エボライド SPEEDとは?
月のうさぎさんがサマーバケーションするためのランシューなのか(平和)
EvoRide SPEED(asics)
エボライド SPEEDとは?
スーパー「ガチふわ」の厚底ランシューの、4年目?派生作品?
天下のasicsイチ押し厚底ランシューブランドである「RIDE(ライド)シリーズ」において、もっともお手頃価格でご提供されるのがエボライド。このブログで取り扱う「良質でいて庶民が出せる価格帯1万円前後」のファンランナー向けランシューとして扱えるようになったありがたき「厚底」なのでございます。
※【EVO(エボ)は革命】…または「回転」の意。フランス革命において世がひっくり返って回転(回天)するさまを「革命」としたのでエヴォリューションがそのまま革命の意に。「革命的な乗り味(とか走行感)」みたいな意味でしょう。
asicsが「本気でパクった」厚底ランシューたち!その4年目?それとも派生版?
エボライドスピード
メンズ
ワイド版(3E)
※(3Eのワイド版出てる?)… 自分が頼んだときには、amazonで3E幅の選択ができない状況。リリースされるまで時間かかるのかな?ちなみに楽天市場とかヤフーショッピングにはあるのだけど。(2Eはスタンダードだからね)
レディース
[アシックス] ランニングシューズ EvoRide SPEED レディース 400(ミッドナイト/パパイヤ) 24.0 cm E
ワイド版
※【レディースのワイドは2E】…ワイド幅もありますが、販売ページによっては見分けがつかない事がある。(ワイド版の場合にはカラーリングが限定的だったりするなど、公式情報を確認しておきたい。)レディースモデルは「E」が通常。基本的に。
あと、amazonの商品画像が違う靴だったり表示が不安定だよねなんか
「エボライドスピード」の見た目プレビュー
インサイドビュー
アウトサイドビュー
クォータービュー
バックビュー/ヒール
フロントビュー(つま先)
アウトソール(足裏/グリップ)
アッパービュー/全体
初代エボライドに回帰したようなフォルムですね
「エボライドスピード」を履いた感じプレビュー
スタンドアップビュー
アラウンドビュー/全体像
トップビュー
アップビュー
ニット素材のようだけど、ニットではないんです
靴の特徴
「エボライド SPEED」の特徴一般
- 初心者向けな厚底ランシュー(ムーンウォーキング走法?)
- 足に優しいジョギングモデル
- ウォーキングや長時間の歩行やお仕事履きにも疲労軽減
- 足のアーチサポートは割と強めにあり
- ニュートラルプロネーション(つまり普通)
- 今回はアンダープロネーション用ではない様子(でも対応してると思うのだけど?)
「厚底と半円月形状の体重移動によるムーンウォーキング走法」で走りやすく、足には優しめ(体感)
ランシューの機能
※流行りのカーボンプレートみたいな高反発素材は
ナシ
(ボストンや匠戦やアディオスプロには5本骨状ロッドとやらが搭載されている。グラスファイバー素材だけど。カーボンもファイバーで繊維だけど。よくわからんのやけど。)
「スピード」と言うから搭載されるのかと思いきや?(靴いっぱい出してるから差別化もしないとね)
スペシャル機能
「GUIDESOLE(ガイドソール・テクノロジー)」
[カーブしたソール形状によって、足首の屈曲を抑え、より効率的に足を前に運ぶ。]
※半円月形状の体重移動によるムーンウォーキング走法で「月まで歩く為のテクノロジー」であります。「ムーンウォーク・テクノロジー」です本当は。
これがなくなったらエボライドじゃなくなるのです(念押し)
靴底のクッション性能
強化された「FlyteFoam Blast(フライトフォーム ブラスト)」搭載
[フライトフォーム自体は「柔らかくて、跳ね飛んで、軽量な、有機繊維体のフォーム」という、今日では「衝撃吸収素材ゲル」と並んだアシックスの看板技術素材。他にもライトとかプロペルとかフライトフォームの強化素材は多数ある。なかでも「FF Blast(ブラスト)」は2019年登場の完全上位素材でしょう。]
FFBは強化素材・「FlyteFoam Blast(フライトフォームブラスト)のこと」
そもそも「FlyteFoam(フライトフォーム)」とは?
