『スター・ウォーズ』全部観を敢行。
新3部作といわれるエピソード1,2,3とアニメクローンウォーズは観ていたが、すべては観ていなかったのでここらでその名作に迫ったのであった。クローンウォーズはムダに長くない?
今は新作公開前特需によってかほとんど一気に揃えてみることができないのではないだろうか。近くのゲオやツタヤにないでしょう。楽天レンタルでもそう。
確実に観れるが高価い 「Amazonビデオ」
あのAmazonでもレンタルできる。街のレンタルショップでは今スターウォーズは借りにくいので自分は4作ほどこれで観た。だがレンタル500円前後と高価い。(視聴期限はバラバラ。再生しなければキャンセルできる。吹き替えと字幕をしっかり確認してからポチろう。)
エピソード4 | 新たなる希望(吹替版) 1978 | |
---|---|---|
エピソード5 | 帝国の逆襲(吹替版) 1980 | |
エピソード6 | ジェダイの帰還(吹替版) 1983 | |
エピソード1 | ファントム・メナス(吹替版) 1999 | |
エピソード2 | クローンの攻撃(吹替版) 2002 | |
エピソード3 | シスの復讐(吹替版) 2005 |
※Windowsなら「Silverlight」(マイクロソフト公式)がインストールされていればHD画質で観れる様子。それでも「HD画質での視聴はお使いのコンピューターではご利用になれません」的なことを訊かれるけど無視して続行すれば普通に観れる。でも「対応デバイス」でOKのときのみ無視して続行しようね
イッキ観なら 「楽天レンタル」
普通にDVDレンタルする場合のネット手法。多くを一気観するならこういう普通のレンタルがいい。ただ今はスター・ウォーズは借りにくいだろう。スポットレンタルなら返却期日は11日、送料は20枚で1000円、5枚くらいなら520円。
※楽天レンタルのイメージ
※楽天レンタル使い方
旧3部作 | スター・ウォーズエピソード4,5,6 | まずはここから。 ※これと |
---|---|---|
新3部作 | スター・ウォーズエピソード1,2,3 | そして完結へ。 ※これだけでもいいんだ |
クローン・ウォーズ | 「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ」 <ファースト・シーズン>」 「クローン・ウォーズ <セカンド・シーズン>」 「クローン・ウォーズ <サード・シーズン>」 「クローン・ウォーズ <フォース・シーズン>」 「クローン・ウォーズ <フィフス・シーズン>」 | エピソード2とエピソード3の間に起こった クローン戦争を描いた3Gアニメ。 正直長すぎるのと、 1話完結型のために 一気に観るとあまり面白くない。 つながりがないからね。 飛び飛びで描かれるクローンウォーズ。 最初の方と 中間の方と 最後の方をテキトーに観てもいいんじゃないか。 まだ全部は観てないし。 というか終わっていないのか? |
「U-NEXT」にもあるのかな。
「Hulu」には無かったような。
©Disney TM & c Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved
シリーズみどころ!
「お前が鍛えた少年はもういない。」
大河人物相関図。 誰と誰がどうなっているのか? という純粋な好奇心。
オビ=ワン・ケノービ対ダースベイダー。
この両者にはそれはそれは深く長く絡みつく人生の因縁がある。 この最初のタイトルであるエピソード4での邂逅が、 全シリーズをすべて象徴しているとは他のコンテンツではそうそう味わえないのではないか。
勿論、大河ドラマとよばれるジャンルがあるのだからさまざまなものに存在する要素だ。 しかし例えばNHKの日本史大河ドラマではそれを感じるには相当多くのドラマを制覇せなばならないだろう。 渡辺謙の「独眼竜正宗」を観ただけでは「あいつとあいつがチョメチョメだなんて」はなかなか感じることはできない。いや政宗と愛姫はちょめちょめだけどもね。そういうんじゃなくてね。
それを感じるには戦国全体を識っていく必要があると思うのだ。 つまりもっと長く観なくては。 幕末の「龍馬伝」も、その後の明治期を観た方がそれを感じれる。 「坂の上の雲」などの。
高杉晋作の子分だった伊藤俊輔が伊藤博文として初代総理大臣となったり、同じく当時高杉らの遊び金の金庫番だった井上聞多が財界を一手に仕切る井上馨となったり、山県狂介が山県有朋として日本軍を牛耳ったりする様はまさしく大河ドラマ。
でもそんなの全部観るの長いし、 そんなこといったら日本史を知らなければならないし、 というか世界史すら入ってきてしまう。
『スター・ウォーズ』は長いといっても6,7作ほど。 だから効率よくそれを楽しめるんだ。 凝縮されているといった具合。 非常に芸術的な大河。
でもまあ幻想水滸伝とかあるけどね。うん。 まあそこはうん。
ジェダイ最高。
シリーズみどころ2!
