- 「収入」の仕分けルール (売掛金とは?)
- 「支出」の仕分けルール (事業主借とは?)
- 「ポイント」の仕訳ルール (楽天キャッシュのことね)
- 銀行口座の通帳記録はすべて仕分けするのか? (裏付け保管)
- 保管する証拠は? (裏付け保管)
ネットで稼ぐ人の帳簿付け。
※大いに工事中の記事です
最大で65万円控除される「青色申告」して節税するための帳簿付け方法1例。「複式簿記?売掛金?事業主借?」という新規ワードに立ち向かっていくアドベンチャーでありますよろしくどうぞ。
※個人的には税務署突撃されたらこの記事の理論をもとに説明するつもり
ネット事業に特化した会計(ブロガー、アフィリエイター、ユーチューバー、Vチューバーなどなど?)
という場合でもダイジョーブ(?)会計帳簿の書き方の問題なので、帳簿の方を修正するだけでOKかと。多分。書き方は割と重要なのね。「複式簿記による帳簿付け」という形式は。法律として明文化されてしまっている以上。その中での解釈や理屈は論理立てればなんとかなると思うけど。
※決算書科目とかイジると税務署に送った決算書の表記が変わっちゃうけど、正直そこまで問題にはならないと思う。心配なら「それは別に印刷しておいて」から更新すればよいでしょう。
自信とは理論と筋肉
あくまでも体験型の1例です。「自分はこうして帳簿付けします」という1例。免責事項です。一つの参考としてご利用ください。「俺の屍を越えてゆけ精神」ですので屍に鞭打つ伍子胥的な行動はイケないよ。
ほぼ備忘録記事ですのであしからず
「収入」の仕分け
- 複式簿記で書く(売掛金を使って2回記帳/借方と貸方)
- 各アフィリエイトサービスの売上月と入金日(参考まで)
- 収入スプレッドシート配布
「複式簿記」で書く!
1件の取引の仕分け内容
売上があったとき
借方 | 貸方 |
売掛金 | 売上 |
入金されたとき
借方 | 貸方 |
預金 | 売掛金 |
「売り上げたとき」と「入金されたとき」の、
2回を記帳する。
※青色申告では「発生主義」による記帳が基本になるため。事業者を対象としているので、その事業の経営状況を正しく把握するためにも「月の売上がおおよそいくらなのか?」を知るには発生ベースが良いのでしょうな。例えば飲食店なら「お客さんがやって来て注文して作って出して食べてお会計したけれども、カード支払いだから入金は後日」となる場合、そのお店の経営状況を知るには売上日のほうが重要だものね。実際にお客さんが入って売れているのはその日なわけだから。そしてそれはその月の売上なわけだから。入金自体は後日だとしても。
※「事業の社会保障としての給付金」などのチェックにも把握しやすいんじゃないかな(?)例えばコロナ禍で「3月4月の売上が90%減少した」という場合、「入金で見ると3月4月は1月2月の売上が入金されているから収入はあるように見えてしまう」けれども、「実際には3月4月の売上が入金されるはずだった5月6月が厳しい」わけだからね。それだから「補償するなら3月4月の売上のダメージに対して行うのが実態に即している」ということで。
とにかく「2回に分けて仕分けする」のが基本
参考動画・「【勘定科目】売掛金と買掛金の意味や計上について丁寧に解説!【Gパンパンダ】」弥生株式会社 さま
売掛金(売上)
日付 | 摘要 | 借方 | 貸方 | 額 |
2020-1-31 | 1月-aアソシエイト売上 | 売掛金(売上月) | 売上 | 50000 |
※左列である「借り方」の項目は「売掛金の発生」になる。
(補助科目を売上月にしているが、任意)
※右列である「貸し方」の項目は売上の種別。事業によるものなら売上など。売上高、売上金とも。
仕訳例(MFクラウド)
※「未実現」は触れなくてOK。売掛金に関係ありそうだけどカンケーなし。(予約みたいなもので、未実現にしてると帳簿で計算されないのでそのまま忘れていると決算書の数字が合わなくなる。実現させればいいんだけど。)
※会計ソフト「マネーフォワードクラウド」における当該画面
売り上げメモ
売掛金の「日付」は?