公式チャンネル・「New DynaFlyte™ with FlyteFoam™ 機能ビデオ」ASICS Japan
元はダイナフライト発・「アシックスの新・生物兵器。それがフライトフォーム。」
※「飛ぶように跳ねて軽い」というのがフライトフォームの基本であります。(adidasのブースト素材以来大ブームとなったとかどうとか)
ハニカム・ヒール(仮称)
[ミッドソールのかかと部に六角形の溝を入れた構造を採用。着地時に変形を促すことで適度なクッション性を発揮。]
※勝手に命名したハニカム・ヒール・テクノロジー。
前作の予算削減仕様からパワーアップ?(でも2023年現在ではゲルカヤノなどに使用されているFFBプラスなどさらなる強化素材もあるからね)
靴裏のグリップ性能
AHAR(エーハー)
[耐久性が要求される自動車タイヤにも用いられているゴムを主材料とし、それに補強材を配合することで、耐摩耗性を向上させています。当社従来ラバーと比較して、AHARは約2倍、AHARPLUSは約3倍の耐摩耗性を発揮します。スポンジタイプは当社比50%以上の軽量化を実現しています。]
※この点は前作のエボライド3と同様(初代エボライドはエーハープラスだったのだけど)
エーハープラスなら満点だったのに。(アディダスのコンチネンタルラバーソールと比肩する)
その他の素材と機能
アディゼロ・フィット(仮称)
[シュータンとアッパーがシューズ内部で一体化された構造を採用。足を包み込むようなフィット性を実現。]
※こういったややこしい仕様はアディゼロが先駆けていた印象ありますが、どうなんでしょう。とりあえずアディゼロ・フィットと命名しておきます申し訳。
怒られたらアシックス・フィットにしておきます(でもアディゼロの皮膜ホールドよりも、当たりがソフトで邪魔になりにくいと思う)
ランシューとしての立ち位置
エボライドスピードの「クッション性」はこれくらい(当社比)
サブ5クラス/おすすめシューズ | クッション性 |
ゲルカヤノ29 | ★★★★★★★★★★ |
ゲルニンバス22 | ★★★★★★★★☆ |
アディゼロボストン11 | ★★★★★★★★ |
ウェーブスカイ3 | ★★★★★★★☆ |
GT2000-8 | ★★★★★★★☆ |
ゲルカヤノ27 | ★★★★★★★☆ |
ウルトラブースト/19※ | ★★★★★★★☆ |
エボライド3 | ★★★★★★★☆ |
New!エボライドスピード | ★★★★★★★☆ |
ダイナブラスト | ★★★★★★★☆ |
ゲルカヤノ26※ | ★★★★★★★ |
ハンゾーU(2020) | ★★★★★★★ |
ダイナフライト4 | ★★★★★★☆ |
ウェーブライダー23 | ★★★★★★ |
アディゼロ/ボストン8 | ★★★★☆ |
アディゼロBブースト2 | ★★★★ |
サブ4クラス/トレーニング | クッション性 |
ライトレーサー2 | ★★★☆ |
ウェーブエアロ18 | ★★★ |
アディゼロジャパン5 | ? |
※ウルトラブーストに関してはあくまで前足部(フォアフット)を除いて「ミッドフット走法」および「ヒールストライク走法」時のみこの位置と判断
※ゲルカヤノはフォアフットがそこまで厚くなくなっているけど、「かかと部の分厚いゲル」による高い衝撃吸収性能を評価します(加えてゲル素材はその他の厚底盛り盛りフォームよりも衝撃吸収性能は勝っていると思う)
スピードと言っても、ほとんど高クッション靴である特性は変わらず(とはいえエボライド3とあえて比較すると足への優しさは3の方が上ということにしておきたい。ヒールの強さやアンダー仕様公式宣言を評価して。)
エボライドスピードの「重さ」はこれくらい(当社比)
サブ5クラス/おすすめシューズ | 重さ |
ゲルニンバス21 | 約340g |
ゲルニンバス22 | 約325g(?) |
ゲルカヤノ26 | 約330g |
ウェーブスカイ3 | 約315g |
ウルトラブースト/19 | 約315g |
GT2000-8 | 約300g |
ゲルカヤノ27 | 約300g |
