ゲルニンバス22とは?
まだ雲の上に居ます
GEL-NIMBUS 22(asics)
ゲルニンバスとは?
地上最大級のクッション性能
「雲の上を歩くようなクッション性」を謳って「ランシュー業界史上最大レベルの衝撃吸収能力」を自他ともに認められているアシックスの秘密兵器。(ニンバスとは古代ローマの公用語だったラテン語で雲の意)秘蔵技術である「GEL(ゲル)」の搭載量はこれまたボリューミングでゲルシリーズでも1位の座にあるだろう。そして近年では軽くて跳ねる「FlyteFoam(フライトフォーム)」との重ね合いにもよって、「更に足運びもよろしくなりました」ってな進化も遂げているのです。
※ニュートラルプロネーションやアンダープロネーション走者用の靴ともされる
初心者と高齢者を狙い撃ちにしてくるアシックスのクッションバーゲンや!(?)
GEL-NIMBUS 22(ゲルニンバス)
メンズ
スーパーワイド版(SW/4E相当)
レディース
ワイド版(3E相当)
その他のスペシャルモデル
ニットモデル(KNIT)
ニット素材の生地を使ってオシャレ度アップ。(個人的には冬場に温かいと思うけど)
メンズモデル・「GEL-NIMBUS 22 KNIT」asics公式
レディースモデル・「GEL-NIMBUS 22 KNIT」asics公式
プレミアムモデル
カラーリングが特別なだけで機能は変わらない。
とにかく足に優しいの。
(繰り返し)
もうかれこれこのゲルニンバスも22ナンバリングを数えてこれ以外に言うことがありませんよ。それだけ「ランシュー界最大級のクッション性能 ※」という座を明け渡さないニンバスの強さなのかもしれませんな。
※【価格帯を見よ!】…最近では「メタライド」などゲルニンバス皇帝の座を脅かすクッションおデブちゃんたち「ルーキー」が出回ってきておりますが、まあ値段が2万超えなど当たり前に。ゆえに実質価格帯を考慮するとやはりゲルニンバスくらいが一般庶民が手を出せるならぬ“足を出せる”コストパフォーマンスなのだと思います。
ダイエットにも!立ち仕事にも!リハビリにも!
「ゲルニンバス22」の見た目プレビュー
インサイドビュー
アウトサイドビュー
クォータービュー
バックビュー/ヒール
アウトソール(足裏/グリップ)
アッパービュー/全体
フォルム的な部分は前作と違いはないかな。カラーリングの趣旨も淡い感じで、「雲イメージ的な白さ」を目立たせつつも大人しく決めている印象か(ドヤ顔)
雲イメージが大事!(テキトー)
「ゲルニンバス22」を履いた感じプレビュー
スタンドアップビュー
アラウンドビュー/全体像
アップビュー
末広がりな靴底がモクモクした雲を連想させるよね。あるいはそれでバランスも取ってるのやもしれない。デザイン的には「彩雲」をイメージしたという、淡くてふわふわした「不思議ちゃん」デザインなのだとかよ。
ちゃんと仕事してくれ!(雲の上は安泰と思って!)
靴の特徴
ランシューの機能
クッションメガ盛り雲上靴
とにかくクッション性能なの。
かかと部に配された伝統の衝撃吸収材は「合わせて変形する大型のヴィジブルGEL(ゲル)」に改良され、雲の印象を増幅するフカフカの「メガ盛りフライトフォーム」も盛り盛りで(ミッドソールは2ミリ増らしい)、それらの厚底対策なのか、全体の造りでなんとか走行バランス取ろうと四苦八苦してるようだけども、こぼれ落ちんばかりのクッション性能はもはや誰にも止められない!
それ以外に言うことがないの。
そして次には「雲」といえばOK!(押し出し)
ランシューのタイプ
ハイパークッションモデル
単に「初心者におすすめするランシュー」の範疇を越えて、「もはや医療機関にすら推奨されるほどの立ち位置を雲の上に築いた」のがゲルニンバスシリーズらしいです。
※最近はさらなる雲靴も増えてるけどみんな高いので、良いポジションに居るよね!
