アディゼロ匠戦8とは?
空を駆けるような軽さ
ADIZERO TAKUMI SEN 8(アディダス)
参考・「アディゼロ タクミ セン 8 / ADIZERO TAKUMI SEN 8」adidas(公式)
※adidasは新色モデルが出続けるよ(旧色はお安くなりやすいからおすすめ)
アディゼロ匠戦8とは?
超名門校の『秘蔵』ランシュー、だった。
お正月の風物詩であるマラソン頂上決戦の舞台は「箱根駅伝」ですが、その頂きを踏破しつづける青山学院(通称「青学」)のために“名工「大森敏明」”が生み出したというアディダスの快速ランシュー。(そうなのかな?)とにかく「靴職人の“匠(たくみ)”が産み出した“戦うシューズ”」という銘みたいですね。ゆえにタクミ・センなのである。
※サブ3用の靴に位置される(フルマラソンを3時間以内完走)
※【伝説的BOOST(ブースト)の消失】… 最近ではその代名詞でありランシュー業界のブレイクスルー素材であった「BOOST(ブースト)」の名前が消えていますが、そのDNAを受け継ぐ今のアディ最新鋭素材は「ライトストライクプロ」とか「5本骨状グラスファイバーロッド」とか。「とにかく爆進させるための素材」であるところは変わらないでしょう。ブースト魂よ永遠なれ。
参考・「アディダスとBASFが生み出した、BOOSTというテクノロジーの「仕組み」」https://wired.jp/ さま
厚底化はしたけど、「スーパースピードを出すためのランシュー」であるところは変わらない印象です!!
アディゼロ匠戦8
ユニセックスモデル(男女兼用)
アスリートの足に性差はないのか!?
「アディゼロタクミセン8」の見た目プレビュー
インサイドビュー
アウトサイドビュー
クォータービュー
バックビュー/ヒール
フロントビュー(つま先)
アウトソール(足裏/グリップ)
アッパービュー/全体
見た目が破壊される厚底ランシューのなかでは、美しいランシューのフォルムを維持しているよね
「アディゼロタクミセン8」を履いた感じプレビュー
スタンドアップビュー
アラウンドビュー/全体像
トップビュー
アップビュー
これだけメッシュがスカスカなら普段履きでも足がクサくならなそう(死ぬほど遊び回っていて常に足が臭い甥っ子くんに履かせたいんですけど)
靴の特徴
「アディゼロ 匠戦」の特徴一般
- 軽くて速いゴッドスピードランシュー(史上最軽量な厚底ランシューかも?)
- 足のアーチサポートが強い
- 夏に涼しい
- New!厚底モデル化(高反発素材のみ)
- New!5本骨状グラスファイバーロッド搭載(効果的な高反発推進力)
- ニュートラルプロネーション?(つまり普通)
とにかく軽いってことを伝えたい
ランシューの機能
※流行りのカーボンプレートみたいな高反発素材アリ
(ボストンや匠戦やアディオスプロには5本骨状ロッドとやらが搭載されている。グラスファイバー素材だけど。カーボンもファイバーで繊維だけど。よくわからんのやけど。)
みんながようやくミズノウェーブの先進性に気づいた世界線?
スペシャル機能
5本骨状グラスファイバー「ENERGY RODS(エネルギー ロッド)」
[グラスファイバー素材を用いた5本骨状バー。トレーニング用途や一般ランナー向けに硬さが調整され、安定性と推進力をバランスよく発揮する。]
参考・「アディゼロ タクミ セン 8 / ADIZERO TAKUMI SEN 8」adidas(公式)
※最近流行りの最新素材カーボンファイバープレート系のブツかと。「高反発な推進力」という役回りなのかな。あるいは安定力も生む感じあるよねミズノウェーブのように(?)
※足の形に沿った5本指形状にすることでより効果的な推進力転換を促しているのやも(?)なんて?
なんだかんだで最新技術にはワクワクしちゃう(本音)
靴底のクッション性能
LIGHTSTRIKE PRO(ライトストライク プロ)
[クッション性、反発性、弾力性、軽量性など全てをハイレベルで実現した低密度高反発ミッドソール。十分な軽量性を保ちながら蹴り出し時の爆発的推進力を発揮。]
参考・「アディゼロ タクミ セン 8 / ADIZERO TAKUMI SEN 8」adidas(公式)
※ブーストの進化後継素材?
