ダイナフライト4とは?
20代で売れすぎたけど30代で立ち位置に迷うアイドル俳優
DYNAFLYTE 4(アシックス)
ダイナフライト4とは?
生きて飛ぶ靴
いまやゲルに並ぶほどのアシックス看板素材となった飛ぶクッション「FlyteFoam(フライトフォーム)」の母艦こそがダイナフライトシリーズ。フライトフォームはいちばん最初にこの靴で世に登場したと記憶。アシックスのゲルは業界最高レベルの衝撃吸収力を誇っていたものの、重いのがネックだった。それに革命を起こしたのが「軽くて柔らかい」靭やかな走りを目指したダイナフライトだったのです。
※「強靭な有機繊維」を用いていることからなのか、それが生物イメージに繋がり、生き物デザインで売り出されていたフライトフォーム
個人的に愛用してるランシューで好き(ダイナフライト3)
DynaFlyte 4
メンズ
レディース
※この靴はとくにワイドだとかスリムだというモデル展開はしていない様子
デザインかなり迷っているのではないか?
↑ダイナフライト3は愛用。ママンは2を愛用。そういう一族です。
↑2020年版の最新作はダイナブラスト!クールデザイン復活!
そんな印象受けますね。色々見た目が変わっているこのシリーズ。堂本剛の髪型くらい変わっているダイナフライト。いや彼は迷走しとるわけじゃないんだろうけどね。単純にオサレさんなだけでしょうけどね。初代の派手派手しいクルルヤックやババコンガみたいな極彩色の南米はペルーの辺りで新発見された怪鳥のようなデザインから、2、3は一気にタウンユースなクールデザインになり、この4ではまたなんだかよくわからない具合に。きっと実家のお母さんは心配しとるで。
はやく落ち着いてほしいような気もするし、このまま泳がせみたいという気もするし
「ダイナフライト4」の見た目プレビュー
インサイドビュー
アウトサイドビュー
クォータービュー
バックビュー/ヒール
フロントビュー(つま先)
アウトソール(足裏/グリップ)
アッパービュー/全体
タウンユースなクールデザインが一変し、これまたアシックスらしい熱血デザインへ変更。とはいえアッパー素材に使われる生地のメッシュは細いニットのような今流行のオシャレ感を残した模様。
こんどは熱血デザイン(笑)
「ダイナフライト4」を履いた感じプレビュー
スタンドアップビュー
アラウンドビュー/全体像
トップビュー
アップビュー
モーションビュー
ランシューの「造り」そのものはほとんど前作のダイナフライト3と同様だけど、さすがに熱血デザインの象徴であるasicsラインの存在感たるや松岡修造×4であります。一気に運動靴感がバーニングしているよね。
松岡修造ってめっちゃ大富豪の実家なんだよ(雑学)
靴の特徴
フワッフワして飛んでるような軽快さと高いクッション性を持つ万人向けランシュー。
(シリーズの特徴)
個人的には“ランシューの神”として祀っております
ランシューの機能
「FlyteFoam(フライトフォーム)」の化身
軽くてよく反発して高いクッション性を誇る「飛べるランシュー」の根幹素材。それがフライトフォームであり、今やアシックス第2の基幹技術ともいえるでしょう。とにかくあらゆるランシューに搭載されている。ダイナフライトはその生みの親でもあるので、フライトフォームといえばダイナフライトってなもんです。
ダイナフライトの基本性能について・「アシックスの新・生物兵器。それがフライトフォーム。」
「アシックスの新・生物兵器」ってキャッチコピーは自分で気に入ってますよ(照)
「GEL(ゲル)」も内蔵しているらしい(?)
アシックスの代名詞的衝撃吸収素材「GEL(ゲル)」ですが、いちおう内蔵とのこと。でもそんな事したら重くなりそうなので申し訳程度に留まっているのではないかな(?)元はフォームと一体化したという「フューズゲル」なる新素材を使っていたはずだけど3からゲル内蔵とか言い出すことに。
ゲル感は殆ど感じませんが(個人の意見です)
「柔らかな足当たりのニット素材(硬め)」がアッパーに採用!
