テレックス スカイチェイサー 2.0とは?
(GORE-TEX)
アディダスの軽登山靴か重トレランシューズ(?)
TERREX SKYCHASER GORE-TEX 2.0 HIKING(アディダス)
「テレックス スカイチェイサー2.0(ゴアテックス)」とは?
アディダスのアウトドア靴で「ライトな軽登山靴」
adidasのアウトドアブランドである「TERREX(テレックス)」から、「ライトな軽登山靴」としてリリースされているものと思われます。
※その他、「トレイルメーカー」など似たような「ライトな軽登山靴」などもあるが、スカイチェイサーのほうが高性能。見た目はゴツいけど。「フリーハイカー」は「性能高いライトな軽登山靴」で、デザイン的にもイチオシ。
※トレイルランシュー系だと「アグラヴィック」というのがある。山靴ぽくないデザイン的には「アグラヴィック フロー」で、機能的にはGTX版にするのがおすすめ。
マニアックな表現になるけど艦船で言う「軽巡用艦」と「重巡洋艦」があるとしたら「重トレラン靴」みたいな性能(軽ハイキング靴とも)
テレックス スカイチェイサー GORE-TEX 2.0
メンズ
レディース
「テレックス スカイチェイサー2.0(GTX防水)」の見た目プレビュー
インサイドビュー
アウトサイドビュー
クォータービュー
バックビュー/ヒール
フロントビュー(つま先)
アウトソール(足裏/グリップ)
油断してジャージ履いたら一挙に体育教師に変身してしまうから気をつけろ!!!!(山間部の中学校)
「テレックス スカイチェイサー2.0(GTX防水)」を履いた感じプレビュー
スタンドアップビュー
アラウンドビュー/全体像
トップビュー
アップビュー
カッコ良いとか悪いとかそういう次元で語る靴ではないよね(陽動)
靴の特徴
※今回は「オフコンディションで使う」事が前提
スペシャル機能
- クッション性能
- 「靴底」に対するグリップ性能(グリップパワー)
- 「防水」の性能
靴底の能力「クッション性能」
「BOOST(ブーストフォーム)」
[精密に作られた小さな雲の上を走っているような履き心地の追求から生まれたクッション性を発揮。温度環境による影響を受けにくいため、風や雪、太陽の日差し、雨など、あらゆる天候下で反発力を維持。長距離のランでもEVAよりも、BOOSTフォームは劣化しにくく、性能を持続。]
参考・「ブーストフォーム搭載製品一覧 (テクノロジー:BOOST)」adidas(公式)
「ランシュー業界を一時騒然とさせたadidasの秘密兵器がブーストでした」という歴史。このブレイクスルー素材の登場によって各社開発が進んだとか(?)すでに過去になりつつある素材ですが(?)とにかく「軽くて弾む新素材」がこの新世界を切り開きました。(あとブーストは発泡スチロールみたいだと初見の人にバカにされるけど、その機能性にハマっちゃうと虜になる)
※最新事情では「ライトストライク(PRO)」などの新素材が最上位モデルでは使われているね。(昔は横ブレ防止材として重ねて合ったけど)さらには「カーボンファイバープレート」など、アディのブーストやナイキのリアクトのような軽くて弾む素材だけじゃない世の中。
ライトストライクよりブーストのほうがイケてる
靴底の能力「グリップ性能」
「Continental™ラバーアウトソール」
[コンチネンタルタイヤの技術者とアディダスの技術者が運命的な出会いをしたのは2007年でした。そして2010年、最初にコンチネンタルがタイヤ開発で培ったグリップテクノロジーを搭載したランニングシューズが市場に出ます。現在では年間1,000万足以上ものコンチネンタルタイヤのラバーソールをつけたアディダスのランニングシューズが販売されています。]