「BOOST(ブースト)」の名前は残してほしかった(伝説は神話に成った)
(非搭載)LIGHTSTRIKE EVA(ライトストライク エヴァ)
[圧倒的な軽量性と耐久性、安定性を併せ持ったEVAミッドソール。着地の安定性からスムーズな蹴り出しまで一連のモーションを支える。]
参考・「アディゼロ ボストン 10 M/ ADIZERO BOSTON 10 M」adidas(公式)
※補助素材?横ブレ防止とか言うてたけどブースト時代には?
これがないので、安定感はアリません
靴裏のグリップ性能
CONTINENTAL RUBBER(コンチネンタル ラバー)
[自動車やレース用自転車にも採用されているContinental™ラバー。あらゆる天候、コンディション下における優れたグリップ力と、スリップによるエネルギーロスの軽減に貢献。各部位にパーツ分けされ異なるグルーヴ構造がスムーズなモーションを保ったまま地面をしっかりとつかむ。]
参考・「アディゼロ タクミ セン 8 / ADIZERO TAKUMI SEN 8」adidas(公式)
※とにかくよく効く。
ロード路面では最強のアウトソールだと思う(でも今回は面が少ない)
その他の素材と機能
SUPERLIGHT MESH+ CELERMESH2.0
[軽量性と保形性に優れたSUPERLIGHT MESH(前足部)と、リサイクルポリエステルベースの最薄最軽量CELERMESH2.0メッシュアッパー(中後足部)が、軽さを保ちながら優れたフィット性を実現。]
参考・「アディゼロ タクミ セン 8 / ADIZERO TAKUMI SEN 8」adidas(公式)
※なんて?
とにかく涼しそう
ランシューとしての立ち位置
アディゼロタクミ戦の「クッション性」はこれくらい(当社比)
サブ5クラス/おすすめシューズ | クッション性 |
ゲルニンバス22 | ★★★★★★★★☆ |
ウェーブスカイ3 | ★★★★★★★☆ |
GT2000-8 | ★★★★★★★☆ |
ゲルカヤノ27 | ★★★★★★★☆ |
ウルトラブースト/19※ | ★★★★★★★☆ |
ダイナブラスト | ★★★★★★★☆ |
ゲルカヤノ26※ | ★★★★★★★ |
New!アディゼロタクミ戦8 | ★★★★★★★ |
ハンゾーU(2020) | ★★★★★★★ |
ダイナフライト4 | ★★★★★★☆ |
ウェーブライダー23 | ★★★★★★ |
アディゼロ/ボストン8 | ★★★★☆ |
アディゼロBブースト2 | ★★★★ |
サブ4クラス/トレーニング | クッション性 |
ライトレーサー2 | ★★★☆ |
ウェーブエアロ18 | ★★★ |
アディゼロジャパン5 | ? |
※ウルトラブーストに関してはあくまで前足部(フォアフット)を除いて「ミッドフット走法」および「ヒールストライク走法」時のみこの位置と判断
※ゲルカヤノはフォアフットがそこまで厚くなくなっているけど、「かかと部の分厚いゲル」による高い衝撃吸収性能を評価します(加えてゲル素材はその他の厚底盛り盛りフォームよりも衝撃吸収性能は勝っていると思う)
ゲル靴のような足に優しい衝撃吸収性能ではないけど、クッションはある方でしょう
アディゼロタクミ戦の「重さ」はこれくらい(当社比)
サブ5クラス/おすすめシューズ | 重さ |
ゲルニンバス21 | 約340g |
ゲルニンバス22 | 約325g(?) |
ゲルカヤノ26 | 約330g |
ウェーブスカイ3 | 約315g |
ウルトラブースト/19 | 約315g |
GT2000-8 | 約300g |
ゲルカヤノ27 | 約300g |
ハンゾーU(2020) | 約275g |
ウェーブライダー23 | 約270g |
エボライド | 約250g |
ダイナブラスト | 約240g |
アディゼロ/ボストン8 | 約230g |
サブ4クラス/トレーニング | 重さ |
ライトレーサー2 | 約240g |
ウェーブエアロ18 | 約215g |
アディゼロジャパン5 |
サブ3クラス/レーシング | 重さ |
ウェーブデュエル | 約205g |
ターサーエッジ | 約200g |
アディゼロ匠戦6 | 約190g(?) |
New!アディゼロ匠戦8 | 約185g |
ウェーブエンペラー3 | |
アディゼロ匠戦5 |
※メンズ 26cm 片足重量(自分で実測した値)/打ち消し線は参考の推定値
厚底ランシューであることを考えると軽すぎる(匠戦5以前と比べれば重いけど160グラムとかだったし)
速評はここまで。
靴のデータ「サイズ感・ワイズ感・重さ」
【免責】
※以下に登場する数値はあくまで目安として認識いただきたい。(測り方が精密でもないので)「全体としてのサイズ感やワイズ感はどうなのか」という点に注目いただきたい。
体感「やや大きめなサイズ感」
やや大きめか。
※でも足の甲は低めなので注意
サイズ感全体や靴の形状としてはクセがないので誰でも履きやすいのでは?
