あとは自然に優しく走る)
ランシューとしての立ち位置
ゲルカヤノ29の「クッション性」はこれくらい(当社比)
サブ5クラス/おすすめシューズ | クッション性 |
New!ゲルカヤノ29 | ★★★★★★★★★★ |
ゲルニンバス22 | ★★★★★★★★☆ |
アディゼロボストン11 | ★★★★★★★★ |
ウェーブスカイ3 | ★★★★★★★☆ |
GT2000-8 | ★★★★★★★☆ |
ゲルカヤノ27 | ★★★★★★★☆ |
ウルトラブースト/19※ | ★★★★★★★☆ |
エボライド3 | ★★★★★★★☆ |
ダイナブラスト | ★★★★★★★☆ |
ゲルカヤノ26※ | ★★★★★★★ |
ハンゾーU(2020) | ★★★★★★★ |
ダイナフライト4 | ★★★★★★☆ |
ウェーブライダー23 | ★★★★★★ |
アディゼロ/ボストン8 | ★★★★☆ |
アディゼロBブースト2 | ★★★★ |
サブ4クラス/トレーニング | クッション性 |
ライトレーサー2 | ★★★☆ |
ウェーブエアロ18 | ★★★ |
アディゼロジャパン5 | ? |
※ウルトラブーストに関してはあくまで前足部(フォアフット)を除いて「ミッドフット走法」および「ヒールストライク走法」時のみこの位置と判断
※あくまでもこのブログで扱っている靴のランキングデータである(超厚底が増えておりますが、靴の安定性能を落とすほど、足への優しさはなくなると考えている選考基準となっております)
このブログ史上最高の衝撃吸収性能ランシューが即位されました!(あくまでもこのブログで扱っている靴のランキングデータなので、最新のGT2000とかゲルニンバスと比べたら分かりません)
ゲルカヤノ29の「重さ」はこれくらい(当社比)
サブ5クラス/おすすめシューズ | 重さ |
ゲルニンバス21 | 約340g |
ゲルニンバス22 | 約325g(?) |
ゲルカヤノ26 | 約330g |
ウェーブスカイ3 | 約315g |
ウルトラブースト/19 | 約315g |
GT2000-8 | 約300g |
ゲルカヤノ27 | 約300g |
New!ゲルカヤノ29 | 約290g |
ハンゾーU(2020) | 約275g |
アディゼロボストン11 | 約270g |
ウェーブライダー23 | 約270g |
エボライド | 約250g |
ダイナブラスト | 約240g |
アディゼロ/ボストン8 | 約230g |
エボライド3 | 約195g |
サブ4クラス/トレーニング | 重さ |
ライトレーサー2 | 約240g |
ウェーブエアロ18 | 約215g |
アディゼロジャパン5 |
サブ3クラス/レーシング | 重さ |
ウェーブデュエル | 約205g |
ターサーエッジ | 約200g |
アディゼロ匠戦6 | 約190g(?) |
ウェーブエンペラー3 | |
アディゼロ匠戦5 |
※メンズ 26cm 片足重量(自分で実測した値)/打ち消し線は参考の推定値
時代が動いている…!!
速評はここまで。
靴のデータ「サイズ感・ワイズ感・重さ」
【免責】
※以下に登場する数値はあくまで目安として認識いただきたい。(測り方が精密でもないので)「全体としてのサイズ感やワイズ感はどうなのか」という点に注目いただきたい。
体感「普通のサイズ感」
とにかくフツーなサイズ感だけど、
「やや広め」かな。
前作からほぼ変わらずでしょう(シリーズ物としては良いことだと思う)
※気になる点がなければこのような発言が続きます!逆に気になる場合はちゃんと話します!(ゲルニンバス21のように)あるいは(ターサーエッジのように)
サイズ感や仕様の短評
足のモデル
- ギリシャ型(割とスリムタイプ)
- 足のアーチはしっかりある
- (靴サイズは26センチでレビュー)
※このブログのランシューコーナーではすべてこのアンヨが「同じ状況下」にて試し履きしております(靴下の厚さも同じ)
靴の足長(サイズ感/長さ)
足長は、普通(?)
※26センチサイズ
※サイズ合わせの際は「捨て寸」といわれる「0.5~1センチ未満の空き」ができるようにしよう
※歩く動作をして「かかとが浮く」ような状態ならサイズを小さくするなど対応しよう(靴の形状や性質によってそうなることもあるのでサイズ感だけの現象ではないけど)つまりカカトが浮いてはダメ。
普通の長さくらいだと思うけど、ヒールカップとクラッチが強いので縦に動きが狭く感じやすいかも(?)
