WAVE REBELLION
フラッシュとは?
スピードマラソン用の閃光靴
WAVE REBELLION FLASH(ミズノ)
参考・「WAVE REBELLIONシリーズ」MIZUNO(公式)
参考・「(ユニセックスモデル)ウエーブリベリオンフラッシュ」MIZUNO(公式)
ウエーブリベリオンフラッシュとは?
反逆のスピードマラソンシューズ、その「練習モデル」
大きい声では言えないけれど、あんまり目立ったところがないミズノのランシュー事情でありますが、伝統のミズノウェーブを改変したウェーブプレートだったり厚底素材のミズノエナジーを打ち出すなどと技術改新は続けていたのであります。そうしてなんやかんやとみんなの知らないところで開発改良を重ねてきたミズノの近代技術を結集し、リベリオンシリーズと冠されるランシュー群が世に打ち出されたのであります。
※【リベリオンは反乱?】…とにかくランシュー市場の政権交代を果たしたいというミズノの野望からか、「反乱」の意を持った名称が冠されることになったのでしょうか。ウェーブデュエルのときの「本気の反撃」とかミズノはやたらと「切れたナイフ」みたいにトゲトゲしてるよね。武力による共産政権の樹立を是とする極左勢力みたいだよねもはや。(でも本当は革命寄りの意味かもしれないけどそれだと憎きasicsのエボライドシリーズと被っちゃうから困るのよねきっと。でもあっちはフランス革命でこっちはキューバ革命だもんね。)シューズの機能とか方向性って言うよりも、反逆とか反乱とかっていうのはミズノの気持ちの問題なんだと思う。
参考・「あの頃、僕らは先頭集団にいた/本気の反撃」ミズノ公式
※【ウェーブエアロの世代交代靴?】…このあたりのミズノ靴となるとウェーブエアロの後継機種みたいなことなのかも。(つまり似たような性能という感じ)でもエアロも新製品出して更にはオシャレ感あるから差別化していくだけかな。
とにかくミズノの最新マラソンランシューシリーズですね(フラッシュは廉価な練習モデルとか)
しかし、各メーカーも厚底タイプの新モデルを続々と登場させていることもあり、前回の箱根駅伝ではナイキ154人(73.3%)、アディダス28人(13.3%)、アシックス24人(11.4%)、
ミズノ2人(0.9%)、
ニューバランス1人(0.4%)、プーマ1人(0.4%)だった。アディダスとアシックスがシェアを取り戻したことで、ナイキ一強がやや弱まったようだ。
これじゃあ極左運動に走るわな(慈愛)
※こちらはあくまでも「駅伝ランナー」による着用率ということで、ミズノのランシューそれ自体はたくさん履かれていることでしょう市場では。とくに基幹技術であるミズノウエーブの伝道者として26シリーズを数えるウエーブライダーや、スピードモデルのウエーブシャドウやウエーブエアロ、新技術であるウエーブフォーム採用のウエーブスカイなどなど盛りだくさんのラインナップにて日本のランナーたちを支え続けていますよきっと。
WAVE REBELLION フラッシュ
メンズ
ワイド版
※ソニックよりもやや幅狭なのでワイド版を出したのかな?
レディース
「WAVE REBELLION フラッシュ」の見た目プレビュー
インサイドビュー
アウトサイドビュー
クォータービュー
バックビュー/ヒール
フロントビュー(つま先)
アウトソール(足裏/グリップ)
アッパービュー/全体
シンプルでスッキリした見た目ですね
「WAVE REBELLION フラッシュ」を履いた感じプレビュー
スタンドアップビュー
アラウンドビュー/全体像
トップビュー
アップビュー
上等な上履きとしても使えそう?
