1つ、クッション性が高いこと。
2つ、ニュートラルデザインであること。
それが条件。
足に優しいジョギングシューズであること
ゲルニンバス/asics(アシックス)
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3Eワイド幅/レディース・「[アシックス] ランニングシューズ LADY GEL-NIMBUS 19-wide ディーバブルー/フラッシュコーラル 24.5 (旧モデル)」
最新作
雲の上を歩くような最大級のクッション性。
※公式コピー(個人的には水溶き片栗粉の上を歩くような感じ?)
グニュッ!グニュッ!と衝撃吸収。
業界最高クラスのクッション性を誇る「GEL(ゲル)」を内蔵したゲルシューズ。中でもニンバスはその最大級のクッション性を装備しているという、もうクッションお化け。
そしてそれでいて売れ筋ゲルシューズラインナップの中にあっては唯一余計なサポート機能のないニュートラルなデザインを持つ。だからアンダープロネーション用であったりO脚などのクセがある足向けにもされる。あとは「立ち仕事」などのワークシーンにもハイパフォーマンスという靴兵器なのであります。(20はなんかワニ柄っぽいね。)
デメリットは業界最高峰に重いこと。しかしその分ガシガシ使えるタフさもあるといえる。
2023年現在の最新版は「ゲルニンバス25」
すなわち、
タフに使いたいならゲルニンバス。
“ピッチの皇帝”フランツ・ベッケンバウアーみたいな靴
↑ゲルニンバスはジョギングシューズとしても特にオススメできるモデル(厚底ながら台形デザインなので安定性もそこそこある)
↑ミズノのウェーブスカイも似たような靴だと思うので、ニンバスが合わないことがあれば検討されたし
ダイナフライト/asics(アシックス)
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軽いし、柔らかいし、飛ぶし。
フワッフワッしとる。
こちらは超有名な売れ筋シューズであるゲルカヤノ23に搭載された「走快感を向上させる新機構フライトフォーム」がはじめて搭載されたアシックスの新ブランド。
そしてそんな新フォームと一体化したとか云う「フューズゲル」によって「GEL(ゲル)」由来の高いクッション性をも持つ。
つまり「フライトフォーム」と「フューズゲル」という2つの新機構がクッション性と軽さを両立させて実現しているというのだ。理論上は。靴のタイプもニュートラル。
それでいてデザインも最先端のジョギングシューズらしくシンプルでオシャレ。特徴的な見た目の「アダプトメッシュ」とやらは通気性とフィット感とデザイン性をあわせもつ。
結果、スーパーマン的なカッコよさのない「タウンユースでクールなカッコ良さ」に仕上がってきているこのシリーズ。
2019年現在の最新版は「ダイナフライト3」
2020年現在の最新版は「ダイナブラスト」
2022年現在の最新版は「エボライド3」
※エボライドシリーズも同じような系統の靴であり、最近ではこちらが主流。エボライド3はアンダープロネーション用の靴として公式に明記されている(ナンバリングによっては違うけど)
すなわち、
走快に使いたいならダイナフライト系。
“フライング・ダッチマン”ヨハン・クライフみたいな靴
※ダイナフライト4はアンダー用ではなくなった模様なので、選ぶなら3か2を選びましょう。
↑新生果たしたダイナブラスト(2020年モデル)はオススメだし、おそらくアンダー向けだけど(過去作の特徴から)、そもそも明確なアンダー向けランシューというものは存在しないことに留意してね。
基本はこの2足になりますな。
靴サイズ&ワイズの簡単な合わせ方。※縦サイズはつま先1センチ空く程度に。横ワイズは隙間なくピッタリフィットが鉄則だ。
実店舗は試し履きしやすい。ネットで買うと安い。
が、
おすすめのニュートラルシューズは他にもある。
特にスリムなあんよたちに捧ぐ
エアズームペガサス/NIKE(ナイキ)
メンズ レディース
長く続きすぎな名作すぎるオサレなランシュー!