とにかく強力なグリップ力を誇るアウトソール。アディゼロを初めて履いたときに感動したけど、本当に無駄なパワーロスを無くしてくれる制動性能。コーナリングとかもスムーズになっていると思う。(ちなみにasicsの「エーハー+」も強力)加えて、「冬に滑らない靴」として比較した際にもかなり強いグリップ力を発揮していたことから、アウトドア靴のソールとしても「ビブラムのメガグリップ」に比肩できるのではないかと目をつけられました。
アディゼロで体感し続けているけど、超強力なグリップです
防水の能力「濡れなさ」
「GORE-TEX(ゴアテックス)」(GTX)
[マウンテンスポーツからカフェやギャラリーを訪ねるための散策まで、GORE-TEX フットウェアは幅広い活動のために設計されています。小さなステップから大きな飛躍に至るまで、毎日の活動の幅を広げることができます。]
[優れた防水耐久性、防風性、透湿性を兼ねそろえており、アウトドア専門家や本格的愛好家の高度なニーズを満たします。]
参考・「ゴアテックス素材搭載製品一覧(テクノロジー:コンチネンタル)」adidas(公式)
なんやかんやでゴア素材最高ですね。2015年から「ゲルフジ(asics)GTX版」を履いていますが、なんやかんやで使い勝手抜群です。ちょっとしたオフコンディション気味な場所では無双してくれる。もう6年位経つけど性能自体は衰えてない。まったくメンテナンスしてないのに(笑)
※とはいえ、長時間雨の中を歩いていれば濡れる(つま先でハネた水しぶきがつま先に乗り続けることで浸水している)
普段履きにも使うならゼッタイGTX版をおすすめ
登山靴(トレッキングシューズ)の性能
アウトドアシューズのタイプ
- ◎ハイキングシューズ/登山靴(防護力)
- ▲トレイルランニングシューズ(走れる)
登山靴のタイプ
- ◎ローカットの特徴(軽快)
- ミドルカットの特徴(普通&サポート)
- ハイカット/ブーツの特徴(サポート強い&冬登山)
「防水」の性能
- ◎防水のゴアテックス(GTX)
- 各社によるウォータープルーフ仕様(?)
- 乾きやすく水ハケの良いドライ仕様
- なにもなし
(◎がこの靴)
ハイキングシューズモデル
山などのオフロードを歩くための靴。
※ランシューやスニーカーなどに比べて丈夫で防護能力は高い。
基本アウトドアシューズ!
とにかく「足を護る」のが登山靴の特徴!
↑登山靴モデル(ハイキング&トレッキングシューズ)の参考
トレイルランニングシューズモデル
山道を走るためのシューズ。
※ランシューやスニーカーなどに比べて防護能力は高い。登山靴に比べて軽くてクッション性が高い。
ほぼランニングシューズだけど最低でも靴裏がオフロード仕様!
山をランニングするための靴がトレイルランシュー!
シューレース(靴ひも)を格納するポケットが付いてるよね。
トレランシューズあるある
↑トレイルランニングシューズモデルの参考
ローカット
足首が動きやすく「価格も控えめなエントリーモデル」にして「使い勝手の良いオールラウンダーモデル」でもある。
※タイプとしては「スタンダードなトレッキングシューズ」ということで、登山靴とされる中では最も価格が安いから初心者さんにも導入しやすく、また本格的な登山靴よりも軽く機動性が高いので上級者でも履き回すオールラウンダーなタイプなのであります。
最大のメリットは安いこと!次は動き回りやすいこと!