※【すべて月末】…「売掛金(売上)」の日付けは「基本的に月末締め」にしている。だからすべて月末。(アフィリエイト的な仕様)
※【その売上を取得する権利を得た日】…現金で売り上げる事業や(屋台で現金受け取るなど)、明確に「その売上が確定した日」が分かるならその日でOKなんだけどね。「その売上を取得する権利を得た日」というのが会計上の「発生」らしいけど、ネットビジネスのアフィリエイト的には「確定」だよね。発生の時点ではまだすべて承認されていないし。そしてアフィリエイト主体の事業収入ならば全て揃えたほうがラクなのですべて月末記帳にする。理屈も上記のように通ると思うし。
売掛金の「摘要」は?
※内容を記入。ほぼメモみたいなものかな。
※更にわかりやすいように「タグ」を設定しておくのも良いでしょう。
※「売掛金」でも「売上月」でも「売上日」でもOK(認識としては)
入金日
日付 | 摘要 | 借方 | 貸方 | 額 |
2020-3-30 | aアソシエイト入金-1月分 | 預金 | 売掛金(振込日) | 50000 |
※左列である「借り方」の項目は「入金される場所」になる。預金、現金、ポイントなど。
※右列である「貸し方」の項目は「売掛金の入金」とするだけ。
(補助科目を振込日にしているが、任意)
仕訳例(MFクラウド)
※会計ソフト「マネーフォワードクラウド」における当該画面
振り込みメモ
入金の「日付」は?
※【入金のあった日】…「売掛金(入金)」の日付けは「そのまま入金のあった日」だね。まあ極自然なことだよね。(この例だと30日になっているけど、本来amazonアソシエイトの入金日は29日で、それは祝日になっているから30日、あるいは翌月にまたぐこともある)
※【白色申告ならこの日だけ?】…白色申告のときや、ちょっとした副収入のときなんかは臨時収入扱いで「入金日だけを仕分けしていた」わけですけど(?)青色申告は事業者による仕分けなのでやっぱり売上ベースの複式簿記なんですな。
入金の「摘要」は?
※内容を記入。ほぼメモみたいなものかな。
※更にわかりやすいように「タグ」を設定しておくのも良いでしょう。
※「入金日」でも「振込日」でも良いでしょう(認識としては)
青色申告の決算書というか、企業の財務諸表としてあまりにも有名な「貸借対照表(バランスシート)」だけど、「貸・借(たい・しゃく)」だと「仕分け表の左右と逆」だよね。「借り方が左」で「貸し方が右」なんだから。そのままいえば借貸(しゃくたい)のほうが自然。ゆえにごちゃごちゃして混乱するというのは駆け出し税理士さんでもあるあるなんだとか(?)どうやら昔の日本では右から書いていたのでこうなったとかどうとか(?)明治初期のアニメとかだと確かに反対の文字列になった看板とか出てくるよね。(会計用語の歴史はイタリアかららしいけど)
とにかく「借り方が左(収入)」で「貸し方が右(支出)」
各アフィリエイトサービスの会計的特徴
有名所(?)
- Googleアドセンス(YouTubeも含む)
- amazonアソシエイト
ポイント払い
- 楽天アフィリエイト
認否がはげしい
- バリューコマース
- A8(ファンコミュニケーションズ)
- アフィリエイトB
- アクセストレード
- シードアップ(ファンコミュニケーションズ)
それぞれの「売上月」と「入金日」について
Googleアドセンス(YouTubeの報酬を含む)
参考・「AdSense のお支払いスケジュール」AdSense ヘルプ(公式)
①発生
※広告がクリックされたとき(?)あるいは動画が視聴されたとき(?)
※発生主義的な言葉だと混乱するけど、アフィリエイト的にはまだぜんぜん「その権利を得た時点」とはいえない状況。
②確定(売掛金)
「①発生」 ‐ 約1ヶ月間のどこか? ‐ 「③入金」
※「①発生」から「③入金」までの約1ヶ月間のあいだに確定している様子(?)会計的には「①発生の月末」で売掛金にするのが良いでしょう。
※「月レポートの予定収益額」などからはわからない。この間に「不正クリックなどが除外されたりしている」と思われるも、はっきりした時期はわからない。
③入金(振込日)
翌月(21日)
※発生した月の「約1ヶ月後」に入金される。
※振込日は21日が通常。
※土日祝日などであればその翌日。(たまにもっと遅延することもある)
ネット事業というか、こうしたアフィリエイトサービスでは「売上と入金が遅れる」のがフツーですね(実店舗でもカード払いやツケ払いで遅れることはある)
amazonアソシエイト
参考・「いつ支払いを受け取れますか?」アソシエイト・セントラル(公式)
仕訳例
売上げたとき
入金されたとき
①発生
※商品リンクを介して商品が購入されたとき(?)