靴の特徴
「ウエーブリベリオンフラッシュ」の特徴一般
参考・「WAVE REBELLION FLASH」MIZUNO(公式)
- 大地を踏みしめて走れるスピードマラソンシューズ(厚底過ぎない)
- 強い前進性能(ウエーブプレートとつま先の転がり仕様による)
- 十分なクッション性能(靴底は前後ともに厚い)
- ヒールサポートが弱い
- 最上位モデルの廉価練習モデル
- ニュートラルプロネーション(つまり普通)
厚底過ぎる靴が嫌な人に突き刺さるフラッシュスピードモデルでしょうか(イメージ)
※とはいえウェーブデュエル系ほどの薄底ではないのです。と言うか薄底ではないのです。厚底なのです。超厚底ではないと言うだけなのです。それだけで現代では地に足付いている気になれる時代になったのです。
ランシューの機能
※流行りのカーボンプレートみたいな高反発素材アリ
その名も「グラスファイバー強化ナイロンプレート」とか。
(ボストンや匠戦やアディオスプロには5本骨状ロッドとやらが搭載されている。グラスファイバー素材だけど。カーボンもファイバーで繊維だけど。よくわからんのやけど。)
(最上位モデルのリベリオンプロにはカーボンプレートとか)
カーボンではない廉価素材?というかミズノウェーブのフラットプレート版でしょ?
スペシャル機能
「グラスファイバー強化ナイロンプレート」のウエーブプレート
[ほどよい硬さのウエーブプレートがスピード走行に必要なクッション性*1と安定性・反発性*2を高める。]
※ミズノウエーブの一種(ミズノが誇る波形プレート)
参考・「WAVE REBELLION FLASH」MIZUNO(公式)
平面なウエーブプレートは速度UP用
関連記事・「反発力を生む翅のようなウェーブプレート構造について」
関連記事・「波形が売りの伝統的なMIZUNO WAVE(ミズノウエーブ)について」
※ウェーブデュエルより搭載されたスピードボード版かと。ミズノウェーブは波形で安定感重視。ウェーブプレートは平面で反発力重視。そんな感じではないでしょうか?(それを現在ではミズノウェーブとまとめて総称しているからややこしいのではないでしょうか?)
波形のミズノウェーブを伸ばして平らにしただけで新技術誕生させたミズノの先進性と開発力に脱帽です
靴底のクッション性能
Mizuno Enerzy lite(ミズノエナジー ライト)
[柔らかさと反発性に加え、軽量性に優れたミッドソール素材。]
参考・「WAVE REBELLION FLASH」MIZUNO(公式)
Mizuno Enerzy(ミズノエナジー)
[柔らかさと反発性に優れたミッドソール素材。]
参考・「WAVE REBELLION FLASH」MIZUNO(公式)
軽量で高反発なフォーム素材
参考・「ミズノ史上最高の高反発ソール素材[ ミズノエナジー ]」MIZUNO(公式)
参考動画・「ミズノエナジーと従来素材との反発比較実験」mizunorunningjp(公式)
関連記事・「Mizuno Enerzy(ミズノエナジー)について」
※アディダスの「ブースト」とかミズノの「フライトフォーム」とかナイキの「リアクト」みたいな「軽くてよく跳ねる素材」をミズノもようやく開発しましたと言うやつですね。ミズノウェーブだけじゃダメだったわけですねやっぱり。
すべてが上位素材のミズノエナジーライトでない理由は経費削減?(アディダスの二重構造は反発力と安定性の両立だったけれど)
靴裏のグリップ性能
これがミズノ最強のグリップらしい(?)
(おまけ)ミズノウェーブとウェーブプレートの同化について?
参考・「WAVE REBELLION FLASH」MIZUNO(公式)
ウェーブプレートに波形はないよね
(平面と流体面?)