↑ローカット辺りの登山靴の参考「Xウルトラ(サロモン)」「モアブ(メレル)」
ミドルカット以上
足を「靴に寄りかからせる」事さえ可能。
※それがミドルカット以上のシューズ利点。足首まで覆うスタイルによってこれをホールドし、安定感を高める。すると横の揺れやブレを抑制し、足の捻挫や捻って転ぶようなことを低減してくれる。大げさに言えばつまりそうして休めるんじゃないかと思うほど。
機敏な運動には適さないが、歩行には良いサポートになる!(それがミドルカット以上のシューズ特徴)
とはいえ前後の靴の動きは可能。
よくできてる
ハイカット以上(もしくはブーツ状)
ハイカット系の良さ
なんだかんだでハイカットが最強ですね(価格が高いのが厳しい)
↑ミドルカット以上の登山靴の参考「モアブMID」
↑ややハイカット寄りの登山靴の参考「キャラバン」
↑ハイカットでありブーツである登山靴の参考「コールドパック8インチ」
防水のゴアテックス(GTX)
とにかく「防水性能」のベスト。
参考・「“ゴアテックスなら大丈夫”は本当?実際のところを日本ゴア社で聞いてきた」ヤマハック さま
※それがゴアテックスという素材を用いたGTXモデル。山を征くモデルのアウトドアシューズにはかなりの確率でこの防水モデルが存在している。この靴にも存在するし、むしろそれがメインという状態。
足が濡れると酷いことになるのが登山です(徒歩全般)
ただしゴアテックス生地だからといって「絶対濡れない」ということはない。小雨の中を1時間程度歩いていても意外と濡れる。(降ってる雨がかかるというより、つま先で跳ね上げた地面の水しぶきがそのまま足の甲に乗り続けることで浸水する笑)そして一度濡れると乾きにくいなどのデメリットも持つ。そして高価い。その割には撥水効果の寿命は3年程度の模様。
※もう6年使っているアシックスのゲルフジではまだまだ防水効果高く発揮しているから、ゴアの寿命は長いでしょう。この間ノーメンテですよ。
実用性能はめちゃくちゃあるけどね(1足持っていると普段の用途にも使えるから何かと便利な6年間でした)
靴の合わせ方
※以下に登場する数値はあくまで目安として認識いただきたい。(測り方が精密でもないので)「アウトドアシューズの合わせ方」という点に注目いただきたい。
もくじ
- 靴の重さ(g)
- 靴のサイズ感(?)
- アウトドア靴の履き方と合わせ方(フィッティング)
※アウトドア靴の合わせ方が最も重要!
靴の重さ(重量)
軽快なアウトドア靴
約 380 g
※軽量なブーストフォーム搭載シューズなので当たり前と言えるかな
(その分、耐久性とか装甲性能は落ちる)
参考データ
※【ランシュー基準】…ダイナフライトやエアズームペガサスなどが260g以下で軽量のライト級と言えるし、ゲルカヤノやゲルニンバスなどのハイクッション&高サポート靴になると320gくらいのヘヴィ級になる。
※【登山靴基準】…とあるベストセラー登山靴が600グラムで(キャラバン)、同クラスのサロモンのミッドカット靴には445グラムだけどサロモン系はもとより軽いのでね。(Xウルトラは370g程度)ローカットモデルだといくらか軽くなるけど体感的には変わらないかな。(モアブ)
※【トレラン基準】…軽めのサロモン靴で290から280という辺りなので標準と言える。
重さはそんなに気にならないのがアウトドア系のシューズ(定期)
靴のサイズ感(?)
可もなく不可もなく?
足入れ自体は良好(?)
やや、くるぶしが乗る。
※アウトドア靴のサイズ感というのはなかなか判断しにくいので、よほどキツイ箇所でもない限りは大したデータは出てきませんことをご了承ください(陳謝)
参考データ
※【メレル】…ベストセラーの「ジャングルモック」ではやや大きすぎなサイズ感だったけど、アウトドア系のシューズではよく合う。サロモン買う予定だったのにメレル買うことも多い。と言っても、自分の足は「ずんぐりむっくりな大柄で野武士のようなゴツい足(足広甲高のような)」というわけではなく、むしろスリムなギリシャ足。(ランシューは海外ブランドのアディゼロとかよく合う)それでもサロモンは狭く小さいときがあるくらいだから、「メレルが特別大きい造りというわけではない」でしょう。ここは注意されたし。足が大きすぎる人はメレルというよりアシックスのゲルベンチャー(ミッド)とか良さそうだけど(?)