靴の足幅(ワイズ感/広さ)
通常時
踏み込み時
数値(目安)
足幅は、わりと広め。
※26センチサイズ/2Eワイズの標準モデル
※ワイズ合わせの際は「基本は両サイドにピッタリとさせて空きがなく、ぐっと踏み込んだときに張りすぎない程度」(数値以上に素材の伸縮性によって体感は大きく異なるよ)
※キツいとか痛いと思ったらまずは「靴紐をすべて緩めて」調整してみることが大事(できるだけピッタリしたほうが良いからね)
わりと広めだとは思います(繰り返し)
靴の甲(高さ)
余白
指を上に立てたとき
指を上に伸ばしたとき
足甲は、割りとゆったり感。
※26センチサイズ
※数値以上に素材の伸縮性によって体感は大きく異なるよ
※キツいとか痛いと思ったらまずは「靴紐をすべて緩めて」調整してみることが大事(できるだけピッタリしたほうが良いからね)
紐ごとニット素材なのでゆったり広がり包み込んでくれる感じありますね
靴の重量(重さ)
約 290 グラム
※26センチサイズ(片足)
※ダイナフライトやエアズームペガサスなどが260g以下で軽量のライト級と言えるし、ゲルカヤノやゲルニンバスなどのハイクッション&高サポート靴になると320gくらいのヘヴィ級になる。
時代が動いている…!!(基本的にゲル靴は300グラム以上の重たい靴だった。最近は300切っていたけど。これだけ機能積んでこの軽さはすごい。削ってる機能もあると思うけど。)
靴底の厚さ
フォアフット(前足部)
約 2.8 センチ
※26センチサイズ
※数値以上に素材によってクッション性能は異なるよ
(前作28は約2.3センチ)
ゲルカヤノとしては、大幅に増やしてきたのでは?(ゲルカヤノの前足部はそれほど厚くなかった。運動性能の保持のため?)
ヒールストライク(かかと)
約 4.3 センチ
※26センチサイズ
※数値以上に素材によってクッション性能は異なるよ
(前作28は約3.6センチ)
ゲル込みでこの厚さは歴史上最強のヒールでは?(GT2000やゲルニンバスあるけどさ)
ミッドフット(中足部)
約 センチ
※26センチサイズ
※数値以上に素材や形状によってクッション性能は異なるよ
(参考まで)……。
足のアーチ
※足のアーチサポートは適度に存在
インナーソール(中敷き)
そこそこアーチ形状あり
アッパー素材の添え具合
アーチには寄らないフォルム
いつものゲルカヤノなりですね
足のアーチ(土踏まず)がしっかりある人ほどサポートが必要
ヒールカップの強さ
最強のヒールカップ
※強いと着地時のブレ抑制に影響する/軽いと足の入れやすさや軽快さに影響する
ゲルカヤノのヒールカップは最強でしょう(かかとを掴んで離そうとしないもんね)
シューガイドの数
約6つ~7つ
※5つくらいが普通で(?)、4つだと弱いくらい(最近は6つくらいは普通かな)
(参考まで)……。
靴のメッシュ
アッパー素材
足周り
ニット素材になったので。(ニットは伸びて対応力増すけど、やはりやや熱めだと思う基本的には)でも割りと物理的に大きな穴も空いているいるよね。
靴のグリップ
エーハープラスなのでかなり効くでしょう。
(体感済み)
※道路を高速で走るのに向いているのがサブ4靴
※ブレ防止プレートなどがよく見えると初心者系のランシュー色が強くなり、スパイク状になるとトラックコース適用の競技モデルランシュー感が強くなる
エボライドで体感してるけど、アディダスのコンチネンタルグリップ並みによく効きます(手で持って、フローリングの床でその場で靴を滑らせてみても全く動かないことある)
ゲルカヤノ29の総評レビュー
【免責】
※レビューとは言え実際に走り込んでいるわけではなく、自分のランシュー知識と経験をフル活用したイマジネーションでもってその靴に触れたときのインプレッションやフィーリングをアウトプットしているだけですのでご参考までにどうぞ(走り込んでから評価が変わることはよくあること)
ゲルカヤノ史上最高の「耐衝撃吸収性能(足への優しさ)」なのか?