参考・「ウエーブエンペラーJAPAN4」MIZUNO(公式)
ミズノウェーブとはその名のごとく波形面
これで十分だね(ミズノはどっちもミズノウェーブと記載してるから最近はややこしい)
ランシューとしての立ち位置
ウエーブリベリオンフラッシュの「クッション性」はこれくらい(当社比)
サブ5クラス/おすすめシューズ | クッション性 |
ゲルカヤノ29 | ★★★★★★★★★★ |
ゲルニンバス22 | ★★★★★★★★☆ |
アディゼロボストン11 | ★★★★★★★★ |
ウェーブスカイ3 | ★★★★★★★☆ |
GT2000-8 | ★★★★★★★☆ |
ゲルカヤノ27 | ★★★★★★★☆ |
ウルトラブースト/19※ | ★★★★★★★☆ |
エボライド3 | ★★★★★★★☆ |
ダイナブラスト | ★★★★★★★☆ |
New!ウェーブリベリオンフラッシュ | ★★★★★★★☆(?) |
ゲルカヤノ26※ | ★★★★★★★ |
ハンゾーU(2020) | ★★★★★★★ |
ダイナフライト4 | ★★★★★★☆ |
ウェーブライダー23 | ★★★★★★ |
アディゼロ/ボストン8 | ★★★★☆ |
アディゼロBブースト2 | ★★★★ |
サブ4クラス/トレーニング | クッション性 |
ライトレーサー2 | ★★★☆ |
ウェーブエアロ18 | ★★★ |
アディゼロジャパン5 | ? |
※ウルトラブーストに関してはあくまで前足部(フォアフット)を除いて「ミッドフット走法」および「ヒールストライク走法」時のみこの位置と判断
※ゲルカヤノはフォアフットがそこまで厚くなくなっているけど、「かかと部の分厚いゲル」による高い衝撃吸収性能を評価します(加えてゲル素材はその他の厚底盛り盛りフォームよりも衝撃吸収性能は勝っていると思う)
とはいえ、つま先箇所は転がり仕様だったりヒールが弱いなど、足に優しい保護機能というわけではありません(厚底の数値だけならこのレベルと言うだけなのです)
ウエーブリベリオンフラッシュの「重さ」はこれくらい(当社比)
サブ5クラス/おすすめシューズ | 重さ |
ゲルニンバス21 | 約340g |
ゲルニンバス22 | 約325g(?) |
ゲルカヤノ26 | 約330g |
ウェーブスカイ3 | 約315g |
ウルトラブースト/19 | 約315g |
GT2000-8 | 約300g |
ゲルカヤノ27 | 約300g |
ゲルカヤノ29 | 約290g |
ハンゾーU(2020) | 約275g |
アディゼロボストン11 | 約270g |
ウェーブライダー23 | 約270g |
エボライド | 約250g |
ダイナブラスト | 約240g |
アディゼロ/ボストン8 | 約230g |
エボライド3 | 約195g |
サブ4クラス/トレーニング | 重さ |
ライトレーサー2 | 約240g |
ウェーブエアロ18 | 約215g |
アディゼロジャパン5 |
サブ3クラス/レーシング | 重さ |
New!ウェーブリベリオンフラッシュ | 約220g |
ウェーブデュエル | 約205g |
ターサーエッジ | 約200g |
アディゼロ匠戦6 | 約190g(?) |
ウェーブエンペラー3 | |
アディゼロ匠戦5 |
※メンズ 26cm 片足重量(自分で実測した値)/打ち消し線は参考の推定値
ミズノプレートが重いのでしょう。(実際にはトレーニング用の部類だからこれくらいで良いのでは)もちろん靴全体としてはとても軽い。
速評はここまで。
靴のデータ「サイズ感・ワイズ感・重さ」
【免責】
※以下に登場する数値はあくまで目安として認識いただきたい。(測り方が精密でもないので)「全体としてのサイズ感やワイズ感はどうなのか」という点に注目いただきたい。
体感「普通のサイズ感だけど」
全体的に普通のサイズ感ですが、
サイズがやや長に感じやすかったり(ヒールホールド弱いせいで)、
甲の箇所に注意点があるなど、
ほんのりクセがある印象。
基本的にはフツーだし、靴自体も柔らかいので対応力はあると思うのだけど
※気になる点がなければこのような発言が続きます!逆に気になる場合はちゃんと話します!(ゲルニンバス21のように)あるいは(ターサーエッジのように)
サイズ感や仕様の短評
足のモデル
- ギリシャ型(割とスリムタイプ)
- 足のアーチはしっかりある
- (靴サイズは26センチでレビュー)
※このブログのランシューコーナーではすべてこのアンヨが「同じ状況下」にて試し履きしております(靴下の厚さも同じ)
靴の足長(サイズ感/長さ)
足長は、やや長いかも?
