ライトレーサー3とは?
サイズ感が解消されたライトレーサー3は「すべての中級ランナーにおすすめ」か(?)
LYTERACER 3(asics)
参考・「(メンズ)LYTERACER 3」asics(公式)
ライトレーサー3とは?
プリンス・オブ・トレーニングシューズ(?)
位置づけ的には「サブ4」のランシューで、快速運動靴。asicsの英雄的なプロ仕様マラソンシューズである「タイガーレーサー(略してターサー)」のトレーニングモデルなのかな。
※サブ4は「フルマラソンを4時間切る」というスピード目安。サブ5は初心者向け。サブ3は上級者向けみたいなことで覚えておけばよいでしょう。
※3とはいえ、ライトレーサー自体の歴史はそこそこある(TSとかマイナーチェンジモデル時代があった)
ターサーがキングならば、ラーサー(?)はプリンスという理屈!
LYTERACER 3
メンズ
ワイド幅
※【どれがワイド版?】…amazonの表記では、例えば「26.0」ならそれが通常版で、「26.0 2E」がワイド版だった。(2021年4月現在)でも本来ならワイド版というのは「3E」のはず。これから表記が変わったり別の商品ページが出てくるかもしれないけど、注意です。asics公式の製品ページにてワイド版限定のカラーリングを確認することも大事。(ライトレーサーは基本的に幅が狭いから通常版が本当にEなのかもしれないね。だからワイド版が2Eになると。わからないけど。)
レディース
女子版はひとつなので選びやすい
「ライトレーサー3」の見た目プレビュー
インサイドビュー
アウトサイドビュー
クォータービュー
バックビュー/ヒール
フロントビュー(つま先)
アウトソール(足裏/グリップ)
アッパービュー/全体
「ライトレーサー3」を履いた感じプレビュー
スタンドアップビュー
アラウンドビュー/全体像
アップビュー
いつものライトレーサー感(原理主義的な運動靴っぽい)
靴の特徴
「ライトレーサー3」の特徴一般
- 中級ランナーのランニングにお手頃価格のランシュー
- スピード出せるトレーニングモデル
- 自分の足で駆け抜ける薄底系
- 普段履きやお仕事履きには向かない
やや小さめ(3では変更?)- 足のアーチサポートはない
- ニュートラルプロネーション系(?)
「ちょっとスピード出したい脱初心者ランナー」の王道靴
中級ランナーのランニング用(?)
軽量でシンプルな造りの靴なので、ややスピードを上げて走りやすいでしょう。厚底でもないので、自分の脚を鍛えるにも良いでしょう。とくに足の裏とか鍛えられそう。
※サブ5向け初心者ランシュー系統にはないシンプルな造り。余計なサポートも余計なクッションも余計なプレミアも付かないお値段で、極めてシンプルな運動靴であるところがライトレーサーの特徴なのやも。
※それでも、ゲルニンバスやエボライドなどクッション性の高いランシューと併用したほうが足のダメージコントロール的には良いと思う。
自分の足で駆け抜けるランシュー
ランシューとしての立ち位置
ライトレーサー3のクッション性はこれくらい(当社比)
サブ5クラス/おすすめシューズ | クッション性 |
ゲルニンバス22 | ★★★★★★★★☆ |
ウェーブスカイ3 | ★★★★★★★☆ |
GT2000-8 | ★★★★★★★☆ |
ゲルカヤノ27 | ★★★★★★★☆ |
ウルトラブースト/19※ | ★★★★★★★☆ |
ダイナブラスト | ★★★★★★★☆ |
ゲルカヤノ26※ | ★★★★★★★ |
ハンゾーU(2020) | ★★★★★★★ |
ダイナフライト4 | ★★★★★★☆ |
ウェーブライダー23 | ★★★★★★ |
アディゼロ/ボストン8 | ★★★★☆ |
アディゼロBブースト2 | ★★★★ |
サブ4クラス/トレーニング | クッション性 |
New!ライトレーサー3 | ★★★☆ |
ライトレーサー2 | ★★★☆ |
ウェーブエアロ18 | ★★★ |
アディゼロジャパン5 | ? |
※ウルトラブーストに関してはあくまで前足部(フォアフット)を除いて「ミッドフット走法」および「ヒールストライク走法」時のみこの位置と判断
※ゲルカヤノはフォアフットがそこまで厚くなくなっているけど、「かかと部の分厚いゲル」による高い衝撃吸収性能を評価します
前作から変わらないでしょう(初心者だとやや厳しいレベル?)
