さあ、
世の中的にはどうだったのであろうか。
というのもこのFF1を当時の眼で見た場合どうなのかということ。
自分ではどこまでいってもわからないまま。
PC時代のRPGなどもやってみないことには。
ゆえに世の中的な見解を今回のプレイ経験と照らしてみたい。
ゲームシステム
・エンカウントのない飛行乗り物
・キャラメイクやパーティバトルなどによる選択性
・アニメーションバトル
・セーブ制の導入 などなど
byウィキペディア
やはり飛空船で飛び回るというのは画期的だったんだ。
なんかあまりにもこのゲーム普通に感じたので、
というのもおかしい話なのだ。
初期の初期である時期にスーファミRPGのような「普通さ」を感じたのだから。
それはこの創初期においては先進的であったということなのだから。
天才プログラマーがこの高速スクロールを実現したとか。
4倍速の移動を。
こういう「それってすごいの?」 という疑問もツクールをいじくっているとすごく解るようになってしまう恐ろしさ。
「アレも出来ねえこれも出来ねえ」とかなるから。
そしてだんだんと「アレも出来るしこれも出来るのか」となる恐ろしさ。
感覚の麻痺って恐ろしい。
だから今こんな2D時代のRPGをやるんだよ僕は。
こんなのに刺激を受けて2DRPGをこさえるテンションを揚げようという算段。
しかしドラクエはまだラーミア出てきてないのか。
そしてキャラメイクやパーティ制によって戦略性アップということで。 最初に好きに選べるし、バトル時には複数キャラが居ることで戦術性も上がる。
FFのサイドビューは有名だけれどさ、
やはりキャラのバトル時の動きが見れるという派手さ。 火が出る演出など、それだけで当時はすごいのであろう。
「おお!出たよ火!」みたいな。
ツクールやってるとよく分かる。てか動画編集とかでもよく分かる感動。 観たりやったりするだけの人間には到底わからない創る感動ね。
「おお!動いた!」てな。
そしてセーブという記録保存法。
「ふっかつのじゅもん」なるややこしいパスワードをその都度覚えておかなければいけない(紙に書いていた) やり方からこのスタイルへと持ってきたのもFFであるという。
ファミコン世代では無いけれども、
ふっかつのじゅもんは利用したことある。
(▽Д▼@ )
逆に新鮮でそれはそれでゲーム性あって変に楽しんでいたけれども。
基本はセーブ制が便利に決まってるよね。
こうしてみるとかなり先進システムのオンパレードな事実ではないか。
ストーリー・世界観
・超文明や時空輪廻など世界を形作る高次的な概念
・浮遊城や海底神殿などの幻想的なダンジョンの舞台設定
byウィキペディア
↓お話の解釈など当時としてのご感想が聞けるサイトさんだぞ 「【名作発掘】 『ファイナルファンタジー』 ――そのクリスタルはあまりにも荒削り、しかし希望の輝きに満ちていた。」 http://blog.livedoor.jp/goodgames/archives/6869896.html
という個性や新しさがあった様子。
単にプレイしているだけだと
「まあよくある王道ファンタジーだなあ」
としか思えないが、
それはあくまで今の眼で見ているから。
当時としてはアレだった。
というアレ。
しかし最初そういう風に言われていると
「ああ確かにそこはFFぽい個性なのかも」と思ったが、
何かこうしっくり来なかった。
というのもなるほど超文明や時空輪廻などは文学などの世界では元々あるからだ。
アトランティスやムーやレムリアなどのいわゆる幻の超文明。 ダンテの「神曲」で畫かれる地獄めぐりは世界感をぶっ飛ばしていたり、 (キリスト世界的にはそれが正常なのだろうが ※ルネサンス期故の挑戦ではあったものの) 仏教に根ざす輪廻転生思想など。 まあ時空輪廻とは多少違うが。
とにかく文学的な世界感や宗教的世界観には、 昔から超然的な考えがすでに見られるんだ。
但しそれをゲームでやるという挑戦、
なのかも。 やはりまだこの頃は「子供のゲーム」ということでオモチャ的な動かせるだけのゲームがあった中で、
「背伸びした、或いは思索的な世界観を持ったストーリーを導入した」
ということの凄さなのかもしれない。 今となってはRPGに名ストーリーは付き物になったが、
只でさえやりやすさと優しさ重視の家庭用RPGということでドラクエが拓いた道に、 子供相手にかなり挑戦的な内容であったのかもしれない。
当時には当時の風潮のような空気感が漂っているわけなのだから。
空軍にしたって今では当たり前であるが航空機が登場した当時は空軍として独立するなど考えられなかった。陸海の圧力もあったが。
パソコンだってヒューレットパッカード社は当初 「コンピュータを個人が所有することが理解できない」 という認識でいたとか。 (ホントかどうか知らないがおもしろい)
「破格」
ということが時代を創っていくわけね。
まあ大体はアレなんだけど。
アレてきみ。
最後アレてきみ。
FF1とは
こうしてみるとドラクエのパクりとは言えないほど大きく一歩も二歩も進んでいるようだ。
ただの真似じゃなくあくまで母体として利用し、
随所に個性をつぎ込んだと見られる。
まああくまで推測だけど。
少なくともそういう風に感じた。 感じることが出来た。
5人目の光の戦士としてね。
只まだまだ「日本のRPG」というには片翼が足りないね。
デザインはやり易くなっているのだろうが、
やはりストーリー。
次は何を見せてくれるFFよ!!
お前が創った道だろう?