この弾力。
ダイエットやジョギングやウォーキングに鉄板性能でしょう
※ゲルニンバスもスゴいけどね基本的に
ゲルカヤノ29の良い点(メリット)
今回のメリット
ニット素材によるフィット感向上
シュー紐のモッチリ感で包まれる感じがある。(?)さすがにニット素材を全面に押し出されているからか、「靴の中で足を動かしてもズレないで広がってカバーしてくれる」。全体的にモッチリ包まれている感じ。これによってフィット感を得やすく、がさらに多くの足ゲルカヤノを履けるようになるのかも。
※これまでもなんだかんだでニット素材っぽいものを使っていたけど、明確にニット素材となっている今作。(名前的にも28はエンジニアードメッシュで29はエンジニアードニット)
※ニットの悪い点としては(フィット感に限ると)、「圧力がゆるい場合に、ブカブカし過ぎる」というものがある。ダイナブラストではややこの気があったと思う。(逆にウルトラブーストでは圧が強すぎることもある)でも今回は、ゲルカヤノ29の基本のサイズ感がわりとシュッとしているので、「キツイことはあってもユルすぎるってことは少ないのではないか」と思える。それにしてもニットが伸びてカバーリング対応してくれるので、ユルイよりはキツめのほうが向いているかな。
ゲルカヤノはすべての技術を吸収していくのか
走行性能の大幅パワーアップ(?)
軽量化もしたし、高反発するクッションも増量したし、おまけに伝統的なサポート機能のいくつかを廃している(?)為か、「より走りやすいランシュー」に向かったように思う。つま先からフォアフットにかけての「月面傾斜(ムーンウォーク形状)?」も備わっているし。
※実際、「前に進むパワー」は強く働く仕様になっていると思う
ゲルカヤノはすべての技術を吸収していくのか(繰り返し)
いつものメリット
- 高い衝撃吸収性能(足に優しい①)
- ストロングホールドなヒールカップサポート(足に優しい②)
そういうことでお願いします
ゲルカヤノ29の悪い点(デメリット)
今回のデメリット
ニットは暑いか(?)
基本的にニット素材は暑いと思う。ウルトラブーストで体感済み。ニットの種類にもよるかもしれないけど。「夏は基本的にアディゼロ履くと涼しい」のが真理。
※わりと物理的な穴が空いているので、そこまで熱くないかもしれないけど
サポート性能低下(?)
「靴裏のガイダンスライン(タテ線)」や「トラスティクスプレート(?)」がないんだよね。(あるのかな?見づらいだけ?27くらいから弱まっているか消えてる?)ゲルカヤノやGT2000にいつも装備されていたサポート&安定素材が。こういうのって、ゲルカヤノとしてはどうなのかね?ガイダンスラインのタテ線がないとゲルニンバスみたいになってるし。ニンバスは内倒れ防止材ないけど。さらには、「フォアフット箇所の傾斜」は人によっては「落ちるように前のめりになる感覚」を嫌うことがある。走る分にはまだしも、ゆっくり歩きたい人や仕事履き普段履きで使うには不必要な性能じゃないかな。
※重くなるから取ったのか、新しい「LITETRUS(ライトトラス)素材」でそれらの全てをまかなえるのか、と言うのは厳密には分からないのだけど。
※しかしその分、ヒールクラッチと足の甲の上部での引き締めが強めになっているような気もするけど(?)
こういうのって、ゲルカヤノとしてはどうなのかね?(繰り返し)
いつものデメリット
- 重い方の靴ではある(絶対値は軽いけど、相対値は重いまま、ではある)
- サポート強すぎる(今回はヒールホールドが強すぎるだけ?)
とにかくそういうことでお願いします
備考・扁平足の注意について(?)
※程度問題(?)