※【サロモン】…個人的にはサロモンのデザインも好きなので選択肢には毎回入れているけど、なかなかフィットする靴がない。個人的にはだけど。靴の内部の収まりが悪いことが多い。相性問題だとは思うけど、基本的にはやや狭いのではないかな。欧米人向けとして。
関連記事・「個人的にフィットしているサロモン靴(クイックシューだけ注意が必要)」
関連記事・「個人的にフィットしないサロモン靴(Xウルトラ以外なかなか合わない)」
※【アシックス】…アウトドア系のブランドというのはランシュー業界より数多い。中からアシックスを選ぶという人もほぼいないと思うけど、トレイルランニングならそこそこ居られるかと。ランシューだと大きめだけど、何故かトレランの「ゲルフジ」などは狭く小さい造り。27センチのゲルフジ持っているけど(トレーナー3)、明らかに小さい造り。とはいえ「ゲルベンチャー」などは大きいので、数多くのサイズ感がラインナップされている様子(?)
※【注意点(?)】…サイズ感というのはアウトドア靴に関してはわかりにくい。ランシューと違って硬い造りなので、靴と足がフィットするということはあまりないし。故にあくまでご参考までに。
基本的にアウトドア靴は、ややゆったりさせるのが良いでしょう(靴下カバーリング前提なのであります)
アウトドア靴の履きかた
- やや大きめで履くことになる(ソックス・カバーリング前提)
- 歩いて「かかとが浮かない」こと!
- 一番使うシーンに合わせる
- ブーツインの履き方
基本的には「やや大きめで履くことになる」
サイズはいつものサイズで試す
ランシューと違って「柔らかさがない」のがアウトドア系のシューズ。だからランシューのようにピッタリ履くことは出来ない。(ただでさえオーダーメイドでもない限りその人の足にピッタリ合う靴はないし)だからアウトドア系の靴自体もある程度ゆったりしている。だからまた普段履いているスニーカーやランシューのサイズよりも大きめにする必要もなく、とりあえずは同じ数値でも良い。(それが間違っていない限り)自分の場合はおおよそ「(縦サイズ)26センチ」なので、登山靴などのアウトドア靴も「26」で最初は合わせている。(一部、アシックスのゲルフジなど27センチでもやや小さいくらいのサイズもあるけど。アシックスは他はみんな大きめなくせにゲルフジだけ明らかに小さい。海外向けだからかな?)
使うソックスを履く
使うシチュエーションによるけど、普段履きにも使う予定なら、もちろん普段使う事が多いソックス(靴下)を1枚フツーに履いてためし履き。登山など、厚めの靴下しか履く予定がないならそれを履いてためし履き。これだけでだいぶ違うから注意。どちらにも使う予定なら、もちろん厚めの靴下の方で調整する。薄手の靴下になったときにやや空きができても、そこは靴下を2枚にするなどで調整できるから。とくに冬場は厚めの靴下履いたほうが良いわけだし。夏場に使うにしても、登山するなら冬とそこまで変わらないかな。本格的な冬登山だと別次元だけど。
※ミドルカット以上の靴には「アンクルソックス」以上の丈がベストマッチする(くるぶしや足首まである靴下)
靴の中で足全体が圧迫されないことをチェック
フィット感としては、足が圧迫されないことを確認。ランシューと違って。厳密にはランシューも圧迫するほどキツイのはNGだけど、伸縮性があるのでピッタリフィットを目指すことが基本。しかしアウトドア靴は硬いので(防護力が高いため)、ある程度のスキマは大事。空き過ぎでブカブカした長靴みたいになるのは論外だけど、なにせ調整力が低いので、靴と足だけで合わせるのは難しい。だから空きを作り、ソックスの厚さや枚数やブーツインさせるパンツの裾などで調整をしていくのが無難だと思いますね。
基本はややゆったりに履いてOK(長靴みたいにブカブカしちゃダメだけど)