※26センチサイズ
※サイズ合わせの際は「捨て寸」といわれる「0.5~1センチ未満の空き」ができるようにしよう
※歩く動作をして「かかとが浮く」ような状態ならサイズを小さくするなど対応しよう(靴の形状や性質によってそうなることもあるのでサイズ感だけの現象ではないけど)つまりカカトが浮いてはダメ。
「基本はフツーだと思いますが、やや長のような気もする」というレベルなんです
靴の足幅(ワイズ感/広さ)
通常時
踏み込み時
数値(目安)
足幅は、普通
※26センチサイズ/2Eワイズの標準モデル
※ワイズ合わせの際は「基本は両サイドにピッタリとさせて空きがなく、ぐっと踏み込んだときに張りすぎない程度」(数値以上に素材の伸縮性によって体感は大きく異なるよ)
※キツいとか痛いと思ったらまずは「靴紐をすべて緩めて」調整してみることが大事(できるだけピッタリしたほうが良いからね)
普通ですね(繰り返し)
靴の甲(高さ)
余白
指を上に立てたとき
指を上に伸ばしたとき
足甲は、普通(※)
※26センチサイズ
※数値以上に素材の伸縮性によって体感は大きく異なるよ
※キツいとか痛いと思ったらまずは「靴紐をすべて緩めて」調整してみることが大事(できるだけピッタリしたほうが良いからね)
※基本的には普通だけど、一部「低狭い箇所」があると思われます
靴の重量(重さ)
約 220 グラム
※26センチサイズ(片足)
※ダイナフライトやエアズームペガサスなどが260g以下で軽量のライト級と言えるし、ゲルカヤノやゲルニンバスなどのハイクッション&高サポート靴になると320gくらいのヘヴィ級になる。
軽い部類でしょう(最近のアディゼロジャパンとも同レベルかと)
靴底の厚さ
フォアフット(前足部)
約 2.45 センチ
※26センチサイズ
※数値以上に素材によってクッション性能は異なるよ
超厚底ではないけど、厚底と言って良いレベル(ちょっと前のウェーブライダーよりも厚いが、転がる形状なので走りづらさは感じにくいと思う。それでいてクッション性を保持してるのはお得感。)
ヒールストライク(かかと)
約 3.8 センチ
※26センチサイズ
※数値以上に素材によってクッション性能は異なるよ
かなり厚底だけど、ヒール着地推奨してないよねこれ?(やはりちょっと前のウエーブライダーよりずっと厚底)
ミッドフット(中足部)
約 3.8 センチ
※26センチサイズ
※数値以上に素材や形状によってクッション性能は異なるよ
どちらかといえばミッドフット走法気味に走ると思われます。(そもそもの想定は前だけで走るフォアフット走法なのだけど、プロの廉価版であるフラッシュはそこまで偏らなくても良い仕様になっているから。とは言えヒールサポート弱いとなればミッドで走るしかないという理屈。)
足のアーチ
※足のアーチサポートは適度に存在
インナーソール(中敷き)
平坦フラットでサポートなし
※扁平足の人でも無問題?(持ち上げて矯正できるということもないだろうけど)
アッパー素材の添え具合
アーチ寄りのサポートを持つ(弱)
※この箇所の空間がないので扁平足の人はキツイかも?
ないわけではないけど、あるとも言えない(扁平足の人にはあまりおすすめできない気がする組み合わせだと思うけど)
足のアーチ(土踏まず)がしっかりある人ほどサポートが必要
ヒールカップの強さ
「形」はあるというだけで、柔らかい
※強いと着地時のブレ抑制に影響する/軽いと足の入れやすさや軽快さに影響する
前傾するフォアフット走法前提な上位モデルの影響か
シューガイドの数
約5つ~6つ
※5つくらいが普通で(?)、4つだと弱いくらい(最近は6つくらいは普通かな)
(ちょっと少ない)……。
靴のメッシュ
アッパー素材
足周り
やや伸びるし、涼しめな仕様かな(?)