ライトレーサー3の重さはこれくらい(当社比)
サブ5クラス/おすすめシューズ | 重さ |
ゲルニンバス21 | 約340g |
ゲルニンバス22 | 約325g(?) |
ゲルカヤノ26 | 約330g |
ウェーブスカイ3 | 約315g |
ウルトラブースト/19 | 約315g |
GT2000-8 | 約300g |
ゲルカヤノ27 | 約300g |
ハンゾーU(2020) | 約275g |
ウェーブライダー23 | 約270g |
エボライド | 約250g |
ダイナブラスト | 約240g |
アディゼロ/ボストン8 | 約230g |
サブ4クラス/トレーニング | 重さ |
ライトレーサー2 | 約240g |
ウェーブエアロ18 | 約215g |
New!ライトレーサー3 | 約210g |
アディゼロジャパン5 |
サブ3クラス/レーシング | 重さ |
ウェーブデュエル | 約205g |
ターサーエッジ | 約200g |
アディゼロ匠戦6 | 約190g(?) |
ウェーブエンペラー3 | |
アディゼロ匠戦5 |
※メンズ 26cm 片足重量(自分で実測した値)/打ち消し線は参考の推定値
かなり軽くなりました(前作と比べても、他のシューズと比べても)
速評はここまで。
靴のデータ「サイズ感・ワイズ感・重さ」
【免責】
※以下に登場する数値はあくまで目安として認識いただきたい。(測り方が精密でもないので)「全体としてのサイズ感やワイズ感はどうなのか」という点に注目いただきたい。
体感「やや小さめだけど、普通のサイズ感」
かなり履きやすいサイズ感になりました。
前作にしてもそうだけど、ライトレーサーという靴は「小さめ」だった。かなり。それがこの3から「やや調整しやすいサイズ感になった」と思う。自分の「足の収まり具合い」をみてもそうだし、「アッパー素材の仕様が変わっている」ことから影響してるんだよね。
※その分のホールド力や耐久性はやや弱まっている気もする(アッパー素材のスエード素材のような人工皮革素材がなくなった故)
とにかく履きやすくなっています
ワイド版との違いは、微妙?
一応今回は「通常版」と「ワイド版」を同時に試してみた。数値上ではそこそこ違うようだけど、履いた感じではそんなに違いは見られず。まあこの辺りの履き心地というのは、「通常版がキツイ」という場合にしかわからないのかもしれません。「どこかが微妙に当たっている人だけが、そのちょっとした広がりのありがたみが分かるのかもしれない」という意味でね。
※amazonの表記では、例えば「26.0」ならそれが通常版で、「26.0 2E」がワイド版だった。(2021年4月現在)でも本来ならワイド版というのは「3E」のはず。これから表記が変わったり別の商品ページが出てくるかもしれないけど、注意です。asics公式の製品ページにてワイド版限定のカラーリングを確認することも大事。
それでもワイド版があるということが大事(選べるから)
参考・「足形を簡単計測・シューズサイズの目安をご提案:FIND YOUR SHOE SIZE!」アシックス(公式)
※自分の足型をスマホで測れるというけど、縦のサイズを図るのが難しい(笑)
サイズ感や仕様の短評
足のモデル
- ギリシャ型(割とスリムタイプ)
- 足のアーチはしっかりある
- (靴サイズは26センチでレビュー)
※このブログのランシューコーナーではすべてこのアンヨが「同じ状況下」にて試し履きしております(靴下の厚さも同じ)
靴の足長(サイズ感/長さ)
足長は、やや短いかな
※26センチサイズ
※サイズ合わせの際は「捨て寸」といわれる「0.5~1センチ未満の空き」ができるようにしよう
※歩く動作をして「かかとが浮く」ような状態ならサイズを小さくするなど対応しよう(靴の形状や性質によってそうなることもあるのでサイズ感だけの現象ではないけど)つまりカカトが浮いてはダメ。
普通か、やや短めだとは思います(繰り返し)
靴の足幅(ワイズ感/広さ)
通常時
踏み込み時
数値(目安)
ワイド版の数値(目安)
足幅は、やや細め(ワイド版もそう変わらず?)