ミドルカット以上の靴には「アンクルソックス」
ミドルカット以上の靴には「アンクルソックス」以上の丈がベストマッチする。(くるぶしや足首まである靴下)これらの丈が長い靴は足首まで覆われるため、足首周りが素肌だとザラザラ当たって感触が悪いし、なんともフィットしない。しかし丈が長いソックスを履けばこれらを上手いことフィットさせてくれるんだね。
※アンクルソックスと言っても、いくつか丈が異なるので、これまたいくつか用意して、新しく迎える靴に合わせて取り替えるほうが良いかも。
これだけで森羅万象まるまるフィット感が変わります
鉄則は「歩いて、かかとが浮かないこと」
10メートルくらいの直線上を、いつものように歩いてみる
そうして試し履きしてみて、1番にチェックしたいところが、カカトが浮かないかどうか。(靴の中にスキマが空きすぎればどっちにしろかかとは浮くからね)履いて、歩いたときに、かかとが浮いて付いて来ないようなら問答無用でアウト。(靴ずれの原因でもある)そしてこれはその場で足踏みしただけではよくわからないので、ちゃんと直線距離を歩いてみること。10メートルとか。カカトが浮かないことはサイズ合わせで至上命題。フィット感が全く違うからとにかく要注意。
クイックシューに注意!かかとが浮きやすくなる!
楽に締められるシュー(靴紐)のことで、スポーツ系の靴には割とある。自分が持っている「Xウルトラ(サロモン)」でも搭載。確かに締めたり緩めたりは便利だけど、「つま先が締まりすぎて、かかとが浮きやすくなる」から注意。細かく説明すると分かりづらくなっちゃうからご自身でお確かめあれ。クイックシューは上の方しか締緩されないので下部であるつま先箇所がずっと締まり続けてしまうことが多い。そうするとそこが固定されてかかとが浮きやすくなるのですね。対策としては手動でつま先箇所の締りを解いてやるか、クイックシューを通常のシューに交換するか。
とにかくカカトが浮かないことが大事
まとめ「一番使うシーンに合わせる」
普段履き用か?山登り用か?
自分の場合であれば、「モアブなどグリーンシーズン用の軽登山靴は春夏の登山用」「コールドパックなどウィンターシーズン用の冬靴は普段履き用」というのがメイン。
グリーンシーズン(春夏)
例えば、「モアブは春夏に使うから薄手の靴下で調整すると思いきや、登山用ならどっちにしろある程度は厚手の靴下を使うから、それで調整する(防護力もそうだけど夏でも山の上は寒いからね)」
ウィンターシーズン(秋冬)
例えば、「コールドパックは雪が積もったり凍結路だったりのロードを歩くための普段履きがメインだから、やや厚手の靴下とテーパードな細身のジーンズをブーツインさせた状態におけるフィット感も最低限大事にする。しかしメインはやはり厚手の靴下2枚とスキーウェアパンツなどの太めのボトムスの裾をブーツインした状態。普段履きの方はそこまで運動量多くないから高いフィット感はいらないし。でも歩いていてブカブカなのは嫌なので細身のウェアでも最低限の調整はする。」みたいなことで。
※つまりシチュエーションに合わせるということ
シミュレーションが大事
ブーツスタイルの合わせ方
ブーツインが基本
ハイカット系であるブーツが他のアウトドア系シューズと違うのは「パンツの裾を必ずブーツインする」ということ。だからその分のフィット感を考えなくちゃいけない。「パンツの厚みを収められるだけのスキマ(靴内部の空き)」が必要で、なおかつそれを調整する必要があるわけだね。
「ソックス」の種類と厚さ
