【感触】他のRPGがどうダメだったのかが分からなくなった。
というくらいに普通に感じる、程に、丁寧な作りであったのだろうか。「これでも すすみ やすいように なってるんだぜ」
【今の眼】とにかくバトルに次ぐバトル
とにかくバトルを延々と繰り返すことに改めてRPGのバトル比重を思い知らされる。 いや06年のマザー3なんかもそうなのだが、バトルオブバトル。疲れる。
【昔の眼】バランス
とは言うものの、 やはり「気持ちよくエスコートされている」ような絶妙な作りやバランスであるのやもしれない。 この時代のゲームだと相当の理不尽を覚悟したのにも関わらずすんなりクリアできたのだからね。
【ストーリー】ないようなもの
容量の関係だろうけれども。やはりない。この頃は。
キモチ
が、 もしかしたら凄いのかもこれ。ドラクエ誕生より一年半にて 一躍ここまで進ませたか。
さあ、今回はバーチャルコンソールという、
ダウンロード式のスタイルで任天堂から出されているバージョンのプレイ。
ファミコンやらスーファミでやることも考えるも、電池切れ問題を見過ごせず。交換とかもめんどいし。 昔のロムカセットには電池があってそれでセーブしたりするのだが、 それが切れているとセーブも切れたりする。 そんなん怖いやない。そんなん。そういうのが一番嫌やない。
よってバーチャルコンソール一式でプレイすることに。
FFはかなりのバージョンを出しているから何でもやれるのだがね。PSPでも。 さらにはあの任天堂との絶縁状態の折、 バンダイのワンダースワンに現実逃避した末の落とし子ワンダースワン版もあるし。 しかしバーチャルコンソール版。
バトル疲れた。
加えてシナリオによる盛り上げも当然薄いため嫌になったが、 不思議と、そしてだんだんと入り込める様になった。 ゲームって不思議。 面白いかどうかと言われれば、
疲れた。
これはもうしょうがない。だって延々バトルが続くんだもの。
まだこの時期では私の好きなRPGではない様子。
(▽Д▼@ )いつその姿を表すのか。
しかーし。
これを当時の眼で見た場合どうなるか。 つってもそんな眼では見れやしないのだが。 ドラクエ1や他の有象無象の当時のRPGたちや、 ひいてはPC世代のRPGもやってみなくては、 どう進化していて、どう違うのか? そういうところが分かんないんだものね。
しかーし。
推察するに、
やはりやり易いのかもしれない。
(▽Д▼ )うん。
攻略ページなど見なくてもしっかりすすむ。 それなりに町の人達から情報を適時に仕入れられて、 多少の変化球はあるものの、 そう突拍子もない物はなく、 うまい具合に少しの推考であれよあれよと進んでいく具合は、 「日本のRPG」の優しさが発揮され始めたという証左なのかもね。
私は余りバランスということより、 ガツンと来る個性や存在感を重視するため、最初そのように見ていた。 それだからバトルに疲れるということくらいしか思わなかったが、 だんだんと不備なく進めているデザインに感心するようになるわけ。
(▽Д▼ )うん。
ちゃんと進ませる。
ということがプレイヤーの側から見て出来るようにしているのだろうかね。
そしてダンジョンを進み、ボスに到達してこれを倒す具合の良さ。 このゲームのボスは強くなくて、長引くことはない。 だからダンジョンをどれだけうまく進むかということなわけだが、 それがうまいこと調整されているのか、 全滅しそうでしないというバランス。
ここかな。
その他の名を成せなかったRPGとの違いは。
いや、他のは知らんけどね∑(ノ∀`)ペシッ
あとは船やカヌーや飛空船や、飛空船や、飛空船。
うん飛空船カッコイイ。 ドラクエって1にこういうのあったっけ? 何分大昔にスーファミ版をやったくらいなので覚えていないのだが。
このフィールドマップを船やらカヌーやら飛空船やらで、 どんどん進み方や行けるところが変わっていって冒険してるような気になる雰囲気はいいよね。 それにジョブと言うキャラメイクもあるし。 クラスアップもするし。
すでに日本のRPG黄金期の原型の8割は出来上がっているのではないのか。
といえる気がする。
あとはもうストーリー性と容量増大だけで。
進ませ方や、 フィールドの楽しませ方、 ダンジョンとボスなどのデザイン部はほぼ出来ているのではないか。 スーファミ時代の名作RPGの。 延々バトルと言ったが、それはもうRPGでは基本ではあるのだし。
延々バトルが気になるということは、
逆に言えばそれ以外に気になる所は無かったということなのだから。
ストーリー性以外は。
もうこれは容量があるから仕方ないだろうし。 お話についてはもう、世界を救う英雄譚。 それが何故今日”王道”と呼ばれるようになったのか。
(▽Д▼ )多いから?
望むから、だろうか。 光武帝が新の王莽を打倒し漢室再興を果たすかのごとく、 世の中を英雄が救ってくれる、また自分が英雄になって救うという。 確かにそれ自体はどの地域、民族のお話でも見られる形態で、また実際の歴史がある。
加えてこの手の媒体では、 「ファンタジー」という幻想世界においてのド派手な演出やロマンあふれる空想技術が詰め込まれている。
このスタイルはきっと一生エンターテインメントには欠かせない核のようなものなんだろうね。
いわゆる普遍であると。
あまねく行き渡っているものと。
ドラクエもそうだろうし、
何でもそうだし。
まずはファイナルファンタジー、
飛空船で名乗りを上げる!
あとジョブと多人数戦と時空を超えたお話や超文明などの 「実はファンタジーじゃないんじゃないの?」と思わせんばかりな野心的設計が目立ったぞ。