「高いクッション性」と「ニュートラルなデザイン」というならこの名作シューズも忘れてはならないのである。とにかくナイキの靴はオサレなので履きやすさナンバーワン。部活感ゼロ。それでいて高性能。そしてなによりスリムフォルムであり、以上に挙げた2つのシューズに比べて幅も甲もスリムになっているから「あの2つでは甲が高すぎる」のであればこちらの選択肢が存在するというわけなのである。
すなわち、
スリムな足ならエアズームペガサス。
※日本人でも意外にスリム足は多くて自分もそう。レディースを履けるんではないだろうかってくらい。
参考・「日本人の足の形が劇的に変化し始めている!/アシックス取締役が語る靴の秘密。」bunshun.jp さま
エアズームペガサス参考・「大迫傑、遠藤日向、服部勇馬が惚れた「ナイキ エア ズーム ペガサス34」の魅力」Runtrip さま/
ナイキの靴は公式サイトにおいてオーダーメイドカラーリングが可能。割高にはなるが好きなカラーの靴を手にしたいならそちらで買うほうが良いだろう。一方Amazonでは取扱業者がデザインしたカラーの靴をそれぞれが販売している。多少安価に購入できるが、このような事情から他のメーカーと違いAmazonにはナイキシューズの公式販売ページがないのだ。
アディゼロ・ボストン・ブースト/adidas(アディダス)
メンズ3Eワイド/白系カラー・「[アディダス] ランニングシューズ Adizero Boston Boost 2 Wide BEY95 ランニングホワイト/コアブラック/ソーラーイエロー 26 cm」
ソーラーイエロー・「[アディダス] ランニングシューズ Adizero Boston Boost 2 CDB64 ソーラーイエロー/ユーティリティブラック F16/ランニングホワイト 26 cm」
レディース
鮮やかなブルーカラー・「[アディダス] ランニングシューズ Adizero Boston Boost 2 W DWI55 エナジーブルー S17/ランニングホワイト/ペトロールナイトF17 24 cm」
まったく無駄のない「どシンプル」な覇者の靴!
クッション性はこの中で最も低いスピード系統の靴。少し薄いくらいがフォーム矯正には役立つ点もあるが。
※しかしジョギングシューズ界全体で見ればフルマラソンサブ5(5時間以内完走)用のエントリーランナー向けの優しいモデルなので、クッション性は高い部類に入る。(覇者の靴というのはアディゼロ履いてマラソン記録が樹立されたから。ジャパンブーストだけど。2018年現在はナイキ靴にその座を譲った。)
その分、ニュートラル中のニュートラルデザインであり、フラット中のフラットなデザインとしてどんな足にも合いそうな「どシンプルさ」と「軽さ」が最大の魅力な靴。
軽いから足さばきも自然で、シンプルだから変な癖がつかない。つまりフォームの矯正には一番頼れるということなのだ。
「アンダープロネーションやO脚だから足が痛くなるんじゃないか?」という疑問に対しては「クッション性の高い靴を」&「足に合うフィットする靴を」という返答ができるのだが、この靴は余計な機能がついていないので足にフィットしやすいのだ。
※ただし足のアーチがない「扁平足」の人は注意が必要かと(この靴には足のアーチがしっかりあるので)
正直、オーバープロネーション(ガニ股とか過内足)の人が使うシューズにもよいと思う。少し薄いのがまさに良い。
すなわち、
クセのある足ならアディゼロ・ボストン・ブースト。
※ダイナフライトも「ものすごく万人向けに履けるフラットなクツ」だと思うが、「フィット感」なら断然ボストンブーストだ。このブログでは特にフィット感を最重視するのでボストンブーストはメラ推しである。
※ただ「ダイエット目的」や「全くの初心者」ならクッション性を優先させて「ダイナフライト」の方が良いだろう
※そんでもって土踏まずのない平らな足裏の「扁平足」には「ネットフィット」をおすすめする
以下、
この4つがおすすめな理由
アンダープロネーションやO脚傾向だと思う人が履くべき理由
まず、
「アンダープロネーションの人はほぼいない」
ということを前提。
O脚傾向という人はいれども。
このあたりのお話は「足にフィットする靴を選ぶ方法」にてじっくりねっぷり記載しているので興味があればどうぞ。ちなみに「靴底の外側がすり減ったらアンダープロネーションだ」ということはないから。事実どうであれ、なににせよここではそういう理解。
なぜ「アンダープロネーション用の靴」や「O脚用の靴」を調べたのか?