ゲルカヤノ29 | 約290g |
ハンゾーU(2020) | 約275g |
アディゼロボストン11 | 約270g |
ウェーブライダー23 | 約270g |
エボライド | 約250g |
ダイナブラスト | 約240g |
アディゼロ/ボストン8 | 約230g |
New!エボライドスピード | 約220g |
エボライド3 | 約195g |
サブ4クラス/トレーニング | 重さ |
ライトレーサー2 | 約240g |
ウェーブエアロ18 | 約215g |
アディゼロジャパン5 |
サブ3クラス/レーシング | 重さ |
ウェーブデュエル | 約205g |
ターサーエッジ | 約200g |
アディゼロ匠戦6 | 約190g(?) |
ウェーブエンペラー3 | |
アディゼロ匠戦5 |
※メンズ 26cm 片足重量(自分で実測した値)/打ち消し線は参考の推定値
これでも相変わらずかなりの軽量(エボライド3はファンランナー最軽量のタイトルホルダーなので)
速評はここまで。
靴のデータ「サイズ感・ワイズ感・重さ」
【免責】
※以下に登場する数値はあくまで目安として認識いただきたい。(測り方が精密でもないので)「全体としてのサイズ感やワイズ感はどうなのか」という点に注目いただきたい。
体感「普通のサイズ感」
基本的に普通のサイズ感でしょう。
(前作エボライド3とほぼ同じみたいだけど、やや甲に余裕があるかも)
(エボライド2よりは全体的にスリム)
(こうしてみると初代エボライドは、かなりスリム寄りだった様子)
エボライドだけで野球チーム作れそうな多彩さ
※気になる点がなければこのような発言が続きます!逆に気になる場合はちゃんと話します!(ゲルニンバス21のように)あるいは(ターサーエッジのように)
サイズ感や仕様の短評
足のモデル
- ギリシャ型(割とスリムタイプ)
- 足のアーチはしっかりある
- (靴サイズは26センチでレビュー)
※このブログのランシューコーナーではすべてこのアンヨが「同じ状況下」にて試し履きしております(靴下の厚さも同じ)
靴の足長(サイズ感/長さ)
足長は、普通
※26センチサイズ
※サイズ合わせの際は「捨て寸」といわれる「0.5~1センチ未満の空き」ができるようにしよう
※歩く動作をして「かかとが浮く」ような状態ならサイズを小さくするなど対応しよう(靴の形状や性質によってそうなることもあるのでサイズ感だけの現象ではないけど)つまりカカトが浮いてはダメ。
普通でしょう(繰り返し)
靴の足幅(ワイズ感/広さ)
通常時
踏み込み時
数値(目安)
足幅は、普通かやや広
※26センチサイズ/2Eワイズの標準モデル
※ワイズ合わせの際は「基本は両サイドにピッタリとさせて空きがなく、ぐっと踏み込んだときに張りすぎない程度」(数値以上に素材の伸縮性によって体感は大きく異なるよ)
※キツいとか痛いと思ったらまずは「靴紐をすべて緩めて」調整してみることが大事(できるだけピッタリしたほうが良いからね)
普通よりもややゆったりしている感じかな(?)
靴の甲(高さ)
余白
指を上に立てたとき
指を上に伸ばしたとき
足甲は、普通
※26センチサイズ
※数値以上に素材の伸縮性によって体感は大きく異なるよ
※キツいとか痛いと思ったらまずは「靴紐をすべて緩めて」調整してみることが大事(できるだけピッタリしたほうが良いからね)
普通でしょう(繰り返し)
靴の重量(重さ)
約 220 グラム
※26センチサイズ(片足)
※ダイナフライトやエアズームペガサスなどが260g以下で軽量のライト級と言えるし、ゲルカヤノやゲルニンバスなどのハイクッション&高サポート靴になると320gくらいのヘヴィ級になる。
※初代エボライド(約250g)、エボライド2(約230g)、エボライド3(約195g)
※ゲルニンバス25(約270g)、アディゼロボストン11(約270g)、ウェーブリベリオンソニック(約240g)
※「ダイナブラスト系統」が最大の比較対象の1つなのだけど、おそらく対抗馬になるのは「ノヴァブラスト」で、でもデータないんですよね。(現在はブラストシリーズとか言うらしい?)