まず靴下(ソックス)ね。厚さによって異なる。枚数によっても厚さは異なる。これによってアウトドア靴のフィッティング調整をするのが基本でしょう。普段履きならフツーの靴下、登山用や冬用なら厚手の靴下。あるいは重ね履きで2枚など。ちなみに1枚の違いで段違い。2枚履いてベストフィットのときもあれば、2枚にすると途端に圧迫感が強くなるときはよくある。上手いこと調整していくしかない。100%合う靴というのはオーダーメイドでもなければなかなか出会えないから。ゆえに靴そのものはある程度大きめにする必要があるんだね。アウトドアシューズの場合。
※ミドルカット以上の靴には「アンクルソックス」以上の丈がベストマッチする(くるぶしや足首まである靴下)
「パンツ」の種類と厚さ
次にボトムス(パンツ)です。これもいろいろ異なる。冬山で履くようなスキーウェア系統のボトムス(ズボン?)であれば、当然に厚め。ブーツインしたときを考えると、足首まわりの空きも必要になる。ジーンズ(デニム)なら、レギュラー(普通のジーパン)ならやや厚め。スリムなスキニージーンズならそれより細い。さらにスリムなテーパード仕様(膝から細くなるやつ)ならさらにまた細い。それに伴ってブーツイン時の厚みも異なる。大した違いがないように思えるけど、実際違いが生じる。何度も履き比べて体感済み。
※裾をまくっている場合、その厚さでキツさも変わってくるから注意!あまり捲くりすぎると太くなるから当然キツくなる!普段は捲くっていても、ブーツインのときだけは下ろして薄くするなどの対応も必要だ!
履く予定のジーパンやスキーウェアで試すのが確実
テレックス スカイチェイサー2.0の総評
※レビューとは言え実際に履き込んでいるわけではなく、自分のシューズ関連知識と経験をフル活用したイマジネーションでもってその靴に触れたときのインプレッションやフィーリングをアウトプットしているだけですのでご参考までにどうぞ(履き込んでから評価が変わることはよくあること)
ロードで走れる!
まさに、重トレラン靴。
サロモンの「Xウルトラ」で走ってみたけど、足が痛くて流石にジョギングは無理。(強い人はできるかも?)このように「普通の登山靴(硬い)」では、その装甲のような性能のために、「硬いコンクリート道路(ロード)」を走ることはできないのです。しかし、このadidasの「テレックス スカイチェイサー 2.0」は、なんと走れるのです。
※走るっていうのは、重い登山靴でも出来る。例えばちゃんとフィットした「モアブ2MID(メレル)」でも走れる。でも、硬いコンクリートロードを何キロも走ることはできない。クッション性能はないから。
※とはいえ、コンクリロード面を何時間も歩き続けるにはやはり硬いよ。ウインドウショッピングやってみたけど。そういう用途にはダイナフライトなど厚底クッションが正義。
靴裏がブーストフォームだから。
「走れるし、歩けるし、硬い」ので使い勝手は良いでしょう(体感)
スカイチェイサー2.0の良い点(メリット)
「悪路ラン」できる(?)
雨が土砂ぶっているようなオフコンディションフィールドでも、走ることが出来るでしょう。基本的には硬いので小石は蹴っ飛ばせるし枝は踏み折れるので足は護れる。それでいてブーストフォームなのでクッション性能もそこそこあるからロードで使うことも出来る。もちろん防水ゴアテックスなので、ある程度の雨水も防ぐ。
※とにかく家の中にばかりいると「体の状態を変える遊びをしたくなる」のだよね。気分転換として。とはいえもともと「室内適正120%」あるものだから、そのまま過ごせないこともないのだけど(気づくと猫と寝てるこの頃)、知性として知覚してしまうと「せっかく自由に動けるんだしなにかしたほうが良いんじゃないかなあ」と意識してしまうのでストレスになっちゃうんだよね。つまり「体を動かしたほうがよいんじゃないかと強迫される」ってこと。望んでいることでもあるんだけどさ。でも猫と寝ててもいいから寝ちゃう。その狭間。桶狭間の戦い状態。
最近は「雨の中を動きたい衝動」が強めに出てくる(コロナストレス?ニートストレス?)