※発生主義的な言葉だと混乱するけど、アフィリエイト的にはまだぜんぜん「その権利を得た時点」とはいえない状況。
②確定(売掛金)
「①発生」 ‐ 約2ヶ月間のどこか? ‐ 「③入金」
※「①発生」から「③入金」までの約2ヶ月間のあいだに確定している様子(?)会計的には「①発生の月末」で売掛金にするのが良いでしょう。
※「月レポートの予定収益額」などからはわからない。この間に「返品や非承認などにより除外されたりしている」と思われるも、はっきりした時期はわからない。
③入金(振込日)
翌々月(29日)
※発生した月の「約2ヶ月後」に入金される。
※振込日は29日が通常。
※土日祝日などであればその翌日。月末に近いので割と頻繁に翌月になることもある。(たまにもっと遅延することもある)
2ヶ月だったり1ヶ月だったりめんどうですね
楽天アフィリエイト
①発生
※商品リンクを介して商品が購入されたとき(?)
※発生主義的な言葉だと混乱するけど、アフィリエイト的にはまだぜんぜん「その権利を得た時点」とはいえない状況。
②確定(売掛金)
「①発生」 ‐ 約2ヶ月間のどこか? ‐ 「③入金」
※「①発生」から「③入金」までの約2ヶ月間のあいだに確定している様子(?)会計的には「①発生の月末」で売掛金にするのが良いでしょう。
※「月レポートの予定収益額」などからはわからない。この間に「返品や非承認などにより除外されたりしている」と思われるも、はっきりした時期はわからない。
※ただし楽天アフィリエイトの場合は「入金と同時に確定している」と判断することもできるかな(?)メールの文面を見るに。
③入金(振込日)
翌々月(10日)
※発生した月の「約2ヶ月後」に入金される。
※振込日は10日が通常。
※土日祝日などであっても入金される。(銀行を介さない楽天キャッシュだから?)
※とはいえ面倒だから他と足並み揃えて2ヶ月前位で良いと思う(実際に売り上げている①のタイミングは同じなのだし)
バリューコマース
①発生
※商品リンクを介して商品が購入されたとき(?)
※発生主義的な言葉だと混乱するけど、アフィリエイト的にはまだぜんぜん「その権利を得た時点」とはいえない状況。
②確定(売掛金)
「①発生」 ‐ 「③から先々月の15日あたり?」 ‐ 「③入金」
※承認時期がバラバラすぎるので「①発生」は無視。それから「③入金」の「先々月の15日あたりにまとめて承認している」様子。レポート見るに。つまり例として「3月15日入金なら1月15日あたりに確定している」と判断するのが最も適当。ちなみに入金も15日。(これを月末にしたとしても問題はほぼないだろうけど一応証拠としてレポート画面と合わせるほうが良いだろうから15日にしたほうが無難かな)
※「月レポートの予定収益額」などからはわからない。この間に「返品や非承認などにより除外されたりしている」と思われるも、はっきりした時期はわからない。
※とにかくバリューコマースなど承認や否定の度合いが激しいASPの場合は「1件1件の承認時期がバラバラ過ぎて把握困難」なんだよね基本的に(?)だから入金ベースで見て、それからその確定時期をさかのぼって確認するのが効率的かな。
③入金(振込日)
翌々月(15日)
※発生した月の「約2ヶ月後」に入金される。
※振込日は15日が通常。
※土日祝日などであればその翌日。(たまにもっと遅延することもある?)