※気になる点がなければこのような発言が続きます!逆に気になる場合はちゃんと話します!(ゲルニンバス21のように)あるいは(ターサーエッジのように)
サイズ感や仕様の短評
足のモデル
- ギリシャ型(割とスリムタイプ)
- 足のアーチはしっかりある
- (靴サイズは26センチでレビュー)
※このブログのランシューコーナーではすべてこのアンヨが「同じ状況下」にて試し履きしております(靴下の厚さも同じ)
靴の足長(サイズ感/長さ)
足長は、長め
※26センチサイズ
※サイズ合わせの際は「捨て寸」といわれる「0.5~1センチ未満の空き」ができるようにしよう
※歩く動作をして「かかとが浮く」ような状態ならサイズを小さくするなど対応しよう(靴の形状や性質によってそうなることもあるのでサイズ感だけの現象ではないけど)つまりカカトが浮いてはダメ。
わりと長めだとは思います(繰り返し)
靴の足幅(ワイズ感/広さ)
通常時
踏み込み時
数値(目安)
足幅は、普通かやや広め
※26センチサイズ/2Eワイズの標準モデル
※ワイズ合わせの際は「基本は両サイドにピッタリとさせて空きがなく、ぐっと踏み込んだときに張りすぎない程度」(数値以上に素材の伸縮性によって体感は大きく異なるよ)
※キツいとか痛いと思ったらまずは「靴紐をすべて緩めて」調整してみることが大事(できるだけピッタリしたほうが良いからね)
難しい判定だけど
靴の甲(高さ)
余白
指を上に立てたとき
指を上に伸ばしたとき
足甲は、わりと低め
※26センチサイズ
※数値以上に素材の伸縮性によって体感は大きく異なるよ
※キツいとか痛いと思ったらまずは「靴紐をすべて緩めて」調整してみることが大事(できるだけピッタリしたほうが良いからね)
割と低めだとは思います(繰り返し)
靴の重量(重さ)
約 185 グラム
※26センチサイズ(片足)
※ダイナフライトやエアズームペガサスなどが260g以下で軽量のライト級と言えるし、ゲルカヤノやゲルニンバスなどのハイクッション&高サポート靴になると320gくらいのヘヴィ級になる。
史上最軽量の厚底ランシューでは?(薄底だったタクミ戦の過去作と比べると別だけど)
靴底の厚さ
フォアフット(前足部)
約 2.4 センチ
※26センチサイズ
※数値以上に素材によってクッション性能は異なるよ
ヒールストライク(かかと)
約 3.5 センチ
※26センチサイズ
※数値以上に素材によってクッション性能は異なるよ
※公式だと33ミリってなってるけど微差でしょう
昔のファンランナー向けモデルと厚さは変わらないですね。(ライトストライププロの爆発的高反発性能が違うのかな)
ミッドフット(中足部)
約 センチ
※26センチサイズ
※数値以上に素材や形状によってクッション性能は異なるよ
ミッドフットも厚底(ニューバランスのハンゾーUみたいにミッドフット寄りのスピード走法に対応か)
足のアーチ
※足のアーチサポートは強く存在
インナーソール(中敷き)
アーチ形状あり
アッパー素材の添え具合
かなりアーチ寄りのサポートを持つ
これがアディゼロの鬼アーチサポートや!!