政治、思想、戦争、戦場に咲く恋、
人と人、メカ、宇宙、異星人、トップガン、
サムラーイ
普通では見られない未知の化学が生むSFの世界観で展開される王道戦記物語。
伝統と未知の融合。
故に、 薄っぺらくもなく、 常識的でもない。
のだろうか。
ね。 もう最後は訊いちゃう。
どうなのって。そこんとこはどうなのって。
なんかやってることや議題がローマっぽいよね。
歴史ハンター
「何が万人に受け容れられたのだろうか」
それ自体普遍的な王道戦記モノだと思う。 今の王道の原型になったとかではなくて、もともと昔からある戦争革命モノ。光武帝などの。カエサルの内乱期などの。それの内容のクオリティが高く面白ければそれが好きな一定の層には常に好評であることは理解できる。
だがここまで大ヒットするにはそれだけではない、
万人受けする新しさが必要なんではないかと思う。
たとえば当時として何が新しかったのだろうか。
ジェダイの騎士という名のサムラーイ。
欧米人がみる東洋の神秘の謎。
忍者とかサムライとかものすごく人気だ。
「日本人よ!これがニンジャだ!」
といって自分たちの理想のイメージを我々に押し付けてドヤ顔。なぜならば「だってそっちのがかっこいいじゃん」と。もっとビームとか出すでしょと言わんばかりなニンジャやサムライ像。 いやたしかにそれはいいよね。 ビームだそうよ。うん。それは同意。
忍者が実は忍術とか使わないとかぜんぜん戦わないとかそんなことはあまり面白くないもんね。諜報要員だっただけだなんて。そんなこといったら現代で一番近いのはあなた達のお国のCIAだったりするもんね。ジャックバウアーだったりするもんね。
神秘というイメージ。
その秘めたる部分にして人間の手がそんなに簡単に及ばない領域。 特に金持ちなどが簡単には手にできない貧乏人最後の砦たる領域。
その神秘の世界を、
神に求める西洋。
精神に求める東洋。
そしてその精神に求める世界観がジョージ・ルーカスや欧米人を惹きつけたのでありましょうか。 どうなんでしょうかね。 元々日本のモノに影響を受けてジェダイの服装やダースベイダーの甲冑はデザインされたとどこかで聞いた。 たしかにそういうデザイン。
フォースという魔法。
「フォースと共に」
「フォースを感じるんだ」
「フォースと一つに」
と言って心と同調したがるジェダイの騎士たち。
ジェダイの騎士はライトセイバーが有名。
でもこのフォースという地味な魔法がある。
東洋的には「気」とか言いそうな能力。
中華の仙道やヒンドゥーのチャクラのような体内から何かするアレだ。 ハンターの念とか。 そんなものに惹かれるのかもしれないね人間は。 とくに欧米では物珍しかったのかもしれない。
しかし、
それだけの映画であったなら「ナニコレいみわからん」となっていたのではなかろうか。
いきなりの温度差がありすぎて。「気」だけ練り続けて修行に次ぐ修行で精神的に鍛え続けるというのは。プラグマティズム(実用主義)が充満する世界大戦一人勝ちのアメリカ様では特に。
そこで、 もともと人気のある「戦争モノ」に対して、 この物珍しい「気」をかっこ良く取り入れたことで、 今までにはなかった「新しさ」が産まれたのではなかったのだろうか? また訊いちゃう。
だって当時のカルチャーとかしらんもんね。
何が当時として新しくて多くの人に受け容れられたのかとかわからんもんね。
そして西洋に精神的なものがないわけじゃないのだし。 ソクラテスから始まる倫理哲学はそうだよね。キリスト時代にはあまり盛んではなくなったから?最近サンデル教授の「正義とは何か?」が盛り上がっていたから意外と一般では忘れられていたのかね。どうだろうか。よくわからないけど。