※A8やアクセストレードなど「承認否認の割合が激しいアフィリエイトサービス」はこのタイプ
いずれにせよ「実際にその商品サービスが売れた月(あるいは動画が観られた)」こそが、その事業の経営実態を表していると思われる。すなわち「月の売上」だよね。
厳密な意味での「②確定(会計的な売掛金の仕訳日)」がいつであろうとも、「売上が発生した月末」に売掛金を仕分けしちゃう。(バリューコマースだけ入金月から逆算した2ヶ月前の15日の方が無難)
少なくとも「その月末には確定のもとになる売上はすべて出揃っている」わけだから「青色申告事業者が行うべき発生主義に則った複式簿記というものは、その事業の経営実態をわかりやすく把握することに意義がある」のだと解すればこれでOK。
払う税金の額も同じなのだし。
アフィリエイトサービスにおける「②確定」というのは、それまでの事業形態における取引契約などよりもかなり流動的なのだ。つまり「いつ確定したかなんてよくわからない」し確認もしようがないし、そもそも「ソレを厳密に求めることになんの意味があるの?」って感じだからね。
それなら「納税者もわかりやすいし税務署もわかりやすいスタイル」がみんなにとっても幸福でしょう。
※「払う税金が変わらないから良いと言うならば、複式簿記だってしなくていいじゃん」とは、ならないけど。さすがに。「法律として明文化されている以上、形式は守らないと」さすがに。あくまでも「そうではないあやふやで明確ではない領域においては色々と解釈の余地があるので、理由を持って運用できるんじゃないか」ってことだからね。
という理屈で仕分けしよう(免責)
オリジナルな「収入シート(売掛帳・入金帳)」
これで収入の管理と記録ができるよ。
※【用途】…会計ソフトに入力するための「予備台帳」みたいなものとして運用。(会計ソフトの記帳と照らし合わせることなども)それでいて「青色申告用の収入の仕分け方に馴染める」という目的もある。(使わなくてもこのスプレッドシートの内容を見るだけでも理解しやすいかなと思う)
※【使い方】…基本的には「入金帳のオレンジ色のコマに、入金された金額を入力するだけ」となっております。あとは自動で計算するようにしてある。銀行に入金されたときに入力すると、売上帳にも記入される仕組み。
※この記事の理解やこのスプレッドシートの表を参考に、自分で作っても勿論OKでしょう。
※適時更新予定(スプレッドシートとはエクセルみたいな表作成ができるGoogleの無料ツール)
※使うか使わないかはあなた次第です
「経費」の仕分け
- 即時払い(現金、預金、デビットなど)
- クレジットカード払い(事業主借で1回記帳する)
- 支出スプレッドシート配布
即時払い(現金、預金、デビットなど)
日付 | 摘要 | 借方 | 貸方 | 額 |
2020-4-22 | FFBE幻影戦争のガチャ代 | ウェブサイト事業費(ゲーム資料代) | 預金 | 12000 |
※左列である借方は経費のカテゴリ(勘定科目)
※右列である貸方は支出の出どころ。銀行預金なら預金。現金なら現金。
仕訳例(MFクラウド)
会計ソフト「MFクラウド」では?
※「簡単入力」だと貸借の左右が逆になるので混乱しないように(笑)
※会計ソフト「マネーフォワードクラウド」における当該画面
勘定科目は?
「現金」
※紙幣とか硬貨などの「現金(日本の法定通貨は日本銀行券こと日本円/JPY)」で支払ったら「現金」とする。(現金出納帳とかいるのかな?)
「預金」
※銀行口座から支払う(あるいは引き落とし)ならば「預金」とする。あるいは「普通預金」など。楽天銀行とかペイペイ銀行(旧ジャパンネット銀行)とかSBIネット銀行とか。
デビットカード(これも預金)
※今どきというかネットビジネス関係者ならデビットカード支払いも基本でしょう。この場合も「預金」としてOKでしょう。(銀行預金から即時引き落としされるシステムなのだから)ネット銀行使ってれば必然的に年会費無料のデビットカード持っているだろうし、ポイントも貯まるから基本的に使うでしょう。即時引き落としなので会計もラクラク。
我々は経費を現金で支払うのは辞めよう!キャッシュレス社会!(面倒だから)
クレジットカード払い(事業主借)
日付 | 摘要 | 借方 | 貸方 | 額 |
2020-4-22 | FFBE幻影戦争ガチャ代 | ウェブサイト事業費(ゲーム資料代) | 事業主借 | 12000 |
※左列である「借方」は経費のカテゴリ(勘定科目)
※右列である「貸方」は支出の出どころ。事業主借とは「事業者であるプライベートな自分から借りた」という意味で、とにかくポケットマネー感溢れる勘定科目。
仕訳例(MFクラウド)
会計ソフト「MFクラウド」では?