※フィット感のための初心者ランシュー仕様と似てるが、素材だけは冷感ある
穴が大きく開いてるわけではないけど、サラサラして冷感あるので期待
靴のグリップ
ロード路面用のミズノ最高グリップ(G3)
※道路を高速で走るのに向いているのがサブ4靴
※ブレ防止プレートなどがよく見えると初心者系のランシュー色が強くなり、スパイク状になるとトラックコース適用の競技モデルランシュー感が強くなる
効果は未知数!!(ファンランナー向けのランシューはみんなロード仕様なのだけど、グリップ性能に違いがあることや、競技者モデル系にはスパイクがあることから新設されたコーナーですが、路上で履いてみないとわかりにくい性能のためこのような低レベル情報にならざるを得ない状況なのです世界に幸あれ)
ウエーブリベリオンフラッシュの総評レビュー
【免責】
※レビューとは言え実際に走り込んでいるわけではなく、自分のランシュー知識と経験をフル活用したイマジネーションでもってその靴に触れたときのインプレッションやフィーリングをアウトプットしているだけですのでご参考までにどうぞ(走り込んでから評価が変わることはよくあること)
大地を走り抜ける喜び靴
厚底嫌いなランナーたちに(?)
とはいえ、
昔みたいな薄底もつまらないというランナーたちに(?)
高反発なミズノエナジー・ライトを主体にウェーブプレートでも跳ねさせるので、そこまで超厚底化していないから「フツーに走りやすい靴」だと思う。
そんな欲張りなあなたにミズノがお送りします
※とはいえウェーブデュエル系ほどの薄底ではないのです。と言うか薄底ではないのです。厚底なのです。超厚底ではないと言うだけなのです。それだけで現代では地に足付いている気になれる時代になったのです。
ウエーブリベリオンフラッシュの良い点(メリット)
今回のメリット
強い前進性能で、ロード路面を走り抜けそう
厚い前足部、つま先上がりの転がり仕様(asicsのエボライドのような)、そして靴の軽さ(超軽いというわけではない)でもって、前へ前へと前進させるスピードマラソンシューズ。(これは公式がそう位置づけているし笑)加えて、最上位モデルのウエーブリベリオンプロの練習用でもあるようだけど、それよりも「大地を走り抜ける楽しさを残したランシューとしても楽しめる」と思われる。
※確かに下位モデルのソニックよりも前に転がるので前に引っ張られるパワーは強め。スピードを上げていきたいならこういった仕様は有用なのかもねやっぱり。
クッション性能も高め
一昔前だとこういったレーシング系のシューズ(競技者モデル)というのは、底が薄かった。薄すぎるほどに。実際に競技者にとってはそれで良かったのかもしれないけど(?)しかし最近の厚底ブームの副産物としてなのか(?)、こういったスピード靴を一般ランナーとかあるいはジョガーですら履けてしまうありがたさ。
※「ジョガーにそんな性能必要なのか?」といえば「そんな必要ない」のだけど、「かなり涼しい(夏に助かる)」とか「スピードジョギングしたいときに向いている」とか「遊びどころ」はかなりあるのだよね実際。あと「上位モデルの最新技術とか履いてみたい」じゃんみんな(素)
アディゼロよりも、太め
競合モデルとしては、やっぱり「アディゼロ(adidas)」があると思われる。ラインナップ的には「最上位モデルの練習用」であれば、「アディゼロボストン(10以降)」なのだろうけど、靴の機能性だけで見ると「アディゼロジャパン(6以降)」が近いと思う。何れにせよ、フィット感やサイズ感で比べると、「ミズノのウエーブリベリオンシリーズはアディゼロよりもややゆとりある(特にアーチ付近のホールド)」ように思う。それだからアディゼロと比べる際は「足へのフィット感が合うかどうか」というのも大きな違いになるでしょう。というかそれはどんな靴でも言えることだけど。機能性云々より「足に合うかどうかが大事」だと思うから。
