人生はいつも一発勝負みたいな。
ぼくはリスクを買うことにしました
※暗号通貨liskのことじゃあないぞ
ウイポを猿のようにやっていた14歳
現コーエーテクモゲームスの基幹タイトル「ウイニングポスト」シリーズ。
競馬ドラマシミュレーションゲーム。
※お決まりのリコエイション系ゲームという(RPGとシミュレーションのニックス配合的な)
まあ我が競馬史については競馬カテゴリで散々やって嬉し恥ずかしドゥラメンテ応援記にブロックチェーン技術レベルで遺ってしまっておりますけれど、
※ブロックチェーン技術…今話題の「暗号通貨」の基幹システムで「すべての取引履歴が延々と残り続ける」という性質が「デジタル時代の通貨」として注目されているヤツ
とにかく朝から晩までやっていましたよね学校なんか行かず。
仕事には逝っていましたよ
とくに冬季にやっていたので深夜の寒い中を毛布にくるまりながらカフェラテずーずーしつつ深夜オールで最強馬生産に明け暮れていたのを思い出しますよ。
そうやって昼夜が逆転し時間が一巡することで、
兄や妹が学校にせっせと繰り出す時間帯に摂る朝ごはんタイムがクロスするというアットホームな時間の演出にもなっていましたよね。
兄妹たちは学校へ。オレは寝る。
昼から仕事
とにかく最強馬をめざすわけ
競馬シミュレーションゲームというとダビスタが有名だけど、だんだんとウイポが手数で勝って知名度を得ているけどね。
「ダビスタ」は配合も経営も調教も行う「育成ゲーム的なつくり」だから気楽にやれるみたい。
たまごっちとかデジモンとか日本人は育成ゲーム好きだったし、そこに牧場経営の仕組みがライトに加われば当時のTVゲームブームでも大ヒット可能だったということなのかどうなのか。
オレは中2で競馬にハマってダビスタ探したけどPS2時代だったのにタイトルがでていなかったから(ダビスタPS2版は04年に出たけどこの時期は02年)
コナミバンダイの「実名実況ドリームクラシック」というものをご購入。リアル演出重視なのと独自の配合システムが魅力。
それは独自の配合因子にこだわったつくりで、因子配列をかんがえて最強馬生産を目指すのが楽しかったわけ。
因子配列を考えるのがね
さらにハマったので、お次はウイポに手を出すわけ。
これは「配合理論というものを理詰めで設計していけばほぼ必ず強い馬が出現する」というゲームだった。
美しい血統表を組み上げていけば自ずと最強の馬が誕生するという仕組みはやる気を爆上げし、猿のようにやりこんだわけ。
よく使われる表現だけど猿ってそんなにやりこみ派なのかね?
でも青鹿毛が生まれない。
※青鹿毛(あおかげ)とはサラブレッドの毛色のことで、最も黒く見える艶のある黒毛みたいなもの。みどりのマキバオーのライバルでも有名のカスケードとかそんな色。日本の最強種牡馬だったサンデーサイレンスもこれ。でも全体的には青鹿毛の名馬は少ないのかもね。
だからセーブ&ロード発動。
種付け期の4月辺りのデータからやり直し、オート進行機能で翌年までワープして仔馬誕生をやり直すというわけ。
しかし「そのオート進行中の出来事が同じようなものであると同じような結果になる」ことが判明したので、
いらない馬を買ってきてランダムでレースに出走させまくったり施設を建てたり海外セールに行ってみたりなんやかんやと行動を不規則に変え続け、
セーブ&ロードを繰り返す。
そしてお目当ての毛色&強さのお馬ちゃんをゲットするというタイムワープ式ゲノム編集が繰り返されました。
※ゲノム編集…人のDNAを書き換える事ができるとされるタブー的新技術。病気や容姿や身体能力などを編集できるという禁忌。ガンダムのコーディネイター的な時代が来るのかどうかというヤツ
これがゲームの強み
とはいえ、
競馬ゲームだけに打ち込んでいたわけではなく、その他さまざまな他の誘惑もあってなんやかんやと冬が終われば脱皮してエムブレムをやりだしたりしますからね。
しかし一定周期でまたウイポもやるということで時代とともにやったりやらなかったり、そしてセーブ&ロードも繰り返されるのであります。
年々歳を重ね、
月日と年月を重ね、
あれを読んでこれを観てそれを考えて、
セーブ&ロードして。
特に10代なんてセンチなお年頃ですから思うわけわけですよ。
まあセーブしとけば安心じゃん。
でも本番がしたいなあ。
オブラートに包んで読んでねシステム
リスク・シミュレーションできないゲーム
子供の頃はゲームも現実と変わらないくらいに刺激的で、そこにはメリットが有りデメリットが有りリスクが有りリターンがあった。そう思えていたから。大人になると欲しいものが変わってしまってもうその中にはリターンがあまりなくなってしまうのか、
セーブ&ロードに飽きた。
いや太閤立志伝とかで四方を敵に囲まれる真田家でやると大阪に買い物いくついでに大阪城から秀吉の大軍が遠征してくるのが分かるからすぐ戻らなくちゃいけないシビアさがあるけども。
「だからこの時期に上田城をこれくらいならギリギリ開けられるな」
という考えは成り立つ。
