むしろ返品推奨。
それがネット通販の王者アマゾンの資本力
つまり「試着できるネットサービス」が誕生したアマゾン
その名も「Prime Wardrobe(プライム ワードローブ)」
Amazonのすごいシステム・「プライム・ワードローブ(試着して買わないものは返送すればOK)」
※ワードローブはクローゼット的なタンス的な意味だとか(あなたのお家のタンスになるサービスみたいな?
※2021年中秋から「Prime Try Before You Buy」(購入する前に試せるプライム)に名称が変更とのこと。分かりづらい?むしろド直球なそのままのネーミング?でも一度浸透したのを変えないでほしい。
とうとうここまでやるのかAmazonよ。
今までもamazon直販売&配送商品は「プライム配送」ということで返品無料だったりしたが。プライム会員なら送料も無料だし。だが晴れてこのたび正式サービス化へ。Prime・Wardrobe(プライム・ワードローブ)ということです。
※amazonはスーパーマーケットだが、フリーマーケットとして「アマゾンマーケットプレイス」なるものがあり、一般にも市場を解放している。そのため彼らから購入する場合には彼らとのやり取りになる。amazon直販売ならamazonとのやり取りなので、そのようなアマゾンクオリティサービスを受けられたのだ。
確かに「顧客至上主義」やなこりゃ。
ネット通販ユーザーたちにとって「こうなってほしい」というところへ手を伸ばし続けられる資本力だからこそ可能なのでありましょうか。パソコン事業のビル・ゲイツを抜いて世界一の富豪になっただけのことはある創業者ジェフ・ベゾズ。
※Amazonはとにかく「シェアの獲得」に金をばらまくことで知られる。「競合他社製品に膨大な資金力を背景にした価格競争をしかけて追い込み、弱ったところで買収」という一連の方程式はもはやポケモンを捕まえるかのようである。
まあまあ驚くのはコレくらいにしまして、
とっととさっさと利用の流れを体験。
ワードローブを利用してみる
アマゾンプライム会員限定サービス
流石にここまでのサービスとなると会員限定。
まあ最近はもうみんな布教されてるからプライム会員ですよね。プライムビデオも見放題多いし、配送料無料だし。(アマゾン販売&配送品限定)日本はまだシェア獲得途上なので1年4000円くらいの破格サービス。まあ確実に数年もすれば会費は跳ね上がるだろうけど今はとにかくお得な期間である。今は日本市場という名のポケモンを捕まえてる最中なので。シェア獲得に破格のサービスを提供し続けていくだろう。
まあ確実に数年もすれば会費は跳ね上がるだろうけど今は破格サービス(復唱)
ワードローブ対象品だけ詰め込む
「試す」という欄がある商品。
「購入を確定する」でもこの時点では無料
プライム・ワードローブでは、有効期限が90日以上あるクレジットカードとデビットカードのみ利用できます。注: プリペイドカードやAmazonギフト券、代金引換、携帯決済、コンビニ・ATM・ネットバンキング・ 電子マネー払いなどのお支払い方法は利用できません。
対象品しか不可。
コレがまだまだ始まったばかりの弱さなのかどうなのか。これからもまばらな品揃えなのかどうなのか。たしかに同じ製品でも色違いしかダメだったということはある。でもまあ試着だけして確認し、返送してから後で本命を買えばよいのだろう。
※ただプライム商品なら返品自体は可能
まだまだ数は少ない
届いたら7日間試着可能(とはいえ早めに返送推奨)
届いたものはまるまるすべて大事に扱おう。
まだ買ってないからね。
試着は室内で、商品タグをつけたまま行ってください。シューズは靴下やストッキングなどを着用のうえご試着ください。NG例・試着では発生し得ない消耗やダメージ(しわ、ソールの汚れ、ソールの傷など)があるもの。香水やたばこなどの匂い、ファンデーションなどの化粧汚れが付着したもの。これらをアマゾンの独自裁量で判断するとのこと。
丁寧に扱おう。
まだ買っていないのだからお店のものである。できるだけ丁寧に扱いましょう。それは実店舗でも同じであるし、人としてのマナーでございます。まあでもそこまで怖がらずに常識的に扱えばOKでしょう。
次に手に取る同志たちのために
買うものと返すものを選択
「注文履歴」や「配送完了のメール」から手続き可能。
全部返してもOK。
試着サービスだから。
な~にも気兼ねすることなく全品返送することも前提としたサービスなのであります。もちろん「一度手にしたものは買いたくなっちゃう」的な心理を利用して売上を増大させようという作戦でもあるのだろうけど。純粋に顧客満足度向上を目指した施策でもあるだろう。
今回は術中にハマって2足買いましたよてへへ
あとは返送するだけ
無料で返送可能。セブンイレブンやファミリーマート、クロネコヤマト配送センターなどへGO。
来たダンボールをそのまま用いて返送が出来る仕様。再度閉じるテープも付いているし、宛名まで書かれた着払い用紙も付属。
※「着払いの返送用送り状がクロネコヤマトのもの」なので、コンビニに持ち込む場合は提携企業でないとならないみたい。つまりローソンはNG。
ローソンの乱
梱包方法
※その昔Amazonで中古売買(FBA)をしていた感覚も動員して解説
「伝票」を混入する!
ダンボールの中、一番上に伝票を入れる。開けた人が確認しやすい場所に置くというのが目的なので。そうしてなにが入っているか正確に報せる役割があるから。
※仮に失くしていても印刷できる(注文履歴などから)
「送り状」に自分の住所などを記載!
すでに「コレを貼ればOKなやつ(アマゾン倉庫への宛名宛先が書かれた着払いの送り状)」も付いてきているわけなので、返す時にダンボールと一緒に持っていく。コンビニや配送センターで貼ってくれる。(受付の人が記入する欄などがあるから)
※自分の住所や電話番号や名前は記入する!送り主として!あと中の製品のジャンルとかも一応書いておく!シューズとか!