足のアーチ(土踏まず)がしっかりある人ほどサポートが必要
ヒールカップの強さ
ほぼほぼ、なし
※強いと着地時のブレ抑制に影響する/軽いと足の入れやすさや軽快さに影響する
個人的には軽くでいいから欲しかったけど、「厚底ランシュー最軽量」の肩書のために泣く泣く捨てたのだと推察します!
シューガイドの数
約6つ~7つ
※5つくらいが普通で(?)、4つだと弱いくらい(最近は6つくらいは普通かな)
(シューは割と解けにくいよ)
靴のメッシュ
アッパー素材
足周り
伸びないけど、かなり涼しいはず
※フィット感のための初心者ランシュー仕様ではなく、ゴリゴリの競技者仕様なので、できるだけ「ちゃんと足にフィットしたサイズ選び」が大事!
真夏の王者や!(でもそのぶんフィット感は得にくいから、足の形やサイズ感が合う人でないと対応しないでしょう)
靴のグリップ
前足部だけは強いはず。
※ブレ防止プレートなどがよく見えると初心者系のランシュー色が強くなり、スパイク状になるとトラックコース適用の競技モデルランシュー感が強くなるけど、
もうスパイク形状ヤメた様子
やっぱり前傾姿勢気味に走ることを想定しているか(ファンランナー向けのランシューはみんなロード仕様なのだけど、グリップ性能に違いがあることや、競技者モデル系にはスパイクがあることから新設されたコーナーですが、路上で履いてみないとわかりにくい性能のためこのような低レベル情報にならざるを得ない状況なのです世界に幸あれ)
アディゼロタクミセン8の総評レビュー
【免責】
※レビューとは言え実際に走り込んでいるわけではなく、自分のランシュー知識と経験をフル活用したイマジネーションでもってその靴に触れたときのインプレッションやフィーリングをアウトプットしているだけですのでご参考までにどうぞ(走り込んでから評価が変わることはよくあること)
軽すぎ。
おそらくは、
史上最軽量級の厚底ランシュー。
※未確認
(史上最軽量だと言い切っているのではなく、史上最軽量級じゃないかなってことだからね)
アディゼロの名に相応しい無重力モデル
アディゼロ匠戦8の良い点(メリット)
今回のメリット
やっぱり軽いアディゼロ
5くらいまでの往年のタクミ戦シリーズと比べれば重量的には重いのかもしれないけど(165グラムとかの数字だもの)、厚底化して185グラムはめっちゃ軽いでしょう。軽いと足が回しやすくて気持ちが良い。疲労している最後のダッシュとかでも足が動く喜び。マラソンタイムに関わらず、日々の走り方に影響を与える要素が、靴の軽さなのです。
※タクミ戦6くらいから一気に重量化していたのだけど、それでも200グラムを切る190グラムだった。
※アディゼロっていうくらいだから(重さがゼロってこと?)、とにかく軽い靴だったのがアディゼロシリーズ。その他のメーカーのラインナップの中でも軽かった。その分、薄底ランシューだったけど。
厚底化でみんなが履きやすくなった
アディゼロシリーズは全体的に薄底だったので、クッション性が低かった。だから「足の形が合っていても日々のフィットネスに導入するには敷居が高い事が多かった」と思います。しかし今回厚底化したことで、履きやすくなったのではないでしょうか。でも初心者さんにはおすすめしないけど。跳ね過ぎて不安定だから。
※アディゼロは「スリム足、足のアーチがある、クセのないフラットな形状、軽めのサポート」という特徴もあるので、足の形がフィットする人は意外と多かったし、こういう靴がアシックスなどの日本ライクなメーカーには無かったりと、機能性云々より無二のサイズ感として需要が在ったと思う。でも薄底だから履きづらかったりしたんだね。ボストンはわりとクッションあるからこのブログでもめっちゃおすすめしていたけど。自分の愛用靴でもあるし。
軽い靴は履いていて気持ちが良い
いつものメリット
- スピード出しやすい(軽くて跳ねるから)
- 夏に涼しい(メッシュスカスカだから)
- アーチサポートが鬼強い(とにかくアーチがあるから)
そういうことでよろしくお願いします
実際に走ってからのメリット
足を回せる(運動性能高い)
やっぱり足が回せる喜びがありました。ライトストライクプロ素材がグングン弾むからそれだけで走れるんだけど、意識的に走ろうとすれば、自ずと足が動くのが生体。その瞬間にしっかり足が回ってくれることの気持ちよさがあるんだよね。脳から足へ信号が伝達されてからすぐに動くような反応の良さ。重いとタイムラグがあって引きずっているような感じになるからね。最後のダッシュもよく走れるし、スピードの変化が自在で、いろんなペースを楽しめる感じ。
※加えてライトストライクプロ素材や5本指カーボンロッドなどが合わさると「爆進する」って感じになるのかも。こういう高反発素材がないと足を駆け回すだけになって推進力が得られないから。
軽い靴は履いていて気持ちが良い(足が回せるから)
テンポネクストよりも走りやすい(※)
その他の有名な高速厚底ランシューよりも薄底仕様なので、グラつきが弱い。だから走りやすい。つまり「走り方をあまり変えなくて済む」ということだと思う。テンポネクストとかアディオスプロの超厚底になると、完全に前傾姿勢でフォアフット走法気味に走らないとグラついて疲れが増えると思うのだよね。テンポネクストを1年履いた経験上は。スピード乗ってくると良いのだけど。
※逆に言えば、そういう前傾姿勢で走れるレベルのランナーであれば、アディオスプロ系の超厚底ランシューの方が良いのかもね。
いろんな走り方をしたいならタクミ戦8くらいの厚底が良いのでは?