※駅伝ランナーやプロたちの間でもナイキやアシックスと並ぶ3大メーカーの一つがアディダスとか?現在は?つまりシェアが大きい?自分もよくアディダス履くしアディゼロは愛用。
アディゼロよりも、履きやすい
あとは「履きやすさ」があると思う。アディゼロはいろいろ面倒な仕様で、フィット感は高めるかもしれないけどなんだか脱ぎ履きし辛い。その点、このウエーブリベリオンは履きやすいし脱ぎやすいシンプルな構造。
※アディゼロの皮膜ホールドなんかは、足に合えばフィット感高めるけど、合わない場合も多くなると思うね。
「ミズノの形がベストフィットだ」と言う人はもう履くしかない(正義)
ウエーブリベリオンフラッシュの悪い点(デメリット)
今回のデメリット
ヒールが弱いから、サイズ合わせもシビアになる
ヒールサポートは弱い。(かかとのこと)食いつきというかホールドがないので、カカトからの着地を主体とするヒールストライク走法に向いていないし、小回りするコーナリングも不安定になるし、そもそも「サイズ合わせもシビア」になる。
※元が「前足部のフォアフット走法で走ることを是としたのがリベリオンシリーズ」なのだから、靴の前々で走るのが普通。よくて中足部で走るミッドフット走法。マラソンコースにそんな小回りする必要性もないし。ただ、サイズ合わせはどのクラスのランナーでも大事な点なので注意して慎重に合わせたい。
※ウエーブリベリオンソニックとかウエーブライダーみたいなヒールホールドがある靴よりも、サイズが長過ぎたというミスをカバーしてくれないので、サイズ合わせはしっかりすることをおすすめしたい。靴ずれもするし。(もしミスったままでも、靴下を厚くするとか靴下カバーリングで調整可能だと思うけど、逆に小さかったというのは困るからなんともシビアだねやっぱり)
ファンランナー勢には使いにくい
上記の理由もそうだけど(完璧なサイズ合わせはベテラン勢でも意外と難しいし、だからオーダーメイドの靴はすごい)、「ヒールストライク走法が使いづらい」というのが明確な理由だね。靴底の厚さはあるからそこは良いのだけど。「そもそもファンランナーは履かないしターゲットでもない」と言われればそれはそうですがねまったく。(以下略)
※「超厚底系のレーシング靴はみんなヒール弱いじゃん」ということではあります。例えば自分も愛用する「アディゼロ匠戦8」や「エアズームテンポネクスト」の場合にもそれはある。そして走り方もファンランナーの化身のように、スロージョギングモードからスピードアップしつつフォアフット走法へと転換したりしてビルドアップ走とかの可変的なジョギングやランを日々楽しんでいる。それでも急なコーナリングはしないようにしていたりヒール着地しているときは無理に足を動かしていかないようにするなど意識する。つまり少々面倒。思い切り振り回せない。(テンポネクストはスピードアップし辛いけど足回しづらいから)
※つまり「メリットを活かし、デメリットを防ぐ」ような使い方が必要。それにしても、「しっかりサイズ合わせしてどこかしらでホールドしていないと不安定さが大きくなりすぎちゃう面倒くささがある」のだよねこういうヒール弱い靴には。
インソール替えられない
足のアーチサポート弱いから、「ニューバランスのインソールとかスーパーフィート入れよーっと」とかできない。そういう対応できない。しない人は良いのだけど自分みたいに。
基本は「前々を使って速くマラソン走りたい人用品」ですからねやっぱり
なんやかんや総合すると、
厚底嫌いでフォアフット走法したいならオススメ。
でも、
ヒールホールドないからサイズ合わせはシビアに。
という印象かな。
「超厚底と併用して履くには気分転換にもなる」大地駆け抜け性能でした
その他のシューズと比較
ニット素材に救われた「ウエーブエアロ」
※この18は底が薄めだけど、最近のモデルは厚底化しているので(20とか)、靴の性能がウェーブリベリオンフラッシュと親しい。ニット系の素材くらいの違いしかなさそう(?)
