ニートアカデミア(哲学)

スーパーのレジ打ちが消え去る日。「いつからAmazonはネットから出てこないと錯覚していた?」

2017年3月15日

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いくら「仕事も勝負の世界だから勝ち負けがあるけど、敗者救済は必要だよなあ」とはいえ、基本的には「価値を高めるように工夫するのが本質」という点もまた事実だろうて。

 

はいニートです。

 

「仕事は与えられるもんじゃない。生み出すものだ。」

 

はい、ニートです。

 

 

ロボット時代の到来で失われる仕事とやら。

『Amazon GO』

「amazon」YouTubeチャンネル

アマゾンが「実店舗を出す」とか言うとるようで。もう出てるのかな。中でも色めき立っている『Amazon GO』なるマーケットである。

 

「NO REGISTER」言われとるやない。

ノウっレジスタゥ~言われとるやない。

がっつし言われとるやない。

 

これからはもう機械がAIが「ロボットがやってしまえることのなんと多いことだろう」みたいなお話である。

 

完全に亡くなるやないか。

これを見た限りでは。

当然といったくらいにこれでOKである。

 

嫌々お釣りを落とし渡す店員もなければ、

エロ本カモフラを気にする必要もない。

 

商品の点数をチェックして、バーコード読み込んで、あとは精算して、スマイル詰める作業。

 

今日ではスマイルが在庫切れを起こしているのがマスト状況であるから、

テクニカルな仕事といえば精算くらいなもので、

それはもうネット上で日々行われている様にデビットカードや、ソフトバンクプリペイドカードや、なんとかウォレットや、おサイフケータイやらの電子マネー決済手段で行われている方法はそれなりに広まっているから、

 

だからそれでいい。

 

完全に亡くなるやん。

 

理屈としては。

 

このレジでなきゃ嫌やっ。この雰囲気がエエんやっ。

 

という個性豊かなスーパーやコンビニのレジは残りそうではある。

いわゆる「差別化」出来たところは。

 

ロボ時代となれば、気を使わずに便利だけれども、「どこか物悲しい」とかどうとかで、

 

アットホームで元気よくお兄ちゃんお姉ちゃんおばさんおじさんと和気あいあいと触れ合える、

あるいは少しのやり取りだけでも心温まる、

 

といった具合のサービスを売りにしたところはそれはそれで価値を有するだろうか。

 

でもメインストリームではなくなるでしょうな。

主流ではなくなる。

 

だってそんなに和気あいあいしてないやんか。普段。

こんな時だけそんなん言うたかて騙されんぞわしゃ。

 

ユニクロの店員さんはわかるけど、

コンビニやスーパーの人たちの平均的な雰囲気って、ね。

 

ね。

 

いや気にしておりませんよ。

買うだけですから。

たまに「ホテルのサービスマンに推薦したろうかな」って方もおりますけどもね。

 

 

でも亡くなるのはいつだ?

理屈の上ではそうなるが、実際的にお亡くなりになるのはいつになるのか?

 

「機械」は高価い。

のではないかな。なんとなしに一般的な考えをした場合。

この高価いアイテムを導入する費用はどれだけ掛かるのか。

ローンが組めてもまあ色々と初期では高価いのだろう。

 

使いやすい「人員」。

だから日雇いマンたちは重宝されていわゆる業態の「生産変動」に合わせて人員が整理しやすいということが、

日雇い&フリーターの最大級の利点となって続いてきた。

主に生産者側のメリットとしては。利用者側も時間調整や、あるいは特殊なスキルを必要としないという利点が、

互いを合致させている。

 

「今季はこれくらいと見ていたけど、思いがけず需要が増えたから生産増やしたい。けど生産ラインの機械を増やすと、注文がなくなった際に回収できないから、」

 

「フリーター日雇いマンたちに頼もう!日雇いマーーーン!」

 

「ちょ、おま、いつも都合のいいときだけ呼ぶよなおま。」

果てなき闘争の歴史。

 

資本家階級と労働者階級の戦いとやはり『価値』のかべ。

ブルジョワ殲滅スローガンから、

労働組合のユニオンやら、

 

この果てない闘争のなかで『互いの権利を責めつ護りつ』な様々な施策が生まれてきたのだったが。

 

大体は「人員の使い捨て」が問題となるけれど、

まあ企業側も経営しなきゃいけないから困ったところで。

 

そもそもこの企業が利益を出すような「努力や工夫をしなければ」、

「仕事となるような価値が生まれず」、

結局は「食いっぱぐれる人間が増える」。

 

というのが「前回」あきらかとなったわけだから。

だからいくら「いろいろな人が生きられる世界」のために「いろいろな人が食える仕事を」といっても「利益が上がらなければ仕事がないからやってもらうこともない」わけで。

 

つまり雇えない。

 

 

だから商売は成功させなきゃ。だから初期投資は少なく済ませたい。

普通、最初にかかる費用は誰でも安く抑えたいもの。

とは言え最初にかかる費用こそ掛かるものになっているけれど。でも基本は抑えたい。失敗の後の再起が難しくなるし、色々と人情として。

 

というか最初は金が無い。

 

だから高価い機械を一度に導入できるのだろうか?

という疑問はある。

しかしローンを組むなりするのだろうかやはり?

という答えもある。

 

というか

「機械でやれますから便利ですよ気も使いませんよ」

ということが「サービス(提供価値)そのもの」であるならば、

 

導入するにしくはないわけでもある。

 

その機械によることで初めて可能となるサービスこそが業態(提供価値)であるならば。

 

じゃあやっぱり亡くなるか。そう遠くなく。

とはいえ、

既存の大型店は遅いか、つぶれるか。

アメリカ最大の雇用を生み出すと言われる「ウォルマート」。日本ならそれ関係でも「西友」などの大型スーパー。

 

ここが一気に従業員を解雇するなんてことは現実的じゃないよ。

 

まず全店舗を機械化すると一度にカネがかかりすぎる。

このキャッシュ金こそ避けたいというのがマネー運用みたいなところがあるみたいだし。

とにかく一括で払ってもらえるとどれだけ嬉しいのかっていうぐらいの金融界。逆に一括で払わなくていいことのやりやすさも金融界だというし。

だからローンならいいのかな。?

 

この規模のリストラは戦争が起きる。

もはや国家政策的なレベルでなにかしらの力が働くことだろう。

一度に大量の働き口を失くした人間がどうなるのかは第2次世界大戦を見るまでもない。このように「価値を高める工夫と努力をしないからいけないんじゃないか」なんて理屈があっても、

「いきなりは無理」という事情だってあるのだから。

 

しかし、「そう遠い未来でもない」のでは。

「従業員はいまだ解雇されないだろう」し。

あくまでレジ打ちさんのみだろうし。

そうなれば、

それほど非現実ではないやもしれない。

 

いやいずれはそうなるにしても、

「そう遠い未来でもない」のではないかということで。

 

 

しかし新規参入者ならどうだ?

 

ウェルカム!トゥ『Amazon GO』!

 

といった新規参入であるならば。

 

いつから「アマゾンはネットから出てこない」と錯覚していた?

 

みたいなね。

 

新規参入者にタブーなし!

身軽だから既存にない価値を押し出して進んでくる!

 

それは

「昨日までこの世界になかったものを」

のごとくに。

 

どこぞの旭化成みたいなスローガンで。

 

そしてそれこそは本当にウェルカムなことなのだから。

 

昨日までは好きなことのなにもなかった世界が、

今日、変わる時ってある。

 

 

→次回

「バンピートロットの産業革命」

 

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