フラット系で足のアーチは緩い(ニュートラルプロネーション的)
中敷きの隆起もないし、アッパー素材の寄り添いもない。平坦という感じで、いつものごとく。
だからアンダープロネーション用ともされています
ランシューとしての立ち位置
ゲルニンバス22のクッション性はこれくらい(当社比)
サブ5クラス/おすすめシューズ | クッション性 |
ゲルニンバス21 | ★★★★★★★★☆ |
ゲルニンバス22 | ★★★★★★★★☆ |
ウェーブスカイ3 | ★★★★★★★ |
GT2000-8 | ★★★★★★★ |
ウルトラブースト/19※ | ★★★★★★★ |
ゲルカヤノ26※ | ★★★★★★★ |
ハンゾーU(M/W) | ★★★★★★☆ |
ダイナフライト4 | ★★★★★★☆ |
ウェーブライダー23 | ★★★★★★ |
アディゼロ/ボストン8 | ★★★★☆ |
アディゼロBブースト2 | ★★★★ |
※ウルトラブーストに関してはあくまで前足部(フォアフット)を除いて「ミッドフット走法」および「ヒールストライク走法」時のみこの位置と判断
※ゲルカヤノはフォアフットがそこまで厚くなくなっているけど、「かかと部の分厚いゲル」による高い衝撃吸収性能を評価します
相変わらずということでお願いします
ゲルニンバス22の重さはこれくらい(当社比)
サブ5クラス/おすすめシューズ | 重さ |
ゲルニンバス21 | 約340g |
ゲルカヤノ26 | 約330g |
ゲルニンバス22 | 約325g |
ウェーブスカイ3 | 約315g |
ウルトラブースト/19 | 約315g |
GT2000-8 | 約300g |
ウェーブライダー23 | 約270g |
ハンゾーU(M/W) | 約265g |
ダイナフライト4 | 約245g |
アディゼロBブースト2 | 約244g |
アディゼロ/ボストン8 | 約230g |
※メンズ 26cm 片足重量(自分で実測した値)/打ち消し線は参考の推定値
前作よりかなり軽くなったの(!?)
速評はここまで。
靴のデータ「サイズ感・ワイズ感・重さ」
※以下に登場する数値はあくまで目安として認識いただきたい。(測り方が精密でもないので)「全体としてのサイズ感やワイズ感はどうなのか」という点に注目いただきたい。
体感「普通のサイズ感(?)」
イメージと異なりこんなに普通だったのか、と。
20も21も履いてみてるけど、最近導入した最新鋭のレビュー方法でもってサイズ感をスキャンしてみると(経験値による勘測)、どうにもイメージと違いましたね。GT2000と一緒に比べてるんだけど、箱がでかいほうがニンバスだと思っていたから。
【新説】ゲルニンバスは大きくない!
サイズ感や仕様の短評
足のモデル
- ギリシャ型(割とスリムタイプ)
- 足のアーチはしっかりある
- (靴サイズは26センチの通常ワイズでレビュー)
※このブログのランシューコーナーではすべてこのアンヨが同じ状況下にて試し履きしております
靴の足長(サイズ感/長さ)
足長は普通より、やや空きアリ。
※26センチサイズ
※サイズ合わせの際は「捨て寸」といわれる「0.5~1センチ未満の空き」ができるようにしよう
※自分の経験上ではこれくらいの空きなら問題ないと判断!
靴の足幅(ワイズ感/広さ)
足幅はなかなか普通。
※26センチサイズ/2Eワイズの標準モデル
※ワイズ合わせの際は「基本は両サイドにピッタリとさせて空きがなく、ぐっと踏み込んだときに張りすぎない程度」(数値以上に素材の伸縮性によって体感は大きく異なるよ)
※個人的にはまあまあ履けるワイズ感(スリム足なのに)
靴の甲(高さ)
足の指がらくらく立つくらいなので、やや高め?
※26センチサイズ
※数値以上に素材の伸縮性によって体感は大きく異なるよ
おそらくここの高さを改善してきたと思われる!
靴の重量(重さ)
約325グラム
※26センチサイズ(片足)
※ダイナフライトやエアズームペガサスなどが260g以下で軽量のライト級と言えるし、ゲルカヤノやゲルニンバスなどのハイクッション&高サポート靴になると320gくらいのヘヴィ級になる。
前作から15グラムも軽量化?(…計量間違えたかな笑その可能性はあるので鵜呑みにしないように)
靴底の厚さ
フォアフット(前足部)
約2.45センチ
※26センチサイズ
とにかく最強に分厚い!
ヒールストライク(中足部~かかと?)
約4センチ
※26センチサイズ
21から相変わらずステーキ以上の分厚さ!(ついにウルトラブーストと並びました)
ミッドフット(中足部)
ミッドも3.4センチ以上
※26センチサイズ
クッション系ランシューのかかとレベル!
足のアーチ
※足のアーチサポートは無いと思う
※【インナーソール(中敷き)】…平坦フラットでサポートなし
※【アッパー素材の添え具合】…アーチには寄らないフォルム
インナーソール(中敷き)
平坦フラットでサポートなし
アッパー素材の添え具合
アーチには寄らないフォルム
コレこそがアンダープロネーション用たる所以なのでしょうか?(あとクッション性)
ヒールカップの強さ
軽めなヒールカップ
※強いと着地時のブレ抑制に影響する/軽いと足の入れやすさに影響する
ここで硬かったら変だしこの流れで(?)