※最大ライバルの「初代マジックスピードは(約225g?)」だけど、最新モデルとの比較ではないのでそこは申し訳。
ランシュー全体としてもかなり軽いでしょう(前作エボライド3の195gは異常数値だもの)
靴底の厚さ
フォアフット(前足部)
約 2.9 センチ
※26センチサイズ
※数値以上に素材によってクッション性能は異なるよ
※初代エボライド(約2.4cm)、エボライド2(約2.6cm)、エボライド3(約2.4cm)
※ゲルニンバス25(約3.15cm)、アディゼロボストン11(約3.3cm)、ウェーブリベリオンソニック(約2.5cm)
※「ダイナブラスト系統」が最大の比較対象の1つなのだけど、おそらく対抗馬になるのは「ノヴァブラスト」で、でもデータないんですよね。(現在はブラストシリーズとか言うらしい?)
※最大ライバルの「初代マジックスピードは(約2.45cm)」だけど、最新モデルとの比較ではないのでそこは申し訳。
超厚底と呼べるまであと1ミリという世界に突入しています(エボライドシリーズ中では最厚)
ヒールストライク(かかと)
約 3.9 センチ
※26センチサイズ
※数値以上に素材によってクッション性能は異なるよ
※初代エボライド(約3.8cm)、エボライド2(約4.0cm)、エボライド3(約4.0cm)
※ゲルニンバス25(約5.2cm)、アディゼロボストン11(約4.5cm)、ウェーブリベリオンソニック(約3.2cm)
※「ダイナブラスト系統」が最大の比較対象なのだけど、おそらく対抗馬になるのは「ノヴァブラスト」で、でもデータないんですよね。(現在はブラストシリーズとか言うらしい?)
※最大ライバルの「初代マジックスピードは(約4.1cm)」だけど、最新モデルとの比較ではないのでそこは申し訳。
あと1ミリ寸止めさせている職人居るね(微差というか「いつものエボライドなり」というところではないでしょうか)
ミッドフット(中足部)
約 センチ
※26センチサイズ
※数値以上に素材や形状によってクッション性能は異なるよ
(靴の中央部はいつも分厚いエボライドシリーズでした)
足のアーチ
※足のアーチサポートは適度に存在
インナーソール(中敷き)
そこそこアーチ形状あり
アッパー素材の添え具合
アーチには寄らないフォルム
今までのエボライドシリーズよりは、やや弱まっているような?(疑心暗鬼)
足のアーチ(土踏まず)がしっかりある人ほどサポートが必要
ヒールカップの強さ
ちゃんと堅いのがあるけど、
やや弱いね(上部が柔い)
※強いと着地時のブレ抑制に影響する/軽いと足の入れやすさや軽快さに影響する
流石にスピードと銘打っているだけあって、ここらへんは改造しているのでしょうか?
シューガイドの数
約5つ~6つ
※5つくらいが普通で(?)、4つだと弱いくらい(最近は6つくらいは普通かな)
数よりも、その仕組みによってホールド性能は高めなんだよねエボライドは
靴のメッシュ
アッパー素材
足周り
やや伸びるし、わりと涼しい仕様かも
※フィット感のための初心者ランシュー仕様
ファンランナー向けの厚めなアッパー素材でありつつ、何故か「メッシュ穴が大きい」という神業が発揮されています(なんか長い穴になってるからエボホール・メッシュと命名)
靴のグリップ
ロード路面用の、下級モデル
※道路を高速で走るのに向いているのがサブ4靴
※ブレ防止プレートなどがよく見えると初心者系のランシュー色が強くなり、スパイク状になるとトラックコース適用の競技モデルランシュー感が強くなる
エボライド3同様、エーハープラスではない様子
EvoRide SPEEDの総評レビュー
【免責】
※レビューとは言え実際に走り込んでいるわけではなく、自分のランシュー知識と経験をフル活用したイマジネーションでもってその靴に触れたときのインプレッションやフィーリングをアウトプットしているだけですのでご参考までにどうぞ(走り込んでから評価が変わることはよくあること)
このアッパーメッシュの素材を教えてくれ!!!!