「なんとも勢いに乏しい具体的な技術を導入してきたな」ってもんですが。2からは「アダプトメッシュ」とキャッチーに呼称される「通気性、フィット感、デザイン性」の三拍子そろったアッパー素材でおしゃれに仕上げてきたのだけど、このたび変更。しかし4でもアダプトメッシュは使っていると主張。よくわかりません。アダプトニットとか言えばいいのにね。
※硬めといえどゴワゴワしているわけではなく、あまり伸びないタイプということだと思われる。サラサラしてる印象かな。
オシャレ感演出素材としてニット素材が使われます(実感)
ダイナフライトは基本的にフライトフォームのためのランシューと認識しよう。
ランシューのタイプ
軽量なハイクッションモデル
もちろんそこはファンランナーや初心者の足に優しい高クッションランシュー。しかし通常これらの靴は素材が多くなってしまうために重量が増して重くなってしまう。(ゲルシューズなど)しかしこのダイナフライトに搭載されまくっているフライトフォームは「軽量で高反発」してくれる素材。それを「厚底シューズ」にすることで高い衝撃吸収力と地面に跳ねることで生み出す「飛ぶような走り」を実現。
※ただし厚底シューズであるので着地時の安定感は低下するし、あまりに強い衝撃はゲルのように吸収しきれない
「それなのに軽い」というのがこの靴のエース感!
元フラット系?(ニュートラルプロネーション用)
靴には足のアーチ(土踏まず)の形状に合わせた、サポートするデザインが存在するが、ダイナフライトは比較的平面なフラット形状であった。(故にこのブログでは足のアーチがない扁平足の人やアンダープロネーションの人におすすめしてきた)つまり「万人の足を入れやすい」メリットが有ると認識しているんだけど。
※そうした分、「足のアーチがある人たちにはサポート機能がなくなってしまう」デメリットはあると思う(だからダイナフライトは誰かにとって最高の一足にはなりにくいとしているよ)
しかしこのダイナフライト4では足のアーチが強くなってしまった!
足のアーチは緩いが、
足のアーチは緩いのだけど、ダイナフライト3よりは確実に存在する。
それが悪いということではなくね。普通には足のアーチを持つ人が一般的だし。
デザインはアシックスらしいスポーツ感へ転身
ダイナフライト2から一気にクールなデザインに変身させてきてからの、このさらなる転身。むしろ転生。アシックスラインをどうしても復活させたかった意図がよくわかりません。
個人的には膝から崩れ落ちるほどの落胆事件でした
ランシューとしての立ち位置
ダイナフライト4のクッション性はこれくらい(当社比)
サブ5クラス/おすすめシューズ | クッション性 |
ゲルニンバス21(半GEL) | ★★★★★★★★☆ |
ウルトラブースト/19※ | ★★★★★★★ |
ゲルカヤノ26(GEL) | ★★★★★★★ |
GT2000-ニューヨーク4(GEL) | ★★★★★★☆ |
ダイナフライト4 | ★★★★★★☆ |
ダイナフライト3 | ★★★★★★☆ |
ハンゾーUの2019年版(M/W) | ★★★★★★☆ |
エアズームペガサス34 | ★★★★★★ |
ウェーブライダー20 | ★★★★★ |
アディゼロ/ボストン8 | ★★★★☆ |
アディゼロBブースト2 | ★★★★ |
※ウルトラブーストに関してはあくまで前足部(フォアフット)を除いて「ミッドフット走法」および「ヒールストライク走法」時のみこの位置と判断
GELシューズとは「質」が違うから単純比較は出来ないけど、軽さを考えればスーパークッションやで!
ダイナフライト4の重さはこれくらい(当社比)
サブ5クラス/おすすめシューズ | 重さ |
ゲルニンバス21 | 約340g |
ゲルカヤノ26 | 約330g |
ウルトラブースト/19 | 約315g |
ダイナフライト3 | 約255g?※ |
ダイナフライト4 | 約245g |
アディゼロBブースト2 | 約244g |
アディゼロ/ボストン8 | 約230g |
※メンズ 26cm 片足重量(自分で実測した値)/打ち消し線は参考の推定値
※ダイナフライト3は250グラムだと思うけど、測ったのが半年以上走ってからなので少しプラスしている(笑)
キホンは軽い。そして反発するからさらに足運びは軽く感じる。
靴のデータ「サイズ感・ワイズ感・重さ」
※以下に登場する数値はあくまで目安として認識いただきたい。(測り方が精密でもないので)「全体としてのサイズ感やワイズ感はどうなのか」という点に注目いただきたい。
体感「普通のサイズ感」
履き心地はとにかくフツー。
特にどうもこうもありません!
※気になる点がなければこのような発言が続きます!(逆に気になる場合はちゃんと話します/ゲルニンバス21のように)
ただワイドサイズなどはないので足幅が広いという人などはしっかり試し履き推奨!
靴の甲(高さ)
足の甲は普通
※26センチサイズ
とくに印象に残ることがないほどの普通さだと思われます!
靴の幅(広さ)
約9.5センチ
※26センチサイズ
※そしてダイナフライトにはワイド版やスリム版などがないこれ一点勝負の万人受け自信
足幅も普通!(よりは、ほんのりシュッとしてる?)