まあ書くくらいはね
あとはそのまま梱包して配送業者へGO!
ダンボール側に再封用のテープがあるからそれで梱包可能。(シールをめくればテープになってるからそれをパタンと閉じればOKな特殊配送用ダンボールなのだ)
さああとは
コンビニ、クロネコヤマト配送センターなどへGO!!!!
※コンビニはセブンイレブンやファミリーマートなどヤマトの「宅急便」が受付可能な企業
ゴートゥーヘブン!!
集荷依頼もベンリ
※クロネコメンバーズ会員(無料)になることで配達関係がかなり楽になる
本当にありがたい(しみじみ)
ワードローブ品じゃないランシューも無料で返品できるけどね。
ワードローブ利用のほうがスマートではある(僅差)
返送トラブル対処法体験記!
「配送センター」を利用するのが万能。
(運送センター?宅急便センター?)
おすすめ。
全部やってくれるからとにかくラク。
閉じちゃったけど伝票入れ忘れた!
「入れるべきものを入れ忘れた!」
ワードローブでやってきたダンボールはそのまま再利用可能で、テープが貼られている。コレを使って再梱包して返送するんだけど、中には「入れるべきものを入れ忘れた!」なんてこともあるかと思う。
まあそんなときは普通にガムテープで梱包すればOK。
まあ普通のこと。絶対それじゃないとダメということじゃなしに。ただその方がむこうの開封作業員の人たちが開けやすいというだけで。もちろんそれは大事なことだけど、こうなっちゃったら仕方がない。できるだけ最初から失敗なくスマートにやることは前提だけど、たとえ失敗してもちゃんと対応すればなにもしないより100倍マシなのだ。
箱の中がスカスカなので動くのが気になる!
そりゃ届いたものから買うものを引いて返送するとなると、「その分のスペースが空く」のは当然。
そしてモノが中で動く余地が生まれる。配送業界では公然のタブーである。ランシューなら「フィット感のないダメな状態」とでもいえようか。上手いこと言えば。まあ正直それでもそんなに問題はないんだろうけど。Amazon自体たまにそんな状態で来ることあるし。しかーし!試着させてもらったものはちゃんと丁寧に送り返したいところ。自己満といわれても。気分が悪いし。返送中に破損したとか。責任がないとしても。やり逃げみたいなことが可能であったとしても。気が小さいのだとしても。
まあそんなときは新聞紙か何かを詰めておけばOK。(もちろん汚れていないやつ)
さらに言えば、
配送センターに持っていくとすべて揃っている。
クロネコヤマトの配送センターが近くになければアレだけど、いくとプチプチ梱包材がこんもりあるし、テープ梱包もしてくれるし、剥がし忘れた個人情報にも特殊テープで目隠ししてくれるし。
とにかく配送センターに持っていくのがおすすめ。
通販中のコミュ力でも気楽。
工場みたいな感じで入りやすい。
ちょっとした田舎の野菜市場みたいな感じ
以下、
いろいろと思うこと。
問題もあると思うわけ
上の画像の通りタグが取れている。コレはアマゾン規約ではNGのはず。それなのにウチにやってきてしまうと帰すときこちらの不備だとも取られかねない。こうした信用不安が広がればサービスは完全に衰退するだろう。気をつけていただきたいアマゾン関係者諸兄。
コレって新品なのか?
ってなる。
あっ
たりまえなことなんだけど
服とかアパレル界では文化レベル。中古を「古着」とか呼ぶくらいだし。
試し履きされた靴がタライ回されてるわけだから、新品じゃない。
まあ当たり前なことである。それは新品とは呼ばない。しかしAmazonでは「新品」のボタンを押して届くものになってしまう。
個人的にはそこまで気にしてないよ。ある程度新品ならね。
自分もその恩恵に預かっているわけだし、試せることは良いことだと思うし。ある程度はね。ドロとか付いていなければさ。
そもそも実店舗での伝統行事である「試し履き」も同じことだし。
実店舗に行ってもべつに「試し履き専用シューズ」があるわけでもないし(人気のシューズになら用意されてることもあるだろうけどすべてのシューズとサイズを用意することは不可能)、
何回か取り出されて履かれた靴を買うことになるのはご愛嬌。
まあ最初の頃は買うとき「え、それ持ってくの?新品の箱を裏から取り出してくるんじゃないの?」とか思っていたけどもう慣れたよね。
ただ、新品じゃないことだけは確か。
むかし中古せどりというものをやってたが、
「開封して中を確認しました!」
とか見かけますが正直バカなんじゃないかと思いますね。
その時点で価値は落ちます。
by のび○さん
という世界だった。
どうしても新品じゃなければ買わない人もいるし、それに価値を感じて金を出す人達がいるという話で。
そんなもんだから「新品の項目にそれがあるのは問題になるんじゃないか」というね。
新古品とか未開封品とかまた別の項目があっても良さそうに思うけど。ちゃんと差別化するということで。
そのむかし産業革命期に機械製と手作り製を差別化してジェノヴァ製としたものがジーパンというブランドになった如く。
それこそがさらに「顧客至上主義」を果たせると思うしさ。
すなわち「ワードローブ専用品」みたいなジャンルにするとか。
まあただでさえ金を使いそうな施策だからいろいろ難しかろうか。
ま、オレはいいんだけど。
新古品でも。
ただ「そう書いてくれればもっと素直に受け取れるのに」ってこと
「そういうのが嫌な人たちは利用しない&関わらない」
ということでいいんかね。
いまはそういう時代か。
いや「それができない」という話