デスペラードな愚か者時代

ミントジュレップも買えないニートの切実な1つの理由。

2015年10月19日

金無
 
ただ単にバチバチに金が無いからミントジュレップ一つ買えねえんだよ。
 
ただそれだけの摂理。
 
こんなかわええフクロウ君のように人畜無害となる金のない大人。
 
まあそら働いてないんだから金が無いのは当然でうんともすんとも言えません。
 
収入がない。
 
自然の摂理ですよ。
 
自然の猛威。
 
自然が猛威を奮っている結果ですよまったく。
 
自然って怖い。
 
 

熱き日のミントジュレップ物語

その日は熱かった。

灼熱のような時間だった。

27年間におけるとても熱い日だった。

オレは兄貴から受け継いだ通学用自転車を漕いで、

200キロの道のりをせっせと漕いで、

最愛の愛馬の忘れ形見が走る府中競馬場まで行ってきた。

27度目の夏。

当初は出費を抑えるために企画したチャリ旅であったものの、

熱視線の打ち付けるパンパンのコンクリートロードを走るには水の欲求に応えねばならず、

結果、

水超飲むということになった。

ただでさえチャリカスタム費もかさんだというのに、

この上水分補給代までバカにならないとなれば自ずと自制が働くのも無理のないことであった。

 

「まだこんなところで貯金を使い果たす訳にはいかない……」

 

だがそもそもこんな楽しい、

そしてもうこれから一生あるかないかという「テンションの上がる日本ダービー」に際して、

撮影カメラすら新調できないでいた。

結果、欲しい画は撮れず、動画作成もお蔵入りとなった。

碓氷峠のダウンヒル動画はすべてペダルしか映っていなかった。

レース場の我が想い出の継承馬ドゥラメンテの雄姿もまったく収められないのだ。

もうこんなダービーは二度とないのに。

そして骨折してしまった今、秋のジャパンカップも天皇賞もないし、2016年復帰では…もう…。

 

競馬場につくと喉の渇きが襲ってくる。

 

無料の飲料水を紙コップに注げる場所をオアシスとしてなんとかしのいだ。

毎回毎回並んで取らなければならない。

ときには熱いお茶の列に並ぶこともあった。

ウーロン茶も買った。

なんで東京まで来てウーロン茶を飲まなければいけないのだろう。

そんな中「東京競馬場きた感」を得られそうなシロモノと遭遇。

 

そう、ミントジュレップである。

 

ジュレップが何なのかすらわからないが、

ミントという響きからなんとも清涼感漂う飲み物であることが伺える。

 

必然、飲みほしたい衝動にかられる。「ゴキュリ…ゴキュリ…」と。

 

だが買えなかった。

 

700円位した。

私はバカだった。

暑さのせいで頭がおかしかった。

こんな時くらい買って飲めばよかったのだから。

日本ダービーは我が愛しのドゥラメンテが勝った。

強かった。感動した。泣いた。

単勝は1,9倍。

1000円買っていた私は900円の利益。

 

ドゥラメンテが「ミントジュレップを買え」と言ってるのが聞こえた。

 

私は探した。

ミントジュレップを探した。

赤い車を、

クレープ屋みたいなシトロエン車みたいなやつを。

 

だがもう閉まっていた。

 

これがミントジュレップ物語。

ひいては「府中にチャリで逝っちゃおう」の完全版のオチである。

 

ニートはバチバチに金が無い。

 

これは運命だ。

 

ニートとはこういうことであり、 それを続けるということもこういうことなのだ。 ニートは収入がないのだ。

 

基本は。

世の中に出ている「ニート」なんていうのはニートなんかじゃあない。

稼げるからニート的でいられるだけの道化たちだ。

 

親にお小遣いをもらうことが出来るようなタフなニートはいねえ。

 

それはプータローという活発な古代種。

ニュータイプはそんな恥ずかしいことはできねえ。

結局一緒でもね。

家に居るなら。

これがニートの憂鬱である。

そしてニートの日常であり生活である。

 

「どうせなにもできないなら家にいよう」

 
と何もしない状態を続けてついに無気力となる。
 
 
 

まとめ

働いていないから金が無いという至極自然なことだね。

 
ただそれにとどまらず活動力の低下につながり、無気力へと陥っていきやすくなる。
 
そうするとなにもできなくなってしまって、死ぬまでつまらないことになるかもしれない。
 
 
とそういうことでした。
 
 
ただなんにせよ活動資金が必要なら不要品を売ったりするくらいしか金策の方法がない。
 
あとはなんとか働いて稼ぐしか。
 
多少の預貯金や資金があればネットビジネスなんていうこともあるわけだけど、無一文ではね。大
 
道芸とか?
 
まあ理論上にはそれなりにあるか。
 
でもそれが出来るなら普通に働けそう。
 

引用

「お金がないニートが就活軍資金を稼ぐには」

ご参考までに。

自販機設置場所探し……自販機設置場所探し?自販機の設置場所ってそうやって探されていたの? ……自販機設置場所探し?

 
あとミントジュレップって酒じゃん。
(▽Д▼ )
 
オレ酒禁止なんだよなあ。
 
まだ。
 
じゃあ良かったじゃんってことか。
 
いや別によくもないか。

 

おまけ

かねなし なんとかフクロウ君のトップ絵でオブラートに包んでマイルドにしているけど実際はこんな感じだからね。

ニートブログの下

 

 

フライングなニートマンの著作書籍

 

★ニートの自伝

 

13歳の少年労働兵

「不登校×少年労働」編

愚か者の人生戦記第1弾は「生まれてから13歳で少年労働兵と成ってご活躍される」までのお話。既に中年サラリーマンの如き「労働と報酬の日々」を過ごしたひとの末路へつづく。

 

やることない体験記

「ニート×無目標」編

愚か者の人生戦記第2弾は「ニート化成った18歳から21歳までのやることがなかった」ころのお話。「仕事がなくなると人は一体何をするのだろうか?」という実験データに近いモノあり。

その後もニートだし今も半ニートなんだけどね

 

★「もしも働いていたなら?」ロールプレイングストーリー

 

シャケ弁労働者した元ニートの話

「もしも、ふつうに働いていたら?」

なシミュレーション。「シャケ弁食って働いて妹たちとゲームでもしているっていうのも良いのかもなあ」の未来を想った。

 

フェアレディZで通勤したキノコ工場で正社員してやることなくなった話

「もしも、そこからさらに正社員で働いていたら?」

なシミュレーション。「結局なにすれば満足なのコイツは」的な叙事詩が紡がれた。ある意味人間失格。

 

31歳までフリーターして落ち武者した話

「もしも、ならばフリーターしながら好きなことを目指していたならば?」

なシミュレーション。今に一番近いスタイルではあったけれども。

 

不登校から復帰して労働徴兵されるまで大学に隠れた話

「もしも、ふつうに学校へ行っていたならば?」

なシミュレーション。もうそこまで遡って人生を最スタートさせてみても結局のところ結末は同じだったというオチ。学校へ行く意味を分解してみたやつ。意外と一番のお気に入りコンテンツに。「労働戦士恐るべし。労働徴兵許すまじ。」

 

 

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