人力で切り株を抜く抜根。
そういった人類の進化と文明の進歩に牙をむく行為をやってまいりました。
真夏にね。
※【抜根の理由と経緯】… もともとはニートの家事参加としての庭掃除から始まり、庭枝を剪定しては焚き木で癒やされていたこの数年間。しかし細い枝木程度の資源ではすぐに燃え尽きてしまうから庭キャンするには効率が悪い。そして家宰相としての庭仕事にも飽きてきた。「それならそろそろ木ごと抜いてしまうか。時代を先に進めよう。」ということで抜根するに至りましたというわけでございます。
時代を先に進めよう(庭木剪定時代→人力抜根時代)
事前の仕込み
一時期、庭の生け垣として一大ムーブメントだったレッドロビンとやら。お隣さんの敷地ギリギリ一杯のオフサイドトラップ取られかねないポジショニングで生い茂る我が家。(親父が無計画に植えちゃったし、そのバックには婆ちゃんが被せるように多種多様な庭枝を差し込んでいた大森林地帯)両隣のお隣さんには怒られないけど前面の畑からは昔怒られたとか。
草刈り
草刈りカマ
右利き用
左利き用
ガーデニング・グローブ(手袋)
[Vgo...] レディース ガーデン手袋 ガーデニング グローブ 合成革手袋 園芸用手袋 草刈り 中薄 作業用 園芸 補強
草がジャマなら草刈りから。
※いろいろな種類があるけど、結局一番使いやすい草刈鎌は「ねじり鎌」でした。「土と一緒に根を掘り起こすようにザックザックする」のが良し。稲刈りスタイルの鎌だと根が残るし。そしてこのやり方だと「補強が入ったガーデニング手袋が安心」だった。(ここでは使ってないけど)もう両手で鎌の頭を持ってザクザク動かすので手の甲がガードされるグローブが効果てきめん。
木の高さ調整
のこぎり
※(これよく切れる)
切り株の高さは重要。
※この記事でやる方法では全く考慮しないで短くしちゃってやりづらかったのだけど、「ある程度の長さがある方がテコの原理で倒しやすい」という事に気がついたのでした。(調べた)
生きている根っこは強い。だから面倒くさい。けれども、枯れている根っこはカンタン。枯れてしまえば土の上に出ている部分だけ掘り起こせば簡単に崩れて取れてしまう。切り株にドリルなどで穴を空けて灯油を注ぐだけ。そして1年位放置しておけば枯れる。
関連記事・「穴あけにおすすめのドリル」
根っこの周りを掘る
剣スコップ(大)
剣スコップ(小)
まずは掘る。最後まで掘る。
切り株周りを、根っこが見えるまでショベルやスコップで掘り進めます。いわゆる「剣スコップ(剣スコ)」の形状がザクザク掘れるね。大きいサイズが一つ、小さいサイズが一つあると便利。小さいサイズのものはできるだけシュッとした剣スコが良いでしょう。園芸用の土運びスコップみたいなものだと細かく掘り進められないから。
木の根っこは広がっているものの(末広がり状?)、とにかくどこでも良いから破断すればOKなので、できるだけ縦に掘って切りたい。だからそんなに広範囲に掘る必要はない。
縦に掘り進んでいきながら、根を切っていくので、切り株周りを深く掘りたい。
根っこを切り離していく
根切用のノコギリ
※(特別に根切用のノコギリというのではなく、これ専用で使うということ)
根切り専用品
※「根切り」という物はあるとか。お高いけど。効果の程は未知数で申し訳。
根っこが見えたら、すべて切る。
切り株を中心にして(タテ)、放射状に広がっているのが(ヨコ)、根っこ。だから剣スコでタテに掘り進めてヨコに出てる根っこが見えたら全て破断していく心積もり。全部露出させなくてもある程度見えたら、土ごとノコギリでザクザクするのが効率的。(それだからこれ専用で鋸を使う)
細い根っこ1本つながっているだけでも抜けない。だから無数の根っこをすべて切り落とす心積もりでやらないとこっちがヤラれます。
木をグラグラ揺さぶって、やる気を出す
※(靴の裏がしっかり堅いシューズを履いてやりたい庭仕事)
動くと気持ち良い。
切り株が動けば、着実に根っこが切り離されている証左であり、なおかつ「もうすぐ抜けるかも!(あわよくばこのままテコの原理パワーでぶっこ抜けはしまいか)」という期待に勇気づけられるのであります。そうして動かしながら、動かない辺りを掘って、根を切り続けていくのです。
※このとき、木の高さがテコの原理パワーを発揮する!
(この記事の画像では全然短いから参考にしないように)
ひたすら繰り返す
木を揺さぶり、
引っかかる辺りを掘り、
根を切る。
(休憩は適時行いましょう!水分補給して一息つきましょう!)
※休憩は適時行いましょう!水分補給して一息つきましょう!
10分の休憩が真夏のオアシスに感じられます
みごとに抜根
やったね。
(今回は2本抜いたよ)
とにかくそういうことです
抜根した木の処理
- 庭で燃やす(?)
- 自治体の庭木回収に出す
庭で燃やす(?)
庭でキャンプファイヤー資源にする。
(薪木としての利用目的)
根っこの土を落とし、ある程度乾燥させ(数ヶ月くらいかな?火力上げればなんでも燃えるけど?)、庭で燃やしてレモンサワーなどを飲んでしまう。
※【庭木を庭で燃やす注意!】… 各自治体ごとに規定なりがあると思う。自分のところでは「庭木程度を燃やすことは可(個人理解)」みたいなこと書いてあった気がするので(?)、慎ましく燃やしている。あと、お隣さんなどご近所迷惑も考える。いくら一日中動けるニートでも、洗濯物を干している真っ昼間からやったらイケないよね。煤とか灰とか飛ぶから。
薪がないと燃やせないかも(直接焚き木にするより、薪を燃やして火力ある中に投入するイメージ)
野外焼却(例外として認められている主な行為)
・たき火その他日常生活を営む上で通常行われる廃棄物の焼却であって軽微なもの 【例】庭先でのたき火など
例外として認められている行為でも、ご近所に迷惑とならないよう以下の点に配慮をお願いします。
・少量であれば、ごみの定期収集に出すことを検討する。
・住宅地が近い場合は、隣近所にあらかじめ声をかけ理解を得る。
・近所に迷惑にならない時間帯に行う。洗濯物が干してある場合は注意する。
・天候や風向きに注意し、風が強い日を避ける。
・よく乾かし、少量ずつ短時間で燃やすなどの方法で行う。
自治体の庭木回収に出す
各自治体が特定の日時に庭木の回収を行っているので(自治体による?ウッドチップなどにするとか?)、そこへ出すのがラクかもしれない。しかし、切り株そのものが重たいので運搬に困る。軽トラとかないと困る。ニートに軽トラ保有力はない。
切り株は重いから軽トラなどを手配できないと困る(結論)
重機で掘るのが最強
煽ってるわけじゃないけど、
やっぱり重機が最強。
伯父さんパワー使ったバックホー(油圧ショベル)を乗り入れて、
バッコンバッコンぶっこ抜くのが効果的すぎる。
現代では機械のパワーを使うのが人間ってものなんだよね。
煽ってるわけじゃないんだけどね