それとドラゴンボール的精神修行によるエネルギー弾習得ではぜんぜん違うのか。 やっぱエネルギー弾出せるからか。 そこは実用的だからか。 さすがプラグマティズムな御国柄。
完全ネタバレ
微妙だったアナキンの堕天。
「アナキンの描き方すげええ…。」
って思ってた。 スターウォーズ新3部作しか知らないときは。
「これで前3部作があってそれのラスボスが…で…その後に新3部作をやる」という構成に。
だからすごく影響のあったものになる。 そのイメージだけで。 全タイトルを見なくても影響を大きく及ぼしたスターウォーズの力。 自分には。
しかし今回流れで観たらなんか微妙。
勿論ハードルがとてつもなく上がってるわけだからそれはいいんだけど、 今回わざわざ言いたいのは「手短な恋愛表現」だね。
映画20作ほど連チャンしてみたけどどれもこれも「チュ~」するか「家族のために」ということにより、理由動機付けをいわば手短に行う行為が横行していたね。
アナキン堕天の心相をあれこれといろいろと考えたのに結局、
「愛の為に生き返らせるために」って単純やん。
短編の映画になるからしょうがないのか。 いや複雑な理由はあるのだろうが、 映画だとすごく短絡的に映るから困るということよ。
だから自分の中ではそうじゃなかったというそれまでの気持ちを書きたい。うん。 オビ=ワンとアナキンの仲を見ながら思った勝手な理由。
そもそもオビ=ワンは教育に向いてない。
まず頭ごなしに「こうだ!ああだ!」と押し付け過ぎじゃあないか。 相手の不満を訊いたうえでそれに理由を与えて納得するセッションをしないオビ=ワン。というかヨーダすら「考えずとも良い!とにかくそうなのだ!」というやり方だからね。教え子から二人もダークサイドを産み出すだけある。それもとびっきりの。でもヨーダはほぼすべてのジェダイの師だから確率的にはそうともいえないか。 というよりアナキンの教育には向いていない。 そんな奴いねえよって思うけれど。
アナキンの我の強さ。
勿論アナキン自身のそれはある。 でも「フォースに調和をもたらすもの」とか予言で云われるとされて連れてきたんだからある程度そこは気をつけて欲しかったよねオビ=ワンにはまったく。オビ=ワンのせいだぞまったく。
オビ=ワンはかなり優秀な秀才。
人の言うことを聞いて、昇華させて、高みへ昇っていくタイプ。
アナキンは脆い天才。
自ら何かを産み出すエネルギーの塊。
オビ=ワンはもっとアナキンの望みに、
うまくジェダイの方向性を与えるように導くべきではなかったか。
ジェダイの素晴らしい精神性と徳と理念と思想をただ押し付けて印を焼くのではなくて、 アナキンに、 ジェダイのその時代に合った、 新しいジェダイを生み出させるべきでは。
勿論、それは危険な思想だ。 変えてもいいとは都合よく捉えれば秩序はなくなるし、力の理屈の正当化にもなる。すなわちシスの考え。ダークサイド。
ローマを帝国化しようとしたユリウス・カエサルも共和制支持者に暗殺された。
だがアナキンの中に育つそのエネルギーの塊はいずれどこかしらへはじけ飛ぶのだ。
押さえつけてみたところで苦しんだ挙句爆発するのがオチなのだ。 だからこそ、 その方向を与えるべきだったのだ。
唯一、オビ=ワンだけができたのに。
オビ=ワンがアナキンの中のエネルギーの使い方を、 押し付けるのではなくて、 共に探そうとしていれば こんな事にはならなかったのではないか。
ローマを帝政化したカエサルはたしかに暗殺されたが、
それは受け継がれた。
だがそうならなかった。
そうならなかったんだよロック。
新しいジェダイの姿をつくる-
オビ=ワンにはそんな大それたことは考えられなかったんだ。 教えを守るものだった彼には。 だからこの話はここでおしまいなんだ。
教育を間違えた!!
