ソニーの株主になりました。
いきなりだけど。
親父がね。
ポケモンGOとプレイステーションVRに金の匂いを嗅ぎつけたニート。
もうゲームがマネーにしか見えなくなってくる年齢だよベニーボーイ。
新時代が幕を開けるとき、
金が動く。
夢の名のもとに。
ということでソニーの株を親父が買った。
もともと株とかやってる人で、30年位の歴史があるらしい。自分で言うにはね。
と言っても「銀行に預けるより株買ったほうが利回りがいい」というだけの使い方みたいなんだけど。
バリバリぶん回して「安いときに買って高価いときに売る」みたいな事は全然していない模様。ただ配当金が銀行の利回りより良いところに自分が働いて稼いできた額を「預けている」といった株運用。
まあそのおかげで家にはネット環境があって、パソコンが導入された結果、オレはこうしてブログ書いている訳だけどさ。
証券マンを介すると手数料が10万くらいとられるということでネット取引に挑戦したらしい。
しかし親父が全然ネットを使えなかったために放置されていたパソコンでゲーム企画をWordで書きまくっていた頃から始まっているこの変なブログである。
んで最近は長野のメーカーであるエプソンの株を買おうとしていたところ、
オレが
「任天堂とソニーが上がる」
と話したら買ったね。
任天堂のときはスルーされたけど、
あのヒットをみるにつけソニーの方は買ったらしい。
家庭にニートを抱えているためか金策に走り出したのでしょうか。
2000年のITバブルで1億円を泡にした男。
ソフトバンク株。
インターネットって最近できたよね。2000年前後。いや「それなりに使われだした」ってのがさ。
そんな初頭の頃、『ITバブル』というものが起こって新興企業が沸騰した。
あのホリエモンのライブドアもそうだし、
孫正義のソフトバンクもそう。
光通信とか。
ゲームが売れるときにはスクウェアやエニックスが出てきて、ソーシャルゲームのときにグリーが、スマホゲームが売れるときにはサイゲームスとかが出てくるように、
ネットが出てきた頃にも新しい企業が一躍スターダムに押し上がるといった風景。
親父もその頃かけだしのソフトバンク株を買っていた。他にしなかったのは名前が気に入ったからとか。
一株20万円?という馬鹿バブル到来?
今『ポケモンGO』の大ヒットによって任天堂株は急騰し、
一株3万2千円まで上がっていた。直前までは1万3千円。※その後社会問題化する懸念からか急落し2万4千円までおちるも、阿部マリオやマリオランの発表によってか、はたまたゼルダ新作や来年の新機種事情を鑑みてか2万7千円ほどまで復調している
それに比べても一株20万っておかしな話だよね。
それがITバブル。
だったとかどうとか。
アップルのセンセーショナルな旗揚げ。
続くマイクロソフトの超新星爆発。
大パソコン・デジタル時代。
ブームに乗ろうと金の亡者たちに「我も我も」と投資された結果に、
はちゃめちゃな“株価モンスター”が生まれてしまったという現象。
しかもそれには「実体がない」のだからいずれ泡みたいに消え去るという幻。
だが人体に影響を及ぼす幻である。
『ネットし放題時代』の創始者。ソフトバンクはネット通信で駆け上がった。
ソフトバンクは通信事業を独占していたNTTコミュニケーションズとの喧嘩の末に、『ネットし放題時代』をつくったとか。
ヤフーBBとかね。
いわゆるブロードバンド環境というやつで。
電話回線だとかADSL回線だとかで、金はかかるわ、遅いわってことで限られたものだけがネットできるという高コスト時代を終わらせて「新しいネットの時代」をつくった勇者の一角ということでね。
「たしかに当時そんなBBとか言ってたなあ」
という記憶しかないけどもね。ネット環境のない不登校ひきこもり時代を持つワタシですけれども。買い替えたプレステ2はムダにBB仕様のミッドナイトブルーでしたけどもね。
結局「信長の野望オンライン」とか「大航海時代Online」はできなかったけれどね。まだ地域に光回線がないだとかでさ。04年くらいにさ。だからオフの初代モンハンで遊んでいたしさ。
「これからの時代はネットだ!!!!!」
ということで起業家・孫正義はそれまで手がけていた出版事業が手につかなくなるほどネット事業に没頭していった末の現在だとかね。
1億円の夢物語?