靴の重量(重さ)
約245グラム
※26センチサイズ(片足)
※ダイナフライトやエアズームペガサスなどが260g以下で軽量のライト級と言えるし、ゲルカヤノやゲルニンバスなどのハイクッション&高サポート靴になると320gくらいのヘヴィ級になる。
前作のダイナフライト3よりも5グラム軽くなった!(これだけでは良いことなのかはわかりません。底削ってコストダウンしただけかもしれないし。)
底の厚さ
フォアフット(前足部)
約2.1センチ
※26センチサイズ
※前作ダイナフライト画像はあくまで「半年以上の使用後」であるため参考画像過ぎることをご了承ください
おそらくダイナフライト3よりほんのり厚い(推定)
ミッドフット~ヒールストライク(中足部~かかと?)
約3.3センチ
※26センチサイズ
※前作ダイナフライト画像はあくまで「半年以上の使用後」であるため参考画像過ぎることをご了承ください
おそらくダイナフライト3よりほんのり厚い(推定)
なんにしてもランシューの中でも厚い数値に入ると思われます。
足のアーチ
足のアーチは緩いけど存在するように。
※画は外面だけだが、ちゃんと内側も手を入れて調べているよ。比較もしてるし履いてもいるよ。
「サポート性能が上がった」とは言えるでしょう
ダイナフライト4の総評レビュー
※レビューとは言え実際に走り込んでいるわけではなく、自分のランシュー知識と経験をフル活用したイマジネーションでもってその靴に触れたときのインプレッションやフィーリングをアウトプットしているだけですのでご参考までにどうぞ(走り込んでから評価が変わることはよくあることなのでね)
熱血のスポーツシューズに生まれ変わりやがりました。
※派手派手しい怪鳥みたいなイメージ①「ハルク・ホーガン」
※派手派手しい怪鳥みたいなイメージ②「クルルヤック」
デザイン回帰のインパクトが凄くて。
とにかく。
「ダメになった」というわけではないから困る事例!
ダイナフライト4の良い点(メリット)
クッション性はほんのり向上(?)
測っている数値はあまり当てにならないんだけど、見た感じでも少々「靴底が増量している」様子。つまりフライトフォームの増量。すなわちクッション性の向上。
ここは純粋にパワーアップなのかな(そのためのコストアップとかバランス改変とか細く言えばあるのかもしれないが)
新アッパー素材に通気性を期待できる(?)
※通気性ありそうな「アダプトメッシュ」だけど、夏場に履くとそこまで涼しくはなかった(他と比べて熱いというわけでもない/夏靴アディゼロボストンと比べると涼しくはないというだけ)
もともとダイナフライト2から押し出してきたクールなデザインの象徴「アダプトメッシュ」が廃止に。(何かしらには使われているようだけど。見た目には全くわからないレベルで。)言うほど収縮性(フィット感)も通気性(クールビズ感)もないということが判明してしまったからなのか。代わりに張られたのが「柔らかな足当たりのニット素材(硬め)」だという。ニット素材と言うとアディダスのブースト系シューズで履いてるけど暑い。ニット素材はオシャレだけど、暑いと思う。しかしこのダイナフライト4のニット素材はそこまで収縮性があるタイプでもなさそうなので、もしかしたら通気性が3より高いかもしれないという期待がある。
※そしてその母体でもあるダイナフライトから消えたとなれば技術そのものが廃止なのか(?)正直機能的にはあまり恩恵感じなかったけど、アシックスの汗臭いデザインに革命を起こしたものとして評価していたから残念。
ニット素材のランシュー記事・「ウルトラブースト19は夏に履くと足が燃えるよ!冬のエースとして期待!」
とはいえ普通に考えたらニット素材が涼しいということはありませんが(体験上)
足のアーチサポート性能が向上!
※足のアーチ(土踏まず)とはこれのことで、一般的な足の形状でもある。
ダイナフライトは足の裏がフラットに造られていた。平面ね。だからベタ足状の扁平足の人や、走行時に足首が外ひねりするとされるアンダープロネーション用のシューズともされる。(これに関してはフラット形状であることだけではないけど)しかしこのダイナフライト4からは足のアーチサポートが出現。まあ普通に考えたら足のアーチがある人のほうが圧倒的多数なので、これまた普通に統計学的に考えたら単純にサポート力の向上になるね。
自分みたいに足のアーチは普通に存在するひとには単純にサポート力のアップ!
熱血スポーツデザインが好きな人にはたまらない回帰!