「厚みがあって伸びるのに、メッシュ穴も大きい」という、
奇跡のアッパーメッシュ素材。
「エヴォホール・アッパーメッシュ素材」と仮称。
メッシュ穴が大きくて長いんだよねなんか。生地が厚いというか。だからホールみたいな深淵をのぞかせるんだよねこれは。故にエボホールなんだよね。
なんでこれを宣伝しないのかアシックスは。
エボライドサマーでも良いと思う
エボライドスピードの良い点(メリット)
今回のメリット
夏に涼しそうなジョギングシューズ
メッシュ穴がはっきりしてるので(フツーに穴空いてる)、これまたフツーに涼しいのでは?これまでそういった靴はレーシングモデルに限られていた。まあどんなランシューでもある程度は涼しいのだけど、「走っている最中まで涼しいレベル」というのは、入門モデル系では珍しい。(運動を停止してから放熱しやすいのはみんな大体そうなんだけど)それでいて、ファンランナー向けとか入門モデル(マラソン完走とかサブ5とか分けられているクラス)固有の「履き心地、伸縮性、快適性」など「靴としての快適性もある」ように思う。だからスゴイ。
※これだけ技術革新が進んでも、「ランシューを涼しくする」ということはあんまり進歩してない。ファンランナー向けモデルでは。これは「対応力高めたり履き心地良くして快適性良くしようとすると、どうしてもアッパー素材が厚くなってしまうため」なんだと思う。競技者モデルは「とにかく穴あきメッシュにして軽くしつつ、フィット感は上手いことやってね」ということで成り立っていたのじゃないかな。素材に穴開ければ開けるほど耐久性も落ちるし。伸ばすと更に弱くなるし。どうしても普段の使い勝手は悪くなる。だからファンランナー向けとか入門モデルには使われない。
基本は名作エボライドのまま
それでいて、それほど大きく改変することなく、ランシューとしての性能はこれまでのエボライドらしい。走れるし、歩けるし、普段履きできるし、長時間の歩行や立ち仕事の疲労軽減にも効果あるだろうし。(でも冬場は寒いでしょう笑)それと、クセのない履き心地。万人が足入れしやすいのではと思うよ。(厚底ランシュー履いたことない人はこのつま先上がりの仕様に恐れおののくけどすぐ慣れると思う。この程度の厚底なら。)もちろん初心者や入門ランナーにもおすすめできる。自分はね。もちろん「前に転がる感じ」も同じ。
※フォアフットの厚さが明確に増えたことで、「より足の前前で走るフォアフット走法で前進していく仕様」ではあるものの。でも正直そんなんしなくても良いし。「それじゃあつま先上がりの仕様とか要らないやん」ともなるけど、それはエボライドシリーズの特徴だし。正直あってもなくとも使えてたし(無情)
「このままスピードアップしたかった」ランナーへ
エボライドよりもスピードマラソン仕様のランシューはあるけれど(それこそ直系のグライドライドやメタライドもそうだけど)、みんな微妙にサイズ感とかフィット感が異なるのであります。その点、今までのエボライド愛用者が「よっしゃいっちょフルマラソンにでも挑戦してみようかな」という場合に、今までのエボライドから乗り換えやすいのではないかと思われます。やっぱり似てるから。
※自分は初代エボライドを2年以上履いてるけど、履いた感じはやっぱり似てる。(スピードは初代よりちょっと大きめだけど、シューがうまく締めやすいシューガイドあるから大丈夫)
※あと単純に超厚底化して「長く速く走る(スピードマラソンシューズ)」のがコンセプトの上位モデル「グライドライド」より、「足を回してスピードアップさせる」こともしやすいと思う。軽いから。超厚底寸前だけど。だからそういったことは「アディゼロ匠戦8」とかのほうがしやすいと思うけど。まあつまり、「上位のグライドライドよりも軽快性」がやや高めなのではないでしょうか。
エボライド3よりも厚底の耐久性がありそう(?)