※26センチサイズ/2Eワイズの標準モデル
※ワイズ合わせの際は「基本は両サイドにピッタリとさせて空きがなく、ぐっと踏み込んだときに張りすぎない程度」(数値以上に素材の伸縮性によって体感は大きく異なるよ)
※キツいとか痛いと思ったらまずは「靴紐をすべて緩めて」調整してみることが大事(できるだけピッタリしたほうが良いからね)
やや細めだとは思います(繰り返し)
靴の甲(高さ)
余白
指を上に立てたとき
指を上に伸ばしたとき
足甲は、やや低め
※26センチサイズ
※数値以上に素材の伸縮性によって体感は大きく異なるよ
※キツいとか痛いと思ったらまずは「靴紐をすべて緩めて」調整してみることが大事(できるだけピッタリしたほうが良いからね)
やや低めだとは思います(繰り返し)
靴の重量(重さ)
約 210 グラム
※26センチサイズ(片足)
※ダイナフライトやエアズームペガサスなどが260g以下で軽量のライト級と言えるし、ゲルカヤノやゲルニンバスなどのハイクッション&高サポート靴になると320gくらいのヘヴィ級になる。
かなり頑張った今回のライトレーサー(晴れて軽量ランシューを名乗れそう)
靴底の厚さ
フォアフット(前足部)
約 1.7 センチ
※26センチサイズ
※数値以上に素材によってクッション性能は異なるよ
いつもの感じ(やや薄い系統)
ヒールストライク(かかと)
約 2.9 センチ
※26センチサイズ
※数値以上に素材によってクッション性能は異なるよ
これもいつもの感じ(やや薄い系統)
ミッドフット(中足部)
約 センチ
※26センチサイズ
※数値以上に素材や形状によってクッション性能は異なるよ
……。
足のアーチ
※足のアーチサポートはあまりないかな
インナーソール(中敷き)
わりと平坦フラットでサポートなし
アッパー素材の添え具合
アーチには寄らないフォルム
前作同様「ほぼない」と言って良いでしょう
足のアーチ(土踏まず)がしっかりある人ほどサポートが必要
ヒールカップの強さ
ちゃんとある。
※強いと着地時のブレ抑制に影響する/軽いと足の入れやすさや軽快さに影響する
これも前作同様レベル
シューガイドの数
約6つ
※5つくらいが普通で(?)、4つだと弱いくらい(最近は6つくらいは普通かな)
……。
靴のメッシュ
アッパー素材
足周り
やや伸び、やや涼しめ仕様かと
※フィット感のための初心者ランシュー仕様
前作と比べてここが最も異なります(アッパー素材が伸びる仕様に変更)
靴のグリップ
ロード対応グリップ(さらにエーハープラスも)
※道路を高速で走るのに向いているのがサブ4靴
※ブレ防止プレートなどがよく見えると初心者系のランシュー色が強くなり、スパイク状になるとトラックコース適用の競技モデルランシュー感が強くなる
これまでと同じ?よく効くエーハープラスは追加?(ファンランナー向けのランシューはみんなロード仕様なのだけど、グリップ性能に違いがあることや、競技者モデル系にはスパイクがあることから新設されたコーナーですが、路上で履いてみないとわかりにくい性能のためこのような低レベル情報にならざるを得ない状況なのです世界に幸あれ)
ライトレーサー3の総評レビュー
【免責】
※レビューとは言え実際に走り込んでいるわけではなく、自分のランシュー知識と経験をフル活用したイマジネーションでもってその靴に触れたときのインプレッションやフィーリングをアウトプットしているだけですのでご参考までにどうぞ(走り込んでから評価が変わることはよくあること)
かなり履きやすいシューズになりました(?)
小さい小さい言われてたから。
自分で測っても小さかったけど、世の中的にも「キツかった」という人は多いみたい。アマゾンレビュー見ても。(他にはターサーエッジなど、asicsの競技者モデル系ランシューは小さくタイトなものが多い)
アッパー素材が伸びるんだよね今回。
上位モデルのターサーエッジなんかもそうだけど、コレまでは「スエードみたいな合皮素材(?)人工皮革(?)」が配置されていて、キツかった。耐久性やホールド性能は上がるのかもしれないけど、「履きやすさ」という点では落ちると思う。伸びないから。
自分の場合でも「縦サイズ・横ワイズともに割とぴったり」調整できました
ライトレーサー3の良い点(メリット)
「履きやすいランシュー」になった
上述の通り、これまでのライトレーサーからの大きな変更点はココでしょう。割と売れているランシューでありながら「かなり小さめサイズ」というのが気になっていたライトレーサー。しかしこのライトレーサー3では多くの人に勧めやすいよね。
サブ4のランシュー感はなくなったけど
かなり「軽量」になった
それに伴ってなのか、軽量化に成功。サブ4のランシューにしてはそこそこ重めだったライトレーサーですが、26センチで210グラムというのは軽量。アッパー素材の材質比率が変わったから軽くなったのかな。
「人工皮革」という箇所がなくなったんだね
いつもの「お手頃価格」
さらに履きやすくされたランシューですが、お手頃価格なのも売り。基本的に1万円前後のランシューをおすすめしたいんだけど(14年の経験上そう言えるから)、ライトレーサーはそれ以下になりやすい。ある程度走っている中級ランナーたちにはガシガシ履き込めるリーズナブルな名作なんじゃないでしょうか。
型落ちしてくればみんなだいたい安くなるんだけどね(人気作はなかなか落ちないけど)
ライトレーサー3の悪い点(デメリット)
ホールド力が低下する(?)