※初代ダイナフライト(メンズ)2016年にリリースしたのかな。生き物のイメージで売り出していた印象。ハデハデしい怪鳥みたいな。
アシックスラインがビシッと浮き出ております。それは血管のように逞しいというわけですよ体育会系のアシックスマンたちは。「女子も男のウデの血管が好きだからいいだろ」的にね。2,3とうまいことメッシュ裏に潜ませてさりげないアクセントとして意匠化してしまったクール感など「貧弱貧弱うううう!!!!!」ってなもんですわ。
やっぱりアシックス運動靴のたくましさは残したいよねそりゃ(白目)
ダイナフライト4の悪い点(デメリット)
クールなデザインが消失
個人的には大問題。これはない。勿論アシックスラインが嫌いなわけではないし、昔から履いている。学生時代にバッシュ(バスケットシューズ)でもお世話になったし、ロードジョグからGT2000からゲルフジやら様々なアシックスシューズを履いている。スポーツマンとしての気分が高まる熱いデザインだと思うよ。でもダイナフライトはクールだからよかったの。アシックスランシューの中で唯一無二なスマートでクールなカッコいいイカしたデザインだから良かったのよ。
ダイナフライト5ではクールデザインを切実に望む!
フラット形状が消失
まずこのことがどういうことかを箇条書きしますね。まともに説明するとややこしいから。単純に良い悪いという話ではないからね。
非・扁平足シューズに!
これまでダイナフライトを「ベタ足状の扁平足の人にもオススメなランシュー」として推してきましたが、それが今回できません。程度にもよると思われますが、とくにベタ足でまっ平らな過度の扁平足の人ともなればなおさら。
非・万人受けシューズに!
したがって、「誰にでも履きやすい足が入れやすい初心者の最初の1足向けランシュー」でもなくなってしまうことに。本当にたいしたアーチではないんだけど、やはりそこはアーチが隆起しちゃっているものだからね。
アンダープロネーションシューズとしては?
これに関しては正直よくわからないところですな。自分はアンダープロネーションではないようだし(というかアンダー走法のひとは殆どいないという)、アーチの有無が関係しているわけでもない様子だし。しかしアンダー向けとして履きたいならダイナフライト2や3にしておくのが無難なところでしょう。あるいはゲルニンバスなど。
ニュートラルプロネーション用シューズとしての割合が強まってることは確かでしょう
まとめ「機能だけ見ればパワーアップした良作」
サポート性能が向上したダイナフライト4!
(ダイナフライトのサポート性能はこれまでほんとに弱かった)
(そのぶん履きやすさはあったのだけど)
ってなことになるかと。確かに統計的に見れば「足のアーチがある人のほうが圧倒的多数」なわけだし、そうなればサポート性能を向上した改良版といえるわけです。個人的にも足のアーチがある人間なんで、機能的に見れば恩恵しかない。くわえてクッション性も向上し、さらに軽量にもなっている。あとは地味にシューガイドの形状がサポート力高める形状。(厳密には3にもあるけど数が少ない)
ランシューの機能だけでみればすごく優秀な改良バージョンだった!
しっかし、
唯一無二だったオサレデザインの破棄。
これは痛恨ですよ。
ファンランナーには。
デザインは好き好みなのでこれ以上は言いません!(結構言ってる)
2019年度の最新作ダイナフライト4でした
DynaFlyte 4
※この靴はとくにワイドだとかスリムだというモデル展開はしていない様子
メンズ
amazonだと試着可能(プライム会員)
(楽天やヤフーだと試着できないけど)
レディース
amazonだと試着可能(プライム会員)
(楽天やヤフーだと試着できないけど)
初代オシな派手派手しい原点回帰を歓迎してくれ!(泣)
白黒カラーならクール?
メンズ
レディース
※白系と黒系が使われるモノトーンカラーならタウンユース向けかもしれないね。こうしてみると。靴のフォルム自体は2や3よりシュッとしているのだし。フォルム自体は確かにカッコいいでしょう。
シロクロは何にでも合う(正義)
クールデザインならダイナフライト3をまだまだ推奨!
メンズ
レディース
ナイキやアディダスに負けない独自のオサレさある貴重種!(最初見たときはシンプルすぎて影薄く感じたけど笑)
ダイナフライト2も安いぞ!
メンズ
レディース
このクールデザインが消失するかと思うと記念に残したくなる!(あとはゲルケンウンくらいしかのこってないasicsのおしゃれデザイン)
↑似たような足型でサポート性がしっかりほしいと言うならウェーブライダーが最強です
↑ダイナフライトよりいいやつ履きたいならエボライド(雑)街履きレベルは低いけど
↑2020年版の最新作はダイナブラスト!クールデザイン復活!
※これはあくまで「試履きのみ」のレビューである。
走り込んでみないとジョギングシューズとしての真価はわからない。
このコーナーは、
「試履きや触った時点でもわかるところについて楽しむ」
という趣で執り行わさせていただいております。
最近ではAmazonなどのネット通販でも試着が推奨されるという近未来でありますから。
Amazonのすごいシステム・「プライム・ワードローブ(試着して買わないものは返送すればOK)」
いろいろあれこれテストしてみたくなるというのが人のサガ。
その結果こうしてわかる点についてだけ記事にしているというわけであります。