単純に、前足部が厚いから。エボライド3より。ゲルはまだしもフライトフォームという素材はヘタりやすいと思う。ゲルよりは。(フォーム素材全般)だから「最初の感じが永遠に持つわけではない」という事実がある。(自分も初代エボライドを2年以上履いていて性能落ちを感じるもの)
※前足部が分厚いことで、最初の頃の「スピードマラソン向き機能」が、踏みしだかれるたびに低下して、「日常スピードジョギング機能」にまで低下するくらいで済みやすいかなと。エボライド3はそれより5ミリほど薄いわけだから。
良いランシューとしての「息の長さ」がある気がしております(性能落ちても使い所が多そうだし)
いつものメリット
これくらいがちょうどよい厚底(今回は超厚底までニアピンしているのでどうでしょか)- 軽い(動くことにおいて軽さは正義)
- ニュートラルな履き心地(クセが少ないから万人が履きやすい)
とにかくそういうことです
エボライドスピードの悪い点(デメリット)
今回のデメリット
この手の靴が多すぎる(スピード系の厚底靴)
マジックスピードとかね。(ノヴァブラスト系はおしゃれ寄りで向けていると思うけど、でも性能も高いんだよね?)それでいてエボライドシリーズから登場させる意味はそこまであるのかなと。(いやメリットの項目で書いた理由もあるのだけどさ。選択肢が多い事自体は良いことだしさ。)ほんでマジックスピードには反発プレート入ってるからね。スピード出そうと言うならこの手の反発プレートが主流になっている昨今。そういう点では、いくらスピードというたかてね。エボライドはどこまで行っても「入門ランナー向けの優しいランシュー」なのだと思うのよね。
※と言うかエボライド3ともそんなに違いないと思うしぶっちゃけ。(日常履きとかスロージョギング兼ビルドアップ走程度に使うなら、性能的にはよりエボライド3のほうが向いているとは思うけど。あとより医療的な目的?ダイエット利用とかアンダープロネーション対策とか。)
足への優しさ放り出し(非アンダープロネーション?)
理屈の上では、素直なクッション性能が低下したかな。(特異形状である「つま先上がりな仕様が特徴のライドシリーズ」ですが)ヒールカップやホールド性能が多少弱まったり。そして何を持ってアンダー用でなくなったのかは明確にはわからないのだけど。(3は公式明記され、2は公式否定され、1は?)
※でもエボライドの持つ「アンダープロネーション向け(足に優しいクッション性能を求められる)」という要素は、「もうゲルニンバス一択にします」みたいな集中戦略の結果として失ったのかもしれないね。「だってゲルニンバスでいいでしょ」と。めっちゃ名作だし。サイズ感似てるし。高くても買ってもらえるネームバリューあるし。わからないけど。普通にエボライド4とか出すのかもしれないけど。
スピードと言う割にエボライド3より重い
なんでもかんでもエボライド3と比べてもしょうがないけど、やや重。「前足部が厚くなったし、アッパー素材も違うのだからしょうがない」点ではありますね。220gでも十分軽いのだけど。実際は体感しにくい差だろうけども。
冬場は寒い(非普段履き)
夏に涼しいということは、冬には寒いということです。つまり普段履きとしてユーティリティに使えないかも。動いてるときはまだいいとしても、立ち止まっているときは寒いんだよね足元って。あと地味にグリップもエーハープラスじゃなく下位のエーハーなので、やや霜の降りた凍結路面では全くの無力感あり。(アディダス系のコンチネンタルラバーであれば凍結路面性能まで素で持っている不思議)
エボライド3の天翔ける衝撃が良過ぎましたね
いつものデメリット
- サポート力が弱い?(ゲル靴に比べたらで、全体としてはある方)
デザインに面白みがない(今回はアッパーメッシュ素材のせいでニット擬態感とカラフルな糸を編み込んだようなアジアンテイストな印象あるからイイね)
とにかくそういうことです
なんやかんやで総合すると、
「コスパの良いスーパージョギングランシュー」
