農機具の一輪車のパンク修理。
猫車とか言うらしい運搬用の一輪車。最近、家の土木事業に従事することが多くなったのでやたらと一輪車を使うのだけど、伯父さんが直してくれって持ってきたので泣く泣くパンク修理することに。
車輪ごと一式で安く売っているのだから丸ごとそっくり替えてしまえば良いのに、
やたらとロマンを追い求める世代。
節約しまくりながらとにかく肉体労働フルで稼ぎまくった世代
一輪車のパンク修理に使うもの
使う工具
※モンキーレンチ1本に、各種スパナがあれば基本的にはOK。(計2本。供回り箇所あるから同時に回すために必要。)あとは掴めるペンチ的なもの。固着しているバルブリングを外す用途などにあればあったで良いでしょう。
パンク修理用品
修復パッチ
※自転車で使う通常サイズの修理パッチでOK。その他、任意にカットできる大判修理パッチなどもある様子。
やすり
※粗目のサンドペーパー推奨。むしろ軽石とかでも良いくらい。一輪車のチューブは分厚いからなのか(?)とくにガシガシとチューブを荒らす必要がある。
ゴムのり
※ヤスリで粗したチューブの上に優しく塗布するゴムのり様。「うすーくのばして、しっかり乾かすのが基本」です。ゴムのりならとりあえずなんでも良いでしょう。
ハンマー
※修理パッチをチューブに貼ったら圧着させる。平たいハンマーのほうが専用品なのかもね(?)
自転車と同じですね
その他のオススメ品
虫ゴム不要のスーパーバルブ
※一輪車のチューブも英式バルブなので、虫ゴムが鬼門になる。それなら虫ゴム不要のスーパーバルブが最強。
自転車にもおすすめ
タイヤ交換用品
※一般的な13インチの新車。タイヤが一つしかない一輪車のタイヤを替えたらそれはもう新車ですよ。
※ノーパンクタイヤもこの際。パンクしないのだものね。(でもダムダムとしたクッション性はないのだとか。それは自転車でも同じ。)
パンクを修理することに意味なんて求めてはいけません
一輪車のパンク修理手順
- 車輪を外す
- フレームを外してタイヤをバラす
- 空気漏れの原因を探す
- チューブを、ヤスリで擦る
- チューブに、ゴムのりを塗る
- チューブに、パッチを貼る
- すべて組み直してパンク修理完了
車輪を外す
自転車なんかよりよっぽどラクですね
そして、
このまま新しいホイールとタイヤに替えてしまうのが
人類の賢さでしょう。
もちろん我々は賢くないので次へ進みます
フレームを外してタイヤをバラす
ホイールの留具を外す
※ホイールを留めているナットやワッシャー類が固着している場合がある。その場合にはハンマーで軽く叩いてやると外れる。強すぎると変形しちゃうから注意だけど。
スパナやモンキーレンチでもって、ホイール(車輪)の留具であるナットやワッシャーを取り外していく。片方が4箇所あって、両側で8箇所くらいかな。
シャフト軸のナット類を外す
これまたスパナやモンキーレンチなどで、ホイールの車軸(シャフト)の固定を外していく。供回りするので左右同時につかんで回していく。(左回しで外れる正ネジ)
チューブを外す
※まずはチューブバルブの根本にあるリングを緩めて外していく。掴めるものならなんでも良いね。手で回れば良いけど、固着してたりするとペンチやウォーターポンププライヤーなどが強い。(ついでに買うならネジザウルスあると他にも便利だよね)
やはり自転車と違ってホイール外しもラクラクですね。
空気漏れの原因を探す
まずはチューブに空気を入れる。(空気圧を高めるほどわかりやすくなるとは思う)
※すると空気が抜ける「音」がする。穴が大きく見つけやすいほど音がする。この場合はカンタンですぐに穴が見つかることでしょう。さらには音だけじゃなく、「敏感な唇を近づけて噴出される風を感じて当たりをつける」ことも可能。「空気圧を高めてチューブをグニグニ動かす」ことでも反応が良くなる。
※それでも見つからなければ「水」で見つける。水を張った何かにチューブをスルスルと這わせていくと、ブクブクと気泡が上がってくるから、それが穴という具合。(浅い物が良いのでソリとか使うと最強だけどバケツとか洗面器のほうが多いよね)
あと、「バルブの根本」も確認しよう。わりと脆い箇所だから。さらには「虫ゴムが破けている場合」もある。こうなると虫ゴムを交換するのだけど、虫ゴム不要のスーパーバルブにしたほうが良いでしょう。(と言うかタイヤごと買い替えるのが以下略)
穴を見つけたら、見失わないようにマーキングしたい。(目印をつける)自分は爪楊枝を刺している。自転車のパンク修理で。(どうせ塞ぐのだから穴に刺しても問題ない)一般的には油性マーカーでつける。(水性は消えちゃう)
チューブを、ヤスリで擦る
修理パッチが食いつくように、ヤスリがけ。ヤスリでもサンドペーパーでも、粗いものが好ましい。むしろ軽石とかでも良いとか。ディスクグラインダーですら良いとか。
※一輪車のチューブは特に分厚いので(?)しっかりヤスリかけした方が良い。軽石とかのレベルの粗さでガシガシやったほうが良い(?)
チューブに、ゴムのりを塗る
修理パッチが食いつくように、ゴムのり延ばしてしっかり乾かす。ちゃんと乾かすのが大事。ぱっつん感とさらさら感。わかるよね。
チューブに、パッチを貼る
穴を見失わないようにしつつ、修理パッチを貼っていくのみ。
パッチを貼ったら、圧着させたい。主にはハンマーなどで行う。特に周辺もグリグリと圧着させたい。
上手いこと修理パッチが圧着されていれば、ラベルも綺麗に剥がれてパンク修理は略略完了となります。
すべて組み直してパンク修理完了
これにて、
運搬用一輪車のパンク修理が完了します。
(虚無の極み)
タイヤが磨り減っていたら補強(?)
百戦錬磨の運搬用一輪車タイヤであれば、「向こう側が見えるほどのすり減りタイヤ」であることは自明の理。そうであれば、タイヤにチューブを入れる前に、「タイヤの内側から何かしらのパッチを当てておきたい」のであります。(自転車チューブの切れ端などが安価?適材適所?)
※ここまで来ても新品タイヤに替えない豪傑たちには何を言っても無駄であろうけれども替えたっていいじゃないにんげんだもの。
虫ゴムが破けていたらスーパーバルブにしよう(?)
一輪車のチューブがないなら(?)、バルブを替えるしかない。そして、どうせなら虫ゴム不要のスーパーバルブなどを推奨。とにかく推奨。従ってください(圧力)
新品に替えないことで、どんどん最新テクノロジーによる近代改修がされていくぞ(?)