『300(スリーハンドレット)』(07年)
狂ってるだと?
我々はスパルタ人だぞ。
This isスパルタァ!!!!!!!
ヤーーーーーハー!!!!!!!
ヤーーーーーハー!!!!!!!
07年公開の映画「300(スリーハンドレッド)」
はいでました裸マントのおパンツスタイルに身を包む戦士たち。
ディスイズスパルタな皆さん。これは当時わりと話題になったのではないかね。よくみたよね。CMとか。 何気なくロードショーとかで観たりもしたがハッキリ全編観ていなかったので拝聴。
これは
東の超大国アケメネス朝ペルシアの侵攻に
めっさ仲悪いギリシア諸国が立ち向かった
紀元前500年くらい以降に起こった史実上のペルシア戦役を舞台に行われるシロモノ。
まあ今や映画や戦記モノのゲーム小説漫画に見られるような、
「強敵に一致団結して戦う」
というパターンのモデルとなるような戦いだね。
アテナイ人はスパルタ人を「脳筋バカ」と嘲り、
スパルタ人はアテナイ人を「貧弱でみっともない堕落民」と蔑視する。
同じギリシア諸国と言ってもま~~たく性質が違うギリシア人達が、
最初で最後の共闘をみせた奇跡の戦い。
それがペルシア戦役なんだね~
(▽Д▼@ )
マラトンの戦いなんてのは、あのマラソン、フルマラソンの起源となるのだよ。42,195キロという距離は勝利の報を伝える為に伝令が走った距離ということ、 だったらそれっぽくて分かりやすかったんだけど。
※距離そのものは直接的な関係はないとも
※良い知らせ=エヴァンゲリオン というつながりもあるよ。
でもまあこのスパルタという筋肉ムキムキおっさんたちの、ただそれだけの戦いを見せようという
シンプルさよ。
それのみに特化した筋肉見せ映画だったもんね。
シナリオとかどうとかはないと思うよこれ。
うん。筋肉。
なんか非常に前衛的な演出法というか、小説表現のようにナレーションがお話を進めて、表現して行く感じで。これペルシア戦役とか国の名前とか知らない人はわかるのかな? ついていけるのか?という感じに筋肉戦士たちが戦いまくる。
これ筋肉目当ての女子か、
バカな男しか観ないのでは?
と思うね。
まあオレはバカだから観るけど∑(ノ∀`)ペシッ
謎のカットで筋肉を魅せます。
この戦いは「テルモピュレーの戦い」という戦を描いている事になる。
これは、 もう絶望的なギリシアのために、大嫌いなアテナイ人に、後を託し、 時間稼ぎに向かった300人のスパルタ人たちの決死戦であったのだ。
スパルタという国は、ペロポネソス半島という地域にあり、そこの盟主的役割にあった。 だからこの戦いも傘下の国を率いているのだが、
それをアテナイに預けるのだ。
決戦のために。
その時間稼ぎに向かうのがこの戦い。
だから100%死ぬ覚悟。
まあ史実ではね。
この映画はまあいろいろね、
あのね。
うん変。
いや私もね、
映画なんだから別にちょっとした工夫的な?
変更とかはいいよ?
そんなレベルではないからね。
こんな変態出てくるかね。
バランス保持のためにこんなポージングに。
え、これがペルシアの王かね?
ペルシア王のポージングがコレかね。
バランス取ってるペルシア王。
ペルシア人をなんだと思っとんねんということだよね。
普通に考えたらFFの天野さんのデザイン。
アレがペルシアだよ?