アディゼロ匠戦8の悪い点(デメリット)
今回のデメリット
「厚底化+ヒールカップなし」だからグラつく(不安定感)
軽さを維持するためにヒールカップまでゼロにしているのか、不安定要素は目立つ。厚底と言っても数値上はそこまで分厚くないのに、なんでここまでグラつくのか。横ブレ防止のライトストライクエヴァ素材があるボストン10などと違って、ライトストライクプロ素材のみだから?弾性がありすぎるのか?そしてやっぱりヒールサポートがないことが原因か?それともミッドフット素材も厚いので、重心の落とし所がないから?
※このグラつきはエアズームテンポネクストでも同様のことから、超厚底系のランシューでは宿命なんでしょう。とにかく前傾フォアフット走法で走るしかない。
このグラつく感じ、靴としては嫌ですね(前傾で走る分には気にならないけど)
薄底ガチ勢には困る(?)
「アディゼロ匠戦といえば薄底」というわけで、それと比べれば全く別の靴ですからね。なんだかんだ言っても。グニグニのトラックコースとかを走るのであれば、もうこのタクミセン8なんて履けませんからね。足裏で大地を掴めない匠戦なんて要らんわけですもんね。
いつものデメリット
- 甲が低め(?)
- スリム足向け(?)
そういうことでよろしくお願いします
実際に走ってからのデメリット
やっぱりグラグラする
テンポネクストほどではないけれど(それは明確に)、低速域でのグラつきは如何ともし難い。スピードを上げ出すと安定する戦闘機みたいな靴だよね。それはテンポネクストもそうだけど。キレキレの運動性能で(強いグリップと軽さとクセのないサポートで)コーナリングの帝王だった往年のアディゼロ及び匠戦とはいかないね。やっぱりコーナリングも不安定になっている。こういう点を活かしたいなら、アディゼロジャパン6の方が運動性高くて良いでしょう。(足に合えばなんだけど)
※それでもテンポネクストよりはめっちゃ軽いから、「靴に乗って反発力だけで走っている感覚ではない」ね。ちゃんと「足を回して動かしている感覚」ではある。
ジャパン6が自分の足形に合っていれば、普段の用途としてはジャパン6のほうが適正だったと思います(そんなにスピード出し続けて長距離走らないから、安定感と運動性能のほうが有用だった)
耐久性は低そう
4ヶ月くらいでかかとのアウトソールが剥がれてきた。(距離や使用頻度による)前足部のコンチネンタルラバーソールの箇所じゃないと思うけど(?)いずれにせよ、かかとの薄いグリップが剥げてペラペラして来たんだね。走るとき地面に擦れて煩わしいからひん剥いた。でもそうすると靴底フォームへのダメージがダイレクトに来ちゃうんだよね。
※高額製品なわけだから、あまり持ちが悪いと困るよね。性能が良いにしても。
※ただし、片側だけなので、もしかしたら運悪く変なトラブルに見舞われただけなのかもしれない?走り方とか?
