あらすじ(1987年&2010年公開)
世界最大の金融区ニューヨーク・マンハッタンは「ウォール街」。 証券会社に務めるバド・フォックスは取引相手として、この街に君臨する株式売買の帝王ゴードン・ゲッコーに接触する。若い野心家と老練な野心家の富と名声をめぐる物語。
みどころ
「ゴードン・ゲッコーが還ってきたぞ。」
みどころ
「大魔王の封印を解いてはなりません。」
そして2010年に『ウォール・ストリート』にて続編。
あの世界を揺るがした「サブプライムローン問題」を取り上げるための映画としてゴードン・ゲッコーに映画界からお呼びがかかった模様。
第2次大戦の呼び水ともなった世界恐慌を超えるといわれたサブプライムショック!
なんか誰でも住宅ローンを組めるようにした夢の様なローンシステムの夢の様な崩壊が…と何かの本で読んだけれど。
余生を静かに過ごすゲッコー。
出所してきたゲッコーは金無しなのでかつての経験を元に執筆活動や講演活動などをして余生を過ごしていた。脱税や恐喝などで捕まったシカゴのマフィア、マイケル・フランゼーゼが如くな境遇。
そして主人公はまたしても若い証券マン、
ジェイコブムーア。
しかし大人たちのマネーゲームに敗れ、 自殺に追い込まれた恩師と潰された自分の会社の復讐に乗り出す。
彼はついにかつてのウォール街の支配者ゴードン・ゲッコーへと接触する。 しかし今のゲッコーには何の力もない。
だが「頂点」と「どん底」を知る この男の助言を頼りに宿敵を破滅させるべく動くのであった……………。
的なことなのだけれど、
んなことより『ハーメルンのバイオリン弾き』 という漫画をご存知だろうか?
大魔王ケストラーという封印された世界の支配者がいるんだけど
もうそれだよね。完全に。
みんなに伝えろ。
ゴードン・ゲッコーが還ってきたぞ。
シゲキ
「安く買って高価く売る」
それだけのシンプルなことを株式でやるだけで巨万の富を作り出していく人たち。
汗水流して働くことだけがお金を得る手段ではない典型的な世界ですね。
株式という資金調達法と配当システムによって変動する株価に目をつけて低い時に買って高い時に売る。
もう純潔なマネーゲーム。
ピュア。ピュアゲーム。
デイトレードやらFXやらよく聞くけれど、 そして1億稼ぐ人も最早稼ぐこと自体が楽しいだけでそれを何にも使っていない人もいるのだとか。
金の稼ぎ方を知ってるけれど、
使い方は知らない。
という貧乏人には想像もできない感覚か。いや自由を欲しがってた時といざ自由を手にした時とで違った経験はあるからわかるといえばわかるかね。
持て余すという。
実際金持ちのやることって割とみんな同じで同じとこで遊んで群がって見せびらかし合っている。 貧乏な人がやることが同じなら金持ちがやることも同じ。いや稼いだか受け継いだかしたあとの使い方が。
「成功者に共通する特徴」ってことじゃあなくて。
「なんだ結局そんな使い方かよ」ってな具合な。
「金持ちもお金の使い方をしらないんだなあ」と思わせられる「とりあえずパーティーに行こう」のシーン。
世の天下人も後に 「秀吉・劉邦・朱元璋タイプ」な猜疑心丸出しもいれば、 「光武帝・李世民・康煕帝タイプ」の名君もいる。 成り上がりと蒼き血統の違いなのかね意外と。 光武帝はどっちもあるか。 意外と農民反乱はうまくいかないしさ。 陳勝呉広の乱とかメキシコのエミリアーノ・サパタやらも統治は出来ないし。
テイルズだとイケそうなのにね。
全くテイルズは困るわ。