※「簡単入力」だと貸借の左右が逆になるので混乱しないように(笑)
※会計ソフト「マネーフォワードクラウド」における当該画面
勘定科目は?
「事業主借」で1回
※【理屈】…すこぶるベンリな「事業主借(じぎょうぬしがり?)」であります。「事業主の個人である自分から借りたプライベートなお金」ということ。基本的にコレで何でも処理できるらしい(?)そして返さなくてOK。
※【仕分けの日付】…クレカ払いによる仕分けのタイミングは「クレジットカードの利用日」とする。4月22日にクレカでゲームのガチャしたならその日。実際に引き落とされるのが1ヶ月後でも、その日は何も仕分けする必要がない。
参考・「青色申告事業主がクレジットカード決済をした場合」MFクラウド(公式)
参考・「事業主貸と事業主借に『返す』はない・決算でも何もしない」モロトメジョー税理士事務所 さま
参考・「事業主貸、事業主借とは?仕訳例と注意点を税理士が解説!」弥生会計(スモビバ!)
「未払金」で2回
※基本的には、カードの利用日に右列の貸し方を「未払金」として1度仕分けし、カードの引き落し日に左列の借り方を「未払金」としてもう1度仕分けするのが通常らしいけどね。面倒だしクレカ支払い明細も詳細にしないといけないだろうし。
※「事業主」=「プライベートな自分」で良いでしょう(認識としては)
「その事業がどれだけ経費を使うのか」によると思うんだけど、自分みたいに「ほとんど経費を使わないブロガーなら、デビット払いに縛るほうが理論上最も安パイ」かな。「即時引き落としで預金払い」というのはとてもシンプル。(現金だと現金出納帳やらの面倒がなきにしもあらずな感じ?クレカ払いは言うに及ばずで?)もちろん、できれば「事業に関わる収支だけが存在する銀行口座(事業用口座)」で行えればさらに良い。(事業口座は個人口座をそういう使い方してもOK)
※その専用口座からプライベート口座に生活費を移す場合には貸し方借り方を逆にして仕分けするのみ。「事業が事業主個人に貸した」という「事業主貸」として。(しかも返さなくてOK)
※とはいえ「なにかを仕入れて、どこかで売る」というような物販などだと、色んな所で経費が発生するだろうからデビット払いに絞るのは難しいかもしれないけどね。だからできるだけあらゆる決済手段における正しい会計処理理論を備えておくのが正義ではあるんですけれども。
「専用の口座」+「すべてデビット払い」が最強か
オリジナルな「支出シート(経費)」
これで支出の管理と記録ができるよ。
※【用途】…会計ソフトに入力するための「予備台帳」みたいなものとして運用。(会計ソフトの記帳と照らし合わせることなども)それでいて「青色申告用の収入の仕分け方に馴染める」という目的もある。(使わなくてもこのスプレッドシートの内容を見るだけでも理解しやすいかなと思う)
※【使い方】…基本的には「家事按分率に応じた、経費を入力する」だけとなっております。あとは自動で計算するようにしてある。家事按分率に関しては「青色申告のページ」にて。
※この記事の理解やこのスプレッドシートの表を参考に、自分で作っても勿論OKでしょう。
※適時更新予定(スプレッドシートとはエクセルみたいな表作成ができるGoogleの無料ツール)
※使うか使わないかはあなた次第です
「ポイント」の仕分け
勘定科目は?(楽天アフィリエイトの報酬のみ)
決算書科目に「(R)楽天キャッシュ」を新設!
理論
※【理屈】…実際に楽天キャッシュ(ポイント含む)が溜まるのは「楽天ポイントクラブ」であります。これがいわば楽天キャッシュやポイントの銀行預金に相当。しかし会計ソフトにある預金というのは「法定通貨による銀行預金」なので、楽天キャッシュなどによる収入は銀行預金の履歴に関わらない。それなら「わかりやすくするために楽天キャッシュ専用の科目を作ったほうが良い」という判断ね。名前は分かりやすく自由につければOK。「(R)」というのは「楽天アフィリエイト報酬による楽天キャッシュだけが扱われていますよ」というとても思慮深い意味が込められている。
※ちなみに2020年12月からすべて楽天キャッシュ支払いになった。
決算書科目って?