スカイチェイサー2.0の悪い点(デメリット)
ブーストフォームから汚れまくる
これって個人的な用途に関してなのだけど(つまり悪路なオフコンディションで使い倒せる用途)、ブーストフォームは白いし柔らかいから、ドロなどにハマったらむしろ染まっちゃうし(笑)、そこから浸水し続けてボロボロのクタクタになってしまうんではないか?ということだね。汚れる見た目自体は別に構わないんだけど。普段履き用途ではないし。
※個人的な用途も何も、この靴自体がもとからマッドコンディションで使う用途なんだろうけど。ゴア素材の登山靴なのだし。
うーーーん、どうでしょう?(判定難しいところ)
補足だけど、ローカットモデルの場合(フツーの軽登山靴丈)、「足のくるぶしの辺りが、靴の縁に乗り上げて痛くならないか」というのがフィッティングの争点になるかと思います。登山靴は全体的に硬いので、ローカットモデルといえど足入れする淵の部分も硬い。柔らかいランシューでもよくあることだけど、登山靴系では特に多いと思われるフチの痛み。それだから足合わせの際は、その点に気をつけて、「足が痛くならないか」というのを確認しましょう。まあ足が痛かったら買わないと思うけど、まあいいやとスルーせずね。
何れにせよ登山靴は足合わせが難しいです
とにかくね、
まあまあ履きやすい。
なんとも渋い判定だったけれども。
テレックス登山靴の具合を確かめるためにとりあえず購入しました(コンチネンタルグリップの濡れた岩肌や木の上での性能を確かめるため)
判定結果(早い)
- コンチネンタルグリップ自体は、強力である
- しかし濡れた木の上では無意味である(メガグリップも同様)
- 強力なグリップとは、実用シーンにおいてそこまで価値がナイものなのではないか?
- 気をつけながらも、強力なグリップがある方が良いのは確かだけど(豊か)
自分で足元に気をつけるほうが大事だね(濡れた木の上とか乗らないように進路選定しましょう)
※とはいえ「アークティックグリップの性能検証」でも分かる通り、効果があって確実に助かる場面も存在する。「足元に気をつけていても滑りやすい路面を、滑りにくくしてくれるかどうかのラインが明確に存在する場合」など。
そんでもってね。
ミッドカットなら、
テレックスの「フリーハイカー(adidas)」がカッコよい。
※防水GTX、コンチネンタルラバーソール、ブーストフォーム搭載
ローカットなら、(これはトレランシューズだけど)
テレックスの「アグラヴィック フロー(adidas)」がアディゼロみたいでカッコよい。
※防水GTX、コンチネンタルラバーソール、ブーストフォーム搭載
アディには登山靴ぽくない先進デザインを期待しちゃう
とりあえずテストに履くにはうってつけな「テレックス スカイチェイサー GORE-TEX 2.0」でした。
テレックス スカイチェイサー GORE-TEX 2.0(ローカットモデル)
メンズ
レディース
テレックス スカイチェイサー GORE-TEX 2.0 MID(ミッドカットモデル)
え、ミドルカットの方がカイラルブーツ感あってカッコ良い(でもモノが市場にないんだよね)
ミドルカット以上の靴には「アンクルソックス」以上の丈がベストマッチする。(くるぶしや足首まである靴下)これらの丈が長い靴は足首まで覆われるため、足首周りが素肌だとザラザラ当たって感触が悪いし、なんともフィットしない。しかし丈が長いソックスを履けばこれらを上手いことフィットさせてくれるんだね。
※アンクルソックスと言っても、いくつか丈が異なるので、これまたいくつか用意して、新しく迎える靴に合わせて取り替えるほうが良いかも。
これだけで森羅万象まるまるフィット感が変わります