「足が痛いから」とか。
それなら解決策というか返答のしようはあるのですけれども、
基本的にアンダープロネーション用の靴などは存在しないという。
このことから「ただ単にそのほうが良いかと思って」という場合、それは杞憂であるから「普通に足にフィットする靴を履いておけばよろしい」のであります。
※なにしろそれが本当にアンダープロネーション(サピネーション)の足であるのかどうかは、正確に調べてみないとわからない重大な足の問題になるから。靴底の減り具合などで特定できるものでもないというシロモノこそアンダープロネーション。
しかし実際に「足が痛いなどといった不都合が生じている」のならば、
まずは「クッション性の高い靴」!
足が痛くなるならまずは「クッション性の高い靴!」
これは以上に紹介した4つのジョグシューズに共通した要素となりますね。
※ただしアディゼロはこの4つの中では最もクッション性が低い
単にクッション性が低いから足が痛くなっていることは十分あり得ることで、むしろキホン要因。
そもそもアスファルトの上を走るというのは医学的には推奨されないほど衝撃を受ける行為なので、プロ並みに鍛えた足で走っていてもケガはするものだから。
そして「ニュートラル靴」を!
サポート機能が強すぎて足が痛くなることもあるので「ニュートラル靴を!」
この点に関しても以上に挙げた4つのジョグシューズは条件を満たしている。
※アディゼロはとくにフラットデザインでフォーム改善に効果的だといえる(平たいという意味ではなく。足のアーチはしっかりあるから。造りがナチュラルというかフラットというかシンプルなのね。)
結局は「ヒト本来の走り方を邪魔しないニュートラルプロネーション用のデザインが一番確実」という理論。
クッション性の有無だけではなくて、安定性強化のための高性能なサポート機能が、足の構造に干渉して引き起こされる不具合によって、痛みが生じることがある。
つまり「足に合っていない靴は痛い」という当たり前な話。
有名な「ゲルカヤノ」や「GT2000-ニューヨーク」や「1040番シリーズ(NB)」などもクッション性が高いが、デザインはサポート型でもあり、「クセのある足の人」にはベストな選択とはいえなくなってしまうのではないかと考える。理論上は。
特に「扁平足」という足のアーチのない人は避けたほうが懸命。(カヤノは硬い素材を内側に入れて支える仕組みだから当たると痛い感じ。1040はアーチ部を伸縮させるフィット感でサポートする仕組みなので当たるとキツイ感じ。※まあそれはオーバーのサポートってわけじゃないけど。どちらもアーチが全くない人にとっては困る感じ。)
そんな場合にはニュートラルシューズにスーパーフィートを併用するのがテッパン。
そうなると以上の4つのランシューが条件を満たしてくるというわけである。ゲルニンバスやダイナフライトが公式的にアンダープロネーション用とされているのはこのため。
詳しいことは以下の記事にて。
しかし基本は以上に挙げた4つのジョギングシューズがとにかくオススメなのだ。
それはアンダープロネーションだろうがO脚だろうが、それが日々のジョギング用にしろランニング用にしろ、オススメシューズであるところは変わらない。
「足が幅広」なら、
※サポート性能は皆無でクッションも強くないけど「自然な走り方が可能」なネットフィットもおすすめしておくよ!
※あくまで「クッション性能を高く保つ」ならウェーブスカイもおすすめ!