軽さと脆さは紙一重なのでしょうか
その他のアディゼロとの比較
安定感は「アディゼロボストン10」
- タクミセン8よりも、安定感があるでしょう(ライトストライクエヴァ素材により)
- でも、かなり重くなる
日用のジョギングやランニング用途ならこちらが無難ではありますね(あとお安くなりやすい)
運動性能は「アディゼロジャパン6」
- タクミセン8よりも、運動靴感アリ(より足を回して地を駆けるタイプ)
- サイズ感に難あり
- やっぱりやや重い
昔ながらのアディゼロ感あるので、厚底過ぎるのが嫌ならコレ(足の形に合うこと前提)
プロなら「アディゼロアディオスプロ2とか3?」
- タクミセン8よりも、さらに厚底で推進力アップ!?
- でも重い?(微増くらいだと思うけど)
参考・「アディゼロ アディオス PRO 2/ ADIZERO ADIOS PRO 2」アディダス(公式)
参考・「アディゼロ アディオス PRO 3 / ADIZERO ADIOS PRO 3」アディダス(公式)
厚底好きならアディオスプロか(あと見た目が派手派手しくて豪華絢爛)
とはいえ、
他のアディゼロに比べて、
履きやすい厚底ランシューだと思う。
※今年は何のランシューも新調してなかったからおもむろに買っちゃったやで。Amazonのプライムワードローブ無料お試し在庫待ってたら永遠に履けなそうだったから買って履いてからこれ書いているんやで珍しく。夕張黄金メロンカラーにしちゃったやで。赤青のアディゼロ伝統カラーを騒いでたけどなんか涼しくて夏に良さそうだったからやで知らんかそういうのは。そもそも1年くらい前にリリースしてる靴のレビューなんぞしてて申し訳ないんやけど単にこの靴履きたかったからついでに共有しとるだけなんやで堪忍してや全くおおきに。
デザインにクセがないから。
機能も形も。
ボストン10よりは、めっちゃ軽いし足入れしやすい。ジャパン6よりは、クッション性があって推進力得やすいしやっぱり足入れしやすい。アディオスプロの形状はわからないけど、機能性は似ててお安いし、
なにより「アディオスプロよりも軽い」というのは無二の強み。
結論「とにかく軽くて足入れしやすいのがタクミ戦8」
履いて走っている感想「涼しくて軽すぎるアディゼロタクミ戦8はもう手放せない。(ヒールの不安定さを上回るほどの軽さはすべての要素を超えていく)」
軽さ至上主義のための脆さか
超厚底ランシューに比較的挑戦しやすい「アディゼロ匠戦8」
靴合わせの注意点
縦のサイズはツマ先1センチ未満の「捨て寸」空き、横のワイズは「ピッタリ」するように合わせていこう。
※【縦サイズ】…歩く動作をして「かかとが浮く」ような状態ならサイズを小さくするなど対応しよう(靴の形状や性質によってそうなることもあるのでサイズ感だけの現象ではないけど)それでもカカトが浮くようなら別の靴を選ぶなども検討。
※【横ワイズ】…キツいとか痛いと思ったらまずは「靴紐をすべて緩めて」調整してみることが大事(できるだけピッタリしたほうが良いからね)それでもキツいなら別の靴を選ぶ。とはいえある程度はゆとり気味のほうがキツく感じるリスクは減らせるのは事実です。
※【カバーリング】…ある程度合わせてこれ以上フィットしないという場合でも「靴下2枚履き」などで対応すればOK。
Amazonなら試着システム完備・「プライム・ワードローブ(試着して買わないものは返送すればOK)」
フィッティング参考動画・「正しいシューズの履き方」ASICS Japan(公式)
正直、もうワンサイズ下げても良かったと思う。自分なら。
アディゼロ匠戦8
ユニセックスモデル(男女兼用)
夕張黄金メロンカラーは涼しくて良いですねサマーには
※これはあくまで「試履きのみ」のレビューである。
走り込んでみないとジョギングシューズとしての真価はわからない。
このコーナーは、
「試履きや触った時点でもわかるところについて楽しむ」
という趣で執り行わさせていただいております。
最近ではAmazonなどのネット通販でも試着が推奨されるという近未来でありますから。
Amazonのすごいシステム・「プライム・ワードローブ(試着して買わないものは返送すればOK)」
いろいろあれこれテストしてみたくなるというのが人のサガ。
その結果こうしてわかる点についてだけ記事にしているというわけであります。