シューガイドの数
約6つ
※5つくらいが普通で(?)、4つだと弱いくらい(最近は6つくらいは普通かな)
このコーナーつぶそうかな
ゲルニンバス22の総評レビュー
※レビューとは言え実際に走り込んでいるわけではなく、自分のランシュー知識と経験をフル活用したイマジネーションでもってその靴に触れたときのインプレッションやフィーリングをアウトプットしているだけですのでご参考までにどうぞ(走り込んでから評価が変わることはよくあることなのでね)
前作よりも履きやすくなったと思います(体感)
足幅のサイドが窮屈に感じなくなった。
前作のゲルニンバス21で鬼門となった「横ワイズがキツく感じる事件」でありましたが、この22は改善されているような印象。
※体感では確実に履きやすくなっていると断言するけど、多くの人にとってそうであるとまでは言えないよ(免責)
この対応力って意外とすごくない?
ちゃんと改善してきているわけで、なおかつそれ以外の高評価な点は変えずにリリースする辺り。ゲルニンバス22というより「21のアップデート版」みたいな感じ。
あと意外にこの靴は「こじんまりしたサイズ感だった」ことに驚いております!
ゲルニンバス22の良い点(メリット)
クッション性能は文句なし
ヒールストライク(かかと)にしろフォアフット(踏み込み)にしろ、やはり最大級のクッション性能は譲らない。そこら辺は相変わらずなのでご安心。スロージョギングやウォーキング運動などなど、「足に負担をかけたくない用途」にバッチシ仕事をしてくれることと思います。あるいは立ち仕事など。
安定形状(?)
靴のミッドソールが「台形状」に広がっているので、厚底でありつつ、バランスが取りやすいデザイン。それが昨今の軽量厚底にはない、重量厚底ゲルニンバスの強みかな。(NIKEのリアクトインフィニティランでもそうしてるとか)
足のアーチがない平たい足の人にもおすすめできる
インナーソール(中敷き)にしろ靴全体のアッパー素材のフォルムにしろ、足のアーチに寄るデザインではないのでコレが圧迫されるようなことがない。多くの足を入れやすいと言えると判断。これもいつものように相変わらずのゲルニンバスの基本スタイルかと。(故にアンダープロネーションやニュートラルプロネーション用ともされる)
「ゆっくりした運動」におすすめかと!
ゲルニンバス22の悪い点(デメリット)
やっぱり重い
流石に最大級のクッション性能のためにゲルとフライトフォームを盛り盛りにしておるわけだから、当然重たい。(それでも少しは軽くなった方?)故にあまり「大幅で走るストライド走法」にしても「足を速く回転させて走るピッチ走法」にしろ、スピードを上げて走るような動作には向いていないでしょう(数キロのミドルディスタンスランなら練習用になるやも?)基本はスロージョギングやウォーキング歩行などに履くのがおすすめ。
サポートがない
こちらもメリットの裏返しで、足のアーチがないことでフィット感は落ちるし、かかとのヒールカップも弱く、衝撃時のブレなどを抑制する機能が乏しいと見受けられるね。(ただ、ゲルニンバスはアッパー素材全体の造りが特殊なフォルムで造形されている気がするので、それでなんとかサポートしようという手が施されているのかもしれないが?)
やっぱり「ゆっくりした運動」におすすめかと!
ゆっくりした運動の最終兵器であり続ける「ゲルニンバス22」でした。
GEL-NIMBUS 22(ゲルニンバス)
※わりと普通のサイズ感なので、足幅が広い人は積極的にワイドサイズの試し履きを推奨しますが、合わない場合はワイド変更で調整するより他のランシューに変えたほうが良いかもしれない(靴の造り自体がすこし複雑なのでワイドが広くなったくらいで履きやすくならなそう?)
メンズ
スーパーワイド版(SW/4E相当)
レディース
ワイド版(3E相当)
足が合えばゆったり運動には無敵のランシューでしょう!
※これはあくまで「試履きのみ」のレビューである。
走り込んでみないとジョギングシューズとしての真価はわからない。
このコーナーは、
「試履きや触った時点でもわかるところについて楽しむ」
という趣で執り行わさせていただいております。
最近ではAmazonなどのネット通販でも試着が推奨されるという近未来でありますから。
Amazonのすごいシステム・「プライム・ワードローブ(試着して買わないものは返送すればOK)」
いろいろあれこれテストしてみたくなるというのが人のサガ。
その結果こうしてわかる点についてだけ記事にしているというわけであります。