※【決算書科目って?】…「決算書科目」→「勘定科目」→「補助科目」みたいな序列になっていて、青色申告決算書にも載るレベルなのが決算書科目ね。事業の経費として楽天キャッシュ使うこともあるのならば、「仮想預金口座」みたいな意味合いとして、通常の銀行預金のカテゴリとは別のカテゴリが在ったほうが良いという判断ね。
※自分はそうします、という一例です
楽天アフィリエイト報酬は「収入」とする
※さすがに事業売上としてこれは計上するやつ。継続的に稼いでいるわけですからね。日本円のように国の法律で制定されている万能な決済手段ではないとしても、今や楽天キャッシュ経済圏は広がり続けているからね。(実際にどういう理屈で国税対象になるのかというのはよくわからないのだけど兎に角これは収入になるというお告げがあるから信仰心を持って会計しましょう)
※【裏付けの証拠を保管】…(楽天ポイントクラブにおける入出記録をダウンロードして保管する必要あると思います)(できなければスクショ?)
※経費にも使います
貰ったポイントは会計しない!
※めんどくさいから(笑)世の中的にも「ポイントは仕分けなくて良い」という解釈でよろしいみたいだし。割引に相当するとかで(?)とにかくめんどくさいからスルーしたい。それで良いのかもわからんけど兎に角めんどくさいので関わりたくない世界。ソレでダメならもう殺してくれ。
※でも「キャンペーンなどで貰ったモノは一時所得」みたいなことになる可能性もあるとかないとか。でも一時所得は控除額が50万くらいあるから(?)そんなにポイント貰わんしね。つまりポイントを50万円分もらわない限り税金は発生しないという理解で生きていきます。(事業で売り上げたものは別だよ)
参考・「経費で買って付いたポイントは収入?」Google検索
参考・「No.1907 個人が企業発行ポイントを取得又は使用した場合の取扱い」国税庁
参考動画・「ポイントの税務上の取扱いが決まった件【原則として確定申告不要】」
税理士公認会計士いのちゃんねるのここだけの話 さま
※こうしたニートマン談話を踏襲していきましょう(照)
(おまけ)その他の仕分けについて
- 「仮想通貨」の仕分け
- 「株取引」の仕分け
- 「給与」の仕分け
- 「一時所得」の仕分け
「仮想通貨」の仕分け
※工事中
※取引記録を記録し、取引所から取引データをダウンロードし、全て雑所得のページに入力する。
ビットコイン帳簿
※オリジナルシート。使いたい人はどうぞ。(適時更新予定)
「株取引」の仕分け
※工事中
※「特定口座」による取引なら源泉徴収されるので確定申告の必要はない。
※「配当金」も源泉徴収されるので確定申告の必要はないとか。
※一般口座で取引した株による収益は「分離課税」の項目で申告する。おおよそ20数パーーセント固定だと思う。(所得税15%、住民税5%、復興なんとか税が0.3%くらい?)
「給与」の仕分け
※給与所得の欄に記入するのみ(?)
※基本的にはもらうときに源泉徴収されて引かれているので申告不要。プラスそれ以外に年20万円以上の副業収入がある場合に、申告する。その際に給与はいくら貰ったのかを給与所得の欄に記入するのかね。
※ランサーズやクラウドワークスなどは雇用形態ではないので雑所得の様子。つまり通常の事業所得で良いね。青色申告申請者なら。
「一時所得」の仕分け
※おもには「馬券の配当金」など(笑)50万円までは控除されるんだったかな?(自分は楽天アフィリエイトのキャンペーン報酬なども一時金にして良いと考えているよ)
※適時更新予定
銀行の「預金通帳」を仕分けるか?
自分のやり方
「ダウンロードした銀行データ」を「ちょっと加工する」だけ!