これは誰やねん。
種族を言いなさいキミ。
映画を間違えるなよキミね。
ここじゃないでしょキミはね。
ホントね。
ロード・オブ・ザ・リングの方でしょ君たちは。
実際ゴラムっぽいのも出て来るし。
すごいチャレンジャーだなーと思いました。
損害率100%の戦い。
しかし実際は二人だけ生き残っていて、(映画でも一人) 一人はその屈辱に耐え切れず自決。 もう一人は次の戦場で戦死を願い果たされた。 それがスパルタ。 確かそうだったような。記憶があやふやだが。ここは一つ。
この映画見て、
古代の装備とかやっぱかっけえ
(▽Д▼@ )
と思い直せたのでまあ良かったかな。
で、
このテルモピュレーの戦いと同時進行にてお話は進む。アテナイの指導者テミストクレス将軍たちはスパルタから託された兵士たちも含めて、アテナイを家財道具家族一式もって放棄。 サラミス沖の島に避難させ、 海の上にペルシアを引っ張りだす事になる。
それが世に名高き「サラミス海戦」となーる。
「300(スリーハンドレッド)~帝国の進撃~」(14年)
海神とまで謳われたテミストクレス。
古代で最も有名な海将ではなかろうか。というかもう大航海時代まで。いやヴァイキングの大将とか抜いたらよ。政敵であるアリステデスを追放したりして掴んだ権力で挑む!でもこの戦役では戻ってくるぞ!そして自分も後で追放されるぞ!
14年公開の「300(スリーハンドレッド)~帝国の進撃~」
こんなにほんとに裸だったのか? と言いたくなるほどの筋肉映画にまたもやお仕上がりに。寒くなかったのかね。さあこちら連続で拝聴させていただきましたよ。
結論的には
もうサラミス海戦とかじゃなくね?
って感じでしたけれどもね。
まあいいでしょう。
スリーハンドレットにはそんなの無理です。
期待してはいけません。
そーいうのは。
こんな感じな海戦感は◯だったが。
サラミス海戦なんだ~
(▽Д▼@ )
とか思えればオモシロイかもね。
完全にファン向けでしょう。
シナリオとかそういうのはアレですはい。
今度のペルシアは女将軍が出てくるしね。
まあそこら辺は、まあしょうがないのかな。
そんでもってこの集団の謎感ね。
ドコがペルシアやねんとね。
ペルシアをなんだと思っとるのかね。
で、
テミストクレスと女将軍との間で会談が設けられるということで、
敵の船に単身向かうテミストクレス。
敵の船に単身向かうテミストクレス。
勇気あふれる民主主義のリーダーですよ。
んで到着。
互いにトップ会談を開いて、
手の内を探り合おうというのか、
そんな歴戦の会談の雰囲気。
とかそういうことではなかった。
そういう事とかでは全然なかった。
どうなっていやがるんだ。
どうしてこうなったの。
どうしたらこうなるの。
んで帰らされますよ。
そりゃもうね。
昼の奥様宅に忍び込んだ下男じゃないんだから。
将軍。
「なんか不思議な事あった。」
そんな感じの思いが巡ってるよね。
きっと。
冷静になったらなんか不思議な事だとわかるよね。
「コレなんて説明したらええんやろ?」
帰ってみんなにこの事なんて説明しよう? そんな感じに。
クレイジーな映画でしたね今回も。
変態王も健在だし。
キュロス2世の末裔たちはこんなことになっています。
※ほんとは全然違うぞ。
「とりあえず勝つところまではやるので観よう。」
まあそれくらいのハードルで観たい映画ではないでしょうか。
ちなみにこの後、
テミストクレスはそれでも仮想敵国はあくまでスパルタであると主張。
だがそれがあの300人の決死の犠牲を払ったスパルタ人へ向ける言葉か!
とばかりに市民たちを敵に回し、
今度は政敵アリステデスに逆に追放される。
そして向かった先はなんとペルシア帝国。
(▽Д▼@ )
おもしろいでしょ。
亡命するしか無いが、ペルシアは逆に高く買ってくれて住めることに。 しかし、
ペルシアがまた侵攻するときに提督になってほしいと要請を受けてしまう。
受け入れてくれたペルシア王への恩義がある。
しかし、
母国アテナイに弓をひくことは出来ない。
テミストクレスは自決し、両方に対する信義を果たした。
後、スパルタとの全面戦争が勃発。
アテナイは敗れ去り、
スパルタの時代が、一時にせよ到来することになる。
そして獅子王アレクサンドロスという天災が吹き荒れて、ソレはペルシア帝国をそっくりそのまま我が物とし、ギリシアも束ねる。
そんな一事の特大イベントを経て、
ローマに呑み込まれていったギリシアであったとさ。
あー楽しかった
(▽Д▼@ )
次なに観よ。