どうして!?
選ばれし者だったのに!!
フォースにバランスをもたらすものだった!!
あんたが憎いいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!
在りし日の残像。
エピソード6が83年公開で、
エピソード1が99年公開。
エピソード1は小5。
よく夏は従姉妹の家に泊まりにいく。そして伯母さんが映画に連れていってくれた。『学校の怪談』とかよく観に行った。『スターウォーズエピソード1ファントム・メナス』も観に行った。テレフォンカードも買った。一回だけ使って穴が空いた中途半端なやつ。 今思えばスターウォーズといってもそれが何なのかもよくわからないだろうけど、
ライトセーバーに興奮したものだった。
ジェダイマスターのクワイ=ガン・ジンがやられたことは学校の友だちの間でも話題となり、ライトセーバーで叩き合った。ブーン!ブーン!いうてた。夏やすみには夜に校庭に集まって肝試しをするという区の行事があって、そこで懐中電灯をもっていると塵だか煙だかに光があたってそれっぽくなるともうテンションはマックスを迎えてエクスタシーだ。
エピソード2は中2。
友達から誘われて県の首都への出征がきまって『スターウォーズエピソード2クローンの攻撃』を観に行った。
勿論この時期はすでに電車にも乗れるから叔母さんの家で映画に行くということもなくなっていたんだ。泊まりには行ったけれど。もうチャリで行けたしね。
しかし問題が発生する。
その出征に部活の他の友だちも行きたがるわけだ。 そして付いてくるわけね。 まあそれ自体は問題じゃない。
しかし問題が発生する。
そいつは言った。
「あ、オレこれもう観ちゃった(笑)ちがうの観ようぜー(笑)」
オレの友達は「ふざけんな」と言ってちょっとキレていたけども。 まあ一緒に行く以上、 全員が楽しめないとアレだから「まあええか」と私が許可した。
オレの友達は「ふざけんなお前だけ一人で別の観てこい」ってちょっとキレてたけど。 そんで『メン・イン・ブラック2』の字幕版を観ることに。
まあそれはそれで楽しめたんだけど首が痛かったね。 最前列で字幕を追いながらだから。
んでキレてた友達とは「まあまた観にくりゃいいじゃん」ということでいつもの様に別れた。 その頃はただ、 「またいつか」なんて「すぐのこと」だって思ってた。
それからその約束は果たされなかった。
いや死んだとかじゃなくてね。
我のダークサイド化がはじまったからさ。
いや死んだとかじゃなくてね。ごめんね。
ただの中2パワーがフルスロットルしただけでね。ごめりんこ。
「どうしたお前ら!照れがあるぞ!セカンダリータービン止まってんじゃねえのか!?」
って具合でね。
オレだけぶっちぎって無限大の空想の彼方に消えたっていうね。
不登校引きこもりニート化。 いやニートじゃないか。強制労働者か。
堕天したのだった。
すべてに背を向けた。 まあそれでも一回そいつも含めた奴らと映画に行ったけど。 そのときは『ロード・オブ・ザ・リング2つの塔』だったかな。 もうクローンの攻撃はやってねえし。
まあそれだけのことさ坊や。
( ▽Д▼)y-~~
いまはただフォースと同調するのみ。 フォースとともにあらんことに努めるのみ。 腹を括ったニートは余計なことは考えなくていいんだ。 特に仕事のこととかはぜんぜんね。 だからそういうこととかは全然考えてはダメだぞまったくもう。
フォースが乱れる。