でしょう。
普段履きとか考えると、冬場の寒さとかやや気になる点はあるし。(そもそも冬場に履く想定じゃねーよってもんですが)普段履きもできる万能なランシュー系というよりは、
あらゆるジョギングやランニングにおいて優秀で、
なおかつ長く使いやすいコスパもある。
(性能落ちても型落ちしても使い所はたくさんあるから)
そんな印象。
あと「メタスピードスカイの廉価練習モデル」みたいな感じもするね。
※メタスピード系統にはスカイとエッジの2つがあって、その廉価練習モデルがマジックスピードとなっているけど、どちらかといえばマジックスピードはエッジの廉価であるように思える。だからエボライドスピードはスカイの廉価。(板はないけど)
ほんで「ゲルニンバス25」よりもコスパ高いと思う。
※機能的にはそんなに違わないと思う実際。それでいてゲルニンバス高すぎる最近は。どんどん値上がりしている。(とはいえ、ゲルニンバスも最新テクノロジーを全部載せしているのだから手抜きしているわけでもないので価値を感じれば買いなブランド靴なのだけど)
エボライド3あるなら要らないと思うけど。
エボライドがこんなに育つとは思いませんでしたリリース当時は
コスパの良いスーパージョギングシューズ「エヴォライド スピード」
靴合わせの注意点
縦のサイズはツマ先1センチ未満の「捨て寸」空き、横のワイズは「ピッタリ」するように合わせていこう。
※【縦サイズ】…歩く動作をして「かかとが浮く」ような状態ならサイズを小さくするなど対応しよう(靴の形状や性質によってそうなることもあるのでサイズ感だけの現象ではないけど)それでもカカトが浮くようなら別の靴を選ぶなども検討。
※【横ワイズ】…キツいとか痛いと思ったらまずは「靴紐をすべて緩めて」調整してみることが大事(できるだけピッタリしたほうが良いからね)それでもキツいなら別の靴を選ぶ。とはいえある程度はゆとり気味のほうがキツく感じるリスクは減らせるのは事実です。
※【カバーリング】…ある程度合わせてこれ以上フィットしないという場合でも「靴下2枚履き」などで対応すればOK。
Amazonなら試着システム完備・「プライム・ワードローブ(試着して買わないものは返送すればOK)」
フィッティング参考動画・「正しいシューズの履き方」ASICS Japan(公式)
自分ならいつものサイズをそのまま履きますね
EvoRide SPEED(エボライドスピード)
メンズ
ワイド版(3E)
※(3Eのワイド版出てる?)… 自分が頼んだときには、amazonで3E幅の選択ができない状況。リリースされるまで時間かかるのかな?ちなみに楽天市場とかヤフーショッピングにはあるのだけど。(2Eはスタンダードだからね)
レディース
[アシックス] ランニングシューズ EvoRide SPEED レディース 400(ミッドナイト/パパイヤ) 24.0 cm E
ワイド版
※【レディースのワイドは2E】…ワイド幅もありますが、販売ページによっては見分けがつかない事がある。(ワイド版の場合にはカラーリングが限定的だったりするなど、公式情報を確認しておきたい。)レディースモデルは「E」が通常。基本的に。
※あと、amazonの商品画像が違う靴だったり表示が不安定だよねなんか!商品タイトルが正解だからね!(あと内容)
最近は良い靴いっぱいあって困る(雑に販促力向上させる)
※これはあくまで「試履きのみ」のレビューである。
走り込んでみないとジョギングシューズとしての真価はわからない。
このコーナーは、
「試履きや触った時点でもわかるところについて楽しむ」
という趣で執り行わさせていただいております。
最近ではAmazonなどのネット通販でも試着が推奨されるという近未来でありますから。
Amazonのすごいシステム・「プライム・ワードローブ(試着して買わないものは返送すればOK)」
いろいろあれこれテストしてみたくなるというのが人のサガ。
その結果こうしてわかる点についてだけ記事にしているというわけであります。