でも「セーブしてあると秀吉の大軍がやって来るのか来ないのかを実験してしまえば良い」のでリスクを考える必要はあまりない。
セーブして大阪に買い物に行って、軍が出てくればロードしてやり直し。
できるだけ最短で行って帰ってこれるルートを全通り試して「大阪に買い物に行って、秀吉の軍がやって来るまでに帰ってくる」ことが可能なルートをシミュレーションしまくれるというわけで。
まさにシミュレーションゲーム。
でもゲームだからあまりリスクがどうとか勉強せずにひたすらセーブ&ロードを繰り返して出目が良ければ喜び出目が悪ければ困るという感情だけが消費されているんですけども。
意識しないと人生勉強にはなりませんね
だからまあシミュレーションという意味ではおもしろいし、「こうやったらどうなるんだろ」というのを手軽に試してシミュレートできるという点ではおもしろいし、そんでそれがこの手のゲームの面白さの核なわけでさ。
でもそこにはリスク・シミュがないわけだよ。
というかゲームではどうしたってリスク・シミュはできない。
セーブ&ロードという担保があるから。
人生にはないのに。
セーブ&ロード禁止プレイをし始める
これは2007年くらいの我がゲーム事情だったんだけど、
「もうセーブ&ロードしないでやるプレイ」
が多発されていましたね。
ガンダムのアクションゲームにしてPS3同時発売ローンチタイトル「ガンダムターゲットインサイト」でもセーブしないで進めていき、
ロードが出来ない状況でどうするのかプレイ。
「思いもよらず被弾して右腕パーツがふっとんだ」場合、
ロードすればすぐやり直せていたのが、もう出来ない。
・「右腕のパーツが吹っ飛んだ」という事実はもう既に起きてしまったことでどうしようもないことである。
・では「そっちで持っていたビームライフルを左腕のパーツで持って撃とう」ということになる。
・そして「できるだけもうリスクの低くなった右腕側を危険な方向に向けて虎の子の左腕を守ろう」とか
・「いやこのステージではもう左は盾をもって頭部バルカンだけで低難易度ミッション達成にとどめておく」
といった戦略展開が可能になったのである。
そのプレイは新鮮で楽しかったし、
人生のようでもあった。
だからオレはセーブ&ロードを止めた
ウイポの話で始まる予定がガンダムターゲットインサイトの話で主語を書き綴ってしまいましたけれどもね。
ウイポでも同じことで、
どのレースに出走させるか?
10月1週の凱旋門賞に挑戦させたいけど難易度高そうだし、
天皇賞に向かったほうがいいか?
なんていう局面でリスクとリターンを考えながら、
戦略して決断して行動するプレイが可能。
セーブ&ロードすればどっちも試して最大戦果のときに上書きできて無敗欧州三冠グランドスラムという最強の経歴のまま終われる。
でも人生はセーブ&ロードのない一発勝負だからね。
一発勝負とはいえ、選択の結果にすぐ終わるというわけでもないので、
次の手さらに次の手も必要になる。
現実として。
だからゲームならロードすれば思考停止してやり直せばよかったことも、
ここではそうは言ってられない。
でも必ず結果は生まれ、
それは受理されて消せない。
やっぱりブロックチェーンみたいや
だからそのあとで、
できることを戦略していくしかない。
「次策を申し上げます」みたいな
世界の歴史とはまさにブロックチェーン技術で連綿と上書きされ続けられてきたというわけですよ
上書きの連続しかなかった。
巻き戻すんじゃなくて、
その状況で利用できることをフルに使ってさらに最大戦果を目指して手を打って、
よりよく上書きするしかなかった。
上書きリスクを負って行動するのがリアル
一発勝負の人生は1秒1秒に全て「上書きリスク」が有る。
どれだけ脳内シミュレーションしても、絵図を書いてみても、予想をしてみても、
実現させるには行動をしないとダメで、
そして一発勝負の人生は1秒1秒に全て「上書きリスク」が有り、
行動には「失敗のリスク」もあり、
とにかくリスクまみれな人生だと思ったわけ。
だからつねにリスクを負う必要があり、あるいは「この世にはリスク・コストがあるのだ」とはっきり鮮明に認識できたから、オレはウイポでセーブ&ロードを止めたんだね。
オレにとってゲームは人生だったのだからさ。
リスクコストは数字の0と同じくらいの大発見だと思うわけ
リスクはロードし直してなかったことにするものじゃなくて自分で選んで買うものだと思った。
だから損切りも怖くないよ。
ちょうどいま暗号通貨いじっております
※ただ仮想(暗号)通貨の損切りはリスク高い。アルトコイン系は手数料が高いからだ。FX何かと違って損の税金面でもまだ整備されてないし。だから自分が気持ちよく扱うためにあまり損切りを必要とするような大掛かりなスタイルではやってないね。
ビットコインがアウレリア金貨。ライトコインがデナリウス銀貨。モナコインがセスティルティウス銅貨というイメージ。
— フライングニートマン・ムラクモ (@murakumo25) 2017年12月5日
でもいまはもう疲れるからライト子とリップルちゃんとで籍を入れて落ち着きました。