実際のところはわかりませんが、ライトレーサーの「あのキツめな感じが良かった」とか、「あれでビッチリとホールドされている感じが良かった」などという、マキシマムエックス履きしている用途のランナーたちには不評が出るやもしれません。つまり「コレまでのライトレーサーが持っていたサイズ感こそがベストマッチしている」人にとっては、「ただの緩いランシューになる恐れがある」のかなと。「つま先の空きが大して存在せず、横の幅がピッタピタになろうとも、その他の造形によるフィット感からなんとも言えないベストシューズになる」ことはたしかにありますからね。人によっては。
「これまでのライトレーサーがベストに合う」っていう人は注意かも
適度な重りにならない(?)
「重いランシューを履いて鍛える」というスタイルもあるけど、そういう意味では軽量化はマイナス要因か(?)でもそれならゲルカヤノとか履くか。いやライトレーサーの微妙な重さが良かったとか?そんな事あるかも?
まあ重いの履きたければゲルカヤノとか履けばよいよね(結局)
足のアーチサポートは相変わらず弱い
個人的には足のアーチがある方なので、できればあったほうが良いことは確か。(アーチあるスリム系統の足の人はアディゼロボストン系がベストに合いますし、性能的にもライトレーサーに近いよ)
初心者向きではないよね(?)
いい靴だと思うけど、やっぱりヒールストライクの厚みは3.5センチは欲しい。初心者ランナーには。アディゼロボストンやウェーブライダーやゲルカヤノなど。確かにライトレーサーはクセのないシンプルな造りなので、初心者の走りを無理に矯正することもなく、お手頃価格なことから推奨したい点はある。しかしクッション性はやはり大事。(もちろんサポート性能も)ある程度走って初心者系のケガを一通り経験して足が鍛えられた中級ランナーが使う靴なのかなと。
サイズ感が解消されたライトレーサーは中級ランナー全てにオススメか(?)
中級ランナーたちのお手頃なお供に「ライトレーサー3」
LYTERACER 3
縦のサイズはツマ先1センチ未満の「捨て寸」空き、横のワイズは「ピッタリ」するように合わせていこう。
※【縦サイズ】…歩く動作をして「かかとが浮く」ような状態ならサイズを小さくするなど対応しよう(靴の形状や性質によってそうなることもあるのでサイズ感だけの現象ではないけど)それでもカカトが浮くようなら別の靴を選ぶなども検討
※【横ワイズ】…キツいとか痛いと思ったらまずは「靴紐をすべて緩めて」調整してみることが大事(できるだけピッタリしたほうが良いからね)それでもキツいなら別の靴を選ぶ
※【カバーリング】…ある程度合わせてこれ以上フィットしないという場合でも「靴下2枚履き」などで対応すればOK
Amazonなら試着システム完備・「プライム・ワードローブ(試着して買わないものは返送すればOK)」
これまでのライトレーサーがキツかった自分でも、3ならいつものサイズで履きますね(ワイド版は大した違いがないし、特に必要ないかな自分は)
メンズ
ワイド幅
※【どれがワイド版?】…amazonの表記では、例えば「26.0」ならそれが通常版で、「26.0 2E」がワイド版だった。(2021年4月現在)でも本来ならワイド版というのは「3E」のはず。これから表記が変わったり別の商品ページが出てくるかもしれないけど、この点注意です。asics公式の製品ページにてワイド版限定のカラーリングを確認することも大事。(ライトレーサーは基本的に幅が狭いから通常版が本当にEなのかもしれないね。だからワイド版が2Eになると。わからないけど。)
レディース
そこそこジョギング歴がある(2年くらい?)中級ランナーにはコスパの良い靴でしょう(自分は14年のキャリアあって怪我もしなくなったけど数年は多かったから舐めちゃいけないコンクリ道路の硬さ)
※これはあくまで「試履きのみ」のレビューである。
走り込んでみないとジョギングシューズとしての真価はわからない。
このコーナーは、
「試履きや触った時点でもわかるところについて楽しむ」
という趣で執り行わさせていただいております。
最近ではAmazonなどのネット通販でも試着が推奨されるという近未来でありますから。
Amazonのすごいシステム・「プライム・ワードローブ(試着して買わないものは返送すればOK)」
いろいろあれこれテストしてみたくなるというのが人のサガ。
その結果こうしてわかる点についてだけ記事にしているというわけであります。