当時小学5年生くらいだったろうか。しきりに新しい家を見に行くというイベントが発生していて「あ、家は新しくなるんだなあ」だなどと思っていたわけである。3階建てのエレベーター仕様とかの家になるもんだとすっかり思っていたよすいませんね全く。
しかし持病の鼻炎か何かを治しにいってる医者の待合室で母親が動揺し始めるという光景に遭遇。そこのテレビで何やら「事」があったらしい。
そんなこんなでいつの頃からか3階建てエレベーターの家の話はなくなっていた。
オレの鼻炎も治らなかった。
まあ株価が暴落したというわけである。
というかそもそもが異常な暴騰だったバブリーな泡モノだったわけで、んでそれを売っぱらいそこねたというわけで。
でもこれすごいよね。
1日経つと数千万上がったり下がったりする世界なんだから。
これじゃあ買い損ねや売りそこねなんて容易に想像できるってもんだよ。
Amazonの商品ですら「今買おうかどうしようか少し待てば安くなるかどうかでもそうすると物がなくなって…」みたいなことになるやない。
そんで母親はめっちゃキレたという。
まあただでさえヒステリーなわけで、そんで1億パーにされたら、そりゃそうなるわなってことで。そんで自分がやっとるわけでもないから。
そんで今は宇宙の話にのめり込むといったぐあいで。
孫正義の伝説的謝罪と理想のスピーチ
ITバブル銘柄は軒並み落っこちたんだけど、
この株価急落時におけるソフトバンクの株主総会は伝説となっているとか。
孫正義の伝説的謝罪と理想のスピーチという。
「主人が私に遺してくれた退職金1千万でソフトバンク株を買いました。これが今では10万円になりました。」
という完全アウェー状態から、
終了時には万雷の拍手で終えたという。
ソフトバンクという会社が「この時に始まった」という伝説スピーチね。
この人さいきん後継者を呼んできて社長を譲るとかいってたけど、
結局やっとるよね。
『時価総額200兆円』だかを目指しつづけるのだろうかね。
電話事業は伸びないだろうけど、
あのペッパーとか面白そうやもんね。
まだまだわからんよね。
まあうちの親父は安いときに買ったやつだから特に損はしてないだろうけどさ。
精神的なダメージはものすごかっただろうね。
「あのときに売っておけば」
つって。
そんでその傷に塩を塗られるというね。嫁に。
「うーーーんと責めてやった。」って喜々として言ってるんだもの。
オレが少年期に「この人の近くにいちゃダメだ」と想起したのもうなずけるでしょう。
孫正義の株主総会スピーチを聞かせてもまったく納得しないでしょうね。
しかしこの人は『運』だけはいいということで重宝されている。『運だけで生きてきた女』という称号が定着している。線路に寝ても轢かれず。社会復帰後のバイト先で親父にナンパされて拾われるという運。
むしろ株価の暴落はあってしかるべきだったということで消化されているみたい。
宝くじみたいな大金は結局その人の人生を狂わせることのほうが多いようだしね。その器量もないのに突如としてそんなもの手にしてしまうとさ。
で、
まあそのあとなんやかんやと店を広げたりなんやかんやとあの日の夢の残像を追いかけていろいろ金持って逃げられたりされた結果、
借金ができて、
それの返済のためにやっぱり働いているらしい。
「オレも夢見た頃もあったなあ」
なんつってヤングジャンプ読んでたよね。
客のいない店の椅子に座りながら。
でも立派なもんだと思うよね。
責任は果たしてきてるわけだから。
オレもそんな頃に月3万円でぶん回されていたというわけですたい。