全体的には、
靴のタイプが変わって、
サポート性能も落ちているようにみえるゲルカヤノ29。
※自分の感想としてはだけど。そしてこういうことは「あーだこーだ言ってるだけ(理屈をこねて楽しむ)」でもあって、「実際のジョギングシーンでは大したことじゃない」というのもある。プロの職人達が作り上げているわけだから基本的には。色々とデータを取って研究して。ビジネス的にアップデートしなきゃいけない事情とかもあるだろうけど。
本当に大事なことは、
「自分の足に合っていて、履けるのか」
という靴合わせと、
(自分の足がしっかりと履ける靴なら何でも良い)
「どんな走り方をしたいのか?ダイエットかジョギングかマラソンか」
という機能合わせの部分だと思うのね。
実際には。
でもそれを言ったらこのブログで書くことなくなるので「あーだこーだ言っている」わけですわ
自分だったら、あえてこのゲルカヤノを選択しないけど(こういう機能の靴だったら他に選択肢が多いから)「ジョギング始める人が最初に履く」には何も問題ないでしょう。足に合いさえすれば。
それでもなんやかんやと、
ヒールクラッチングは最強なゲルカヤノ29。
※相変わらず、かかとを掴むパワーは最強レベル。履いて走ってないから走行時の挙動や感触は不明だけど、試した時点ですでに違いはわかる。足の後足部がブレることなく付いてくるのは気持ちが良い。着地時もブレが生じにくいし衝撃も抑制すると思うから安定感につながるでしょう。
キツすぎる人は居るかも
今年からジョギングやウォーキング始めるなら「ゲルカヤノ29」
靴合わせの注意点
縦のサイズはツマ先1センチ未満の「捨て寸」空き、横のワイズは「ピッタリ」するように合わせていこう。
※【縦サイズ】…歩く動作をして「かかとが浮く」ような状態ならサイズを小さくするなど対応しよう(靴の形状や性質によってそうなることもあるのでサイズ感だけの現象ではないけど)それでもカカトが浮くようなら別の靴を選ぶなども検討。
※【横ワイズ】…キツいとか痛いと思ったらまずは「靴紐をすべて緩めて」調整してみることが大事(できるだけピッタリしたほうが良いからね)それでもキツいなら別の靴を選ぶ。とはいえある程度はゆとり気味のほうがキツく感じるリスクは減らせるのは事実です。
※【カバーリング】…ある程度合わせてこれ以上フィットしないという場合でも「靴下2枚履き」などで対応すればOK。
Amazonなら試着システム完備・「プライム・ワードローブ(試着して買わないものは返送すればOK)」
フィッティング参考動画・「正しいシューズの履き方」ASICS Japan(公式)
自分ならそのままいつものサイズ感で履くよ
GEL-KAYANO 29(ゲルカヤノ)
メンズ
通常モデル / 2E幅
(脱ぎ履きしやすい)GEL-KAYANO 29 MK / 2E幅
※【色々出ているゲルカヤノ】…その他にも「モノソック構造ニット素材(MK)」だったり、「夜に光るライトショウ版」だったり、「和のテイストを用いたモデル」だったりと豊富。やっぱり売れるモデルは待遇が違うね。
エクストラワイド版 / 4E幅
※【幅広いワイズ/4E】…asicsの公式表記では「EXTRA WIDE / エクストラワイド」というワイズ。足幅が広いとはっきり認識しているか、測定された場合に選ぶのが無難。他のワイズと同時に頼んでためし履きするのも有効だけど、ためし履きの時点で履きやすいからと言って、動き出したらブカブカすることもあるから注意。
スリム版 / E幅
なし?(今回はないのかな。これから出てくるのかな。)
※【狭いワイズ/E】…asicsの公式表記では「NARROW / ナロー」というワイズ。とはいえ余程じゃないと必要ないんじゃないかな(?)でも実際に履いてみたら通常モデルより自分のスリム足にはしっくりくるのやも(?)
レディース
通常モデル / E幅
(脱ぎ履きしやすい)GEL-KAYANO 29 MK / E幅
ワイド版 / 2E幅
スリム版 / D幅
※レディースモデルでは一回り下で表記されるため、通常ワイズは「E」、狭いナローワイズは「D」(もしくは無印)、広いワイドは「2E」、ということになるね。だから基本的にはまず「E」を試して欲しい。
※ウィズ幅は、カラーリングでも判別できる。amazonなど店舗によって表記が異なるため「どれがナローなの?」みたいなことになるけど、公式情報のカラーリングと見比べると判断つきやすいよ。
ゲルカヤノはサイズもウィズもカラーもタイプも豊富でいいよね
↓ゲルニンバスもおすすめ
↓過去作一覧
※これはあくまで「試履きのみ」のレビューである。
走り込んでみないとジョギングシューズとしての真価はわからない。
このコーナーは、
「試履きや触った時点でもわかるところについて楽しむ」
という趣で執り行わさせていただいております。
最近ではAmazonなどのネット通販でも試着が推奨されるという近未来でありますから。
Amazonのすごいシステム・「プライム・ワードローブ(試着して買わないものは返送すればOK)」
いろいろあれこれテストしてみたくなるというのが人のサガ。
その結果こうしてわかる点についてだけ記事にしているというわけであります。