- 銀行から「1年間の入出金データ」をダウンロード(csv形式)
- スプレッドシートなどで青色申告用の帳簿形式に「ちょろっと加工」する!(借方と貸方)
- あとは記録として保管するだけ
とりあえずこの方法で収めたいと思います。
(信仰)
※プライベート用の支出があろうとも(amazonで買い物したとか)、カンケーない仕訳方法。「その銀行の1年間の入出金データをダウンロードし、それを青色申告用に加工する」だけ。
※いちいち「1件1件の入出金を会計ソフトの取引記録として仕分けする手間は省ける」し、「事業に関わったプライベートな銀行の全取引記録の仕分けもしている」という省エネかつリスクヘッジも兼ねたプランではないでしょうか。
※つまりは「事業でもプライベートでも使う銀行口座を使っていると、仕分けが果てしなく面倒」と言われることに対する、一定の対処術。
※とにかく理屈が付くのはとても大事(法律って論理だから)
やり方
プライベートな入出記録はすべて「事業主借」と「事業主貸」と「生活費」
※「事業による収入、経費」に関しては会計ソフトと同じように仕分ける。(元のシートの横にでも項目を追加するだけ)
※「それ以外のプライベートな買い物など」はぜんぶ特別会計。「支出は〔事業主借〕」で「入金は〔事業主貸〕」にするのみ。楽ちん。(元のシートの横にでも項目を追加するだけ)
※あとは「生活費」でOK。だってプライベート用途って生活費でしかないから。
参考・「青色申告事業主がクレジットカード決済をした場合」MFクラウド(公式)
「事業主」=「プライベートな自分」なので(会計上で貸し借りしていても何も返さなくてOKとか)
銀行から「1年間の入出金データ」をダウンロード(csv形式)
※この「素のデータ」こそ「ネット銀行の通帳記録みたいなもの」だからそれ見せれば良い気もするけどさっ
あとは追加で「ちょろっと加工」するのみ(借方と貸方)
※見直しプレイと思って保険かけておきましょう(疲)
【敵のルール】そもそも銀行の通帳の全記録を仕分けする必要があるの?
色々と調べた結果、判断がつきません。
※「その事業に関わる全ての通帳の入出金記録が必要」だとか、「そうではない」とか、判断しかねる状況。だから「事業用の口座とプライベート用の口座は分けよう」とされる。そうでないとプライベートな買い物の仕分けもしなきゃいけなくなるから果てしなく面倒であると。それが割と通説としてGoogle検索には蔓延っている情報ね。
※世の税理士さんの記事では必要みたいだが、しかしMFクラウドの人に訊けば「経費計上する仕分けの記録だけでOK」と言うし、混乱ですね。こっちの理解の仕方もあるんだろうけど。というか世の税理士さんの記事というのはネットビジネス事業者などを想定していない気もする。ネット銀行には通帳が存在しないし。
たとえ税務署でも答えは持っていなそう(あくまで法律をどう解釈して適用するのか、というものなので最終的には裁判所で決まるけど、それも1つのケースというだけ)
「屋号が入った事業用の口座」でなくとも、「事業の売上を受け取る専用の口座(個人口座)」でもOKでしょう。経費もそこからだけ使う。デビットカードで。(屋号がある方が事業者としてやや信用されやすいとかあるみたいだけど、ネットビジネス関係ではどうなのかねそれ)
※例えば自分なら「ペイペイ銀行(旧ジャパンネット銀行)」とか使ってないので、そこの口座を開いて「事業に関わる収入と経費の専用口座にしちゃう」というもの。まあわかりやすいのは確かだね。
※でも実際にブログやらYouTubeやらで多少の稼ぎがある人ってさ、自分がいつも使っているプライベート口座をとりあえず受け取りに使用しているわけだし、受取先とか変えるの面倒なときある。それくらいやれよって感じもありますが(笑)、ちょっと表記が間違えてるだけでもトラブって受け取りのスケジュールとかズレるから思っているより面倒なのよね。カタカナ名義を半角か全角かで間違えていたり。ローマ字表記なのかカナ表記なのかでも間違っていたり。
そりゃ作るのが正論なんだけどね(いつまで続くかわからん収益だしなー)
「証拠」になるモノを保管
- とにかく「支払履歴」や「領収書」などはダウンロードして保管する!