- ウェーブリベリオンフラッシュよりも、おしゃれ度高いでしょう(?)
- でも暑そう(エアロのニット系素材)
基本はウェーブエアロの立ち位置にいると思うんだよね機能的には?(厚底時代のエアロ的なのがフラッシュ?)
初心者にもおすすめな「ウエーブリベリオンソニック」
- ウェーブリベリオンフラッシュよりも、使い勝手が良いでしょう(アウトドア以外の運動全般と普段履きに使いやすい)
- でも、スピード性能や涼しさは劣る
最初の1足として考えているならウエーブRソニック推奨
最大のライバル「アディゼロ・ジャパン」
※asicsなら「ターサー」系統がライバルか。現在のターサー系も厚底化している様子だし(?)(ターサーエッジ1の頃は違うけどまだまだ)
- ウェーブリベリオンフラッシュよりも、足のアーチサポート強い
- でもタイトなフィット感。幅はあるのだけど。(あとメッシュの耐久問題抱えているとか)
足のアーチがあるならアディゼロが1番手に来ます
超厚底で超前衛的な「ウエーブリベリオンプロ」
※ウェーブリベリオンシリーズの最上位モデル。その他の全メーカーに政権交代を仕掛けるためのミズノフラッグシップモデルでしょう。駅伝ランナーとかプロランナーにとにかく履いてもらいたいヤツ。
- ウェーブリベリオンフラッシュよりも、とにかく前進性能高いでしょう(カカト削ってさらに軽量で、超厚底だから)
- でも超厚底なので、不安定すぎるからスロージョギングなどは無理か(?)
スロージョギング勢が遊ぶには無意味すぎる性能です
厚底嫌いでフォアフット走法したいなら「ウエーブリベリオンフラッシュ」でした。(繰り返し)
靴合わせの注意点
縦のサイズはツマ先1センチ未満の「捨て寸」空き、横のワイズは「ピッタリ」するように合わせていこう。
※【縦サイズ】…歩く動作をして「かかとが浮く」ような状態ならサイズを小さくするなど対応しよう(靴の形状や性質によってそうなることもあるのでサイズ感だけの現象ではないけど)それでもカカトが浮くようなら別の靴を選ぶなども検討。
※【横ワイズ】…キツいとか痛いと思ったらまずは「靴紐をすべて緩めて」調整してみることが大事(できるだけピッタリしたほうが良いからね)それでもキツいなら別の靴を選ぶ。とはいえある程度はゆとり気味のほうがキツく感じるリスクは減らせるのは事実です。
※【カバーリング】…ある程度合わせてこれ以上フィットしないという場合でも「靴下2枚履き」などで対応すればOK。
Amazonなら試着システム完備・「プライム・ワードローブ(試着して買わないものは返送すればOK)」
フィッティング参考動画・「正しいシューズの履き方」ASICS Japan(公式)
自分なら1つか2つ下のモデルも併せて検討しますね(カカトが浮かないようにサイズ調整したいけど、それで全体がキツくなりすぎてもダメだからなかなかシビアかも。いつも以上に靴下厚くするなどのカバー技術が役に立ちそう。)
WAVE REBELLION フラッシュ
メンズ
ワイド版
※ソニックよりもやや幅狭なのでワイド版を出したのかな?
レディース
濃い色はないのか!!
※これはあくまで「試履きのみ」のレビューである。
走り込んでみないとジョギングシューズとしての真価はわからない。
このコーナーは、
「試履きや触った時点でもわかるところについて楽しむ」
という趣で執り行わさせていただいております。
最近ではAmazonなどのネット通販でも試着が推奨されるという近未来でありますから。
Amazonのすごいシステム・「プライム・ワードローブ(試着して買わないものは返送すればOK)」
いろいろあれこれテストしてみたくなるというのが人のサガ。
その結果こうしてわかる点についてだけ記事にしているというわけであります。