- (実店舗利用の経費などはレシートなど)
裏付けがないとダメ。
※そりゃいくら詳細に自分の中で正しい数字を几帳面に帳簿付けしたところで、証拠がなければ意味を成さない。(こっち側が優勢になる情報を、わざわざ税務署がそれを裏付けるために銀行や各サービスの支払状況を取ってくれることはないでしょう。その逆はあれど。)
※「自分が作った帳簿の裏付けになる証拠は、自分で取って保管する」のが防衛戦略のキホンであります復唱せよ。(グーグルドライブやWindowsのフォルダで管理すれば良いよね)
※自分を守りましょう(真理)
収入
※できるだけ「小分けに詳しく保管」したほうが理解しやすいでしょう(整理もしやすく、税務署突撃の際にも説明しやすいはず)
各アフィリエイトサービス
※「Google AdSense」や「amazonアソシエイト」など、各サービスアカウント管理画面の「お支払履歴」みたいなところからダウンロード可能。
※あるいは「確定日のレポート」みたいなものもある。(認否の激しいバリューコマースみたいなASPには)けど「入金ベースで逆算しているので確定日のレポートなんか必要ない」と思うんだけど(?)公式に「いつの売上をいつに入金します」とされてるんだから、「入金さえ確かならその確定した月もまた確かなものになる」からね。
参考・「Googleアドセンスの確定申告:確定報酬の確認方法と記帳例」副業の技術 さま
参考・「Amazonアソシエイトの確定申告:1年間の紹介料の確認方法と仕訳例」副業の技術 さま
業務委託みたいな契約のとき(?)
※「支払調書」などがあればそれが証拠。あるいは「納品書」とか、請け負った側から見た「請求書」など。
(基本的には発注側が納品書など何かしら発行してくれるでしょうが、厳密には支払調書というのは発注側が税務署に出す書類らしい。だから必要ないとか。そしてこちらは確定申告の際にどこの誰からいくら支払ってもらいましたと書けばそれで照合可能な様子。)
関連記事・「例えばこんな仕事したときね(gooランキングの記事監修とインタビュー)」
※例えばウーバーイーツやクラウドワークスみたいな物の場合は「アプリなどの管理画面」で確認できそう(?)「お支払い履歴」みたいな。使ってないからよくわからなくて申し訳。
手渡しの現金(?)
※なんか証拠ほしいよね(笑)
※でもただの贈与金とか親戚からのお小遣いみたいなもんだとどうにも処理しないでしょう(真顔)そもそも贈与税なら年に100万くらいまでは無課税だし。
※例えば「なんでも屋」の一環として、「たまにやった草刈りのお手伝い仕事」が事業所得になるかは疑問。それは一時所得?
イノシシ1頭とかで支払われたらどうするんだろう?(ヒストリーチャンネルのマーティー・マイエロットーみたいな山男がクライアントだったとして)
経費
※できるだけ「小分けに詳しく保管」したほうが理解しやすいでしょう(整理もしやすく、税務署突撃の際にも説明しやすいはず)
お買い物
ネット通販
※amazonや楽天市場では「購入履歴」からすぐにダウンロード可能。その他のサービスでも同様の仕組みでしょう(?)
実店舗
※これは「レシート」でしかないでしょう。あるいは「領収証」など。
クレジットカード払い
※各クレカ会社のアカウント管理画面から「利用明細」をダウンロードして保管。
お支払い(定期サブスクなど)
各サービスのアカウント管理画面などから
※例えばサーバー代ならそのアカウント管理画面から「お支払い履歴」などでダウンロード可能でしょう。ネット代などもauやビッグローブなどプロバイダーなどのアカウント管理画面から。
請求書や領収書が送られてくる(?)
※電気代のインフラ光熱費などの請求書はポストに入ってたりするけどね。(これを経費にできるかどうかは各々の判断だけどチャレンジャーだと思う事務所扱いならイケるのかな)でも領収書ってわざわざ出してないかな?求めれば出そうだけど。
※でも最近はどこも「ネット化していてアカウント管理できる」からそこで確認してくださいペーパーレス化ですからねみたいなスタンスだと思われます。
経費は特に重要です
バリューコマースとか1年も保管してくれなかったと思う(?)あと個人的にはネットが「auひかり」なんだけど、これも半年分しか履歴見れない仕様。だから確定申告期にまとめて1年間のデータをダウンロードしようとしてもできない(号泣)「3ヶ月に一度ダウンロード保管」のクセを付けたほうが良さそうです。
※経費を頻繁に扱う業態の場合は(せどりなど?)、毎回の保管が良いのでしょうね(帳簿の仕分けも)
「3ヶ月に一度ダウンロード保管」しよう!(1クール決算期制度)